鳳凰三山 − ホウオウシャジンに逢いたくて＠夜叉神峠

2015年08月22日(土) ~ 2015年08月23日(日)

• GPS: 26:21
• 距離: 21.5km
• 登り: 1,978m
• 下り: 1,987m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:28
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:28

距離 7.8km 登り 1,240m 下り 195m

9:39 夜叉神峠登山口
10:45 夜叉神峠
12:15 杖立峠
12:57 火事場跡
13:42 苺平
14:07 南御室小屋

2日目

• 山行: 6:10
• 休憩: 1:44
• 合計: 7:54

距離 13.6km 登り 738m 下り 1,794m

4:00 南御室小屋
4:46 4:47 砂払岳
4:51 薬師岳小屋
5:30 5:58 鳳凰山
6:29 6:30 薬師岳小屋
6:37 砂払岳
7:10 8:15 南御室小屋
8:48 8:49 苺平
9:23 火事場跡
10:01 10:09 杖立峠
11:54 夜叉神峠登山口

歩行距離：21.5km
累積標高差(登り)：1702m
累積標高差(下り)：1733m

天候

8/22：曇時々晴れ
8/23：晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◆自家用車
夜叉神駐車場(90台/無料)

写真

[8/22]
夜叉神駐車場(標高:1380m)
9時現在の空きは
20台分ほどありました

夜叉神登山口(標高:1380m)

殿下が歩かれたルートです

五本松

夜叉神峠(標高:1780m)
白根三山は雲隠れ

夜叉神峠キャンプ場

シラビソの樹林帯を歩く

幻想的な雰囲気に包まれる

杖立峠の標識(標高:2177m)

山火事の跡地

整然と立ち並ぶシラビソ原生林

新しいクマの足跡

石のゴロつく登山道
林床の苔が美しい

苺平の分岐

千頭星山へ続く縦走路
踏み跡は明瞭です

苺平(標高:2520m)

樹林帯を緩やかに下ります
携帯電波が通じるのは
この辺りまでです

電波が通じる箇所は
このような標識があります

韮崎市内を見下ろす展望台
携帯電波が通じます

南御室小屋(標高:2420m)

水場は小屋の東側

コンコンと湧き出る名水
冷たくて美味しいです

キャンプ場は小屋の西側
スペースは50張ほど

南御室小屋夕照
山談義に花を咲かせます

[8/23]
薬師岳小屋(標高:2720m)

北岳の朝景

観音岳へ続く稜線

観音岳(標高:2841m)

地蔵ヶ岳へ続く稜線
オベリスクの尖峰が特徴的

ホシガラス朝食中

オベリスクの勇姿を望む

観音岳・薬師岳へ続く稜線

稜線を彩るホウオウシャジン

薬師岳まで戻ってきました

雲上の散歩みち

観音岳を振り返る
気持ちの良い稜線漫歩

薬師岳(標高:2780m)
白根の峰々は雲の中

雲に隠れた北岳
山頂だけチョコっと
頭を出しています

砂払岳(標高:2730m)

南御室小屋に帰着
夜半の雨露で濡れたフライを
乾かして出立しました

お世話になりました
水と緑の豊富な山小屋でした

復路も幻想的な登山道

夜叉神の森で「そば定食」
バター風味の香ばしい
山菜ピラフが美味しかったです

ウメバチソウ

マツムシソウ

キバナニガナ

ヤマオダマキ

ヤマホタルブクロ

サルオガセ

マルバダケブキ

フシグロセンノウ

オトギリソウ

ヤナギラン

キオン

ホソバトリカブト

ホウオウシャジン
鳳凰山の固有品種です

細長い葉が特徴的で
紫色の愛らしい姿が
花崗岩に映えます

タカネビランジ

トウヤクリンドウ

コバノコゴメグサ

ノコンギク

シラヤマギク

感想

Hassie2999

主題は鳳凰三山とありますが、
実際に歩いたのは観音岳と地蔵ヶ岳の鞍部までです。

今回は夜叉神登山口から南御室小屋をキャンプ地として
明朝ピストンする山歩記です。
北岳の朝焼けを見るために、夜明け前に出立しています。
真っ暗で不気味な樹林帯の中でしたので、かなり足早に歩きました。
視界が開け、稜線に飛び出た時は朝霧が立ち込めていましたが
稜線を歩き続けていると、
北岳方面の霧が晴れて幻想的な朝景を迎える事が出来ました。
鳳凰三山の稜線から眺める北岳の雄大さは圧巻です。

観音岳直下では花崗岩の隅に咲き彩るタカネビランジや
ホウオウシャジンの愛らしい姿に心踊らされました。
登行計画段階での3つの願い事
・北岳の朝景を見届ける
・日の出を浴びながら雲上の稜線漫歩
・ホウオウシャジンの観賞
これら全て叶ってしまって大満足になり、
前述の通り、地蔵ヶ岳を見送り引き返す事にしました。
夜叉神からピストン日帰りの健脚者の方も何組かおられましたが、
白鳳峠や青木鉱泉まで縦走して歩いて行かれる方が多かったです。