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Yamareco

記録ID: 7014203
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳 南部周遊

2024年07月12日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
12:33
距離
19.7km
登り
1,949m
下り
1,942m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:45
休憩
0:14
合計
2:59
6:07
50
6:57
6:58
7
7:05
7:17
0
7:17
7:18
42
8:00
66
日帰り
山行
8:21
休憩
1:43
合計
10:04
4:38
7
4:51
72
6:03
6:08
27
6:35
6:36
21
6:57
7:04
20
7:24
25
7:49
7:56
2
8:07
9
8:16
8:17
5
8:22
8:23
2
8:25
8:28
9
8:37
8:38
11
8:49
3
8:52
9:17
30
9:47
9:56
9
10:05
10:07
4
10:11
10:12
8
10:20
10:21
7
10:28
10:30
19
10:49
10:55
8
11:03
11:13
25
11:38
11:51
3
11:58
12:05
51
12:56
42
13:38
13:39
63
14:42
天候 1日目…雨、2日目…晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八ヶ岳山荘をスタート。あいにくの雨。
2024年07月12日 06:07撮影 by  iPhone 13, Apple
7/12 6:07
八ヶ岳山荘をスタート。あいにくの雨。
旅の安全をお祈りします。
2024年07月12日 06:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/12 6:51
旅の安全をお祈りします。
美濃戸を通過。
2024年07月12日 06:56撮影 by  iPhone 13, Apple
7/12 6:56
美濃戸を通過。
雨で水量が多い気がします。
2024年07月12日 07:00撮影 by  iPhone 13, Apple
7/12 7:00
雨で水量が多い気がします。
北沢へ進みます。
2024年07月12日 07:16撮影 by  iPhone 13, Apple
7/12 7:16
北沢へ進みます。
2024年07月12日 07:30撮影 by  iPhone 13, Apple
7/12 7:30
2024年07月12日 07:50撮影 by  iPhone 13, Apple
7/12 7:50
2024年07月12日 08:14撮影 by  iPhone 13, Apple
7/12 8:14
2024年07月12日 08:22撮影 by  iPhone 13, Apple
7/12 8:22
遠くに見えるは大同心か。
独特の雰囲気があります。
2024年07月12日 09:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/12 9:05
遠くに見えるは大同心か。
独特の雰囲気があります。
大雨になる前に赤岳鉱泉に到着しました。
2024年07月12日 09:06撮影 by  iPhone 13, Apple
7/12 9:06
大雨になる前に赤岳鉱泉に到着しました。
このあと20分後くらいに大雨が降ってきました。ラッキー。
1日目の行程終了。まっ、雨じゃ仕方ない。
2024年07月12日 09:10撮影 by  iPhone 13, Apple
7/12 9:10
このあと20分後くらいに大雨が降ってきました。ラッキー。
1日目の行程終了。まっ、雨じゃ仕方ない。
2日目、日の出と同時くらいに出発。
青空が広がる。
2024年07月13日 04:38撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 4:38
2日目、日の出と同時くらいに出発。
青空が広がる。
雨上がり、鳥の声がステレオで聞こえます。
2024年07月13日 04:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 4:44
雨上がり、鳥の声がステレオで聞こえます。
阿弥陀岳がくっきり、朝日に照らされています。
2024年07月13日 04:52撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 4:52
阿弥陀岳がくっきり、朝日に照らされています。
キツネに遭遇!
見えるかな?
2024年07月13日 05:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 5:12
キツネに遭遇!
見えるかな?
視界が広がります。昨日から一転、いい天気だ。
2024年07月13日 05:58撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 5:58
視界が広がります。昨日から一転、いい天気だ。
赤岳も。
2024年07月13日 05:58撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 5:58
赤岳も。
これから向かう、赤岳〜中岳〜阿弥陀岳。
2024年07月13日 06:05撮影 by  iPhone 13, Apple
1
7/13 6:05
これから向かう、赤岳〜中岳〜阿弥陀岳。
まずは硫黄岳へ。
2024年07月13日 06:05撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 6:05
まずは硫黄岳へ。
2024年07月13日 06:07撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 6:07
右下眼下に出発地点の赤岳鉱泉が見える。
2024年07月13日 06:08撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 6:08
右下眼下に出発地点の赤岳鉱泉が見える。
2024年07月13日 06:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 6:12
ダイコンソウ?
2024年07月13日 06:27撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 6:27
ダイコンソウ?
2024年07月13日 06:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 6:30
出発から2時間、硫黄岳を通過。
2024年07月13日 06:35撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 6:35
出発から2時間、硫黄岳を通過。
2024年07月13日 06:35撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 6:35
硫黄岳からこれから進む稜線を望む。
2024年07月13日 06:38撮影 by  iPhone 13, Apple
1
7/13 6:38
硫黄岳からこれから進む稜線を望む。
2024年07月13日 06:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 6:48
コマクサが群生しています。なんとも愛らしい!
2024年07月13日 06:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 6:51
コマクサが群生しています。なんとも愛らしい!
硫黄岳山荘で小休止。
2024年07月13日 06:54撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 6:54
硫黄岳山荘で小休止。
2024年07月13日 07:28撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 7:28
横岳手前からややこしくなるので、ヘルメット装着。
2024年07月13日 07:36撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 7:36
横岳手前からややこしくなるので、ヘルメット装着。
大同心
2024年07月13日 07:38撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 7:38
大同心
結構、激しいです。
2024年07月13日 07:42撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 7:42
結構、激しいです。
この梯子は結構スリリング。
2024年07月13日 07:46撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 7:46
この梯子は結構スリリング。
2024年07月13日 07:46撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 7:46
2024年07月13日 07:49撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 7:49
横岳通過。
2024年07月13日 07:49撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 7:49
横岳通過。
まだまだ行くぜ!
2024年07月13日 07:50撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 7:50
まだまだ行くぜ!
薄っすら富士山も見えます。
2024年07月13日 07:51撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 7:51
薄っすら富士山も見えます。
2024年07月13日 07:52撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 7:52
2024年07月13日 07:52撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 7:52
さっきからの美声はあなた?
イワヒバリと思しきが、赤土色に馴染んでいます。
2024年07月13日 08:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 8:07
さっきからの美声はあなた?
イワヒバリと思しきが、赤土色に馴染んでいます。
スゴい岩。隊長が喰われそう!
2024年07月13日 08:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 8:12
スゴい岩。隊長が喰われそう!
赤岳もだいぶ近くなってきた。
2024年07月13日 08:27撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 8:27
赤岳もだいぶ近くなってきた。
赤岳と富士山(見えるかなぁ)
2024年07月13日 08:45撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 8:45
赤岳と富士山(見えるかなぁ)
地蔵の頭
2024年07月13日 08:47撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 8:47
地蔵の頭
2024年07月13日 08:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 8:48
登頂できますように。
岩から落っこちませんように。
無事に下山できますように。
それから、それから...。とにかくよろしくお願いします!
2024年07月13日 08:49撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 8:49
登頂できますように。
岩から落っこちませんように。
無事に下山できますように。
それから、それから...。とにかくよろしくお願いします!
9時前、赤岳展望荘到着。出発から4時間ちょっと。
2024年07月13日 08:52撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 8:52
9時前、赤岳展望荘到着。出発から4時間ちょっと。
ちまき(赤岳鉱泉のお弁当)を頂く。
2024年07月13日 08:58撮影 by  iPhone 13, Apple
1
7/13 8:58
ちまき(赤岳鉱泉のお弁当)を頂く。
美味しかったです。
2024年07月13日 09:01撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 9:01
美味しかったです。
2024年07月13日 09:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 9:22
赤岳頂上まであと少し。かなりキツイです。
2024年07月13日 09:30撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 9:30
赤岳頂上まであと少し。かなりキツイです。
赤岳頂上山荘到着。
2024年07月13日 09:46撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 9:46
赤岳頂上山荘到着。
赤岳制覇。富士山とともに。
2024年07月13日 10:02撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 10:02
赤岳制覇。富士山とともに。
2024年07月13日 10:04撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 10:04
右手はこれまで歩いて来た道のり。左手、阿弥陀岳はこれから向かう。中央には、行者小屋が見える。
2024年07月13日 10:05撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 10:05
右手はこれまで歩いて来た道のり。左手、阿弥陀岳はこれから向かう。中央には、行者小屋が見える。
2024年07月13日 10:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 10:07
2024年07月13日 10:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 10:11
2024年07月13日 10:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 10:16
下りもキツイです。
2024年07月13日 10:29撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 10:29
下りもキツイです。
シャクナゲも至るところに。
2024年07月13日 10:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 10:45
シャクナゲも至るところに。
中岳コルから阿弥陀岳に登り始めのところに、ニホンカモシカ発見。
2024年07月13日 11:06撮影 by  iPhone 13, Apple
1
7/13 11:06
中岳コルから阿弥陀岳に登り始めのところに、ニホンカモシカ発見。
2024年07月13日 11:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 11:07
結構、大きいです。
2024年07月13日 11:07撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 11:07
結構、大きいです。
阿弥陀岳へのルートも結構険しい。
2024年07月13日 11:17撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 11:17
阿弥陀岳へのルートも結構険しい。
阿弥陀岳山頂。上がったころには辺りはガスって、視界は悪くなってました。ここまで晴れてくれたので満足です。
2024年07月13日 11:39撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 11:39
阿弥陀岳山頂。上がったころには辺りはガスって、視界は悪くなってました。ここまで晴れてくれたので満足です。
2024年07月13日 11:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7/13 11:40
行場。ここから下を覗き込むのでしょうか。
2024年07月13日 11:55撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 11:55
行場。ここから下を覗き込むのでしょうか。
2024年07月13日 11:56撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 11:56
御小屋山への下りもキツイ。
2024年07月13日 12:02撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 12:02
御小屋山への下りもキツイ。
御小屋山通過。アブがやたら多い。
2024年07月13日 13:31撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 13:31
御小屋山通過。アブがやたら多い。
ようやく別荘地まで下ってきました。もう少し下から舗装路。
2024年07月13日 14:22撮影 by  iPhone 13, Apple
7/13 14:22
ようやく別荘地まで下ってきました。もう少し下から舗装路。
15時前、八ヶ岳山荘到着。本日の出発から約10時間。よく頑張りました。
2024年07月13日 14:42撮影 by  iPhone 13, Apple
1
7/13 14:42
15時前、八ヶ岳山荘到着。本日の出発から約10時間。よく頑張りました。

装備

個人装備
Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 ハイドレーション ヘッドランプ ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ヘルメット

感想

今年初の本格的な山登りへ。
天気予報は、あいにくの天気。梅雨の真っ只中なので、仕方あるまい。
当初は、1日目に行者小屋経由、横岳~硫黄岳~赤岳鉱泉(泊)、2日目に赤岳~中岳~阿弥陀岳~美濃戸口の予定だった、1日目が10時ごろから大雨予報で、2日目が晴れるとのことだったので、1日目は大雨前に赤岳鉱泉到着して、2日目にちょっとキツイが硫黄岳から赤岳、阿弥陀岳と周遊することにした。

ということで、朝6時に八ヶ岳山荘を出発。
この時にはすでに小雨が降っていた。
雨は降っていたものの、前半は車道がほとんどなので苦になることはなかった。
沢を何度か渡り、出発から約3時間、9時過ぎに赤岳鉱泉に到着。
9:30からのチエックインには少し早いが、中へ入れて頂いた。
このあと20分後くらいに大雨になった。いい時間に到着できた。ラッキー。
風呂は14時からでまだまだ時間はある。早速、一杯やって、昼寝。

14時の風呂には一番乗り。

山小屋で風呂に入れるのは、嬉しい。特に今回は雨で濡れたので尚更だ。
夕食まではまだ時間があるので、また昼寝。
赤岳鉱泉の夕食は、豚肉の鉄板焼きとポトフ。ボリューム満点で美味しかった。
夕食後は、早々に就寝した。

2日目は、日の出とともに出発。
予報通り、良い天気だ。
小鳥のさえずりも心地よい。が、視界のない急な登りが続く。
赤岩の頭手前から視界が広がり、いよいよ如何にも縦走路といった道に差し掛かる。
硫黄岳手前からは空気も冷たく感じる。
硫黄岳までは約2時間。先はまだまだ長い。

横岳手前からは、結構激しいルートが続く。
ヘルメットを装着し、どんどん歩を進める。
鎖場、梯子、また高度感もあるところもあり、なかなか飽きない楽しいコースだ。
このあたりになると腹も減ってきたので、赤岳展望荘で赤岳鉱泉の弁当・ちまきを頂く。
これが絶品。おススメです。

腹を満たし、最後の急壁を登り、赤岳山頂に到着。
昨日の大雨から一転、すごく良い景色を楽しめた。念願の富士山も薄っすらではあるが、望めたので大満足。

ここからは阿弥陀岳へ向かう。
下りも結構急で、大変だ。
中岳を越え、阿弥陀岳へ登り返そうとしたとき、abenaがコース脇にニホンカモシカを発見。
ここでお目にかけれるとは想像だにしなかったので、びっくり。
近くの方もたいそう喜んでいた。
阿弥陀岳への登りも険しく、さながらロッククライミングって感じのところもある。
約30分程度で山頂へ。
このころにはガスも出てきて視界が良くないが、昨日のことを思えば、良く天気は持ってくれた。大満足だ。
ここからは下りオンリー。あと3時間程度の行程だ。

ずっと急な下りが続く。
abenaの体力が心配だったが、今回は無言になることもなかった。
昨年から随分、体力も付いたのだろうか。
御小屋山あたりから、やたらとアブが舞うようになってきた。
ここのアブは特に集団で付きまとい、それでいてひつこい。
登りなら耐えられないところだったか。

15時前に八ヶ岳山荘に到着。
本日スタートから約10時間。よく頑張った。
急な予定変更だったが、結果上手く行った。
八ヶ岳は初だったが、思っていたよりも壮大なスケールで、コースも変化に富んだ、というより思いのほかハードで楽しかった。
充実の二日間であった。

次はどこ行こうか、と思うが、いまは満腹で何も考えられない。

今シーズンはトレーニング開始が遅く、体力的に若干の不安があったが、八ヶ岳、隊長に引っ張ってもらえればなんとかなるかなー。
ところが、初日は生憎の雨。ひとまず赤岳鉱泉まで行って、2日目に赤岳を目指すことにする。
問題はそのコース。硫黄岳から赤岳までとするか、赤岳から阿弥陀岳とするか。いやせっかくなので、予定していた山々をぐるっと縦走したいが、私の体力で間に合うのか!?
これまでの山行と比べながら色々考えたが、結局全部回ることにする。私は欲張りなのだ。

初日は赤岳鉱泉までの道を3時間ほど。
しとしと雨の中を歩くが、その雨に緑が映え、鳥の声も聞こえて心洗われる感じ。
歩きやすい沢に沿ったコースで、沢は雨のせいもあって水量たっぷり、澄んだ水が森を潤している。
幸い土砂降りになる前に到着し、時間も早いのでゆっくり荷物を整理してひと休み。
午後にはお風呂も始まり、一番風呂で身体を温める。山小屋でお風呂に入れるなんて、サイコーだ。
夕食は、豚肉の鉄板焼き。肉厚の豚ロースは旨味があって柔らかく、ごはんが進む。野菜たっぷりのポトフもセロリの味が効いていてとてもおいしい。お腹いっぱいなのにポトフをおかわりしてしまった。

2日目はいよいよ赤岳周遊だ。
山小屋の玄関先すぐの所に登り口があり、開始直後からそこそこの急登だが、前日の雨にも関わらずぬかるみはほとんどない。なんという保水力!
湿度を感じながら進むと、シカやキツネに遭遇。野生のキツネを見るのは人生で2度目で、ちょっと感動。
登り切ると、正面には硫黄岳、振り返るとこれから進む先の山々。
なんと雄大な! 壮大な自然に抱かれる感じは想像を遥かに超えてきた!
しかしそんなに歩けるんだろうか? 一抹の不安も心によぎる。
硫黄岳から赤岳に向かって稜線を歩くが、西からは冷たい風が強く吹き、東からは暖かい日差しが降り注ぐので、寒かったり暑かったり。それに、遠目にはなだらかに見えるのに実際は結構な勾配で、なかなかハードだ。
横岳辺りからは険しさが増してきてヘルメットを着用。お地蔵様にも山行の無事をくれぐれもとお願いする。
赤岳頂上に近づくにつれてどんどんハードになっていき、最後の急登は重い鎖を頼りによじ登って、なんとか登頂した。
ふはー。

しかし、行程はまだまだ続く。
阿弥陀岳は遠目に見ても激しそうだったが、間近に見るとますます不安になる。しかも、手前にある中岳も相当なものだ。
すでに何度か足が攣りそうになっていたが、塩分チャージと水分補給で凌いできた。
とにかく進むしかない。

中岳を超えていよいよ阿弥陀岳に挑もうかという所で、コース上に何かがぬぅっと現れた。
おー。ニホンカモシカではないか!!
初めて生で見た! これはスゴい。
居合わせた登山者にも声をかけて、みんなで激写するが、彼はしばらく草木を喰んだあと、またぬうっと去って行った。

最後の急登、阿弥陀岳を越え、行場から谷底を覗き込むフリをして(霞んであまり見えなかった笑)、あとはひたすら下るのみ。
下りも急勾配でなかなかキツいが、昨年の奥穂からの下りの最後を思えばまだまだなんとかなりそうだ。
いや、それにしても長い...

御小屋山からはアブにつきまとわれた。腕や肩にとまり、顔の前を飛び交い、体当たりしてくる。追い払っているうちにだんだん数が増え、攻撃的になってくる。何度かチクッともやられて、まるで蜂に襲われているようだった。
アブってそういう習性があるんだろうか?
攻撃は、林道が終わって車道に出てもまだしばらく続いた。

ともあれ、なんとか無事に下山。
雄大な景色と愛らしい花々、野生動物たちとの出会いに胸打たれる印象的な山行であった。
ただ、むちゃくちゃ疲れたので、駐車券のサービスコーヒーはミルクとシロップで甘~くしていただいた。
よくがんばりました◎

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体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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