朝日岳 (土合駅→宝川入口)
- GPS
- 12:08
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,630m
- 下り
- 1,619m
コースタイム
- 山行
- 10:50
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 12:08
天候 | 快晴🌞、微風。 稜線上は日射を遮るものが全く無くて激暑。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
🚃JR高崎線/上越線 特急 谷川岳山開き号 上野23:42→土合3:10 ■復路 🚌バス 関越交通 宝川入口16:30→水上駅17:04 🚃JR上越線/高崎線 水上17:45→高崎→赤羽20:42 《谷川岳山開き号》 ・毎年、山開きに合わせて臨時運行される特急列車。往路(上野→土合)は夜行。 ・大人気で、えきねっとの事前予約でも初回は取れなかった。(その後空き見つけて予約できた) ・なお、その後も予約状況を見てたら、当日夕方になるとキャンセルがちらほら出始め、21時になると2,3席空きが出てた(全部通路側)。上野近辺の人なら直前予約狙えるかもしれない。ちなみに真夜中に3時間半乗るだけなので、通路側でも十分な気がした。(外は真っ暗で景色無い。大宮から先は乗降駅無くみんな寝静まってて人の動きもない) ・車内消灯しないので、アイマスク要。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆アブ・ブヨは少なかった ・稜線はトンボがたくさん飛び始めており、そのせいか人にたかってくる虫は少なかった。 ◆宝川ルート (朝日岳→宝川温泉) 【① 朝日岳 ↘︎ 大石沢】 ・前半は眺め良いオープンな斜面 (リンドウ多い) ・"露岩"を過ぎた辺りから木々が増え、やがて樹林帯となる。泥面でズリッと何度か尻餅。 【② 大石沢→登山道入口(林道終点)】 ・宝川の沢沿いを高巻きして進む。河原の中は歩かない。細かいアップダウンが多くて疲れる。 ・大きい渡渉は3回。 (1) 大石沢:苦労なく飛び石で渡れた。 (2)ウツボギ沢出合:石伝いでは渡れず、沢靴に 履き替えた。深さスネ位、4,5歩で渡れた。 (3)渡渉点:石伝いで渡れず。深さ膝下、 10-20歩位で渡れた。 もう雪解けの増水期は終わっていたようだ ・ぬかるみ多い。特に(1)~(2)の区間はひどく、過半が泥道。何度か足首まで泥に浸かった。 【③登山道入口(林道終点)→宝川温泉】 ・林道終点~宝川理水試験地 は、草ぼうぼうの荒れた林道跡。幅も狭く人か二輪車が通れる程度。ただ、アップダウンは少なく、②の区間よりは遥かに歩きやすい。 ・宝川理水試験地にゲートがあり、ここまでは車で入れる様子。とはいえ、宝川温泉までの道も相当荒れてる。歩いてもぬかるみだらけで閉口した。 ・宝川温泉付近で、ロープ張って道を封鎖してた。看板読む限りは、自己責任なら試験地までは車で入っていいということみたい。(写真) ・ただ、さらに1,2分進んだ宝川温泉の建物脇では 「熊出没のため一時通行止め (6月3日(月)開放予定)」とあってトラロープ張って封鎖してた。日も過ぎてるし、もう意味よく分からない。 |
写真
感想
谷川エリアから尾瀬方面に向けて赤線を延ばそうと朝日岳・宝川ルートへ。
長丁場になるので早朝スタートが必要ですが、東京から朝発では間に合わない。けど前泊は避けたい。夜行バス・毎日あるぺん号は今1万円超えるため、毎年山開きで運行される臨時列車「谷川岳山開き号」を使いました。(5千円弱)
直前になって、宝川コースは靴を脱いでの渡渉が必要なのを知りました。
ヤマケイのガイド本には「6月中は雪解けで晴れてても腰ぐらいの水位がある。大石沢の残雪がスノーブリッジで不安定。7月第2週になれば雪減ってまだマシに」とか書かれていて不安に。
とりあえず、全国的に雪が少ない冬だったので雪解けが早いことを期待し、朝日岳までは行くことにしました。
列車は定刻通り上野23:43→土合3:10着。3時間半程なのでウトウト程度しか眠れませんでしたが、予め夕方に少し寝たので概ね問題なし。土合駅でロングな階段をこなして上がった地上はイベントモードで、JRのスタッフやぬいぐるみが出迎えてくれました。カステラもらいました。駅前もロウソク照明で華やか。少し待機して空が白み始めた4時頃出発。
白毛門、笠ヶ岳、朝日岳までの道のりは大変でした。
毎度ながら白毛門までの急登はきつい。
コロナの後遺症で未だ咳が収まらず。咳止め飲んでても、呼吸が激しくなると咳出そうになり、頻繁に立ち止まるのでペース遅れ気味。
松ノ木沢の頭に至ると眺望が開け、谷川岳が真横に。
梅雨のこの時期にありがたや。白毛門に登頂。
さらに笠ヶ岳を経て朝日岳へ。
暑い上に息が乱れて、何度も立ち止まりながら、ようやく朝日岳に到達。
ここだけはそよ風が絶えず吹いてきて、日差しの中でも涼しくてずっと休憩していたい所でした。
眺望も素晴らしい。
東側には越後三山や尾瀬周辺の山々、武尊山
西側には谷川の馬蹄形縦走線の奥に苗場、妙高/火打。
そして南には珍しくも富士山まで。
以前、馬蹄形縦走で通った時も見えてたはずですが、7年の間に知ってる峰が大分増えて景色の豪華さを改めて実感できました。
さて、下り。
前回と比べるとコース脇や朝日岳山頂に残雪が全くなかったため、当初の計画通り宝川ルートを下ることにしました。(白毛門以降のアップダウンに疲れて、来た道戻りたくないというのもありましたが)
最初は花いっぱいの斜面を下り、やがて樹林帯に突入。1時間ほどで大石沢に到達。
その後、沢沿いを高巻きしていく道は、細かなアップダウンだらけな上に、ぬかるみだらけで辟易。
ただ、一番心配していた渡渉については、既に雪解けの時期は終わっていたようで、ヒザ下程度の渡渉で済み、ことなきを得ました。
その後も道は長く、16時過ぎに宝川入口バス停にゴール。最終バスに間に合いました。
久々の12時間行動、疲れました。
コメント
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毎度精力的な活動レコ、楽しみに拝見してます。
そして今回の土合から朝日岳経由宝川温泉への山行、大変お疲れさまでした。
距離や標高差では想像できない難ルートをきっちり公共交通機関利用で
コンプリートするところがさすがだなーと思って拝見してました。
特別列車の存在も勉強になりましたが、
何より宝川温泉の最終バスにしっかり間に合うところが見事です。
これに乗り遅れると結構深手ですよね。。。
できれば日本一の露天風呂を堪能してからお帰り頂きたかったですけど笑。
これからもikerinaさんのレコを楽しみにしてます!
ヤマケイのガイド本に宝川温泉から日帰りピストンするプランが案内されてて、出発前日になって6月中〜下旬は雪解け増水で渡渉が難しいことを知りました。
今回は問題なく渡渉できましたけど、もし最後に渡渉できなかったら、再び朝日岳に登り返し、土合に縦走して戻る羽目になってました。johroさんよりもっと遅い時間帯に暗闇の中を下るか、避難小屋でビバークする羽目になってたことでしょう。
渡渉して、かつ最終バスに間に合ってよかったです。
あわよくばもっと早く下山して宝川温泉に入れたらなぁなんて思ってましたけど、全然ムリでした。
笠ヶ岳に避難小屋があったので、青春18の時期に、小屋泊の2日計画で臨めば、余裕をもってかつ安く行けたかもな―と、後で思いました。
これは、耳よりな情報ありがとうございます。
宝川温泉ルートは渡渉必須なんですね。
気にはなっていたルートだったので参考になります。
宝川温泉、オフロスキーなんですけどまだ行った事がないのです🥺
計画通りの見事な山行、お疲れさまでした😉
https://www.enjoy-minakami.jp/event.php?itemid=2275
宝川温泉ルートの渡渉は、本によって所説あって、「宝川本流の徒渉点は簡単に飛び越せるが、」と書いてる本もあるので、渇水期なら楽に渡れるのかもしれません。
宝川温泉はよさげなんですが、日帰り入浴は16:30(入場16:00)までなので、朝日岳の日帰で登った後に入るのは、結構難しいです。(さらに、温泉からバス停まで徒歩20分、そこからの最終バスは16:30発)
1500円と少しお高めなので、入るならせめて1、2時間はまったりしたい、となると、さらに利用しずらかったりします。
... と、ここまで調べて、今回は全然意味なかったのでした...
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