まさに天空の楽園苗場山(赤湯温泉〜昌次新道〜赤倉山経由)
- GPS
- 27:02
- 距離
- 31.5km
- 登り
- 2,557m
- 下り
- 2,559m
コースタイム
- 山行
- 3:06
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:06
- 山行
- 11:19
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 12:24
天候 | 1日目:晴れのち曇り 2日目:曇り後晴れ後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
越後湯沢駅前 10:35 → 元橋 11:08(南越後観光バス \650) ・帰り 元橋 14:21 → 越後湯沢駅前 14:58(南越後観光バス \650) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・トイレ 平標登山口、赤湯温泉、苗場山頂ヒュッテ ・赤湯温泉テント場 キャパ5張程度。無料。 予約不要。受付不要。 トイレは別館で100円。 入浴500円。 水は沢の水が飲料水。 電波は入らない。 --- ・元橋バス停〜赤湯温泉 バス通りを平標登山口方面に数分歩くと右手に入口。 最初は案内が少なくピンクテープも当てにならないので迷いやすく、GPSが便利。 登山道は荒れ気味ながらも整備されてるのでおかしいと思ったら引き返すと良いと思う。 1時間山道。1時間林道。1時間山道。のイメージで、山道は平坦な所少なめ。 ・赤湯温泉〜苗場山 夜のうちに出発する場合、最初の渡渉の橋までは明るいうちに下見しないと100パー迷う。 序盤急登。分岐からの下りは足場が悪いし滑る。 道は次第に安定するが、最後も足場悪いので注意。 ・赤湯温泉〜赤倉山 徐々に傾斜を上げていく感じで、赤倉山直下は急峻で滑りやすい。 下りでは何度か転んだ。 ・苗場山〜赤倉山 途中まで平坦。草刈りがあまりされていないので、濡れたくない場合はゲイター推奨。 赤倉山直下は急な登り返し。 |
写真
装備
個人装備 |
調理器具
ライター
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
調理器具
ライター
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
ヘルメット
|
感想
公共交通機関勢の自分としてはなかなか行きづらい山、苗場山。
色々考えて、最も安上がりに行けそうなルートと思われる赤湯温泉にテント泊で行くことにしました。
過酷だったのであまりおすすめはしません。
〜1日目〜
まずは越後湯沢からバスで元橋まで。
そこから山道と林道で3時間歩き赤湯温泉に到着です。
地図上ではほとんど標高差がないはずなんですが、アップダウンが多くて登山道も崖や渡渉もあり登山者向きのものなので侮れません。
あわよくばこの日に山頂に寄って来ようなんて思ってましたが全然無理でした。
暑さも相まってヘトヘトになりました。
テント場は自分を入れて3名。
赤湯温泉山口館の管理下ではないらしく特に受付は不要でした。
穴場ですが、5張くらいの狭いスペースなので秋とかのシーズンは厳しいかもですね。
また500円で露天風呂(野湯?)も入れるみたいでした。
川沿いで橋から見えるんじゃないかという位置にありますが人気のようで常に人がいたような気がします。
自分も汗を流したい所ですが、なんか余計汗をかきそうだったので遠慮しておきました。
それぐらい気温が高くて、服は全てびっしょりだったので、テント内で素っ裸でずっといました。この背徳感、たまりません。
沢の水がそのまま飲めるらしく、汲み放題でした。山口館の方の一押しは最初の橋の下の水らしいです。あんまり勢いよく流れてないので不安でしたが普通に美味しかったです。
たいてい山小屋の水は最初は美味しいんだけど、時間が経つと味が落ちることが多いのですが、ここのは時間が経ってもあまり変化なかった気がします。不思議なものです。
別館のトイレも綺麗で環境はとても良い所でした。今度は小屋に泊まってみたい。安いし。
しかし湿度が高すぎるせいかどれだけ干しても服が乾かないのが辛かった。明日は歩き切れるのだろうか。
〜2日目〜
テントでは一睡も出来ず。
マットが硬いのが原因な気もするのでエアマットの方が良いのかな。
早く帰りたかったのと、昼から雨の予報なので夜中1時起きでスタートしました。
もうこのくらいの時間は慣れっこです。
赤湯温泉から橋を渡るまでは明るいうちに下見しておいたので何とか行けました。
赤倉山分岐を右に折れてからは道が荒れ放題で難儀しましたがそれも3.40分ほどの事。
道が安定してからはスイスイ。
1700mくらいからはチラホラ景色も見えてきました。
ですが日の出はというとガスで見えませんでした。
これは残念。
次第に20m先が見えなくなるほどの濃いガスに覆われ、小さい虫がまとわりつくようになり、道も荒れてきて結構なストレスでした。
トラバースは崩落しかけているので注意が必要です。
ずっとイヤ〜な雰囲気だったのが、急峻な岩場を越えて頂上台地に着くと嘘のように景色が開け、天空の楽園のような光景が広がりました。
先ほどまで飛んでいた虫もどこへやら。
疲れのピークのせいか夢の世界にいるかのようでした。
無数の池塘と伸びる木道。
歩いて行くと360度湿原が広がって、日が当たると草が黄金色に輝いて、尾瀬ともまた違う浮遊感を感じました。
そこからは急な登りはなく、歩いているうちに山頂に着きます。
結局苗場山の山頂を遠くから見ることもなく。
この山は見る山ではなく登る山であると、生意気ながら提言したいところですね。
山頂近くの山小屋で泊まってた方が多かったので朝早いながら人も多く行き交っていましたね。
ここまで来るのに大変だったのに、山頂泊なんて羨ましい。
時間もないので名残惜しくも下山しました。
赤倉山へのルートはあまり草刈りされておらず、朝露に濡れた草でびしょ濡れでした。
まぁ涼しいし、防水で乾くから良いのですが。
このルートはあまり急なところもなくて歩きやすいのは良いところです。
日が登りトンボが飛び始め、虫が少なくなってたのも良いところ。
ただ赤倉山の登りとその後の激下りは脚にきますね。
気温も上がって汗もダラダラ。
やはりこのルートは自分にはハードすぎた。
川まで下ったら猛烈な勢いで水浴びしました。
キモティー
疲れた体には水を流し込む。
今回はそれに加え、甘酒も飲んでみました。
これが美味いの何の。
今後の登山には必携の一品です。
ここから3時間テントを背負って下山。
熱中症になりかけましたが、さほど遅れずに到着できたのは甘酒の効果もあったかも。
でも最後の登りは死ぬかと思った。
疲れすぎて眠すぎて明日の仕事が怖い。
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