尾瀬ヶ原・尾瀬沼(鳩待峠から一ノ瀬)
- GPS
- 12:30
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 430m
- 下り
- 609m
コースタイム
- 山行
- 2:26
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:36
- 山行
- 4:17
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 5:49
天候 | 1日目 くもり 2日目 くもりのち晴れ午後から時々雨(短時間の雨、その後晴れるも何度も天気雨)のちくもり 3日目 雨(小雨)ときどきやむ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
今回は往復ともに事故渋滞の影響あり 特に夏休み期間はバスは遅れる可能性が高いのかも? |
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
その他周辺情報 | 鳩待峠休憩所 至仏山荘売店 龍宮小屋 尾瀬沼ヒュッテ 長蔵小屋別館喫茶 大清水休憩所 |
写真
感想
夏の尾瀬
予定を立てたときはギリギリでニッコウキスゲに間に合うのでは!?と目論んでいましたが、今年のニッコウキスゲは早かった…。ニッコウキスゲの盛りは逃してしまいました。
行きの高速バス。関越自動車道の事故の影響で大渋滞。尾瀬戸倉着が13時10分。鳩待峠からの歩き出しは14時近くになってしまい、鳩待峠は歩き終えた人たちでいっぱい!
幸い、夕立や雷はなく天気はまあまあ。宿泊予定は龍宮小屋なので歩く距離は短め。とはいえゆっくり花を見ながら歩きたかったのですが、頑張って急いで歩きます。
とはいえ夏の尾瀬。草が伸び、夏の花が咲き、至仏山と燧ヶ岳も見えて…バス渋滞中は「やめておけばよかったかも」と思っていた今回の尾瀬行きですが、尾瀬ヶ原に着いてしまえば「来てよかった!」
キンコウカとコバギボウシがたくさん咲いていました。コオニユリは派手なオレンジ色が目立ちます。池塘にはヒツジグサの白い花が浮かびます。山小屋の近くなどにはオオウバユリも。
アキアカネが大量に飛び交い、ヒョウモンチョウも目立ちます。また、今回はなぜかホオアカがベンチの近くに止まって、ゆっくり観察することができました。
16時半に龍宮小屋に到着。見晴まで歩かなくて済んで助かりました。お土産ものに尾瀬モチーフのかわいい手ぬぐいやシールなど新作あり。
今回、相部屋で一緒になった方は尾瀬ヶ原でクマを見たそうです。ミズバショウの実を食べに来ていたらしく…。
夜はちょっと外に出てみましたが真っ暗。星は無し。
翌日。尾瀬沼東岸に向かいます。見晴で尾瀬小屋の売店を覗くと、尾瀬小屋とティートンブロスのコラボTシャツ(歩荷さんのイラスト)がほとんどの色とサイズが売り切れ。
段小屋坂から白砂峠までは緑が濃くなり、花はそんなに咲いていません。すれ違いは結構ありました。
白砂峠から石の道を降りると白砂湿原。2ヶ月前はミネザクラとミズバショウでラブリーな雰囲気でしたが、今回は青々です。ミズバショウはどれだけ大きくなるんだ?というほど葉が大きくなりますね。
沼尻休憩所の売店は休みでした。沼尻の池塘群のヒツジグサはなぜか赤い。これは紅葉なのか?と後でビジターセンターで聞いたところ、最初から赤っぽい色だったそうです。なぜあんなに赤いのか?
北岸コースで尾瀬沼東岸まで歩きましたが、日差しが暑い。汗だく。
当然ながらコケや地衣類もたくさん生えていますが、全然分かりません。たぶんセイタカスギゴケだろうというのだけ分かりました。木道にはカエル
大江湿原東岸に到着して、長蔵小屋別館喫茶でお昼。暑い中を歩いてきたので山の中のオシャレな喫茶店でカレーライスとアイスコーヒー。贅沢です。
お昼を食べていたら、あんなに晴れていたのに突然の豪雨。その後雨はあがりまた晴れるのですが、結局この日の午後は何回も天気雨が降りました。やはり山の天気です。
荷物を尾瀬沼ヒュッテに預けて大江湿原を散策(ログ取り忘れれました)。
大江湿原はやはりニッコウキスゲは終了。小淵沢田代分岐のあたりに少しだけ残っていました。やはりキンコウカ、コバギボウシ、それからオタカラコウの群生。ワレモコウも結構咲いていました。オゼヌマアザミも見られました。ヤナギランの丘は、丘の下の方のヤナギランは咲いていましたが、丘の上はツボミ。なお長蔵小屋前のヤナギランは満開でとてもキレイでした。
尾瀬沼ヒュッテは満員だったようです。尾瀬沼ヒュッテは山小屋というより旅館クオリティで超快適。夕食の舞茸ご飯と鍋物も気に入っています。
なお一部の部屋の畳を絨毯に変えたそうで感想を聞かれました。絨毯の方がモワッと暖かいです。ただ、ミズバショウ柄の畳の縁を楽しみにきた人には物足りないかも。今後、他の部屋も絨毯に変わるようです。(畳はご予算の関係などあるらしく…)
3日目朝は雨。夕日と朝日も全然見られませんでした。燧ヶ岳も見えません。ビジターセンター主催の朝の観察会に参加して周辺をウロウロ。今年はコバイケイソウがほとんど咲かなかったそうです。花の開花は年によって本当に違うのですね…
ビジターセンターで撮影した花の名前を調べてもらったりした後は、一ノ瀬へ向けて出発です。幸い、雨は小雨が降ったりやんだりであまり気になりませんでした。
せっかく持ってきた双眼鏡で尾瀬沼を眺めたり。南岸から沼尻休憩所が見えるのですね。肉眼でも分からなくはないですが、今まで気づいていませんでした。
三平峠までの登りはまあまあ順調に歩き、下りも難しい道ではないし…と思ったのですが、これが結構疲れました。やっぱり下りの歩きが壊滅的に下手です。
三平下から一ノ瀬は、登ってくる人とのすれ違いも多く、また下っている人も結構いました。この道も緑濃く、苔もいっぱいですが、観察している時間的余裕がありません。
無事に一ノ瀬に到着してゴール。30分おきの低公害車で大清水まで。大清水からは高速バスです。
ビジターセンターの方も言っていましたが、尾瀬は冬が長く、短い期間で春夏秋と詰まっているせいか、花の移り変わりもとても早い。行くたびに表情がガラッと変わります。それが魅力です。ただそのために見たい花を逃したりするのですが…!
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