晩夏の鎖場を満喫!! 荒沢岳（日本二百名山）＆灰ノ又山（新潟100山）

2015年08月25日(火) [日帰り]

• GPS: 08:28
• 距離: 15.9km
• 登り: 1,928m
• 下り: 1,925m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:10
• 休憩: 1:05
• 合計: 8:15

5:21 登山口
5:46 5:46 前山
6:28 6:31 前��下
7:09 7:12 前��
8:09 8:26 荒沢岳
8:56 8:56 灰吹山
9:37 9:53 灰ノ又山
10:32 10:32 灰吹山
11:12 11:33 荒沢岳
12:08 12:10 前��
12:43 12:46 前��下
13:16 13:16 前山
13:36 登山口

登山口5:21⇒前山5:46⇒前��7:09-7:12⇒荒沢岳8:09
［標準CT　5:30（51％）］　

荒沢岳8:26⇒灰吹山8:56⇒灰ノ又山9:37
［標準CT　2:50（42％）］　

灰ノ又山9:53⇒灰吹山10:32⇒荒沢岳11:12
［標準CT　2:50（46％）］　

荒沢岳11:33⇒前��12:08-12:10⇒前山13:16⇒登山口13:36
［標準CT　4:10（49％）］　

※本日のペース：標準ガイドタイムの50％程度です。
　　　　　　　　標準CTは、他の山に比べ15%程度ゆったりな感じがします。

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

関越自動車道の小出ICより約25�辧�奥只見シルバーラインを使い、約40分で銀山平に到着します。
登山口は、トンネルを出て800mほど進み、伝之助小屋の手前にあります。
駐車場のスペースは、10台程度は可能です。
駐車場には、綺麗な水洗トイレも有ります。

※奥只見シルバーラインのトンネル区間は、二輪車は、通年通行できません。

コース状況／危険箇所等

★登山道整備度：3〜4（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度　：4.5（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等
　　　　　　　　※灰ノ又山までも含む
★技術難易度　：5（難5・4・3・2・1易）鎖場、ヘツリ等の頻度や時間等
★登山道の眺望：4（良5・4・3・2・1悪）
★山頂の眺望　：5（良5・4・3・2・1悪）



【すれ違った登山者の数：3人】


◆前�瑤虜疹譟�梯子は、30〜60分ほど連続しますので、かなり体力が消耗します。上りは、熟練者なら鎖を使わなくても登れるような鎖場ですが、下りは、足場が厳しかったり、滑り易いので、鎖を使い慎重に降りましょう。技術的な難易度としては、八海山の八ッ峰と同程度、屏風道よりやや上くらいだと思います。また、上部登山者による落石の危険もあるので、複数で登る際は、間隔を空けて登ると良いでしょう。

◆登山口から荒沢岳までの間で、前�瑤隼劃債床爾隆箴譴蓮�危険な箇所もありますが、その他の区間は、危険性のある箇所は特にありません。また、荒沢岳から灰ノ又山までのルートは危険性はありません。

◆前�瑤�ら荒沢岳の稜線までの間、本日朝一番ということもまりますが、朝日の当たっている暖かい登山道に蛇がとぐろを巻いて休んでいました。足音ですぐに逃げましたが、大小様々のヤマカカシが、6匹いました。一応、朝一番の時は気をつけましょう。

◆荒沢岳の山頂周辺の眺望は最高です。越後三山の越後駒ヶ岳と中ノ岳はすぐ近くに見えますし、平ヶ岳や燧ケ岳等も見え、今日は、弥彦や佐渡まで見えました。

その他周辺情報

登山口から枝折峠方面へ約2km進むと「銀山平温泉 白銀の湯」があります。
　営業時間：10:00〜20:00（最終受付 19:00）
　料金：大人：650円 / 子ども：350円

写真

8/25 5:05

奥只見湖に流れる北又川の朝焼け。

8/25 5:20

登山口の駐車場。
駐車スペースは10台程度です。
綺麗な水洗トイレも有りました。

8/25 5:21

駐車場の登山ポスト。
では、ここから出発します！

8/25 5:22

登山口から1〜2分のところで、沢の水を貯めている施設があり、蛇口が付いています。
帰りは、ここで顔を洗ってサッパリしました。

8/25 5:32

登山道は、綺麗に刈り払われており、歩き易いです。

8/25 5:41

8/25 5:44

ちょっと遅いけど、ようやく、日の出が見えました。

8/25 5:45

登山口から約30分で前山に到着です。

8/25 5:46

前山からは、荒沢岳の雄姿が見え、だんだんモチベーションが上がってきました。

8/25 5:56

前山から前�瑤泙任蓮△舛腓辰箸靴織▲奪廛瀬Ε鵑魴�り返しながら標高を少しずつ上げていきます。

8/25 5:57

台風15号が接近中ですが、今日は雲も高く、涼しくて、絶好の登山日和です。

8/25 6:03

地元の人は、この辺りを兎平と言っている平坦な場所です。

8/25 6:05

芸術的センスを感じるクモの巣を発見。

8/25 6:08

この辺りは、ブナの大木が登山道周辺に多いです。

8/25 6:15

奥只見湖が見えてきました。
奥只見湖も雲海が出来易いですが、今日はパラパラといった感じです。

8/25 6:18

前�瑤�近づいてきました。
ちょっと、ここだけガスっています。

8/25 6:31

登山口から1時間ちょっとで前��下に到着。
前�瑤蓮∈燭篦�子が連続するので、久しぶりに指が出ていない普通のグローブを着用します。

8/25 6:33

さあ、ここから前�瑤貌�ります。

8/25 6:36

早速、梯子が登場!!

8/25 6:39

鎖場。
滑り易く、足をかける場所が少ない所もあるので慎重に登りましょう。

8/25 6:40

鎖場と梯子。
上部の岩が崩れないか、そっちの方が心配になるような箇所です。

8/25 6:45

ここからは、前�瑤療貘Δ鬟肇薀弌璽垢靴匿覆澆泙后�

8/25 6:45

トラバース（鎖場）を拡大するとこんな感じ。

8/25 6:47

下りもあります。
岩が濡れていると滑りそうですね。

8/25 6:52

トラバースしながら、岩場を登っていきます。

8/25 6:55

ここは、濡れているので滑り易いですが、足場が効くので、一歩一歩慎重に進みましょう。

8/25 7:03

鎖が無い岩場の急登も有ります。
高度感は、余り無いですが、高い所が苦手な方は、厳しいかもしれません。

8/25 7:05

今日の上りは、トレーニングのため、鎖は使用しないで登りました。
下りは、クライマーでもない限り、一部は鎖を使わない厳しいと思います。

8/25 7:11

前��下から約40分で前��上部に到着です。
ここから、荒沢岳の山頂稜線がはっきり見渡せるようになります。

8/25 7:07

百名山の越後駒ヶ岳も近くに見えます。

8/25 7:08

ちょっとした雲海、奥只見湖も良いですね〜

8/25 7:13

荒沢岳の山頂までは、前�瑤�ら尾根に沿って登ります。

8/25 7:26

稜線は近づいてきましたが、前�瑤虜疹譴蚤領呂�消耗し、ややペースダウンです。

8/25 7:41

山頂の稜線まで、急登が続きます。

8/25 7:55

山頂方面を望みます。

8/25 8:02

前�瑤�ら約50分で山頂の稜線に到着。

8/25 8:04

鎖等はありませんが、30cm程度の岩場の足場を進みます。

8/25 8:02

関東方面から稜線を滝のように雲が流れてきています。
今日は、晴れている地域と曇っている地域が、ハッキリしているようです。

8/25 8:05

登ってきた尾根を振り返ります。

8/25 8:06

岩場の稜線を登れば山頂です。

8/25 8:12

荒沢岳の山頂に到着!!
360度の眺望に感動です。

8/25 8:13

三角点にタッチ。

8/25 8:13

山頂からの眺望。
左が中ノ岳、右が越後駒ヶ岳。

8/25 8:23

山頂からの眺望。
左が越後駒ヶ岳。

8/25 8:23

山頂からの眺望。
今春登った未丈ヶ岳や毛猛山等が見えますね。

8/25 8:23

山頂からの眺望。
尾瀬の燧ケ岳は目立ちますね〜

8/25 8:13

山頂からの眺望。
時間も早いので、新潟100山の灰ノ又山（左奥）を最終目的地に再出発です。

8/25 8:30

ここからは下草が濡れているようなので、ゲイターを装着して進みました。

8/25 8:31

中ノ岳の手前に見えるピークまで下ります。

8/25 8:32

8/25 8:37

縦走路には、この標識が沢山設置されていました。

8/25 8:38

8/25 8:42

何の鳥だろう？？

8/25 8:44

左奥の灰ノ又山の前に、まずは手前の灰吹山を目指します。

8/25 8:47

登山道は明瞭ですが、一部はこんな感じになっています。
濡れている場合は、ゲイターだけではズボンが濡れそうですね。

8/25 10:32

灰吹山を通過します。

8/25 9:03

灰ノ又山が近づいてきましたよ〜

8/25 9:06

灰吹山を下ると、可愛い池塘が1つだけありました。

8/25 9:14

8/25 9:17

シラビソがだいぶ枯れています。
なんでだろう？？

8/25 9:35

お〜、灰ノ又山の山頂が見えてきました。

8/25 9:38

荒沢岳から約80分で灰ノ又山に到着です。

8/25 9:48

関東方面から兎岳から平ヶ岳までの稜線を雲がまるで水のように流れ、迫力ありです。

8/25 9:55

燧ケ岳（左奥）と平ヶ岳（右奥）。
雲は新潟県に流れ込むと不思議に消えてしまいます。

8/25 9:45

ここから兎岳までの縦走路は、雲の中に入ります。
今日は、ここで引き返します。

8/25 9:53

さて、小休止後、再び荒沢岳に戻るため出発します。

8/25 9:57

まずは、灰ノ又山から標高差100mほど下ります。

8/25 9:57

また、長い道のり、今度は上りが多く疲れそう。

8/25 10:13

再び左の灰吹山まで登り返し。

8/25 10:34

更に灰吹山を過ぎると、荒沢岳まで標高差200mを登り返します。

8/25 11:01

ようやく荒沢岳が近くに。
戻ってきましたよ〜
結構、疲れました。

8/25 11:28

本日、2回目の荒沢岳の山頂。
今日は、弥彦山（右奥）も見えます。
写真には分かり難いですが、その奥に薄ら佐渡も見えました。

8/25 11:32

荒沢岳山頂で軽く昼食をとり、下山開始です。

8/25 11:41

再び、この尾根をひたすら下ります。

8/25 11:53

お〜前�瑤盒瓩鼎い討�ましたよ。

8/25 12:14

前��上部から銀山平温泉方面を見下ろします。

8/25 12:14

さあ、前�瑤硫嫉海任后�
下りは、必要に応じて鎖を使って慎重に進みました。

8/25 12:36

梯子は、しっかり固定され安定していますので、安心して利用できました。

8/25 13:46

駐車場（登山口）に到着。
お疲れ様でした!!

8/25 13:54

最後に登山口近くの伝之助小屋に寄り、コーラを購入して帰りました。
登山後のコーラって、美味しいですよね〜

8/25 7:13

8/25 7:39

エゾリンドウ

8/25 7:39

ミヤマアキノキリンソウ

8/25 8:55

コバノココメグサ

8/25 9:12

8/25 10:00

イワイチョウ

8/25 10:19

ゴゼンタチバナ

8/25 12:46

8/25 12:50

ミヤマシャジンかな

撮影機器：

PowerShot S120 CANON

感想

Joker

「初心の気持ちを大切にしよう」ということで、2年前に登山を再開するきっかけになった山「荒沢岳」に登りました。
また、時間に余裕があるので、おまけとして、その先にある新潟100山の「灰ノ又山」まで足を延ばしてみることにしました。

今日は、台風15号の影響は出ないだろうと思っていましたが、昨晩になって台風外周部の雲が思った以上に発達してきたので、出発直前まで影響の少ない東北地方に行こうか迷いました。
でも、昼過ぎまでなら大丈夫だろうと思い、予定どおり決行です。
案の定、終始、穏やかな天候で、稜線を吹き抜ける微風は、8月としては、冷たいぐらい気持ち良く感じた1日でした。
また、今日は、まさかの佐渡まで見える視程の良さだったので、山頂から眺める360度の眺望は、周辺の有名な山々を見渡せて最高でした。

初めて前�瑤虜疹譴鯔�れた時、特に下りは怖かったですが、今回は、慣れたこともありスリリングな感じはしませんでした。
慣れから来る油断は禁物ですが、久しぶりの鎖場と梯子の連続は楽しく、充実した山行になりました。