チロロ岳
- GPS
- 09:29
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,514m
- 下り
- 1,516m
コースタイム
天候 | 晴れなるも眺望はぼやけてイマイチ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
曲り沢、2つ目の残置ロープは支点を取っている樹木の根元が折れているため、体重をかけると危険かと思われる。 |
写真
感想
今週後半からしばらく雨マークが続いている。
それなら週中に!
ということで新月数日前の細い下弦の月の昇るころ、札幌を出てパンケヌーシ林道へ
2022/8/16の大雨で路体流出通行止め→この春開通
以来に訪れます。
河川の周囲ががっつり流されて、以前はいわゆる「林道」だった景色が、空が開け、土砂崩れ跡も生々しい。走りながら景色の変容に驚く。
林道の右岸・左岸も一部以前とは異なっていたような。。。
登山口からしばらく林道を登って取水施設、ここから曲り沢パート
巻き道も使いつつ、下草の鬱陶しいところは沢の中を行く
沢靴を履くのは今シーズン初なので、よい足慣らしとなった。
1050の滝は前回は左岸から上がったが、今回は残置に引き寄せられて右岸から
ところがこの残置、支点を取っている木の根元がかなり微妙
かといってそれをつけ替える装備も時間も、申し訳ないがありません
そのうち誰か落ちるんじゃないかと少々心配です
1140分岐はその少し手前にも右股があり、ちょっと惑う
左のピンテで前進し、顕著な分岐を右手に
水量は減るがなかなかの急登
おしゃべりで気を紛らわせつつ高度を上げると(1250)ふと足元の大岩に丸い足跡が点々…
そこそこの成獣でしょうか
水に濡れたてほやほや
おそらく私たちの声を聞いたであろうクマゴロウは尾根の方に避けてくれたのか
数日前に西峰のお花畑で目撃されているのと同個体なのかなぁ
1420の尾根乗越に出て小休止
二ノ沢までの下りは短い
二ノ沢に出て大休止
ここからしばらくもまたゴーロ歩き
水の枯れるあたりで、同行者は沢足袋からトレッキングシューズに履き替え
(自分はラバーソール沢靴で通す)
源頭のお花畑は過去3回に比べて少し荒れたような気もする
花の盛期はまだ少し先か
1713のコルからは日高稜線の眺望を期待したが、強風のせいか湿度があるのか、ぼんやりと霞んでいる。それでも目の前の1967、その左右のピパイロ、北戸蔦別、戸蔦別、奥に幌尻、ははっきりと見てとれた
爆風の中、チロロ岳本峰へ
煽られるほどの強風だけれど、ここは暑いとしんどいので、結果オーライ
カッパを着るか着ないか迷うほどの涼しさで、札幌や帯広では30℃近い予報が出ていたのだから、だいぶ快適だよな〜
山頂の脇は南側に少しくぼんでいて、風も当たらない
長いこと景色を眺めたり色んな話をして、今日を満喫
お次は西峰。先ほどの本峰が斑レイ岩なのに対して、こっちは橄欖岩。(って教えてもらったけどすぐに忘れちゃうのでこうして書いておきます)
茶色く風化したゴロゴロの露頭とお花畑のコントラストが印象的で、ハイマツ中心の本峰とは風情が全く異なります。
両方を楽しめるチロロ岳、いいお山だよね…
こちらのピークからは昨秋遡行したポンチロロ川が真正面に俯瞰できました♪
地形図と照らし合わせ、幕営したのはあの辺、朝日に照らされた1967を見上げたのがあの辺、と眺めるのは楽しい。
またチロロ岳自体は過去に南側の沢から上がっていたな、と本をめくると、遡行したのは1970峰南東面沢だったことが判明。次は三股からのチロロ川右股もやってみたい。
この日は終日、チロロは2人占めだった。
往路を戻り、少々お楽しみの寄り道をして、線香花火のような太陽が落ちるのを見ながら帰札。
たっぷり遊んだ初夏の一日でした。
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