奥多摩/棒ノ嶺

2024年07月06日(土) [日帰り]

• GPS: 05:15
• 距離: 12.0km
• 登り: 958m
• 下り: 962m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:56
• 休憩: 1:16
• 合計: 5:12

8:54 さわらびの湯バス停
8:59 名栗温泉さわらびの湯
9:16 9:17 白谷沢登山口
10:01 10:06 白孔雀の滝地名板
10:29 10:49 東屋跡
10:53 10:56 岩茸石
11:21 11:28 権次入峠
11:42 12:09 棒ノ嶺
12:19 12:20 権次入峠
12:36 岩茸石
12:57 13:07 白地平
13:59 14:01 棒ノ嶺登山口
14:06 名栗温泉さわらびの湯

天候

晴れのち雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

◆往路
飯能駅始発では乗客が多かったので臨時便が増発されたとのこと。
東飯能駅での乗場で少し迷ってしまったが西口ロータリー前の4番乗場でした。
国際興業バスでは交通系ICカード使用可能。
8:00 飯能駅−(国際興業バス・飯03-2, 670円)→8:03 東飯能駅→8:39 ノーラ名栗・さわらびの湯
◆復路
15:34 ノーラ名栗・さわらびの湯−（国際興業バス, 飯02-2, 670円）→16:15 東飯能駅
16:36 東飯能−(八高線)→17:13 八王子
八王子から各自帰宅。

コース状況／危険箇所等

◆道の状況
・白谷橋〜林道: 樹林の中のコースから沢沿いの清涼な登山道になるが濡れた岩でのスリップには注意が必要。また切れ落ちた所もあり注意が必要。
・林道〜岩茸石〜ゴンジリ峠〜棒ノ嶺: 滑りやすい部分もあるがそれ程の危険箇所は無い。棒ノ嶺への最後の登りは急登が続く。
・滝ノ平尾根: 木の根が張り出した区間では転倒事故が多いようで注意を呼び掛ける標識が多く設けられていた。
◆登山ポスト
白谷沢登山口にあり。滝ノ平尾根ルート登山口にも設置されていた。

その他周辺情報

◆登山後の温泉
さわらびの湯を利用。アルカリ性単純硫⻩冷鉱泉で肌に優しい湯。
入館料: 800円。靴用ロッカーと浴室ロッカーでは100円必要だが返金され無料。ザックをロッカーに保管する場合には有料で100円。
https://sawarabino-yu.jp/

写真

7/6 8:42

このバスでノーラ名栗・さわらびの湯に到着。

7/6 8:42

カフェ（10時開店）と公衆トイレがある。さわらびの湯はずっと奥で5分以上歩く所だった。

7/6 8:53

ひとまずダムを目指すが蒸し暑いこと！この時点で今日は途中終了でも止む無しと感じていた。

7/6 9:00

ネムノキが咲いている。花期も終盤と言う感じ。

7/6 9:02

ダムが見えて来た。ロックフィルじゃないですか！なぜか得した気分。

7/6 9:04

名栗湖なのに有間ダムと言うのは覚え難いなぁ。奥には秩父連山の最高尾根が望めるようだがどの山かはさっぱり解らない。

7/6 9:04

ロックフィルダムの上からの展望。あの尾根も歩いてみたいものだ。

7/6 9:06

ダムの上を歩いて湖岸の道へ。

7/6 9:08

ゲートがある。18時から翌日6時までは閉鎖されるようだ。

7/6 9:11

ダムの水はこの洪水吐から下流に流される仕組みのようだ。

7/6 9:11

これが洪水吐らしい。凄いコンクリートの構造体だ。湖岸道路から5m程低い。現在の水位はそこから更に10m程低い。通常の水位は5m位に見える。

7/6 9:13

なんと言う花でしょう？

7/6 9:14

白谷橋に着いたようだ。橋の前後に数台ずつ停められる余地があった。

7/6 9:16

白谷橋から名栗湖を見る。渇水状況が良く解る。今年の夏は水不足になりそうだ。

7/6 9:16

白谷橋から沢沿いの登山道が始まるが、登山ポストが設置されていた。用紙とペンも備えられていた。

7/6 9:18

いざ登山道へ。

7/6 9:18

関東ふれあいの道の石標。

7/6 9:20

暫くは沢には近寄らずに樹林の登高が続く。陽射しも遮られやや涼しめの空気になった。

7/6 9:25

関東ふれあいの道。行き先は棒ノ嶺になっている。

7/6 9:26

木の根が張り出して来た。

7/6 9:31

沢筋を1本越えたこの辺りからやや険しい。

7/6 9:31

岩のへつり径。左側も切れ落ちているので要注意。

7/6 9:36

優雅な滝が望める。滝上で水辺に出合うようだ。標高は470m位。

7/6 9:45

滝上で小休止。沢水で頭と体を冷やすと気持ち良い。

7/6 9:47

三段ナメ滝。おっと今日はそちらには行かないんだっけ。

7/6 9:49

道迷い防止にロープが張ってあるのを度々見た。

7/6 9:51

前方に石門と言って良い感じの岩が見える。

7/6 9:51

ゴルジュ帯を登山道も進むようだ。

7/6 9:52

注意書きあり。スリップ注意。

7/6 9:52

写真よりも生で見た方が圧倒的に見栄えが良い。格好良い岩の造形だ。

7/6 9:53

滑らないように注意して登る。滑るくらいならズボズボ水流を歩いた方が安全ですよ。

7/6 9:54

流石に水流の際は涼しい。気分は沢登り。

7/6 9:54

こう見ると滑りそうなスラブだ。

7/6 9:56

ヤマアジサイが水際に咲く。

7/6 9:56

少し開けた。

7/6 9:58

またゴルジュだ。

7/6 9:59

先には鎖場を登る人が見える。

7/6 10:01

鎖場を登る。

7/6 10:02

更にロープ。

7/6 10:03

これが白孔雀の滝のようだ。滝上に標識があるが滝下にも欲しいもの。優美な滝とゴンジリ峠の案内板にあったが全体を眺めることが出来なかったのは惜しい。

7/6 10:04

沢筋の登山道が続く。

7/6 10:12

この一本橋は渡りません。

7/6 10:13

もう一つのロープ場。子供たちにはちょっとしたアトラクションだ。

7/6 10:17

マムシに注意。

7/6 10:23

林道が見えたが手前で沢に下りて小休止。ここでも頭と体を冷やす。

7/6 10:39

木の階段を登り林道。林道の向こうにはベンチがあったが沢は林道の下を通しているので水場は不便。さっきの場所が良かった。

7/6 10:41

林道を越えると急登に一変する。

7/6 10:41

クワガタソウらしい。小さくて可愛い花。

7/6 10:42

振り返るともう林道が20m下。沢の詰めのような傾斜だ。

7/6 10:47

水平歩道になった。

7/6 10:53

5分も歩くと滝ノ平尾根に出て正面には岩茸石。

7/6 10:55

さあまた登り。正面には大岩が。

7/6 11:05

木の間から秩父方面が望めるが湿気で真っ白だ。

7/6 11:05

喘ぎながら登るbeishiさん。鬼の形相だ。

7/6 11:18

ゴンジリ峠に出た。権次入をゴンジリと読むようだ。

7/6 11:24

ちょっとこの地図ではどこが関東ふれあいの道か解り難いが、コースの説明はその通りと思う。白孔雀の滝の全景を見たかったなぁ。

7/6 11:30

暫し平穏な径だが。

7/6 11:32

棒ノ嶺直下から急登になる。元の直登路は植生回復のため立入禁止で南側の杉林を登って行く。

7/6 11:33

根っこがのたうち回る杉林の登り。

7/6 11:40

山頂に出たようだ。

7/6 11:40

棒ノ嶺山頂に到着。広い山頂で東家もありベンチも多数設置されていた。

7/6 11:41

山岳展望案内板によると正面に筑波山、左側に秩父から日光連山が展望できるようだけど今日は無理。葉が落ちた冬なら絶景が楽しめるかも？

7/6 11:41

棒ノ嶺山頂標識。969m。

7/6 11:41

棒ノ嶺のもう一つの山頂標識。こっちは976m。Wiki等では969mになっているようだ。

7/6 11:43

beishiさん到着。笑顔が眩しいね。

7/6 11:43

山頂標識の隣にはサクラの大樹がある。満開の時にはまた良い眺めだろうなぁ。

7/6 12:07

山頂標識と記念写真。

7/6 12:08

ひと休みしてさあ下山。

7/6 12:10

山頂付近にはアジサイが多かったがこれから咲くのかな？

7/6 12:19

ゴンジリ峠からの下りはなかなか厳しい。

7/6 12:24

尾根の右（東）は杉林で左は広葉樹林と明確に分かれている。

7/6 12:33

大岩まで戻って来た。

7/6 12:35

そして岩茸石。裏から回ると容易に頂上に立てた。

7/6 12:50

林道と交差。

7/6 12:56

少し登ってピークっぽい所に古い案内板があった。さわらびの湯は未だ無い。ラジウム温泉とあるが名栗温泉のことかも。

7/6 12:57

南東と北西の展望も良いが、ウーン、秩父の方だろうけどどれがどの山か？

7/6 12:59

南東を見ると先週歩いた岩茸石山と高水山が望めた。結構近いな。

7/6 13:01

展望台もあったが朽ちていて危険な状態。

7/6 13:09

切り通しを下り再び林道と交差。

7/6 13:14

更にもう一度林道と交差する。

7/6 13:21

木の根が張り出しているゾーンに。

7/6 13:23

「転倒多発エリア」の注意を催す貼り紙があちこちに貼られていた。

7/6 13:31

河又まで1.4kmですよ。下って来て500mを切るようになると暑さが戻って来て額から汗が滴り落ちる。

7/6 13:31

転倒注意！よっぽど事故事例が多いのだろう。

7/6 13:55

もう麓の景色も樹間を透かして見えるようになった。

7/6 13:57

墓地が終点か。

7/6 13:58

ここの登山口にも登山ポストがありました。

7/6 13:58

橋で沢を渡る。

7/6 14:00

標識は無いがどうやらここを登ればさわらびの湯。

7/6 14:05

さわらびの湯は最奥にあった。湯に浸かっている時に雨が降り出して来た。お疲れ様でした。

撮影機器：

RICOH WG-7 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

tadomasa

GW以来のこのメンバーでの山行だがこの猛暑の季節なので温泉に下るルートから選ぶってことに。幾つか候補があったけれど沢沿いの清涼感のある登りルートと言うことで白谷沢からの棒ノ嶺を歩いて来ました。凄く汗を掻いた一日だったけれど沢登りの楽しさの一端を感じることができましたでしょうか？棒ノ嶺は冬や春にまた登ってみたい山でした。

僕が持っている1996年版の山と高原地図では棒ノ折山となっているのでずっとその名前で覚えていたけれど近年は棒ノ嶺の方が主流なのかヤマレコでもこちらが正の名前になっている感じ。ともあれ28年前に奥多摩の地図は買ったものの殆どこの山域の山は登っていない。先週はそんな中、岩茸石山と高水山を歩いて来たが2週続けて都県境の山に来た。

東飯能でバス乗場を探して右往左往したけれど無事に予定のバスに乗車したが、終点で下車した途端に熱風に近いものを感じ、今日は歩き切ることができるか？と懸念も感じた。まあ行ける所まで行きましょう、先ずは有間ダムへと歩き出す。有間ダムからは名栗湖の向こうに雲取山に連なる尾根が高く聳えるのが遠望された。湖畔を10分も歩くと白谷沢登山口でここから樹林の中に入るのでやや暑さはましになる。暫くは水辺が遠いけれど更に20分歩き8m位の滝の上から沢沿いのルートになる。そこから林道に出合うまで沢沿いルートだったが石門が聳えるゴルジュの中を通って行くのにも驚かされた。beishiさん、tamataniさんも沢登りの楽しみの一端を感じることができたのでは？

林道から先は水辺から離れてなかなかの登りが続いた。厳しい登りもゴンジリ峠で一端終わるものの棒ノ嶺への最後の登りはまたまた厳しい登りだ。でも最後はポンと言う感じで広場のような山頂に飛び出る。残念ながら展望は得られなかったが桜の大樹も幾本かあり、春の見事な景色が思い浮かぶ。冬も広葉樹が落葉して展望が良いのだろう。そんな季節の棒ノ嶺も良さそうだ。帰路はヤマレコで紹介されていた滝ノ平尾根をさわらびの湯目指して下るルートを取ったがこの下りもアップダウンもあり長く感じる尾根だった。登りで大勢の登山者に出会ったが下りではごく少なく大半の登山者は涼しかった白谷沢ルートを下ったのだろうか。標高を下げて行くと気温の上昇が体感され汗が止まらなくなり、さわらびの湯についてホッとした。

さわらびの湯で先ずはロング缶、東飯能駅でショート缶、八王子で時間限定でお疲れ様会と散々飲み散らかして掻いた汗分の水分を補給した感じだった。やっぱり夏の低山の尾根径は厳しいもんだ。皆さん、沢靴を買いますか？