十勝岳〜富良野岳 雨中のお花見
- GPS
- 13:09
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,758m
- 下り
- 1,763m
コースタイム
- 山行
- 3:21
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 3:37
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 8:59
まずは縦走装備を担いでどの程度歩くことが出来るか?自分の脚を測る意味で歩いたことのない「十勝岳新得コース」に行ってみようと思い立ちました。「上ホロ小屋で1泊して、富良野岳までピストンで往復する計画を立てたのでした。
天候 | 小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨によるメリット ※とにかく涼しくて助かった。 ※火山灰のザレ場が適度に湿って歩きやすかった 雨によるデメリット ※特に岩場が滑って慎重に歩かざるを得なかった |
その他周辺情報 | 十勝岳温泉凌雲閣 日帰り入浴1000円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
テント
シュラフ
マット
|
---|
感想
週末は厚岸のお祭りでした。
過去最高の寄付が集まった花火大会は、残念ながら濃霧の中での打ち上げとなり、地上30mくらいまではマズマズ綺麗に見えたのですが、それ以上の高さに打ち上げられる大輪は濃霧にぼやけてよく見えませんでした。私は打ち上げ会場で駐車場の誘導と警備、後片付けなどのボランティア作業に携わっておりましたが、最後の大スターマインだけは一観客として花火を楽しみました。(笑
土日の夜には山車の競演が催され、私は土曜日だけ見物客として冷やかしておりました。毎年トップバッターの床潭八木節の山車が発電機の故障で音響設備が使えなくなり、急遽「消防会」の山車を借りて出場することになりました。前代未聞の珍事でした。
日曜日は予てから計画していた十勝岳新得コースを歩くつもりでした。十勝岳は何度も登っていますが、新得コースからアプローチしたことはありません。
また、十勝岳〜上ホロカメットク山のルートも未踏だったので、そこを歩いてみたい希望もあったのです。天気予報は雨模様でしたが、雨量は大した事なさそうで、風もそれほど強くないようです。せっかくのチャンスなのでこれを逃すことは全く考えませんでした。
ところが、あれこれ下調べして十勝岳新得コース登山口まで行こうとしたのですが、なんと!林道が橋の流出のリスクがあるためとかで通行止めになっていました。
「他に登山口までアプローチできるルートはあるのだろうか?」
山深い林道は電波も届かず今ココで調べる手段もありません。
「いっそのこと、このままトムラウシ山に登っちゃおうかな」とも思いましたが、トムラウシ山には好天の日を選んで登りたい。
考えた末、十勝岳温泉から真っ直ぐ上ホロ小屋に向かって宿泊し、翌朝十勝岳ピストン、そして富良野岳まで縦走し、十勝岳温泉に下山することにしました。とりあえず十勝岳と上ホロのルートをつなぐことを目標としたのです。
登山口駐車場は、数台の車が停まっていました。
「こんなお天気(雨)でも登る人いるんだねぇ。」(私もその1人です)
雨は時折止み、「ひょっとしたら・・・」期待を抱かせてくれましたが、結局、翌日までずっと同じようなお天気でした。
上ホロ分岐を過ぎる辺りから、花の種類が多くなってきました。
チングルマ、エゾノツガザクラ、エゾコザクラ、イワウメ、イワヒゲ等々。
雨が降っていても、ガスっていても、気持ちが癒されます。
上ホロ小屋には数名の先客がおりました。
1階は男性が5〜6名ほど。
2階は女性が数名いたようですが、声の感じから恐らく4〜5名でしょう。
外に出ても雨で、私は特にすることもないのでそのまま床に就きました。
夜中に何度か目が覚めましたが、日付が変わる前は風や雨が強くなっていたようでした。
翌朝、何度も起きては寝て、起きては寝てを繰り返しましたが、「もうこれ以上寝ていられない!」と、3時過ぎに諦めて身支度を始めました。
4時過ぎにザックをデポして十勝岳に向かいました。
やはりガスが濃くて目標の十勝岳はおろか、20m先も見えません。
「晴れた日にまたここを歩かなくちゃね」
十勝岳山頂直下は、勾配キツめのザレ場で、晴れていればきっと火山灰が崩れるように滑って歩き難かったことでしょうが、適度に湿っていたおかげでグリップしてくれます。
十勝岳山頂はやはり真っ白だったこともあり、すぐに引き返すことにします。
上ホロ小屋は既にもぬけの殻でした。
デポしていたザックを回収し、テン場経由でかみふらの岳に向かいます。
テン場周辺は1面のお花畑でした。
さすが花の100名山だけあって、かみふらの岳から富良野岳まではずっと花を楽しむことが出来ました。
しかし、せっかく新調することになったカメラが間に合った(コイカクに登った際に水没したカメラは結局「修理不能」と言うことでOM−5に買い替えることになり、登山前日の土曜日に届いたばかりでした)のに、雨のためその出番はなく、結局「ただの荷物」のままで終わりました。
富良野岳山頂手前に、ロープで囲われて保護されていた植生に以前はエゾルリソウが咲いていたのですが、姿を消していました。
流出してしまったのか?或いは盗掘被害にでも遭ったのでしょうか?残念です。
ただ、エゾルリソウは1株だけ別の場所で見つけました。
道中、ずっと残念なお天気が続きましたが、そのおかげで暑過ぎることもなく気温的には快適な登山でした。
下山後はもちろん、凌雲閣で汗を流して帰途に就きました。
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