北岳(往路:八本歯 復路:草すべり)
- GPS
- 31:12
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 2,255m
- 下り
- 2,179m
コースタイム
5:05芦安P発-(タクシー)-5:51広河原(朝食)6:26-6:31登山口-8:46二股分岐(小休止)9:03
-9:25アイゼン装着9:44-10:35雪渓上部小休止10:54-11:14アイゼン脱着11:27
-12:06八本歯コル(昼食)12:27-13:13トラバース道往復13:45-14:04北岳稜線-15:17北岳山荘着
2010/7/11
5:38北岳山荘発-6:56北岳山頂-7:41肩ノ小屋(小休止)7:51-8:18小太郎尾根分岐
-10:11白根御池小屋(昼食)10:36-(何度も休憩)-13:10登山口-13:17広河原-(タクシー)-14:00芦安P
※この日は自分の膝痛発生で大きく足を引っ張っています。
天候 | 2010/7/10(土) 晴 2010/7/11(日) くもり→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・大樺沢上部雪渓はアイゼンとストック(できればピッケル)を推奨。 バットレスからの落石の危険有、雪渓登高は左寄りで。(あまり寄りすぎると割れ有) ・八本歯コル〜北岳山荘のトラバース道は途中崩落で通過不可。 キタダケソウ観察にピストン推奨。 |
写真
感想
◇花の名称は
『南アルプス 歩きながら覚える 北岳の高山植物』
/芦安ファンクラブ編 山梨日日新聞社
を参照しました。
間違いありましたら、ご指摘戴けると幸いです。
(7/16,7/31 Hさん助言により修正)
◇『南アルプス学術総論』←Webで検索! pdfで読めます
Nさんご推薦。大変興味深く、参考になる。
植生や地質など、事前に知っておけば、山行の楽しさ倍増。
南アルプス好きには一押しでお勧め。
Hさん○○記念山行。Hリーダーのもと、専門家Nさんの解説付きという
豪華で貴重な機会のうえ、梅雨末期とは思えぬ好天にも恵まれ、
大変充実した素晴らしい山行でした。
大樺沢〜八本歯コースは一週間前まで通行不可の情報だったが、
数日前に入山のNさんより通行可の情報。8本以上のアイゼンとピッケルで
問題なく通行できた。
1日目:
0時頃に仮眠所に一番乗り。きれいな建物でカーペット敷き、トイレあり。
ようやく眠りに・・・という頃に、続々と到着の方々。コンビニ袋は止めてください。
朝いちのジャンボタクシーで広河原へ。バスよりも走行時間短く、ザックも荷室へ
積めるので快適。
広河原には簡易トイレ多数あり。アルペンプラザは6:30頃から開けていた。
野呂川の吊橋を渡り、いよいよ登山口へ。
大樺沢コースは沢沿いで気持ちよい。時折巻き道あるが見逃すことはない。
照りつける太陽でバテ気味な頃に大樺沢二股に到着。ここから少し上でアイゼン装着。
雪渓下部は左岸側(登りで右手側)に竹竿でコース取りしてあったが、
Nさん「バットレスからの落石は右手側に行くことが多いので、左側の登攀推奨」
実際、登攀中に落石発生。1m弱の円盤状の石が無音で飛んでいく。落石はどんどん
左岸側へ寄っていき、登山者の居る方向へ。Sさんの「ラク!」の叫びでようやく
気付いた3人組の登山者のすぐ脇をかすめ、さらに下流へ。
初めて目にした落石の脅威に肝を冷やした。
アイゼン脱着後、長い梯子を抜け、八本歯コルへ。青空の下に視界がひらけ、
お花畑も広がる素晴らしい場所。ここで昼食。
Nさんの案内で、トラバース道へ。初めてキタダケソウにご対面。
終わりかけではあるものの、ハクサンイチゲとは明らかに違う、儚げな花。
トラバース道は崩落と残雪で通過不可のためピストンで戻り、北岳稜線へ。
北岳山荘へはそのまま稜線を行かず、途中から左手のトラバース道へ。
二重稜線か? 船窪地形下部にお花畑。
北岳山荘ではコンクリート土台工事中でテント泊の人は設営を待たされたようだ。
北岳山荘は立派な小屋で、かなり大勢の宿泊者だったが1人/布団は確保された。
ジョッキ生ビールあり。食事も美味しく、快適に過ごした。
1リットル百円の水蛇口から豪快に水を出しつつ歯磨きしていた若者がいたのは謎。
2日目:
朝焼けの中に富士山が浮かぶ。心配された天気は、午前中は何とかもちそう。
山小屋を出発し、いよいよ北岳山頂へ。山頂手前にもキタダケソウ。
Nさんによれば昭和初期に清水基夫によって発見された(←Web検索。専門文献未確認)
のはこの周辺とのこと。
ついに北岳山頂3193m登頂!我が人生で最高標高!!
親切な女性に集合写真を撮っていただき下山開始。
青い屋根の肩の小屋が近づいてくる。小休止。
右膝に違和感があり、ポール使用開始。
小太郎尾根までは赤や緑の付加帯が鮮やかにあらわれる。
小太郎尾根分岐を過ぎると、ハイマツはやがて姿を消し、高茎草原の草すべりがはじまる。
右膝痛、温度と湿度上昇の中、いつまでも終わらない下降と戦いながら花鑑賞。
ようやく白根御池小屋に到着。ソフトクリームに後ろ髪を引かれつつ昼食。
ここから下はさらに右膝痛とバテと急斜面との戦い。
林間の稜線上でふとGPSを見ると大きく登山道から外れている。疑問に思いつつ下山。
(GPS記録で下のほうが大きく「くの字」を描いているのはこのせい)
吊橋を渡り広河原のバス停へ行く頃には雨も降り始めるが、幸運にも
タクシーと十分な乗客数に恵まれ、待つことなく芦安へ。
芦安駐車場から車5分の「金山沢温泉」へ。事前にタクシー運転手よりタオル無料券
を貰い、\500でタオル一本付。
シャンプーボディーソープドライヤー有、露天風呂付、きれいな日帰り入浴施設。
さっぱりして、渋滞の中央道で家路に。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する