記録ID: 695413
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
屋久島
屋久島(淀川〜黒味岳〜宮之浦岳〜永田岳〜白谷雲水峡)
2015年08月09日(日) ~
2015年08月10日(月)
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 13:54
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 1,897m
- 下り
- 2,658m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 8:54
距離 17.5km
登り 1,415m
下り 1,459m
14:53
天候 | 8月09日(日):快晴! 8月10日(月):快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
船 飛行機
<8月8日> ●飛行機 JAL649:13:15羽田発〜14:55鹿児島着 JAC3757:16:00鹿児島発〜16:35屋久島着 <8月9日> ●タクシー 安房〜淀川登山口(5750円) 【帰り】 <8月10日> ●バス 10:40白谷雲水峡発〜11:05小原町(530円) 11:20小原町〜11:50安房 警察前(810円) ●船(ジェットフォイル トッピー) 114:安房13:30発〜15:30鹿児島着 ●バス 鹿児島港18:10発〜鹿児島空港19:05着 ●飛行機 ANA3782:20:35鹿児島発〜22:15羽田着 【前泊】 コンビニロッジ 森のきらめき ※1階がコンビニになっていて食料品やおみやげ品などに加えて、 ガスカートリッジや携帯トイレなど簡単な登山用品も購入できます。 ※テント泊の食材は安房港近くのAコープで購入。 ※コインロッカーあり。登山の荷物以外を預けて縦走後に回収。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 淀川登山口にあり。 【コース状況】 ●コース全般 縦走ルートの多くは世界自然遺産登録地内に位置しているため、 登山道が広がらないように木道が敷設されていたり整備が行き届いています。 ●淀川登山口〜黒味岳 登山口から淀川小屋までは、いくつかの小ピークの山腹を トラバースしながらすり抜けていきます。 小屋を通過するとすぐに淀川に架かった橋を渡り、ここから尾根に乗ります。 高低差およそ250mほど登って小ピークを1つ越すと小花之江河へと至り、 さらに200mほど先に進むと花之江河に到着です。 花之江河からひと登りすると黒味分かれの標識が現れます。 黒味分かれからはロープの付いたちょとしたスラブをいくつか登ると森林限界を超え、 笹に覆われた登山道を経て、山頂直下からは岩稜帯となり、 山頂は巨岩がゴロンと横たわっている感じでした。 ●黒味岳〜宮之浦岳 黒味分かれを通過し、途中ロープが張られている所を数ヶ所通過すると 徐々に視界が開け始め、岩でできた広場に到達します。ここが投石平です。 投石平からは投石岳、安房岳の中腹をトラバースするように進みます。 湿地帯を過ぎ、標高1800m付近で森林限界を超えます。 登山道は次第に背の高い笹に覆われ、花崗岩の巨岩が点在する風景になります。 栗生岳を通過してもうひと登りすると宮之浦岳に到着です。 淀川登山口から宮之浦岳までの単純標高差は600m弱ですが、 累積では1000mほどあるそうです。 ●宮之浦岳〜永田岳〜高塚小屋 宮之浦岳から焼野三叉路までは標高差およそ150mを一気に下ります。 焼野三叉路から永田岳までは、縦走路に比べると少し荒れた印象を受けます。 登山道は土砂の流出で抉れ気味だったり、段差が大きなところがあったり、 背の高い笹に覆われて藪漕ぎ気味の場所があったりなど。 焼野三叉路から緩やかに下っていき1kmほど進むと平石に到着です。 平石からしばらく進むと再び樹林帯の中に入り、 第二展望台、第一展望台を経て新高塚小屋へと至ります。 新高塚小屋から緩やかなにアップダウンしながら標高を下げ、 後半に木階段を下ると高塚小屋に到着。 新高塚小屋には水場あり。 高塚小屋の水場は小屋から7〜8分ほど下った縄文杉の見学デッキ下の水場になります。 ●高塚小屋〜楠川分かれ 高塚小屋からは後半のハイライト。縄文杉、夫婦杉、大王杉、ウィルソン株などを 見学しながら高低差400mほどを下ると大株歩道入口へと至り、 ここから平坦なトロッコ道を3.6kmほど進むと楠川分かれに到着します。 縄文杉〜大株歩道入口間は荒川登山口から多くの日帰りの登山者が入ってくるため、 時間を選ばないとすれ違いなどでスムーズに歩くことが困難だと思われます。 始発のバスがAM5時過ぎに荒川登山口に到着なので、 7時頃にはトロッコ道まで下っているとよいでしょう。 ●楠川分かれ〜白谷雲水峡 楠川分かれから白谷雲水峡まではひと山越える必要があり、 辻峠まで高低差260mほどを登ります。 辻峠から苔むす登山道を下り、白谷小屋、くぐり杉などを経て、 さつき吊橋を渡りほどなく進むと白谷雲水峡の入口に到着です。 途中、弥生杉を散策するルートにも立ち寄りました。 |
写真
感想
これから夏休み後半の山行に出てしまうので簡潔に感想を。
屋久島は海辺を歩いていると、
身体にまとわりつく空気の感じや島が醸し出すローカルな雰囲気が、
どこか東南アジアの島にいるような錯覚に陥りました。
一方、山の中に入ると、
標高が低いところは原生林と苔が織りなす神秘的な世界を、
標高を上げると森林限界を超えて、
屋久島独特のヤクザサの緑と奇岩がつくりあげる不思議な景色を、
とちょっとフツーじゃ味わえない山と旅になりました。
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コメント
この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
屋久島 [3日]
宮之浦岳縦走(淀川登山口 黒味岳 宮之浦岳 縄文杉 白谷雲水峡)
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
年間雨量が多い屋久島で2日間とも晴れをゲットするとは、お二人とも運を持ってますね!
いいなー、屋久島。
いつか行ってみたいなー
yama_poundさん
こんにちは〜
今回は、前日に「 だっ、行くぞー」ってなり、
ダメもとで飛行機から前泊の宿やら予約するという、
相変わらずドタバタな出発でした…
しかも帰りの足は予約ナシという、行き当たりばったりで。。
まさに夏休みだったからこそできたラッキーな山トリップでした
これも「運」なのかな???笑
屋久島の山、ほんとうに良かったです!
なんとなくのイメージはありましたが、
実際に行ってみると、圧倒的な存在感の巨木や巨岩、シカなどの動物・虫などなど…
すべてが何かふつうじゃない空気が漂っていて、
今まで見たことのない山だなぁという感じでした。
しかも、島全体がいい!
異国感たっぷりで時間の流れが違いました。
何軒もない居酒屋も、地のモノを使ったお料理やおつまみが美味しくて、
がすすみましたよー。笑
残念ながらとんぼ返り状態でしたので、もう少し島を探索したかった、、、
それが少し心残りです。
yama_poundさんが行かれるときは、時間に余裕があったら
ぜひぜひ島観光も計画に入れてみてくださーい!!!
お天気に恵まれ台風にも遭わずよかったですね!
島に感じるオリエンタルな雰囲気わかります、どこか懐かしくさえあるアジアンな島だと思います。
来週末に屋久島の森歩きを予定してます(^_^)
お二人のように良いお天気だといいのですが…
asariさん
おはようございます!はじめまして。
コメントいただきありがとうございます。
台風も多いこの時期、しかも降水量がハンパないくらい多い屋久島で、
こんなお天気に恵まれたのはほんとうにラッキーでした。
私は今回山以外では、安房のあたりしか行っていませんが、
屋久島の魅力に取り憑かれてしまいました!
asariさんは去年も屋久島にいかれていらっしゃるんですね〜。
再訪できるとはうらやましい。
遠くてなかなか行くことが叶わない屋久島。。
また機会があるなら、行きたいなぁって思っています。
来週末、お天気よいといいですね
楽しんできてください
はじめまして!
10月に計画しているので過去レポ見ていて貴殿のレコを拝見しました。
写真のきれいさに感動しました。どの写真もいいですが、後ろをぼかして女性にピントをあわしている写真がいいですね。まるで浮き出ているよう
カメラ素人なのでどしたらこんな風に取れるのでしょう
ryukenさん
こんにちは。はじめまして!
お写真お褒めいただきありがとうございます。
大きなイメージセンサーを持っているボディと明るいレンズ、
これらを組み合わせると撮れますよ。
ryukenさん、10月に屋久島行かれるんですね。
良いお天気になるといいですね〜。
もっとも、なかなか晴れないと言われている屋久島なので、
森林限界上は晴れているに越したことはありませんが、
原生林歩きはガスっているのも魅力的ですよね〜。
コメントいただきありがとうございます。
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