戸隠山から高妻山 蟻の塔渡り経由で周回
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,684m
- 下り
- 1,672m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
戸隠山は戸隠神社奥社から急登、百間長屋を過ぎたところから岩場、クサリ場が続きます。そして蟻の塔渡りへ。 蟻の塔渡りは概ね4つ足で進みました。左へ落ちたら200m以上滑落します。右側も危ない。一応、右側に巻道がありますが険しい岩場、崖をクサリで下降し登り返すことになるので、蟻の塔渡りは真っ直ぐ渡っていくのが良いと思います。剣ノ刃渡りは左側に足のおける場所がありますので、トラバース気味に渡りました。 岩場は乾いており滑る心配はなく、浮石も少ないしっかりした感じは有りました。丁度ボルタリングのようなツマミや突起がある感じです。 八丁睨から一不動避難小屋までは普通の登山道ですがアップダウンが続きます。若干ぬかるんで滑る箇所があります。 高妻山は山頂付近の最後の急登りが大変です。 戸隠山で緊張する岩場をこなし、いくつものピークをアップダウンして最後の急登は流石にキツイと思いました。 八丁睨から高妻山までの間にはいくつものピークを登っては降りしなければならないし、高妻山の最後の急登が本当に辛かったです。水も5ℓスタートで良い訓練になりましたが、ココだけのことを考えれば、もう少し軽装でも良かったかなぁと思いました。 |
写真
感想
ここのところ急に冷え込んで、お天気が良くない日が続いていて、なかなか山へ足が向きませんでした。多少天候が悪くても行こうと思えば行けるのですが、眺めがよくないと、しんどい思いをするだけなので機会を伺っていました。
金曜日の午後から土曜日にかけては晴れの予報。日曜日からは再び天気が崩れる予報だったので、日帰りでどこか登れる山ということで高妻山を目指すことにしました。
また、かねてより興味のあった戸隠山、蟻の塔渡りに行ってみたいという思いもあり、戸隠山から高妻山を周回することにしました。
『戸隠山は、手刀雄命(たぢからおのみこと)が天の岩戸を開いてその戸を空に投げると、それが葦原の中つ国に落ちて山になったという、そんな古い伝説を持っている。戸隠奥社は手刀雄命を祀り、中社は思兼命(おもいかねのみこと)を祀り、日の御子社は天鈿女命を祀る』(深田久弥 日本百名山より)
スサノオノミコトの乱行に心を閉ざした天照大神が天の岩戸に籠って、それ開かせようとした神々が祀られているという信仰の山なんですね。
2kmにおよぶ荘厳な杉並木の参道、随神門、屏風のように岸壁を連ねた戸隠山、それを登りきると360度の視界が開けたなかに、ひと際凛々しくスクッと立っている高妻山。
この山域は静かな神域があり、険しい岩場の戸隠山あり、威風堂々スクッと立つ高妻山あり、山の楽しみテンコ盛りの魅力的な山域でした。
(八丁睨みまで)
百間長屋を過ぎるとクサリの張られた岩場が連続します。
岩場は滑る感じの岩ではなく、浮石も少ないので、油断はできませんが、しっかりと掴んで慎重に登って行けば大丈夫と思いました。
印象としてはボルタリングジムの突起のような感じです。
(蟻の塔渡り)
両端が切れ落ちた尾根を渡って行きます。幅は20センチほどの尾根が30〜50mぐらい続きます。万一躓いたら真っ逆さまに落ちるので、大事をとって四つ足で渡りました。無事通過できましたが、結構ドキドキしますね〜。
(八丁睨みから五地蔵山まで)
八丁睨みからは普通の登山道ですが、戸隠山頂や九頭龍山のほかに中小のピークを登っては下るのを繰り返しますので、結構しんどいと思いました。
岩場で遊びすぎると体力を消耗するので自重したほうが良いと思います。
高妻山まで無事に足が持つかなぁと心配になってきました。
(高妻山まで)
高妻山は稜線最後の急峻な登りが堪えます。最後の試練でした。
荷物を減らして来れば良かったとか、百間長屋での修行を控えておくべきだったとか、いろんなことを思いましたが、何とか登り切ったときには大きな達成感を得ることができました。
(弥勒新道)
五地蔵山から戸隠牧場までは、弥勒新道を通りました。
よく整備された登山道ですが、雨続きの合い間の日に通ったせいか、ぬかるんで木の根で滑りやすく苦労しました。
牧場に辿り着いたときは、薄らのモヤのかかた幻想的な光景が広がっており、草を食む牛さんの姿に疲れも癒されました。
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