蓮華温泉から周回(朝日岳、雪倉岳、白馬岳)
- GPS
- 33:01
- 距離
- 37.0km
- 登り
- 2,931m
- 下り
- 2,932m
コースタイム
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:45
- 山行
- 9:21
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 10:13
5:15蓮華温泉駐車場-10:12吹上のコル-10:50朝日岳-11:37朝日小屋
8月3日(土)
3:42朝日小屋-6:52雪倉岳-7:20避難小屋-8:45三国境-9:24白馬岳-9:49三国境-10:30小蓮華山-11:10船越の頭-11:49白馬大池-13:39蓮華温泉駐車場
天候 | 8月2日(金):快晴、無風 8月3日(土):曇り後快晴、後曇り、稜線は微風その他は無風 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はなし。登山道上に残雪はない。白馬岳から白馬大池の間はハイカー多数。 |
写真
感想
8月2日(金)
蓮華温泉の駐車場には4:45に到着。16℃で涼しいが湿気がある。クルマ多数路駐多数。準備して5:07に歩き出す。今回はテント泊装備だが真夏だし2日間とも高温予報なので防寒着は少なくて済む。駐車場のトイレに寄ってから歩く。これから向かう朝日岳方面は一度沢へ向けて標高が下がるが、その後は一転して登り続ける。天気は予報どおり良くて快晴。樹林帯であれば日差しが遮られるので何とかなるが、この先森林限界を越えたら暑くなるのは必須。樹林帯はぶななどもあり雰囲気は良いが、気温が高くて風がなく、大汗を絞りながらなので樹木を見ている余裕はあまりなかった。2つの橋を渡るとようやくウォームアップが終わりというか、これからが本番。既に汗だく。水分をじゅうぶんに取りながら歩く。樹林が切れて五輪高原に出ると快晴の青空の下に青々とした草花が見えた。日差しが強く暑くてたまらないが、この時期はやはりきれいだ。木の階段を歩いて標高と距離を稼ぐ。途中水場があり冷たい水を水筒に入れる。ここをあてにして出発時水は多めには持たなかったが正解だった。水場の後も相変わらず快晴の青空が続く。花が盛りの時期は既に過ぎたと思うが、それでもまだ多く見られるのはさすがに朝日岳と思った。写真撮影で足を止めつつ進み10:12に吹上のコルに到着。ベンチがあるので座ってゆっくり休む。吹き抜ける風が涼しく快適だった。ここまで携帯がほとんど通じなかったので下界へ定時連絡を入れる。栂海新道方面へ進みたい気分になるが、今日は暑いだろう。でもコルまで上がれば朝日岳は近い。登山道脇の花々を見ながら歩き10:50に朝日岳山頂に到着。5回目だが過去のいずれよりも天気が良い。ここもベンチがあるので座って休憩する。白馬岳や剣岳などがよく見えた。ここまでくれば今日の行動は8割終わったと言える。朝日平へ向けて下り始めると朝日小屋の赤い屋根が見えるようになる。小屋に着くと携帯の電波が入りづらいので、途中で定時連絡してから小屋へ向かう。小屋には11:37に到着。受付をしてテントを張る。テント場の周囲は綿毛のチングルマが多く、アヤメやニッコウキスゲも見られた。雰囲気の良いテント場である。
テント場に着いたらテント内でのんびり寛ぎたいところだが、今日はとにかく天気が良くてテントの中にいられない。14時頃一時的に雲が出て涼しくなったので少し昼寝したが、その後は一貫してほぼ晴れていて、テントの中に長時間いることはできなかった。念のため日傘兼用の雨傘を持参していたので、テントの外に出て傘をさしボーッとしているしかなかった。テント場は当初数張り程度しかテントはなかったが、時間の経過と共に増え、最後は20張り程度になった、とは言え広いテント場なので混雑した状況ではなかった。夕方18時を回るとさすがに太陽が傾いて影が出来、テントの中に入れるようになった。既に夕食や歯磨きや翌日の支度は済ませたので、翌日の早朝行動開始に備えてさっさと寝る。夜間は夏用の薄手のシュラフでも寒さを感じず。
8月3日(土)
2:15にスマホのアラームで起きる。夜半から風が吹き始めたが割とぐっすり寝られた。テントのフライシートは結露でべっとり濡れていた。高温の後なので致し方ない。食事や支度をして3:42に真っ暗な中行動開始。小屋付近はかなりのガスでちゃんとよく見ないと方角を間違えそう。前日日のあるうちに方角をよく確かめておいてよかった。最初は水平道歩きだが、ここは水平ではなく細かなアップダウンがあって思ったよりも楽ではない。水平道が終わる頃に夜が明け明るくなり、ヘッドライトが不要になる。小桜ヶ原の手前で明るくなってよかった。この辺りは池塘もあって景色がよいのだ。花もハクサンフウロやエゾシオガマなどが咲いていた。早朝朝日小屋付近を覆っていたガスもなく、快適な木道歩きができた。時期がもう少し早ければ水芭蕉も見られたが、さすがに8月では既になかった。小桜ヶ原が終わると雪倉岳へ向けての登りが始まる。登りはきついが風があるので体が冷やせるのでありがたかった。風が強すぎて寒さを感じたほどだった。登りの間始終風があり暑さを感じることなく6:52に雪倉岳に到着。山頂も風が強くて寒いくらい。ジャケットを出して着れば良いのかもしれないが、先が長いので写真だけで進むことに。ここからは白馬岳や旭岳がよく見えた。下り始めても風は止まず、避難小屋に着いて小屋を背にして休むとようやく風を避けることができた。小屋前に適当な岩があったのでベンチ代わりにして座って休む。避難小屋から先は風も穏やかになり、快適な歩きとなった。朝のうちのガスも取れ快晴となり、サングラスがないと眩しくてやってられないくらいだった。途中にはチングルマのお花畑やハクサンイチゲも咲いていて、白馬はやはり花が多いと改めて思った。8:45に三国境に到着。ここから先は人が多い。今日は蓮華温泉へ下らなければならず、白馬岳は方角が異なるが、空身で往復すれば短時間なので行くことに。ザックから当面の水と食料のみ持ちだして進む。テント泊装備から解放されると何と身軽なことか。羽が生えたようとはこのことかと思った。三国境を出て30分程で快晴の白馬岳に到着。9:24だった。いつも混んでる山頂だが、今日は混雑する時間を避けられたのか、比較的空いていた。写真を撮ったり定時連絡をしてから下山開始する。結局持参した水と食料は口を付けなかった。下りもまずまず速くて、往復で結局1時間かからなかった。再度パッキングして重いザックを担いで行動再開。ガスは稜線の下のほうでは湧き始めていて、上がってくるのは時間の問題のように思われた。しかし当面は眺望が良く、歩いていても楽しかった。この稜線はハイカーが多いのですれ違いも頻繁だが、比較的広い箇所が多いので、それほど詰まることなく進めた。10:30に小蓮華山到着。人多し。水のみで進む。既に出発から7時間ほど経過していて、休憩をこまめに取らないと進めなくなっていた。船越の頭には11:10に到着。ここもカオスで写真すら撮れなかった。ここまで来れば先に白馬大池が見えるが、ガスの上がりが早くて見えたり見えなかったりだった。夏山だし気温も高いので致し方ない。雷雨にならないだけましと思わなければ。大池へ向けて下り始める。途中狭い箇所が多くて待ちの時間が増える。大池近くの砂礫地ではコマクサが咲いていたが、既にシーズンは終わりだった。その代わりチングルマやハクサンコザクラはまだ咲いていて花見は十分できた。大池には11:49到着。すごい人出で、給水施設の前には行列ができていた。水だけもらったら小屋から離れる。どこか座って休みたかったが小屋周辺は人で埋め尽くされていてとても無理だった。蓮華温泉へ下る登山道へ進み、日差しを遮ることができる樹林まで降りて来たら小休止。水をがぶ飲みする。下りの道へ入れば後は消化試合。スリップに注意して下る。途中天狗の庭は樹木がなくて展望が良さそうだったが、今日に限ってはガスで何も見えず。座って休むほどでもなかったのでそのまま通過する。標高が下がると暑さを感じるようになる。とは言えガスで日射が遮られたので、その点はとても助かった。蓮華温泉駐車場には13:39に到着。朝日小屋を出て約10時間だった。蓮華温泉は標高約1500メートルほどだが、蒸し暑くあまり涼しさは感じなかった。
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