白根三山（農鳥岳・間ノ岳・北岳）☆縦走 奈良田→広河原

2011年08月23日(火) ~ 2011年08月24日(水)

• GPS: 32:00
• 距離: 24.0km
• 登り: 3,191m
• 下り: 2,520m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:44
• 休憩: 0:06
• 合計: 9:50

5:15 奈良田駐車場
8:15 大門沢小屋
11:16 大門沢分岐
11:51 11:53 農鳥岳
12:41 12:42 農鳥小屋
13:55 13:58 間ノ岳
14:43 中白根山
15:05 北岳山荘

2日目

• 山行: 3:00
• 休憩: 0:14
• 合計: 3:14

5:06 北岳山荘
5:57 6:11 北岳
6:20 北岳肩ノ小屋
7:10 白根御池小屋
7:10 広河原山荘
8:20 広河原インフォメーションセンター
8:20 ゴール地点

天候

1日目＝雨のち曇り　2日目＝曇りのち晴れ　

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

この時、県道南アルプス公園線（県道37号）は夜間通行止でした（22:00〜06:00）
丸山林道にて奈良田に入り車中泊。

広河原に下山後は山梨交通のバスで奈良田の駐車場に戻る。

コース状況／危険箇所等

�‘猯錨弔涼鷦崗譴�ら出発する場合。
林道の右手の山の中から10匹くらいの犬の鳴き声が響いてきますが、
吠えるだけで襲ってくることはありません（2011年8月現在）。

��大門沢小屋の手前1.5�劼△燭蝓Ｃ老租�にはっきりしない所を歩くため、
道迷いの危険があります。大門沢小屋に向かっている場合はまだ良いですが、
大門沢小屋から奈良田に向かって下っている場合は特に注意です。
僕の友人も、ここの下りでルートロスしたそうです。

写真

8/23 5:34

05:34
駐車場から20分ほど歩き、
車道を外れたところです。
「南アルプス登山口」
なんともざっくりな(笑)

8/23 5:51

まさに、この破線で書かれた
ルートを歩きます。
これもざっくり(笑)

8/23 6:10

立派な吊橋ですねー。

8/24 17:55

と思ったら、
こんな質素な橋もある。

8/23 7:32

この辺りは地形がハッキリせず
迷いやすい所です。
登りでも不安になりましたが、
下りはもっと分かりにくいと
思います。

8/23 8:15

08:05　大門沢小屋を通過。
すぐそばを沢が流れており
夜はうるさいだろうなーと
思いました。

8/23 9:40

前方に、軍手をはめた
登山者がいます。
でも止まったまま動かない。

8/23 9:41

近づいてみたら、
朽ちた株でした。
なんか怖い(笑)

8/23 11:16

11:16　やっと主稜線に
上がることができました。
ここまで地味でつらかった…

8/23 11:38

なんとなく、
美術的センスを感じる。

8/23 11:51

11:51　農鳥岳を通過。
この後、西農鳥を
いつ通過したのか分かりません。
もしかしたらピークを
踏んでないかも(ーー;)

8/23 12:28

右中央のコルに
農鳥小屋が見えてきました。

8/23 12:41

12:41　農鳥小屋通過。
小屋の主人らしきおじさんが
笑顔で見送ってくれました。
この小屋の評判の悪さは、
事前にネットで仕入れていたので
この小屋に泊まるつもりは
ありません。先を急ぎます。

8/23 13:55

13:55　間ノ岳通過。
ここは真っ白でした。

8/23 14:34

その後　青空がのぞいて
前方に「中白根山」が
見えてきました。

8/23 14:43

14:43　中白根山　通過。
よし！あとは下るだけ。

8/23 14:58

どっしりかまえた北岳と、
手前に北岳山荘が見えます。

8/23 17:33

夕方。
富士山がちょこっとだけ
顔を覗かせました。
みんな外に出て写真タイム。

8/24 5:06

05:06　山荘を出発します。
お世話になった山荘ですが、
正直、ご飯はあまりおいしく
ありませんでしたゴメンナサイ

8/24 5:07

山荘からは、富士山を
この大きさで見ることができます。

8/24 5:09

雲が多く、ハッキリした
「日の出」はありませんでした。
これが今回の御来光です。

8/24 5:19

でも、照らすものは照らします。
間ノ岳方面の稜線と北岳山荘。

8/24 5:19

見えるかなー
かすかに「影北岳」。

8/24 5:26

南側は比較的晴れていました。
陽の光がどこまでを照らしているか
その境界線が分かります。

8/24 5:33

北岳はすぐそこ。
少し急ですが、
ガツガツ登れます。

8/24 5:38

キンロバイ(金露梅)と富士山
青空だったらなー(笑)

8/24 5:56

山頂はすぐそこです。
大学生くらいの団体が
楽しそうにしていました。

8/24 5:57

05:57　北岳、登頂！！
2011年の山行ですが、
この時にはすでに
標高が修正されていますね。

8/24 6:11

中央のピークは甲斐駒ヶ岳。
青い屋根は「北岳肩の小屋」

8/24 6:21

肩の小屋前からも
富士山を見ることができます。

8/24 7:08

07:08　白根御池まで
降りてきました。ここまで、
なかなかの急坂でした。
「草スベリ」と、
名前がついている坂です。

8/24 8:10

広河原まであと少し。
「白根三山 登山道」とあります

8/24 8:16

広河原山荘横の吊橋。
これを越えれば広河原です。

8/24 11:39

国道52号線沿いにある看板。
僕の心を鷲掴みでした(笑)

8/24 11:37

アップで撮ってみました。
要は、「早期実現」を訴える
看板なのですが、
実にキャッチーでgood☆

撮影機器：

TG-810 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

tonitta

登山開始前からトラブル発生！
前夜に奈良田に入るために「南アルプス林道」を北上していたのですが、
なんと、南アルプス林道は夜間通行止め（22:00〜06:00）！！
そんな情報　知らんかった！！　
えー　どうしようorz

登る山の変更も選択肢に含め、地図とにらめっこしました。
よく見てみると、林道から一旦国道52号に戻り、
少し北の櫛形山方面に伸びている「丸山林道」。
この林道が、曲がりくねってはいますが
地図上では奈良田に、つながっている…！

こーなったらイチかバチか。
丸山林道にかけてみることにしました。

林道は通行止めにこそなっていませんでしたが、
未舗装、ガタガタ、グネグネ……
時には車を降りて、道を塞いでいる落石を片づけたりして…。

2時間近くかけてヘトヘトになりながら、やった！奈良田に到着！！
林道の終盤、人工の照明が見えた時には涙が出そうになりました(笑)

奈良田の駐車場にあるのはバス停のみ。
他に駐車している車は1台もありませんでいた。
「えー　ホントにここが奈良田かなぁ…」
当然不安になり、駐車場から車で少し下ったり上がったりして
他の登山者や車を探しましたが、一切なし。
地図も確認しましたが、やはりバス停の所が
駐車場と判断して、やっと眠りに就きました。


そして1時間後。登山開始です。

歩き始めたと思ったら、第2のトラブル発生！
東側の山から、10匹以上の犬が大声で吠える声が聞こえてきたのです！

「わー！野犬が襲ってくる！！」　
僕は全力で走って、自分の車に戻り乗り込みました。

「ハア、ハア…」
息を整えながら、山から駆け下りてくる犬の襲来を待ちましたが、
犬は一向に走ってきません。

「…あれ？」
いつまで経っても犬が襲ってくる様子はありません。
恐る恐る車を降りて、また林道を歩き始めます。
すると、またさっきの犬の鳴き声が聞こえてきました。

「怖い…」
ひきつる心をなだめながら、林道の端を歩いていきました。
犬の声が後ろから聞こえるようになったらダッシュです！
100mほど走って後ろを振り返りましたが、犬の姿はありません。
声も聞こえなくなっていました。

その後、奈良田第一発電所のトンネル前にいたおじさんに聞いてみたら、
「その犬は　旅館が飼っている犬。ゲージに入ってるけどよく鳴く」
とのことでした。あー怖かった(ーー;)

その後は大きなトラブルもなく縦走。
大門沢小屋の手前の樹林帯は迷いやすいので注意。

農鳥小屋は汚くておじさんが怖い、と聞いていたので、
宿泊は北岳山荘にしました。

2日目はまあまぁ晴れて、御来光を見てから北岳に登頂。
広河原に降りて、山梨交通のバスに乗って奈良田に戻りました。

バスの乗客は僕1人。
運転手さんと車掌さん(？)は、自宅で飼っている
メダカについて大盛り上がり(笑)
卵を産んだだとか、最初は乗り気じゃなかった奥さんが
今ではすっかりメダカにハマってしまっただとか。
山梨弁でのメダカ談義に、すっかり癒されて奈良田に到着。

帰りは、県道37号線沿いの
西山温泉「湯島の里」で入浴しました。
着いたのは営業開始時間の少し前でしたが、
おじちゃんが快く入れてくれました。ありがとうございました。