花の裏岩手縦走 (岩手山→八幡平)
- GPS
- 19:45
- 距離
- 37.9km
- 登り
- 2,900m
- 下り
- 1,991m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 2:38
- 合計
- 10:44
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 8:32
天候 | 1日目 曇りときどき晴れ 2日目 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【夜行バス】八重洲南口バスターミナル→盛岡駅東口 【電車】盛岡駅→滝沢駅 【タクシー】滝沢駅→馬返し登山口(実費4000円) ■復路 【バス】藤七温泉→盛岡駅(※7/13時点で臨時時刻表となっていたので注意) ※八幡平樹海ライン通行止めに伴う『八幡平自然散策バス』・『八幡平頂上線』の臨時運行について(2024.7/4から当面の間) http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/archives/27463/ |
その他周辺情報 | ■利用した水場 ・八合目避難小屋(ダバダバ出ている&ひえひえプールだった) ・犬倉山(三ッ石山荘の水場が枯れている可能性を考えて1日目ラスト想定で給水) ・三ッ石山荘(夏は枯れることありとあったがこの日は出てた) ・大深山荘(2日目ラスト給水。ダバダバ出ている) ■温泉 藤七温泉 彩雲荘 https://www.toshichi.com/ 《日帰り入浴時間》8:00から17:00 《日帰り入浴料金》大人 650円 ・洗い場は熱湯・冷水がでる蛇口があり、混ぜて利用するスタイル。シャワーなし。 ・露天は基本混浴。女性用の囲いがある露天までも混浴風呂の真ん中を歩いていく必要があるため、女性は湯浴み着・バスタオル等を持参している方がほとんど。 |
写真
感想
去年は体調崩して夏秋は山籠りできなかったので、今年はいっぱい行くぞ!ということで一昨年から温めていた裏岩手に行ってきました!初岩手県上陸!
月曜日の段階で雨だった予報は火水と徐々に梅雨前線が南下してきて、お天気持ちそうだったので決行です。
避難小屋泊なのでリハビリにちょうど良いじゃん♪と思ってたのですが、3日間だとちょっとゆるすぎるかなと2日間に変更したところに、らくルートで計画したコースタイムが山と高原地図のものとは結構ずれていることに途中で気が付き、もともと長めだった行動時間がさらに長くなった結果体力はギリギリに(^_^;)
あらかじめエスケープは何パターンか考えて挑んたものの、滑落しかけたのも体力不足からくる注意力散漫だったと思うのでとても反省してます。無理な計画禁物。
コースタイムがずれた原因はこのあと調査予定です。
いろいろ大変だったけど、裏岩手自体は山容がとてもおおらかで、山と山の間にまるで牧場みたいに朗らかな笹原とオオシラビソの大地が広がっていて、これまで登ってきたアルプスなどの山とはまた全然違う奥深さがとても好きな雰囲気でした。歩けて良かったです。
<1日目>
馬返し登山口の水場で八合目避難小屋までの水を汲み出発。
避難小屋1泊なのになぜかザックが10kgもあり、薪を持ってくか1分悩んだ末1本だけザックに突き刺しました。
岩手山に登りまくっている地元のベテランおじいちゃんと少しお話しながら3合目まで。新道旧道迷ってたのでおすすめコースを聞いてくっついて行かせてもらうことに。
8合目までは暑さでヘロヘロになりあまり記憶なし。現れた八合目避難小屋の立派さとキンキンに冷えた水場にテンションが上がったところで意識を取り戻しました。
薪はウロウロしてたら管理人さんっぽい人が受け取ってくれました。
ここで犬倉山までの水を補給しいざ岩手山へ。
コマクサめちゃめちゃ久しぶりだ〜とか、地熱があることを教えてもらい地面触ってあったかい〜とか言いながら不動平避難小屋まできて休憩。
まだ先が長いのでここで下って登るのは嫌すぎるということで鬼ヶ城コースを進むことに。
ここまでもお花は咲いてましたが、不動平から先はさらにお花畑が連続して現れました。高山植物に疎い私が適当に写真に収めただけでもその数20種類以上!!見る人が見ればもっといっぱい気がつけるのでしょう。いやーすごかったな。
切通手前の道幅30cmくらいの左が切り落ちているトラバースでアクシデント発生。
前から人が来る気配を感じ、(ここだと絶対すれ違えないなぁー)と思いながら少しカーブしている先の様子を見ようと崖側に左足を置いた瞬間スーっと脚が道の向こうに吸い込まれました。
道の左側は1ミリも斜面にはなっておらず垂直に切落ちていてあっという今に胸まで道から落ち、ぎりぎり腕で崖の端にしがみついてなんとか止まりよじ登ることができました。
上からだと植物が茂っててまったくそうは見えなかったので脚が突然空中に放り出されてかなりびっくりしました。身体が尾根側を向いて落ちて本当に良かった、、悲鳴を上げてしまったので前から来た人も驚かせてしまいました。
疲れがだいぶ溜まってきた中で注意が一瞬足元からそれた瞬間の出来事でした。まじ反省しよ。
その後はしばらくジメッとぬかるみの多い樹林帯。熊に気がついてもらえるよう森のくまさんを熱唱しながら進みます。
犬倉山の手前でやはりキンキンの水をいっぱい汲み、最後の力を振り絞って大松倉山に登ると、稜線を歩く私と並走するように大量のトンボが飛んできて一緒に散歩している気分に。
陽が傾く中ヨロヨロしながらニッコウキスゲ畑の奥に佇む三ッ石山荘にたどり着いたときはえらい感動してしまいました。一瞬天国に見えた。ヘッデン山行にならんくて良かったぁ。
小屋は先客3名、私のあとに2名の計6名でした。(少ない方らしい)
この連休、関東の梅雨前線から東北に逃げてきた人がほとんどで面白かったですw
先客の3名は偶然にも私の地元の山岳会のメンバーで、色々と包み隠さず話してくださり、山岳会に興味があった身としてはとてもありがたかったです。
<2日目>
小屋内は快適な温度で、寝袋もほぼ掛け布団みたいな状態で爆睡。
空が明るくなる中2日目スタートです。
三ッ石山からの素晴らしい夜明け直後の景色を堪能しご機嫌、だったのですが、足元の朝露がすんごかった。
朝露で濡れることは過去何回もありましたが、今回は朝露タイムが想像以上に長く、タイツをつたって防水靴の中に流れ込み、当然排水されることはなくたぷんたぷんになりました。
レインパンツ装着すれば解決したのですが、気温はどんどん上がってくし暑いもの嫌なので、ときどき靴下を絞る方を選択。たぶん4回くらい絞ったかな。
これ通気性の良いトレランシューズもしくはヒザ下ゲイターが正解だと思われます。次来るときは気をつけよ。
靴の中がたぷんたぷんなこと以外は順調で、裏岩手連峰登山口まで緩やかなアップダウンを繰り返しながら、冒頭に書いた裏岩手らしい景色をずっと楽しむことができました。
この日も暑かったのですが、相変わらずキンキンに冷えた水場に救われました。
最後に八幡平にタッチして、藤七温泉のピリピリする酸性のお湯にまったり浸かり、岩手の日本酒とお魚で打ち上げしてバター餅と南部せんべいをゲットし、初めての岩手を満喫した2日間でした!!
裏岩手気に入ったので、次回は乳頭温泉からINしてみようと目論み中です。
<覚書き>
https://www.yamareco.com/modules/diary/119222-detail-334648
いや小屋の3人組なので2回目でした
レコ見てて初日しんどいじゃん!と思いつつ到着も早くて元気だったので凄いなぁと
また何処かでお会い出来ると嬉しいです!
でわでわ
まさかあのときの!?お久しぶりです!笑
小屋でも色々お話させてもらい楽しかったです♪初日はちゃんと普通にしんどかったですw
こちらこそまたどこかで会ったらお話させてください!
コメントありがとうございます!引き続き山楽しみましょう〜(^^)v
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