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Yamareco

記録ID: 6977550
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

飯豊山地・打越バス停から二王子神社─二王子岳往復

2024年06月29日(土) ~ 2024年06月30日(日)
 - 拍手
GPS
09:37
距離
27.0km
登り
1,469m
下り
1,459m

コースタイム

1日目
山行
5:10
休憩
1:00
合計
6:10
11:48
61
打越バス停
12:49
12:59
35
南俣バス停
13:34
13:34
9
参道入口
13:43
13:53
69
15:02
15:12
45
15:57
15:57
20
16:17
16:27
31
鴨池
16:58
16:58
18
17:16
17:16
17
八合目
17:33
17:33
4
奥ノ院
17:37
17:37
1
二王子岳避難小屋
17:38
17:58
0
17:58
二王子岳避難小屋
2日目
山行
3:24
休憩
0:14
合計
3:38
3:49
1
二王子岳避難小屋
3:50
3:50
4
3:54
3:54
12
奥ノ院
4:06
4:06
10
八合目
4:16
4:16
20
4:36
4:36
11
鴨池
4:47
4:57
21
5:18
5:18
36
5:54
5:58
10
6:08
6:08
27
参道入口
6:35
6:35
52
南俣バス停
7:27
打越バス停
天候 (1日目)晴れ
(2日目)曇り
過去天気図(気象庁) 2024年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
トキ鉄の市振駅までクルマ。市振駅から新発田駅までの往復は、『えちごツーデーバス』利用。新発田駅から打越バス停までは新発田市コミュニティーバス(七葉中学校乗り換え)に乗車。

<ゆき>
市振633━739直江津743(しらゆき1)834長岡907━1000新津1038━1108新発田1120=1135七葉中学校前1135=1150打越

<かえり>
打越731=751七葉中学校前751=803新発田822━853新津915━1009長岡1054━1139柏崎1142(しらゆき4)1209直江津1214━1328市振
コース状況/
危険箇所等
よく整備されており、土嚢が階段状に積まれているなど歩きやすい。
油こぼしの鎖場は、左側の迂回路利用。
新発田駅前から新発田市コミュニティーバスに乗車します
2024年06月29日 11:18撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 11:18
新発田駅前から新発田市コミュニティーバスに乗車します
打越バス停。定刻より若干早めの到着。
2024年06月29日 11:49撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 11:49
打越バス停。定刻より若干早めの到着。
目指す二王子岳。雲がかかってます。
2024年06月29日 11:50撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 11:50
目指す二王子岳。雲がかかってます。
「二王子」と書かれた看板が遠くにみえて来ましたが…。
2024年06月29日 12:22撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 12:22
「二王子」と書かれた看板が遠くにみえて来ましたが…。
介護老人保健施設の看板で、ガッカリしましたが…。
2024年06月29日 12:24撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 12:24
介護老人保健施設の看板で、ガッカリしましたが…。
裏に廻ると、「二王子岳→」。
2024年06月29日 12:25撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 12:25
裏に廻ると、「二王子岳→」。
田貝集落で。二王子神社ののぼりが立ってます。
2024年06月29日 12:38撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 12:38
田貝集落で。二王子神社ののぼりが立ってます。
廃屋の前で右折し、川を渡ります。
2024年06月29日 12:40撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 12:40
廃屋の前で右折し、川を渡ります。
二王子そば、食べてみたい…。
2024年06月29日 12:44撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 12:44
二王子そば、食べてみたい…。
南俣バス停。平日ならここまでバスで来られます。
2024年06月29日 12:49撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 12:49
南俣バス停。平日ならここまでバスで来られます。
バスの待合室は暑いので、向かいのお堂の木蔭で休みました。
2024年06月29日 12:59撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 12:59
バスの待合室は暑いので、向かいのお堂の木蔭で休みました。
南俣集落の一番奥から、二王子神社への林道へ進みます。
2024年06月29日 13:03撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 13:03
南俣集落の一番奥から、二王子神社への林道へ進みます。
ここから車道を離れ、参道に入ります。
2024年06月29日 13:34撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 13:34
ここから車道を離れ、参道に入ります。
丸い橋
2024年06月29日 13:37撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 13:37
丸い橋
鳥居が現れました
2024年06月29日 13:41撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 13:41
鳥居が現れました
二王子神社
2024年06月29日 13:43撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 13:43
二王子神社
ここから入山します
2024年06月29日 13:53撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 13:53
ここから入山します
一合目
2024年06月29日 14:16撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 14:16
一合目
神子石
2024年06月29日 14:40撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 14:40
神子石
一王子避難小屋
2024年06月29日 15:02撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 15:02
一王子避難小屋
水場まで1分
2024年06月29日 15:12撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 15:12
水場まで1分
四合目
2024年06月29日 15:39撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 15:39
四合目
五合目独標
2024年06月29日 15:56撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 15:56
五合目独標
五合目独標の三角点
2024年06月29日 15:57撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 15:57
五合目独標の三角点
鴨池
2024年06月29日 16:17撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 16:17
鴨池
六合目
2024年06月29日 16:38撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 16:38
六合目
頂上の避難小屋がみえました
2024年06月29日 16:44撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 16:44
頂上の避難小屋がみえました
油こぼしの鎖場
2024年06月29日 16:56撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 16:56
油こぼしの鎖場
油こぼしは、七合目。
2024年06月29日 16:58撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 16:58
油こぼしは、七合目。
このような整備された道を往きます
2024年06月29日 17:07撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:07
このような整備された道を往きます
短い距離ですが、残雪の上を歩きます。足場切り用のスコップが置かれてました。
2024年06月29日 17:15撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:15
短い距離ですが、残雪の上を歩きます。足場切り用のスコップが置かれてました。
八合目。お花畑というほどまだ咲いてませんが、水場があってありがたい。
2024年06月29日 17:16撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:16
八合目。お花畑というほどまだ咲いてませんが、水場があってありがたい。
頂上の避難小屋がみえています
2024年06月29日 17:20撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:20
頂上の避難小屋がみえています
三王子神社
2024年06月29日 17:23撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:23
三王子神社
ニッコウキスゲ
2024年06月29日 17:25撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:25
ニッコウキスゲ
ここにもニッコウキスゲ
2024年06月29日 17:32撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:32
ここにもニッコウキスゲ
九合目
2024年06月29日 17:33撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:33
九合目
奥ノ院
2024年06月29日 17:33撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:33
奥ノ院
最後のウィニングラン…といったところでしょうか。
2024年06月29日 17:34撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:34
最後のウィニングラン…といったところでしょうか。
二本木山分岐
2024年06月29日 17:35撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:35
二本木山分岐
二王子岳避難小屋
2024年06月29日 17:37撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:37
二王子岳避難小屋
二王子岳頂上
2024年06月29日 17:38撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:38
二王子岳頂上
朳差岳。隣の鉾立峰の尖り具合が凄い!
2024年06月29日 17:39撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:39
朳差岳。隣の鉾立峰の尖り具合が凄い!
北股岳など飯豊の主脈
2024年06月29日 17:40撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:40
北股岳など飯豊の主脈
飯豊本山や大日岳方面は雲がかかっています
2024年06月29日 17:40撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:40
飯豊本山や大日岳方面は雲がかかっています
大日岳と烏帽子岳方面
2024年06月29日 17:40撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:40
大日岳と烏帽子岳方面
飯豊方面の雲、少し取れました。
2024年06月29日 17:50撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:50
飯豊方面の雲、少し取れました。
新潟市街のほうの日本海
2024年06月29日 17:51撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:51
新潟市街のほうの日本海
朝日連峰
2024年06月29日 17:53撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:53
朝日連峰
日本海のほう
2024年06月29日 17:55撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:55
日本海のほう
一旦避難小屋に移動します
2024年06月29日 17:58撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:58
一旦避難小屋に移動します
今夜の宿は避難小屋
2024年06月29日 17:58撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 17:58
今夜の宿は避難小屋
食事の後、また頂上に来ました。飯豊の雲が取れました。
2024年06月29日 18:58撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 18:58
食事の後、また頂上に来ました。飯豊の雲が取れました。
夕焼けに赤く染まってます
2024年06月29日 18:58撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 18:58
夕焼けに赤く染まってます
日本海に陽が落ちる
2024年06月29日 18:58撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 18:58
日本海に陽が落ちる
頂上を離れます
2024年06月29日 18:59撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/29 18:59
頂上を離れます
朝3時49分に避難小屋を出発
2024年06月30日 03:49撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 3:49
朝3時49分に避難小屋を出発
朝焼けの頂上
2024年06月30日 03:50撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 3:50
朝焼けの頂上
朳差岳
2024年06月30日 03:50撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 3:50
朳差岳
奥ノ院
2024年06月30日 03:54撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 3:54
奥ノ院
大きな池塘
2024年06月30日 03:58撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 3:58
大きな池塘
三王子神社
2024年06月30日 04:02撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 4:02
三王子神社
八合目
2024年06月30日 04:06撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 4:06
八合目
七合目の油こぼし
2024年06月30日 04:16撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 4:16
七合目の油こぼし
鳥海山がみえました
2024年06月30日 04:30撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 4:30
鳥海山がみえました
鴨池
2024年06月30日 04:36撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 4:36
鴨池
五合目の独標
2024年06月30日 04:47撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 4:47
五合目の独標
四合目。この日初めての登山者とすれ違ったのは、この手前あたり。
2024年06月30日 05:04撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 5:04
四合目。この日初めての登山者とすれ違ったのは、この手前あたり。
海岸がみえました
2024年06月30日 05:07撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 5:07
海岸がみえました
一王子避難小屋
2024年06月30日 05:18撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 5:18
一王子避難小屋
二合目の水場を通過しました
2024年06月30日 05:27撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 5:27
二合目の水場を通過しました
神子石
2024年06月30日 05:28撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 5:28
神子石
一合目
2024年06月30日 05:39撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 5:39
一合目
登山口に戻りました
2024年06月30日 05:53撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 5:53
登山口に戻りました
二王子神社
2024年06月30日 05:54撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 5:54
二王子神社
これはいったいなんでしょう?
2024年06月30日 06:03撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 6:03
これはいったいなんでしょう?
登龍杉
2024年06月30日 06:03撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 6:03
登龍杉
登龍杉を見上げます
2024年06月30日 06:04撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 6:04
登龍杉を見上げます
車道に出ます
2024年06月30日 06:08撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 6:08
車道に出ます
南俣バス停。打越バス停までの移動の持ち時間は、あと56分。
2024年06月30日 06:35撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 6:35
南俣バス停。打越バス停までの移動の持ち時間は、あと56分。
二王子そば、食べたい。
2024年06月30日 06:40撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 6:40
二王子そば、食べたい。
おくりものに たばこ…そんな時代がありました。
2024年06月30日 06:51撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 6:51
おくりものに たばこ…そんな時代がありました。
この交叉点で曲がります
2024年06月30日 06:58撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 6:58
この交叉点で曲がります
最後は走って、なんとか7:31発のバスに間に合わせました。
2024年06月30日 07:27撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 7:27
最後は走って、なんとか7:31発のバスに間に合わせました。
新発田駅3番4番ホームからの二王子岳
2024年06月30日 08:16撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/30 8:16
新発田駅3番4番ホームからの二王子岳

感想

 『北陸おでかけtabiwaパス』(以下、『tabiwaパス』)を使った山旅については、ひとまずやり尽くした私の次なる目標は、JR東日本が提供する『えちごツーデーパス』(以下、『ツーデーパス』)を使った山旅。JR東日本が『ツーデーパス』なるトクトクきっぷを発売してるのは、ず~~~っと前から知ってた。しかし、その頃のフリーエリアは大まかにJR東新潟支社管内+北越急行であり、富山から最も近い駅は、直江津。往復で4,000円近く払わないと使えないので、全く魅力を感じなかった(苦笑)。負の部分だけが語られることが多い並行在来線分離だけど、JR西の北陸線の新潟県区間がトキ鉄として切り離されたことにより、晴れてトキ鉄日本海ひすいラインが『ツーデーパス』のフリーエリアの仲間に入った。と、なると、富山から一番近いエリア内駅は市振であり、途端に使えるきっぷの仲間に入った(笑)。欠点は、『tabiwaパス』と違ってネット販売ではないので、取り扱いのある最寄りの駅まできっぷを買いに行かなければならない。富山からだとトキ鉄の糸魚川駅が一番近い。きっぷの購入だけのために糸魚川まで行くのは大変なので、何かのついでに買うことになる。私の場合、塩の道の戸倉山に行った(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6871260.html)ついでに6月29日・30日分を買ったけど、当日の天気がどうなるか全く分からないから、一種ギャンブルみたいなものだった。もし、両日とも雨だったら…払い戻しは糸魚川まで行かないと出来ないので、JR東さんに2,800円寄付…。
 『ツーデーパス』を使った山旅を検討するにあたり、真っ先に候補に上がったのは、新発田駅から新発田市コミュニティーバスの川東線で南俣バス停まで行っての二王子岳だった。しかし、南俣までのバスは土日祝運休…。『ツーデーパス』は土日祝利用分のみ発売…。そんなミスマッチにより、一旦は新発田駅からの全歩きを検討したけど、新発田市コミュニティーバスの路線図をみると、菅谷方面の熊出ゆきのバスは土日祝も運行。二王子神社に一番近い打越バス停から歩けないか?…と考えたところからとんとん拍子に話は進み、弟子(現・妻)と火打・妙高行った2004年7月(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2456758.html)以来20年ぶりの市振パーク&ライドを経て(苦笑)、6月29日の11:48に私は打越バス停に降り立った(苦笑)。新発田駅からバスに乗り、七葉中学校バス停でワゴンカーに乗り換え。駅からのバスはフツウのバスだけど、七葉中学校から先は次のバス停の案内放送も無くブッ飛ばしていくので、予め打越で降りる旨を運ちゃんに伝えておくか、地図とにらめっこしてバス停手前で降車ボタンを押すようにするかにしたほうがイイ。事前の天気予報では雲が多いとのことだったので車道歩きもある程度快適かと思ってたけど、予報よりも天気がよく、ピーカンのなかの車道歩き。電車のなかでさんざん時間があったろうに歩きながら日焼け止めを塗布。この際に汗止めのためいつも額に巻いてるバンダナを落としてしまい、二王子神社より先の登りでは滴り落ちる汗をいちいちタオルで拭いながらの歩きになった…。
 日蔭があるところは日蔭を選びながら車道を歩き、打越バス停から61分で南俣バス停に到着。1時間と見積もってたので、想定どおり。バスの待合室で休憩しようと思ったけど、待合室内は熱がこもって暑い! 道路の向かいのお堂の木蔭で休んでから二王子神社へ向かう。二王子神社への車道は南俣集落からそのまま川沿いに進み、途中から隣の谷筋を隔てる尾根の乗る。林のなかの道となり、陽が遮られるため、いくらか暑さは和らいだ。こんなところで稲作やってんだ!…と驚かせる田んぼを通過し、尾根の南側を行くようになる。二王子神社の幟が2本立つところが参道の目印で、ここで車道を離れ、参道を行く。朱に塗られた橋を渡り、鳥居をくぐり、さらに石段を登り切ると、二王子神社の境内。二王子岳登山のイベントをやってるせいか、にぎやか。登山を終えられたひとが次々と下りられてくるなか、13:53に入山。
 登山イベントのせいか、大所帯のパーティーや家族連れと次々とすれ違う。最初のうちは清流沿いの木蔭のなかの歩き。やがて傾斜がつき始め、木蔭のなかでも暑く、ペースが上がらない。2時間弱の車道歩きてすでに体がダメージを受けてるからだろう。三合目の一王子避難小屋には登山口から70分ほど経った15:02に到着。1分先にあるという水場に下りて、宿泊用の水も含めて3L採水。さらに水分補給も行う。1分先にある水場へ往復して来たのに、戻ってきたら8分経ってた(苦笑)。
 南俣までバスが来るなら初日は一王子避難小屋までで十分だけど、打越バス停からの往復だと帰りの便が午前中しかないので、最低、頂上の避難小屋泊まりにしないと間に合わない。頂上を目指して一王子避難小屋前(三合目)を出発。四合目を過ぎるまではそれなりに登山者とすれ違ったけど、五合目独標を過ぎるとバッタリ姿が途絶えた。五合目から六合目まではとても時間を長く感じ、休憩とるなら次は六合目だと思ってたけど、鴨池の標識があったので、鴨池で休憩。草木で覆われて全貌はみえない鴨池だけど、蚊が多く、休憩には不適(苦笑)。
 六合目を過ぎて油こぼしに向かう途中あたりで、最後の登山者とすれ違う。油こぼしの手前で一旦平原へ下るけど、そこらから二王子岳の頂上を捉えた。油こぼしの鎖場は通らず、左手の迂回路を通過。途中ガサゴソ音がするので、クマかと身構えたけど、子連れを含む数頭のサル。子連れなので襲ってくるかも?…と、ビビったけど、向こうが逃げてった(苦笑)。サルが居た辺りは動物園の檻のなかのようなニオイが充満してた。野生動物は、クサイ!
 暑さのため、自分でもペースが上がらないのを自覚してたけど、標高が上がったことと陽が傾いたことで随分と涼しさを感じるようになった。頂上近くになるとペースが落ちるいつもとは逆で、ここに来てペースよく歩けるようになってきた。この日唯一の残雪の上を歩いた先の八合目(お花畑)の水場でおいしい水を飲み、三王子神社を過ぎて、ニッコウキスゲをみながら奥ノ院(九合目)を通過。ここのコースの合目標示は結構厳し目だと思うけど。九合目から先はボーナスステージで(笑)、二本木山への分岐を経て、二王子岳避難小屋の前に出て、後は小屋の後ろに廻り込むだけ。青春の鐘のある二王子岳頂上に17:38に到着。暑さの影響で途中ベースダウンしたけど、ほぼ予定どおりの到着。誰もいない頂上からの景色は絶景で、飯豊本山~大日岳方面に雲がかかっているものの、朝日連峰から朳差岳、新潟市街などよくみえた。飯豊連峰にかかる雲は次第に取れてきてるようで、待てば雲が無くなった姿もみれそうだったけど、汗が冷えて寒いので、一旦避難小屋に引き上げる。
 この日の宿の避難小屋は、私以外の宿泊者は居ない。冬季の利用を前提としたストーヴや燃料がたくさんデポされてる。汗を吸ったTシャツとタオルを干して着替え、食事を済ませてから7時前にもう一度頂上に向かったら、雲が無くなったスッキリした飯豊連峰がみえた。どの山も夕陽を浴びて赤くなり、日本海に陽が沈もうとしていた。新潟県の山では過去、粟ケ岳(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2820596.html)、金城山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2820538.html)、越後白山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2816109.html)で避難小屋泊まりしてるけど、小屋の大きさは二王子岳が一番広い印象。
 翌日は打越7:31発のバスに間に合うよう小屋を4時に出る予定だった。3時に起床し、カップラーメンの朝食喰ってから小屋の外の様子を窺ってると、3時台でも外はいくらか明るくなってる。3:49に小屋を出たけど、すでにヘッドランプが無くても歩けるくらいに明るい。一旦頂上に向かい朝焼けに染まる山々をみたあと、下山開始。この明るさならあと10分は早く小屋を出られたなぁ〜と悔やみながらグングン下る。五合目独標には4:47に到着。ここで一息ついてからさらに下る。四合目に向かう途中でこの日最初の上りの登山者とすれ違う。下山するまで10人くらいの登山者とすれ違ったけど、朝から曇りで、下り坂の予報が出てるせいか前日の登山者の数と比べると意外に少ない印象。二王子神社の登山口には5:54に到着。トイレだけ済ませてさっさと出発。前日歩いた道をそのまま下り、南俣バス停を6:35に通過。打越バス停から南俣バス停まで暑いさなかに61分で来れてるから、56分もあればバスに間に合うだろう…と思ってたけど、前日は暑いなか意外に頑張ってたようで、老健施設二王子の看板の通過時刻を比較するとそんなに縮まっていない…。このままでは間に合わない!…と、さらにペースを上げる。7:25になった時点で「走らないと間に合わない!」と思い、トレッキングシューズ履いたまま走り出す。途中前日落としたバンダナを回収のうえ(笑)、7:27に打越バス停に到着。打越までは時刻表どおりの運行だったのか、7:31ちょうどにバスが来て、七葉中学校乗り換えで無事、新発田駅に到着。
 ということで、『ツーデーパス』を使った二王子岳往復を無事完遂。一番心配だった天気が予想以上によく、そのせいで暑さに苦しめられたりもしたが(苦笑)、達成感でいっぱい。頑張ったな、自分。

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