野口五郎・水晶・黒部五郎☆北ア最深部縦走4days



- GPS
- 27:19
- 距離
- 43.2km
- 登り
- 3,718m
- 下り
- 3,701m
コースタイム
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:29
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:49
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 10:30
- 山行
- 2:52
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 3:25
天候 | ①日目 雨のち時々晴れのち雨 ②日目 霧のち時々晴れのち雨 ③日目 快晴 ④日目 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
七倉ダムまで車B。 七倉より高瀬ダムまでタクシー 1台2100円 折立より富山駅までバス 3500円 14:10発 (バス時刻より早い時間に下山したので、親切な女の子に最寄り駅まで送っていただきました。) 富山駅より北陸新幹線で長野駅まで はくたか15:36発 6580円 長野駅で車Aに乗り七倉まで放置車Bを回収&七倉温泉で4日間の汗を流す。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 高瀬ダム~ブナ立尾根~烏帽子~野口五郎小屋 急登ですが登りやすいです。危険箇所は特にありません。 烏帽子小屋からは稜線、地味な登りが続きます。 コースは明瞭です。 2日目 野口五郎~真砂岳~水晶小屋~水晶~ワリモ分岐~黒部源流~三俣テント場 真砂から水晶岳まで岩石の尾根が断続的に続きます。 濡れていたので少し苦戦しましたが慎重に進めば問題ないです。 水晶小屋から水晶岳、岩稜ですが歩きやすく危険は感じませんでした。 今回の難所はワリモ分岐~黒部源流までの下りでした。 雨で登山道は川のようになっていて大きな石も多く非常に滑りやすかったです。 天気よければ鷲羽山頂経由の方がベターと感じました。 3日目 三俣~黒部五郎小屋~カール~黒部五郎山頂~北ノ俣岳~太郎平小屋~薬師峠 黒部五郎まで巻き道を使いました。 ハイマツ帯で道幅は少し狭かったです。黒部五郎小屋までの標高差500mの下りは岩ごろで 田んぼ状態。滑りやすく疲れました。どろんこになりました。 カールから山頂まで急な登りが続きます。落石に注意。 黒部五郎からは一気に下ります。その後、地味なアップダウンが続きます。 終盤は木道になります。 4日目 薬師峠~太郎平小屋~折立登山口 はじめはゆるやかな木道 その後も歩きやすい整備された登山道でした。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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---|
感想
この夏はどうしても
水晶岳と野口五郎岳に行きたかった。
おととし辿りつかなかった頂。
そこから始まった登山計画。
時期が近づくにつれ山地図を見ながらなんだか欲が出てきた。
そこまでいくなら折立まで縦走したいと閃いてしまった。
黒部五郎も行きたいし、可能ならば薬師も登りたい。
北陸新幹線も開通したので帰還の手段もある。
私の欲張りハードプランをパートナーが快諾してくれたので
ブナ立IN 折立OUT!!で決行しました。
初日2日間の天気がよくなかったので
何度もルート変更や敗退を考えたけれど
たくさんの素敵な出会いに励まされ計画通り歩ききることができました。
☆雨のスタート、ブナ立て尾根。
上下カッパ着用により暑くて雨だか汗だかわからず
初日からびしょ濡れでした。
烏帽子小屋から野口五郎小屋までもほとんど人に会わず一体この先に小屋なんてほんとにあるのか
何度も不安になりながらただただ歩きました。
石を乗せすぎの小屋の屋根が見えたときは安堵でいっぱいでした。
評判どおりアットホームな小屋、濡れた衣類も瞬殺で乾くあつあつの乾燥室。
美味しいご飯に素敵な小屋番さん&羽根布団でぐっすり寝ることができました。
☆2日目は早めの天気好天を信じて先へ進みます。
野口五郎岳山頂からはガスで真っ白な景色しか見えませんでした。
山頂おりて真砂へ向かう途中一瞬晴れ間と虹が・・・。
水晶までは見えずでしたがしばし絶景に触れて、歩く希望を持ち直す。
水晶小屋へつく頃、ついに雨は本降りに。。あれ?なんなのさ。
もうこんな天気じゃ山頂ピストン辞めようと心がポキっと折れていました(T_T)
(行きたかったところなのにあまりに天気悪くてどーでもよくなった)
が相方が行こうと背中を押してくれた。あまりのガスワンダーに悔しくて泣きそうになりながらも
水晶岳へ向かう、意外とあっさり登頂。景色は全く望めなかったけれど
行ってよかったと心から思った。相方の一言にとても感謝している。
その後もワリモ分岐まで雨と風の中を黙々歩く。
黒部源流の下りは一番しんどかった~。何度も滑りそうになり足を挫きそうになり・・。
とにかく長かった。
三俣山荘で遅めのお昼をいただき当初は黒部のテント場まで進む予定でしたが
雨なので本日はここまでとした。
夕方からは晴れてきて、大好きな鷲羽岳がテント場からどどーん。
そりゃビール飲みました!美味しかった!!
☆3日目
本日は一番長い行程。。
でも朝から快晴!待ちに待った晴れなので
頑張って歩こうねと励まし合い出発。
5:30にテント場をでてまずは黒部五郎岳方面へ三俣蓮華を巻き、一旦激下りしてカールからまた急坂を登る
キツかったけれど山頂からの絶景は北アルプスの最深部そのものでした!!
登ってよかった水晶岳がくっきり見えます。奥には劔立山。
分岐でランチをしてからまたまた長い道のりを進みます。
このあたりはかなりの疲労でだらだらゾンビ状態でしたが、、
気持ちいい稜線あるき、どきどき空を見上げ景色をぽーっと眺めながらアミノバイタル×3でなんとか気力で乗り切りました。
そしてついに太郎平小屋まできた。心は生ビールに釘付けだったけれど(ΦωΦ)。。テント場までしぶしぶ歩く。地味に長く遠い~。
薬師峠のテント場は今回の旅で一番華やか&賑やかでした。
最後の宿を設営して長かった縦走路を見ながらまったり缶ビールで労う。
普段飲まない銘柄だけど美味しかった☆
夜は満点の星空、明日下山と思うとちょっとセンチになる(*μ_μ)
そんな夜でした。
☆4日目
薬師はすっかり諦めてしまっていたので
そのまま折立まで下山。
バスの時間まで中途半端に2時間以上ある。
できれば早く戻って車を回収したく、最終手段でヒッチハイクしました(-ω☆)
とっても親切な女の子に最寄り駅まで送っていただき、ローカル線に乗って富山駅まで移動。
北陸新幹線でぴゅーっと長野までUターン(≧∇≦)
七倉温泉の最終受けにも間に合って4日分の汗と垢を流しさっぱりできました♪
終わってみると
辛かったことは次第に薄れていって楽しかった思い出だけが強くはっきり残っていく。
☆special thanks
初日から3日目の太郎平まで抜きつ抜かれつを繰り返した某ツアーの団体さん。
野口から三俣までご一緒したご夫婦、水晶で会った読売新道を踏破してきた健脚兄さん。
北ノ俣岳で会った親切な三人組、折立から最寄り駅まで車に乗せてくれた女の子たちなどなど…
またどこかの山で会えたら嬉しいな♪
素敵満載、ワンダフルで無上の山旅でした(*´ڡ`●)
コメント
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お久しぶりです。
素晴らしい北アルプス最深部の縦走だったのですね!
山での出会いも素晴らしいです。
またmekkoさんの山行を拝見させてもらいます。
これからも楽しみにしています!
あっ、今度は薬師岳にも(^o^)/
こんばんわ☆
お久しぶりです。
コメントありがとうございます☆
あの時は親切にして下さりありがとうございました。
本当に素晴らしい山旅でした♪
山での出会いは大切な想い出になります。
またどこかでお会いできたら嬉しいですね。
来年こそ薬師岳へ参ります。
その時は五色ヶ原から縦走したいと思います。
またレコのぞきにきてください
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