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Yamareco

記録ID: 6901344
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

武尊山(ほたか牧場キャンプ場より往復)

2024年06月08日(土) [日帰り]
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wkiyo その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:28
距離
15.0km
登り
803m
下り
799m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:52
休憩
0:10
合計
9:02
8:27
83
スタート地点
9:50
9:53
50
10:43
10:44
92
12:16
12:17
72
13:29
13:29
35
14:04
14:08
79
15:27
15:27
40
16:07
16:08
81
17:29
ゴール地点
休憩時間がなぜか8分になっている…。山頂で30分以上休憩しているのに…。また、後半はアプリでGPSを拾おうとするとずっとエラーに。でも、一応ログは取れていたみたいです。タイムはいじらずそのままに。
天候 登山口周辺は快晴。登るに連れ、雲が多め(雨が降るような雲ではない)。山頂付近ではガスがかかることもありましたが、時折眺望が利くことも。稜線上では、谷側から吹き上げてくる風がかなり冷たく、じっとしていると寒いくらいでした。
過去天気図(気象庁) 2024年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
関越自動車道沼田ICを出て、国道120号線を片品村方面へ左折。すぐの関越道を渡ったら、すぐに下久屋交差点を左折し、県道64号線平川横塚線「奥利根湯けむり街道」を道なりに、ひたすらまっすぐ。「道の駅川場田園プラザ」を左に見て通過し、背嶺トンネルを越えると片品村。右手に「花の駅 花咲の湯」を過ぎると、間もなく左折(この道へは、国道120号線をそのまま走り、吹割の滝を過ぎた「平川」交差点を左折することでも行けます。時間的にもあまり変わらないと思います)。集落が無くなり、ずっと上がると、旧武尊スキー場跡駐車場。けっこう広いです。この先(上)のことについては、後述の「その他/周辺施設など」へ。全線走りやすい道路です。

※旧武尊スキー場跡駐車場手前で右に分岐する東俣林道はゲートが閉まっており、通行止め。東俣駐車場へは車では行けません。
コース状況/
危険箇所等
・分岐ポイントにおける表示はしっかりしています。

・全般に水分の多い山のようで、コース上に大小様々な泥濘が多くあります。登山靴なら普通に突っ切っても問題ないレベルですが、前日に雨だったりすると、かなりドロドロになる可能性も…。今回の山行では、幸いそこまでヒドい状況ではありませんでした。

・稜線の高山平分岐に出るまでの岩稜の急登は、大きく3箇所。いずれも垂直に近い、岩場のクラック(溝)を登る感じです。鎖やトラロープがあるので、これらを使って3点支持で登り、グリップのしっかりした足場もあるので、慎重に行けば問題ないです。多少、ギャップが大きい箇所もありますが、よく探せば何とかなると思います。下りも同様で、下の足の置き場ひとつひとつ見付けて、足を順におろしていけば難しくないかと思います。…私はザック以外に、一眼本体+レンズ2本が入る肩掛けの大型カメラバックがあったので、これを上手くかわしながらだったので、少し面倒くさかったですが、両手が空いていれば大丈夫でしょう。

・このルートは、同じルートをピストンしますが、これがなかなか結構長く感じます…。

・山頂稜線(鎖場より上部)では残雪がいくつかありますが、斜度はあまりありませんが、だいぶ柔らかくなっており、キックステップで行けば問題ないです。アイゼン等は不要かと思います。

・水場:高山平分岐と山頂の間の笹清水。
この時期はまだまだチョロチョロ出ていました。雪が溶け、盛夏になると枯れるかも知れません。

・トイレ:コース上にはありません。

・山小屋/避難小屋:高山平に武尊避難小屋がありますが、内部はだいぶ荒れていそうなので、あくまで緊急用というところですね。

しかし、このルート、意外に登山者が少ない気がします…。山頂に結構な人がいてビックリしました。大部分は、武尊神社からの山頂や剣ヶ峰山を経由する周回かと思います。登山者が少ないのは、同じコースをピストンということや、キャンプ場ゲートの開門時間があるからでしょうか…。刈り払い等はしっかりされているので、道も明瞭なんですが…。
その他周辺情報 ・OZE-HOSHISORA RESORT
 https://k-hotaka.jp/oze-hoshisora/
旧片品武尊牧場キャンプ場、山と高原地図では「ほたか牧場」。このルートの登山口。旧武尊スキー場の駐車場は無料。直上のゲートが解錠している08:00〜17:00であれば、キャンプ場内の登山者向け駐車スペースまで上がることができ、利用することができます(往復で徒歩1時間50分程をショートカット出来ます)。キャンプ場管理棟へ申告し、1日1,000円。管理棟では、山バッジやちょっとしたお土産や飲み物の販売あり。また、グランピング管理棟には、カフェもあり、ソフトクリーム等も食べられるとのことです。スキー場(リフト等の設備も撤去済)や牧場としての運営は終了しているようです。前泊か後泊で、キャンプやコテージ、もしくはグランピング設備を借りるのも良さそうです。ちょうどレンゲツツジが満開で綺麗でした。

・花の駅 片品花咲の湯
 https://oze-katashina.info/hanasakunoyu/
入浴時間や食事時間が遅めまでやってるのがありがたいです。販売している物産品は少なめ。近隣の山の山バッジも売ってます(武尊山、皇海山、日光白根山など)。舞茸(天ぷらや丼)が名物のようです。温泉利用がなくても、食事やお土産処の利用が出来ます。

・道の駅 川場田園プラザ
 https://denenplaza.co.jp/
近隣ではかなり規模の大きいの道の駅です。18:00までの営業。日中、かなり時間を潰せる施設なので時間があったら寄りたい場所です。
登山口キャンプ場管理棟近くから。レンゲツツジが満開。
2024年06月08日 07:51撮影 by  SOG02, Sony
1
6/8 7:51
登山口キャンプ場管理棟近くから。レンゲツツジが満開。
登山口。武尊牧場キャンプ場のゲートが開門すれば、車にてここまで入ってこれます。
登山口。武尊牧場キャンプ場のゲートが開門すれば、車にてここまで入ってこれます。
登山口からは振り返ると、皇海山。今やあの山も栗原林道が通行止めとなり、日帰り難関な山になってしまいました…。
登山口からは振り返ると、皇海山。今やあの山も栗原林道が通行止めとなり、日帰り難関な山になってしまいました…。
しばらくは、レンゲツツジの咲く遊歩道。
しばらくは、レンゲツツジの咲く遊歩道。
登山道に入ると、美しいブナ林。泥濘には、木道あり。
登山道に入ると、美しいブナ林。泥濘には、木道あり。
かつて、映画の撮影があった模様。
かつて、映画の撮影があった模様。
マイヅルソウがチラホラ。ほぼコース全体にはえていますが、咲いているのは、登山口近くのみ。
マイヅルソウがチラホラ。ほぼコース全体にはえていますが、咲いているのは、登山口近くのみ。
花咲湿原への分岐。「熊出没注意!」この辺りは群馬県の中でもクマの密度が高めだった…。クマの好物のネマガリダケもいっぱいはえているし…。
花咲湿原への分岐。「熊出没注意!」この辺りは群馬県の中でもクマの密度が高めだった…。クマの好物のネマガリダケもいっぱいはえているし…。
ズダヤクシュ。林床植物の定番。
ズダヤクシュ。林床植物の定番。
序盤こそ木道がありましたが、途中からは無くなります。全般泥濘多めです。
序盤こそ木道がありましたが、途中からは無くなります。全般泥濘多めです。
武尊避難小屋。屋根は綺麗ですけど、内装がだいぶ傷んできそうでした。どこでもそうですが、基本は避難小屋であって、緊急用ですもんね。
武尊避難小屋。屋根は綺麗ですけど、内装がだいぶ傷んできそうでした。どこでもそうですが、基本は避難小屋であって、緊急用ですもんね。
ミツバオウレンもけっこう咲いてます。
ミツバオウレンもけっこう咲いてます。
なんのスミレか分からず…。スミレの種別はなかなか難しい…。
なんのスミレか分からず…。スミレの種別はなかなか難しい…。
開けてくると、これから登る岩場が見えてきます。
開けてくると、これから登る岩場が見えてきます。
振り返ると、左に至仏山、中央に燧ヶ岳と、尾瀬方面の山々の眺望がひらけます。
振り返ると、左に至仏山、中央に燧ヶ岳と、尾瀬方面の山々の眺望がひらけます。
って、少しですが、笹薮の中に、シラネアオイが咲いてました。
って、少しですが、笹薮の中に、シラネアオイが咲いてました。
さて、鎖場が…。
さて、鎖場が…。
全部で大きく3か所ほど。三点支持で登ればそこまで大変ではありません。岩場のグリップも利きますし、鎖やトラロープを補助に使えば大丈夫かと。
全部で大きく3か所ほど。三点支持で登ればそこまで大変ではありません。岩場のグリップも利きますし、鎖やトラロープを補助に使えば大丈夫かと。
岩場を越えると、周りはまだ冬の様相でダケカンバも芽吹いていません。
岩場を越えると、周りはまだ冬の様相でダケカンバも芽吹いていません。
残雪がありますが、キックステップで十分越えられます。斜度もあまりありません。
残雪がありますが、キックステップで十分越えられます。斜度もあまりありません。
高山平分岐を越え(写真撮ってなかった…)、笹清水。チョロチョロ出てます。
高山平分岐を越え(写真撮ってなかった…)、笹清水。チョロチョロ出てます。
三ツ池の辺りはまだがっつり残雪で埋まってます。ここも普通に歩けます。
三ツ池の辺りはまだがっつり残雪で埋まってます。ここも普通に歩けます。
日本武尊像。伊吹山でもお会いいたしました。
日本武尊像。伊吹山でもお会いいたしました。
この分岐を越えれば、山頂は目の前。
この分岐を越えれば、山頂は目の前。
山頂。小広くなってます。
山頂。小広くなってます。
おー、これがよく写真で見る剣ヶ峰山方面。やはり実物は壮大ですね。薄くガスがかかってるのでこれが限界かな。
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おー、これがよく写真で見る剣ヶ峰山方面。やはり実物は壮大ですね。薄くガスがかかってるのでこれが限界かな。
川場谷に向かって、右(西)が剣ヶ峰山、左(東)が川場剣ヶ峰などなど。冷たい風が吹き上げてきます。
2024年06月08日 13:17撮影 by  SOG02, Sony
6/8 13:17
川場谷に向かって、右(西)が剣ヶ峰山、左(東)が川場剣ヶ峰などなど。冷たい風が吹き上げてきます。
一等三角点。
御嶽山大神。
北側は辛うじて薄っすら谷川連峰が見えました。
北側は辛うじて薄っすら谷川連峰が見えました。
さて戻ります。ゆるゆるし過ぎました。左から中ノ岳、家ノ串山、川場剣ヶ峰、前武尊などなど。
さて戻ります。ゆるゆるし過ぎました。左から中ノ岳、家ノ串山、川場剣ヶ峰、前武尊などなど。
ダケカンバはまだ冬の様相。
ダケカンバはまだ冬の様相。
途中、コミヤマカタバミが大量に咲いてる…。
途中、コミヤマカタバミが大量に咲いてる…。
イワナシも結構咲いてました。
1
イワナシも結構咲いてました。
撮影機器:

感想

10年ほど前の9月に、武尊神社からの周回ルートにて登る計画をしましたが、駐車場まで行った段階で雨で中止に。日の長い時期を狙って、そのときとは別のほたか牧場キャンプ場側からの再挑戦となりました。歩行距離が結構長いとのことで、かなり所要時間の想定ミスをしてしまいつつ、途中からの足の不調(どこかで着地ミスしたかな?)もあり、大幅に時間オーバー。加えて、途中GPSの調子も悪く、休憩を殆ど取ってない状態での記録となり、標準コースタイムから大幅オーバーとなってしまい、かなりおかしなコースタイムとなってしまいました。

ほたか牧場キャンプ場からの登山者はかなり少なかったため、山頂に着いたときに結構人が多くてびっくりしました。抜くことも抜かれることも少なかったので、武尊神社からの周回の方が多そうでした。

天気はやや曇りがちでしたが、その為ジリジリと照らされることもなく、稜線ではむしろ寒いくらいでした。川場谷からの風はかなり冷たく、山頂でも笹原に隠れて休憩している方が多かったです。他の方がアップされていてよく見た川場谷や剣ヶ峰山へのダイナミックな稜線が見られて良かったです。なかなか圧巻の景色でした。花は少なめでしたが、それでもこの時期では定番の花もチラホラ見られ、なかなか良かったです。

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