幌尻岳(糠平川コースから)
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- GPS
- 15:52
- 距離
- 29.5km
- 登り
- 2,057m
- 下り
- 2,050m
コースタイム
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:56
天候 | 一日目:小雨 二日目:曇りのち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
○とよぬか山荘前からマイクロバス(予約)で第二ゲートまで。(往復7,000円) 往路は4:00、8:00、12:30があり、4:00便を予約したが、前日16時ごろに電話があり川の水が引かないので中止、次の8:00便は明日7:30ごろ判断すると連絡あり。 当日、とよぬか山荘に到着。8:00便が運行することから乗車。 ◯復路は、第二ゲート発9:30、12:00、17:00があり、17:00で帰る。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○マイクロバス終点の第二ゲートから北海道電力取水施設まで長い未舗装道路。 ○取水施設から少し歩くと、第一渡渉点に到着。登山靴から沢シューズに履き替え、15回ほど渡渉。川の流れが強く、ストックがあると支えになり良いです。 日々刻々と水位が変わり、行きは、深いところで股下ほど、帰りは、膝上ぐらいの深さでした。 小屋の管理人さんの話では、中止が続いていたのでバスを運行したが普段なら中止する深さだったそうです。 ○最後の渡渉地点を渡ると幌尻山荘。宿泊して、翌朝、幌尻岳に登る。 ○山荘から、すぐに樹林帯の急登が続き、命の水を過ぎてしばらくすると、戸蔦別岳など眺望できます。森林限界になり、幌尻岳が見えてきて、高山植物がたくさん見られました。 |
写真
濡れた物を干せます。濡れた雫が滴る物は外、ザックなど大きな物は外の倉庫、靴は外です。また、バイオトイレ使用料千円支払います。コンロは普段は外ですが、今日は雨だったので、1階で使用できました。
感想
北海道遠征の
第二日目。
前日は、アポイ岳に登り、平取町の民宿「きらく家」で宿泊。
7時ごろに、とよぬか山荘に到着。8時便のバスは運行されるので乗車。乗車は12人。
第二ゲートに到着して小雨が降っているので雨具の上着をきて出発。途中、2度出会った軽トラの方から、普段より水位が高いので、危険だと思ったら引き返してくださいと言われて、心配になりました。
東京と千葉の2人の単独行の方を追い抜いて、第一渡渉点に到着。沢シューズに履き替えます。第一渡渉地点は膝ぐらいの深さだったので行けるかなと思って進みました。二つ過ぎ、股下ぐらいの渡渉をしたが、これは間違いだったので引き返す。渡渉地点には赤テープがあり、その後は次の赤テープを確認して進みました。
水位は、その後、上流部の方が深いところが多く股下ほどありました。渡れるか少し迷ったところもありました。しっかり踏ん張ってから、二の足を運びました。
山荘に到着して、先行者が1人いたことを管理人さんから聞きました。
後続の方は、単独の方が2人きて、次にガイド付きの女性がきて、夫婦と4人組は私が到着して2時間ぐらいしても到着していませんでした。
管理人さんが心配して迎えに行き、まず夫婦の方を連れて帰って来ました、奥さんは、低体温症になり震えていました。(後で奥さんから聞いたら、川にドボンしたらしく死ぬかと思ったらしい)。
それから1時間ほどしても、4人組(女三人、男1人)が到着せず、管理人さんが再び迎えに行き、まず3人連れ帰って来ました。女性の1人が最後の渡渉手前で動けなくなつたそうで、もう1人の管理人さんと2人で連れて帰って来ました。(女性に聞くと、3回ドボンしたらしく、低体温症というより、食べてなく低血糖だと言っていました。)
幌尻岳に登った方は、6時45分ごろ帰ってきて、全員無事に12人揃いました。前日の宿泊者はいませんでした。
第三日目
昨日に幌尻岳を登った単独の方は、第ニゲート9:30のマイクロで下山。幌尻岳の登山は、一番に4人組が昨日動けなくなった女性を置いて、3人が先行、続いて夫婦、そして私、東京、千葉の単独、ガイド付きの女性が続きました。
幌尻山荘からすぐに急な樹林帯が続いて、命の水につきます。しばらくして、戸蔦別岳などの展望が開けます。そして、森林限界を超えて、幌尻岳が北カール越しに見られます。草付きには、高山植物の花がお花畑のように広がっています。
幌尻岳に近づいて、ガスが掛かるようになってきました。山頂には私のすぐ後に、新冠から登ってきた単独の方、それから、新冠から登った三人組や、幌尻山荘から登ってきた方などが次々登ってきました。
山頂からは青空も少し見えましたが、眺望は、戸蔦別岳などはガスが掛かり、あまり見えませんでした。
少し下ってから、戸蔦別岳や北戸蔦別などが良く見えてきました。
幌尻山荘に下って、昨日の4人組の内、動けなくなった女性が管理人さんと一緒に下るところでした。
沢シューズに履き替え、第ニゲート17時00分便に乗る為、出発しようとしたら小雨が降ってきて、雨具の上着を着て、下りました。
東京・千葉の単独、夫婦、ガイド付きの女性の方々はもう一泊して帰るそうです。
川の水位は、昨日より10センチmぐらい下がっていました。(膝上から膝ぐらいの感じ)
下りの長い道では、ヤマブキショウマやクガイソウなどの花を見ながらゆっくり下りました。
到着すると先に下った4人組の内の女性が、小屋の中にいました。マイクロバス17時便は16時半頃にきました。乗車は私と、4人組の5人でした。
しかし、4人組の内三人が、17時近くになっても到着せず、運転手の方は無線機で、出発などについて山荘の関係者と相談していました。
私にも待つことに同意の相談があって、同意しました。三人は17時13分に到着し、17時15分に発車して帰りました。
とよぬか山荘に到着するまで、4人組から、遅れたことのお詫びの一言も聞いてなく、運転手にも確認したら「聞いてないですが、私は別に構いませんがと言っていました。」そう言えば、昨日も、心配かけて、お詫びの一言も聞いてないなと思うと、少し腹が立って、17時便の遅れを同意したのを少し後悔しました。後悔先に立たずですが。
靴からザックまで濡れた物ばかりなので、とよぬか山荘に泊まりました。
風呂に入って、左膝の裏が赤くなっていて、良く見るとマダニが噛み付いていました。
明日は、医者に診てもらい、山は停滞のようです。
今回は連日の雨で渡渉など、少し難しい状況の中、マダニにも噛まれましたが、何より無事に登頂できて良かったです。また、幌尻山荘では宿泊者の方や管理人さんと色々とお話できたし、幌尻岳は、花が多く、素晴らしい山でした。
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