雨の縦走路(唐松岳・五竜・鹿島槍・爺ヶ岳)
- GPS
- 80:00
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 2,417m
- 下り
- 2,840m
コースタイム
天候 | 20日(木)曇り時々晴れ 21日(金)小雨、午後は雨 22日(土)雨、午後は曇り 23日(日)早朝だけ晴れ、のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
大宮7:46(新幹線)長野9:10(アルピコバス)10:20八方バスターミナル(徒歩)さんろく(ゴンドラ・リフト)八方池山荘 【帰り】 扇沢11:30(バス)大町温泉11:45〜14:25(アルピコバス)長野15:50(新幹線)大宮 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※コースは全て手書きで正しくはありません。 (方池山荘〜唐松岳頂上山荘) 八方尾根は展望もよく素晴らしく歩きやすい道でした。 (唐松岳〜五竜山荘)【危険】 唐松頂上山荘を出るとすぐに牛首の岩場歩きとなります (五竜山荘〜五竜岳)【危険】 山荘からヘルメット装着しました。 五竜岳へは険しい岩登りもあり (五竜岳〜キレット小屋)【危険】 五竜岳からは急激なガレの下り その後も岩場鎖場の激しい登り下り ざれたトラバース等が延々続きます 自分的に今回一番怖かった区間 (キレット小屋〜鹿島槍ヶ岳)【危険】 八つ峰キレットは黒部下の廊下の短縮版みたいで面白いがすぐ終了 その後は鹿島槍北峰へ向かってひたすら急激な登り。 吊尾根を通って再び南峰へ岩登り (鹿島槍ヶ岳〜冷池山荘) 今までとは打って変わって普通の登山道。 人もどっと増える。 (冷池山荘〜爺が岳〜種池山荘〜扇沢) 種池山荘までは今回唯一の晴れ 素晴らしい稜線歩きを満喫 柏原新道は評判通りの歩きやすい整備された道 |
その他周辺情報 | 大町温泉薬師の湯に立ち寄り湯 バス切符売り場で割引券もらえました(700円→500円) 食堂あり |
写真
感想
会のリーダーKさん、2年前一緒に雲ノ平に行ったTさんとっては
17年前のリベンジとなる今回の山行。
私も一度は行きたかった五竜鹿島槍。大喜びで連れて行っていただくことにしましたが…人任せで下調べ不足反省です。縦走コースのうち牛首と八峰キレットは難所で有名なので覚悟していたのですが本当に大変なのは五竜からキレット小屋までの長い長いギザギザの連なる稜線歩きでした。どこまでも続く岩場と鎖に「もうやめてくれ」と泣きが入ってしまいました。
おまけに天気は予報よりも悪い方に変わっていて難関部通過時はずっと雨。
足滑らせらたら大変、手を放したら大変、とガチガチに力が入っていたようで腕や背中が筋肉痛になってしまいました。
歩いている最中はこんなところ二度と来るものかと思っていましたが、過ぎてしまえば今はあの気持の良いキレット小屋にもう一度行きたい、さわやかに晴れた日にあの稜線を歩いたら楽しいだろうなと思いが募ります。
さて同行のお二人、前回は4日間雨で視界無しだったとか。すごい根性です。
雨が降ろうがヤリが降ろうが歩き通す決意の人達に、最初遠見尾根でエスケープするつもりの自分もつられて頑張ってしまえました。
天気は残念でしたが、やり切った感、充実感はハンパないです。
雨風の中、危険個所を歩くとき三人でいる心強さを感じたり
4日目にしてやっと晴れた朝の美しさに感激したり
景色だけではない山の素晴らしさを味わいつくした旅でした。
4日目晴れただけでもリベンジ達成「これで許してやる」?とお二人。
お二人には何から何までお世話になり感謝感謝です。
天気が悪いせいか山小屋もすいていて快適にすごせ、余裕のある行程で無理なく歩くことができました。
本当にありがとうございました。
【追記】デジブック作成しました(10/4)↓↓
写真はたいしたことないのですがBGMがちょっといい感じ
ラフマニノフの歌曲「14の歌より ヴォカリーズ」だそうです。
ソプラノ独唱で母音「ア音」のみで歌われます。
興味があったらちょっと聴いてみてください↓↓
http://www.digibook.net/d/b3d5cf17911d0a75f1430e1161272bff/?viewerMode=fullWindow
mattyanさん、こんばんは!
まさか同時期にmattyanさんも北アルプスにいらっしゃったとは思いませんでした。
難ルートを雨の中歩き切るなんて、mattyanさん本当に根性ありますよね。前穂のレコの時も思いましたが、mattyanさん結構岩岩な山好きですよね
この感じだと次は不帰とか行っちゃいそうですね!
天気はあいにくだったようですが、最終日に絶景のご褒美もらえて、難ルートを歩ききった充実感でいっぱいの山行になったようで本当に良かったです。
僕も来週扇沢から北上する予定です。天気が微妙なので凹んでましたが、mattyanさんのこの頑張りを見せられたらやるっきゃないか。
と言いたいとこですが、基本ヘタレなので無理せずに歩いてきます
zawadaさん こんにちは
コメントありがとうございます。
zawadaさんの大好きな八方尾根はやっぱり素敵でした。
根性?いえいえ、根性あるお二人について行っただけ。自分の意思で行ったからには歩き切るしかないですよねー。
せっかく難ルートを歩いたのに
歩いてきた道を振り返って満足感に浸ることができなかったのが非常に残念でした。
zawadaさんは天気もチェックしてコース考えてるから晴天率高いですよね。
中々自分たちはそんな賢くできないので行きあたりばったりの神頼み
雨なら雨でやめるも行くも選ぶのは自分。
自己責任の自己満足、それが山だな〜って今回感じました。
zawadaさんも気をつけて行って来てくださいね。
mattyanさん、唐松〜鹿島槍の大縦走お疲れ様でした。
難所を雨のなか行かれたのですね!スゴイです。
牛首や八峰キレットが一番の難所かと思えば、
五竜〜キレット小屋のピーク達が一番厄介なんですね
mattyanさんの邪悪なピークと言う表現が、気持ちが分かって
面白い〜 しかし、頑張ったかいがあって、キレット小屋がいい!
ご飯も美味しそうないい小屋ですね!ホント、強者しか泊まれない
小屋。。。行ってみたいな
ずっと雨のなかを歩いてきたからこそ、雲がきれて青空が出た時の
感動 絶景が姿を表した時の感動 ですね!
レコを拝見して、mattyanさんの気持ちが手に取るように分かりました 私も鹿島槍は登らないと。。なので、邪悪なピーク達に挑戦して
みようかな?
大・大充実な山行 大変お疲れ様でした
konontanさん こんにちは
コメントありがとうございます。
雨の中歩くのは褒められたことじゃないので
自己満足のために人さまに迷惑かけるような事態だけは避けたかったですよ。
無事戻れて、まずその喜びを友にメールしましたね。
家には一切ナイショです。
しかしキレット小屋はいいです。
山慣れた人しか来ない清々しいような雰囲気があります。
二度と来るもんかと思っていたのだっけ?
ともうリベンジ熱が湧きあがっております。
去年の穂高に続いて今年も後立、konontanさんたちのレコ参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
唐松〜鹿島槍の縦走お疲れ様でした
mattyanさんっ!!凄すぎる
雨で濡れた岩場を見ていると、ゾクッとしてきしたよ^^;
この日の為に歩くトレーニングをしていた努力が実りましたね
とても、カッコイイ です。
コンディションの悪い中 頑張って歩き、
最後に見る事が出来た雲海に浮かぶ山々*かわいいお花たち♪
感激だったでしょうね(*^^*)
うちは、奥武蔵界隈から出ることはないと思うから
その絶景は見られないけれどmattyanさんのレコで満喫させてもらいました^^
ホントに、お疲れさまでした
Coo-sanさん こんにちは
コメントありがとうございます。
何とか歩き切れたのは、二子山や伊豆ヶ岳のおかげですねきっと。
子の権現のお守りも忘れず持って行きました。
北アルプスは中々行きにくいとは思いますが
八方尾根はゴンドラもあって登りやすく唐松岳なら日帰りで行く人も多そうです。
快適な頂上の小屋に泊まればさらに楽しめると思いますのでぜひ
じっくり被写体と向き合い語り合うような写真を撮るCooさん
アルプスのお花たちともぜひ会ってみてください。
mattyanさん、こんにちは!!
わー!素晴らしいです!!
このみち、何年か前に行きたかった道で、今もどっかで引っかかってる道なんですよ!
でね、、行程が厳しそうなんで、行く時が来たら小屋利用で行こうと考えていたんです。
なのですごく参考になりました!\(^o^)/
あと、キレット小屋もあの立地の立派な小屋には泊まってみたいな・・
と思っていたので、詳しく見れて嬉しかったです。
写真も、あの道と天候のなか、きっとこの3倍位は撮っていたでしょ〜ww
すごく充実した旅を感じました。
ヘタレにもやる気を与える、素敵な写真ばかりでさすがです!
ほんと、私もいつかいつかの先のこの道へ行けたらいいなぁ〜。
お疲れ様でした!!
miouさん こんにちは
mmコンビでやはり同じ時期北アルプスに行かれてたんですね。
私もやっと自分のレコ作成終わったのでmiouさんたちやzawadaさんのレコ楽しんできたところです。
同じ北アルプスでもこの後立山は黒部源流域とは違ってちょっと険しいですよね。
気にはなっていたのですが中々行けずにいたところ、会で今年の夏山に決まり、
おんぶに抱っこみたいな形で連れて行ってもらいました。
雨でどうしようか悩みましたが、こんな機会でもないと一人ではぜったい無理なので
頑張ってしまいましたよ。
写真は相変わらず撮りまくりでしたが大半水滴で没でした
青空もよいけど雲フェチとしては良い雲にもたくさん出会えてそれも嬉しかったです。
雨でも登れてヨカッタ。本当にそう思います。
コメントありがとうございました。
mattyanさん、こんにちは!
悪天候の中、とても長いコース、
紆余曲折あり、でも後から振り返ると起承転結あり・・・
のような厳しいけど、その分忘れられない山行、
レコの写真とコメントからよ〜く伝わってきました
こちらも引き込まれてお礼を申し上げたくなりました
八方尾根での「すんごいお花畑」の表現と写真、
思わず自分も現場に急行したくなりました
他にも見たことがないお花がたくさんあって、
う〜ん、「また行きたい虫」が騒ぎ出し・・・
素敵なレコに感服
おつかれさまでした
yamahiroさん こんにちは
コメントありがとうございました。
最初はやりきった感が強かったんですが
だんだん無事で済んだからいいものの…という気分になってきております
でもまあ、昨年雨のせいで針の木岳を断念した悔しい思いは払しょくできました。
八方尾根のお花、凄かったですよ。昨年行った栂池もきれいでした。
白馬雪渓登ったことないけどお花畑有名ですよね。
ぜひ次回はお花対決シリーズお願いいたします。
こんばんは!
いや〜ぁ、凄すぎです。おいらだったら、危うき登山道は、尻込みして前に進めませんって !
悪天候の中、足下も滑るだろうし、勇気ある前進とその先に待つ山小屋の素晴らしさ。う〜ん、これぞ北アルプスの縦走なんでしょうね!
参りました〜ぁ、おいら俗世間から遠く離れた東北のたおやかなお山ばかり歩いていましたが、時には滑落も脳裏に浮かぶような北アルプスのお山歩き刺激的すぎます。
ご無事でなによりでした。何時の日か私も後追いしますよ〜ぉ!
レコ、とっても楽しかったよ〜ぉ(^^)/~~~
sakurasakuさん こんにちは
コメントありがとうございます。
飯豊レコとっても素敵でした。
あのレコに出てくる滝雲と同じ雲に私達はちょうど飲み込まれそうになっていました。
それにしてもですね〜
今回一番ドキドキしたのは危険な鎖場を過ぎて
気がゆるんで少しバランス崩して
よろけて足をつこうとしたハイマツ帯に地面が無かったことなんです。
もう少し重心があちら側にいっていたら、その空洞にまっさかさまに落ちてたわけで
よくある滑落というのはこうして起きるのだ〜と思いました。
だから一番つらかったのは緊張を持続する時間が長かったことなんですね。
皆さんからコメントいただくたび
降り返って色々気づかされます。
mattyanさん、はじめまして。
天気イマイチな中、憧れの縦走路をいかれましたね!
最終日は眩しいくらいいい天気
私も土日だけ鹿島槍ピストンしてました。
写真126の右端のテントの中で昼寝してました。
翌日、鹿島槍から北の稜線をみて、いつになることやら、と思っていました。
お疲れ様でした!
ShuMaeさん はじめまして
やっぱり山は、雨ならのんびり寝て過ごす
晴れたらがっつり歩く…が正解ですよね。
ShuMaeさんのレコで
鹿島槍から爺ヶ岳見ると滝雲になっているのがよくわかりました。
自分のいた場所を別の視点から見てるって面白い感覚ですね。
「山で会ったかも」の人は大勢いても中々重なってる人は少なかったですが
同じ日、同じものを見ていたと思うととても嬉しいです。
23日に出会った皆さんは皆にこにこしていましたね。
コメントどうもありがとうございました。
以前「高ワラビ尾根」のレコをお気に入りにいれさせていただきました。
詳細なレコだったので参考にさせていただき秋になったら行きたいと思っております。
こちらもありがとうございました。
こんにちは〜
最初のお花畑の美しさに酔いしれるシーンから一転
イワイワのアップダウン、天候不順、最後の壮大なパノラマまで、ドキドキわくわくしながら読み進めさせていただきました。
大変だったろうな・・・と思っていはいましたが、やっぱり大変だったのですね。
よく歩ききったと思います。
私なんかが言うのも申し訳ないですが、ホントすごいです。
自分ひとりでは尻込みしてしまうような道。
友人と一緒だと勇気がもてますね。
今回のお仲間は、ホントに心強く支えになってくれたのでしょう。
そのおかげで見られた景色、充実感。
自分一人ではどうだったかなぁと思う分だけ、感激もひとしおですよね〜
その感覚、よーく分かります。
私もいつもmiouさんに引っ張ってもらっているので
つらくてもまた歩いてみたい道。
そうおっしゃられるくらいなので、きっと、さぞかしステキなんでしょうね〜
私にはまだまだ遠い場所に思えますが、いつか行くことがあったらmattyanさんのがんばりを思い出して、私もがんばりたいと思います。
muniさん こんにちは
コメントありがとうございます。
その仲間ですが
「こんな悪路だと覚えていたら行かなかった」
な〜んて言うんですよ。
辛いことは人間すぐ忘れてしまうんですね〜
悔しさや焦がれる思いだけがずっと残って
突き動かしていくんですね
毎日雨が降り続いていますね。
雨の中歩いてると、濡れた草の匂いから、山での思いがリアルによみがえってきます。
辛かったよなあ 良く頑張ったなあ…と
思い出に浸れて濡れるのさえなんだか楽しくなったりします。
muniさんもこれからもたくさん登ってたくさん経験していきましょうね。
辛さも楽しさのうち、山ってほんとに奥深くて面白いです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する