裏越後縦走;荒沢岳〜兎岳•中ノ岳〜越後駒ヶ岳
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- GPS
- 16:50
- 距離
- 30.1km
- 登り
- 2,930m
- 下り
- 2,925m
コースタイム
- 山行
- 8:47
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 10:30
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
荒沢岳〜兎岳間は仮払いされており、歩きやすかったです 兎岳〜中ノ岳への稜線に乗るまでは、下りで残雪があり、気を使いました 中ノ岳〜越後駒ヶ岳は、飯豊のダイグラ尾根に引けを取らない難ルート 終始、細尾根でトラバース気味に進む箇所や手を使ってよじ登る箇所もあり、気が抜けません |
その他周辺情報 | <白銀の湯 650円> 無色透明、熱めの風呂で自分好み 日焼けが染みた <小出;大善食堂_餃子ラーメン 800円> ラーメンに焼餃子が乗っかってるありそうでない斬新な発想 焼きのカリカリ感を損ねないよう、浸かる前に食べようとするも、熱々で進まない💦 なかなか難しいラーメンでした🍜 単品ラーメン700円•餃子500円に対し、餃子が乗っかっると800円と言う価格設定も謎 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(Gregory_Zule35L)
靴(スポルティバ;エクイリビウム)
キャップ
長袖シャツ(夏用)
半袖シャツ
レッグアーム
長パンツ
ハーフパンツ
コンプレッションタイツ
靴下
雨具
グローブ
チエーンスパイク
ゲイター
タオル
水筒1.5L
飲料(麦茶500mm/アクエリアス900mm)
行動食(薄皮パン/トレイルミックス/SOYJOY)
昼食(カップラ;リフィル)
酒と食料(焼酎200mm/缶ビール350mm/燻製かき/金のビーフシチュー/尾西×2)
チタンカップ(600mm&350mm;)
バ-ナー
OD缶
スタンドコジー
箸・スプーン
着替え(肌着(冬用)/パンツ/靴下/メリノウール長袖/カーディガン/ネックウォーマー)
オープンシュラフ
スリーピングマット
枕
AppleWatch
iPhone
モバイルバッテリー計12500Ah
ヘッドランプ
GoProHERO11mini
Bluetoothスピーカー
予備眼鏡
サングラス
マスク
熊鈴
熊スプレー
ホイッスル
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感想
以前、平ヶ岳に登った際、向かう途中のシルバーラインから見えた荒沢岳の雄姿が印象に残っていて、今回トライしてきました
せっかくなので、中ノ岳・越後駒も含めた周回ルート(後から知りましたが、裏越後三山と言われているらしい)山小屋泊でじっくり回ってきました
何しろ新潟県までは遠い、前日仕事を終えて、早速向かいます 途中、高速道路のサービスエリアで仮眠するつもりでしたが、磐越道のリニューアル工事の影響で、西会津ICで夜間通行止め
次のインターで高速道路に戻りましたが、ETC割の適用ならず、不本意に時間とお金をロスするダブルパンチ まぁ、仮眠して気持ちを切り替えて、朝6時に登山口の銀山平に到着
登山口の駐車場は、私の車で満杯に 意外と人気のある山なのかなと思いながら、6時半に登山開始
早速、急な登り 朝なのに暑さもあったので、バテないようゆっくり登っていきます
1時間ほどで鎖がぶら下がっている場所に到着 ここから傾斜もギアが上がるようです
手袋をして、どんどん登っていきます これを下るのは大変だなと思いながら、1時間ほど格闘すると、一気に視界が開けた細尾根に出ました 天気は良好、目の前に迫る荒沢岳とともに山頂へのルートを見定めることができました
どうやら鎖場はここまで 相変わらず、勾配はきついですが、足元を踏みしめるようにして山頂へ
午前10時、無事に山頂到着 西側には中ノ岳と越後駒ケ岳が、同じような山容で並んでいます 双子のような山だなと思いながら、今から辿るルートを確認 極端に切れ落ちてるような箇所もなく、いい稜線歩きができそうで、期待が高まります
にしても、暑い 水場あるよなぁと考えていると、ちょうど山頂にいた方がこのルートを歩いたことがあるようで、遠慮なく確認 親切に教えてもらい、安心して先に進みました
ルート上は、よく整備されていて、残雪もなく快適そのもの 暑さだけが、なかなか難儀で、とにかく水分補給だけは意識して、歩きました 12時半に「陽の水」と言われる水場に到着
ここがなかったら、歩けなかったなと思いながら、昼食 山小屋で使う水も背負っていくことにして、荷物が3kg増えました
昼食を食べて、元気回復 次のピーク、兎岳へは200mほどの登り返しでしたが、暑さに負けず、どんどん登って、14時半前に到着
目の前に中ノ岳、右側に越後駒ケ岳、左奥に八海山と越後三山を一望することができました
そして、ようやく中ノ岳のルートを確認することができました この登りだとざっと1時間半くらいかなぁなんて、算段をつけましたが、中ノ岳の稜線に至る小兎岳などの稜線歩きがなかなか難儀
トラバース状に残雪も残っていて、進み難かったです おまけに虫も煩かった
さらに、やっとこ中ノ岳の登りに挑み、勾配も落ち着くところまで登り切ったものの、そこからがダラダラと長い 確かに山容も△と言うより、かまぼこのような半円の感じだったもんなぁと思い出しながら、16時半にようやく山頂到着 2時間かかった
山頂からは、越後駒ケ岳と八海山を見下ろす形で望めたほか、巻機山や苗場山も望むことができました
(妙高山は、あれかなぁと思いながらも、あんまり自信をもって見定められませんでした)
山頂脇にある山小屋は、私と4人のパーティー1組、単独の計6人 八海山に沈む夕焼けがきれいでした
そう言えば、就寝中にカタカタと音がしました どうやらネズミがいるとのことで、荷物をぶら下げておいてよかったです
翌朝 この日は午後から雨が降りそうだというので、5時前に出発
越後駒ケ岳へのルートは、大変だと聞いていましたが、確かに前日とは違い、仮払いはもとより道の保全もなされていないようで、かなりワイルドな道 細尾根の上にトラバース気味に進む箇所もあったりして、油断できません こりゃあ飯豊のダイグラ尾根に引けを取らないなと思いながら、2時間弱かけて、ようやく駒ヶ岳の登りへ
ここも、勾配が落ち着いてからが長い 双子のような山容だと書きましたが、登ってみて、つくづく実感しました
午前7時に山頂到着 八海山を背にして、役行者の像が祀ってあります
大きな剣を持っていましたが、これが何だか可愛らしいというか、不遜にもそんな印象を持ちました
山頂直下の駒の小屋に寄ると、ちょうど管理人さんが朝の体操をしていました
聞けば、昨日は10人ほど泊まったとのこと 枝折峠の開通が今週末だそうで、開通すればかなり賑わうのでしょう
中ノ岳から八海山へのルートを聞いてみると、駒ヶ岳も含めて回る三座掛けが本来のルートなのだそうです 私が辿ってきた中ノ岳から駒ヶ岳への難路も歴史ある道だったんですね
逆に荒沢岳から中ノ岳に至るルートは昭和に入ってから開拓されたルートだとか 確かにシルバーラインが開通してなければ、荒沢岳などは秘境中の秘境ですから、奥只見ダム建設の影響の大きさを強く感じました
駒ヶ岳からの下りは、よく整備されていて、順調に進み午前10時半前に無事下山
天候にも恵まれ、残雪でゼブラ模様が映える新潟の名山を回ることができました
やはり東北の山とは違う険しさを感じました また登りに来たいと思います
<補足>
荒沢岳を登った当日に、下りで100m滑落したとのニュースを見ました
大けがをされたようですが、幸い命には別状がなかったとのこと
登山は危険と隣り合わせだなとつくづく感じました
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