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Yamareco

記録ID: 709545
全員に公開
ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

戸隠山から高妻山 蟻の塔渡り経由で周回

2015年09月05日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 新潟県 長野県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
16.7km
登り
1,684m
下り
1,672m

コースタイム

日帰り
山行
11:50
休憩
1:10
合計
13:00
5:10
20
5:30
5:40
50
6:30
70
百間長屋
7:40
30
8:10
8:20
10
8:30
45
9:15
50
10:05
10:15
60
11:15
45
12:00
80
13:20
14:00
60
15:00
40
15:40
80
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
戸隠山は戸隠神社奥社から急登、百間長屋を過ぎたところから岩場、クサリ場が続きます。そして蟻の塔渡りへ。
蟻の塔渡りは概ね4つ足で進みました。左へ落ちたら200m以上滑落します。右側も危ない。一応、右側に巻道がありますが険しい岩場、崖をクサリで下降し登り返すことになるので、蟻の塔渡りは真っ直ぐ渡っていくのが良いと思います。剣ノ刃渡りは左側に足のおける場所がありますので、トラバース気味に渡りました。
岩場は乾いており滑る心配はなく、浮石も少ないしっかりした感じは有りました。丁度ボルタリングのようなツマミや突起がある感じです。
八丁睨から一不動避難小屋までは普通の登山道ですがアップダウンが続きます。若干ぬかるんで滑る箇所があります。

高妻山は山頂付近の最後の急登りが大変です。
戸隠山で緊張する岩場をこなし、いくつものピークをアップダウンして最後の急登は流石にキツイと思いました。

八丁睨から高妻山までの間にはいくつものピークを登っては降りしなければならないし、高妻山の最後の急登が本当に辛かったです。水も5ℓスタートで良い訓練になりましたが、ココだけのことを考えれば、もう少し軽装でも良かったかなぁと思いました。
戸隠山キャンプ場のバス停から朝4時半スタート
戸隠山キャンプ場のバス停から朝4時半スタート
まだ暗いですが、親切な蛍光の案内標識で助かりました
まだ暗いですが、親切な蛍光の案内標識で助かりました
奥社参道の入り口まで2km。ここから奥社まで更に2km歩きます。
奥社参道の入り口まで2km。ここから奥社まで更に2km歩きます。
鳥居が見えてきました。神々の領域です。
鳥居が見えてきました。神々の領域です。
随神門が見えてきました
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随神門が見えてきました
立派な狛犬です
迫力があります
一直線の荘厳な杉並木で、歩くだけで身も心も洗われます
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一直線の荘厳な杉並木で、歩くだけで身も心も洗われます
杉並木の合い間から、戸隠山の険しい稜線が見えます
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杉並木の合い間から、戸隠山の険しい稜線が見えます
石段の向こうに戸隠山
石段の向こうに戸隠山
登山前に奥社にお参り
登山前に奥社にお参り
山の神さまに好天への感謝と道中の無事を祈念しました
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山の神さまに好天への感謝と道中の無事を祈念しました
夜が明けてきました
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夜が明けてきました
奥社から少し戻ったところに登山道入り口があります
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奥社から少し戻ったところに登山道入り口があります
蟻の塔渡りの解説写真
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蟻の塔渡りの解説写真
ここで登山届を提出します
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ここで登山届を提出します
いざ、入山
ギザギザした戸隠山の稜線
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ギザギザした戸隠山の稜線
登山道を50分弱登ったら、五十間長屋につきました
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登山道を50分弱登ったら、五十間長屋につきました
五十間長屋から眺めた戸隠山の稜線。迫力ありますね
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五十間長屋から眺めた戸隠山の稜線。迫力ありますね
眼下に雲海が広がっていました
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眼下に雲海が広がっていました
10分ほど進むと百間長屋に
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10分ほど進むと百間長屋に
百間長屋は行者の修行の場でありました
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百間長屋は行者の修行の場でありました
見上げると、崖の中間に祠らしき場所がありました
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見上げると、崖の中間に祠らしき場所がありました
せっかくなので、修行の一環として登ってみました
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せっかくなので、修行の一環として登ってみました
おぉ、ここで座禅を組んで瞑想に耽ったんですね
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おぉ、ここで座禅を組んで瞑想に耽ったんですね
高さ的には10mほどですが、丁度怖さを感じる高さです
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高さ的には10mほどですが、丁度怖さを感じる高さです
天然のボルタリングでした
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天然のボルタリングでした
雲海の先には槍ヶ岳、北アルプスの稜線が見えました
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雲海の先には槍ヶ岳、北アルプスの稜線が見えました
こちらの岩にもクサリが。
これ以上修行すると体力を消耗するのでスルーしました。
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こちらの岩にもクサリが。
これ以上修行すると体力を消耗するのでスルーしました。
百間長屋以降は岩場、崖地、クサリ場が連続します
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百間長屋以降は岩場、崖地、クサリ場が連続します
岩場の訓練になりますね
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岩場の訓練になりますね
岩場をトラバース
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岩場をトラバース
胸つき岩、ここから先が戸隠山のクライマックス
胸つき岩、ここから先が戸隠山のクライマックス
下から見上げると崖登りのように思いました
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下から見上げると崖登りのように思いました
無事に登り切りました
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無事に登り切りました
いよいよ蟻の塔渡りにやってきました
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いよいよ蟻の塔渡りにやってきました
うゎ!噂には聞いていましたが、確かに細尾根です!!
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うゎ!噂には聞いていましたが、確かに細尾根です!!
蟻の塔渡りで記念撮影
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蟻の塔渡りで記念撮影
左側は垂直、側はやや緩やかでも垂直に近い崖でした。
どちらにしても、落ちたら無事では済みません
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左側は垂直、側はやや緩やかでも垂直に近い崖でした。
どちらにしても、落ちたら無事では済みません
無事通過。振り返ってしみじみと眺める自分がいました
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無事通過。振り返ってしみじみと眺める自分がいました
八丁睨みに到着しました。
戸隠山の山頂はもう少し先ですが、標高ではなく眺望を考えればここが山頂といっていいと思います。
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八丁睨みに到着しました。
戸隠山の山頂はもう少し先ですが、標高ではなく眺望を考えればここが山頂といっていいと思います。
高妻山が目の前に現れました。
スクッと凛々しいお姿に感激。
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高妻山が目の前に現れました。
スクッと凛々しいお姿に感激。
西岳の方面、その後ろに後立山の白馬岳
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西岳の方面、その後ろに後立山の白馬岳
白馬がハッキリと見えました
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白馬がハッキリと見えました
眼下に広がる雲海、北アルプスから御嶽山、中央アルプスまで見えました
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眼下に広がる雲海、北アルプスから御嶽山、中央アルプスまで見えました
眺望抜群ですね〜パノラマ
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眺望抜群ですね〜パノラマ
蟻の塔渡り
西岳とその後ろに北アルプスの稜線
西岳とその後ろに北アルプスの稜線
八丁睨みを後にして、もう一度蟻の塔渡り
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八丁睨みを後にして、もう一度蟻の塔渡り
拡大。一応、巻道があるのですが、クサリを掴んで崖を下り登りしなくてはならないので、渡ったほうが良いと思いました
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拡大。一応、巻道があるのですが、クサリを掴んで崖を下り登りしなくてはならないので、渡ったほうが良いと思いました
九頭龍山
一不動避難小屋につきました。
ここで小休憩をとりました
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一不動避難小屋につきました。
ここで小休憩をとりました
戸隠牧場からの登山道と合流します
戸隠牧場からの登山道と合流します
一不動避難小屋から眼下に戸隠牧場
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一不動避難小屋から眼下に戸隠牧場
ここからひとまず五地蔵山を目指します
ここからひとまず五地蔵山を目指します
五地蔵山につきました
山頂の標識はもう少し先にあります
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五地蔵山につきました
山頂の標識はもう少し先にあります
五地蔵山山頂
弥勒新道分岐。帰りは新道を通って牧場へ下ることにしました
弥勒新道分岐。帰りは新道を通って牧場へ下ることにしました
高妻山がだいぶん近くに迫ってきました
高妻山がだいぶん近くに迫ってきました
七薬師を過ぎて高妻山。まだ小さいピークを登り降りしないといけません
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七薬師を過ぎて高妻山。まだ小さいピークを登り降りしないといけません
威風堂々、高妻山
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威風堂々、高妻山
九勢至。ここから高妻山への最後の登りが始まります
九勢至。ここから高妻山への最後の登りが始まります
稜線が途中まで見えていますが、雲がかかっている辺りから、キツイ急登が待っていました
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稜線が途中まで見えていますが、雲がかかっている辺りから、キツイ急登が待っていました
ここが山頂かと思いましたが十阿弥陀で、もう少し先へ
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ここが山頂かと思いましたが十阿弥陀で、もう少し先へ
ヘロヘロになりながらも、何とか登り切りました
高妻山2353mに登頂です!
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ヘロヘロになりながらも、何とか登り切りました
高妻山2353mに登頂です!
三角点にタッチ
ガスって眺望はイマイチでしたが30分ほど休憩して下山しました
ガスって眺望はイマイチでしたが30分ほど休憩して下山しました
ナナカマドが美しかったです
ナナカマドが美しかったです
振り返って高妻山。
八観音のあたりで疲労?された登山者がいらして、一応、位置情報を県警に通報しました
振り返って高妻山。
八観音のあたりで疲労?された登山者がいらして、一応、位置情報を県警に通報しました
五地蔵山の分岐で、ここから弥勒新道へ
五地蔵山の分岐で、ここから弥勒新道へ
黒姫山?
飯綱山??
夕方はすっかりガスに覆われてしまいました
夕方はすっかりガスに覆われてしまいました
無事に下山、牧場を抜けて行きます
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無事に下山、牧場を抜けて行きます
牧場で草を草を食む光景
なんとなく幻想的。
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牧場で草を草を食む光景
なんとなく幻想的。
牛さんに疲れを癒されました
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牛さんに疲れを癒されました

感想

ここのところ急に冷え込んで、お天気が良くない日が続いていて、なかなか山へ足が向きませんでした。多少天候が悪くても行こうと思えば行けるのですが、眺めがよくないと、しんどい思いをするだけなので機会を伺っていました。

金曜日の午後から土曜日にかけては晴れの予報。日曜日からは再び天気が崩れる予報だったので、日帰りでどこか登れる山ということで高妻山を目指すことにしました。
また、かねてより興味のあった戸隠山、蟻の塔渡りに行ってみたいという思いもあり、戸隠山から高妻山を周回することにしました。

『戸隠山は、手刀雄命(たぢからおのみこと)が天の岩戸を開いてその戸を空に投げると、それが葦原の中つ国に落ちて山になったという、そんな古い伝説を持っている。戸隠奥社は手刀雄命を祀り、中社は思兼命(おもいかねのみこと)を祀り、日の御子社は天鈿女命を祀る』(深田久弥 日本百名山より)

スサノオノミコトの乱行に心を閉ざした天照大神が天の岩戸に籠って、それ開かせようとした神々が祀られているという信仰の山なんですね。

2kmにおよぶ荘厳な杉並木の参道、随神門、屏風のように岸壁を連ねた戸隠山、それを登りきると360度の視界が開けたなかに、ひと際凛々しくスクッと立っている高妻山。
この山域は静かな神域があり、険しい岩場の戸隠山あり、威風堂々スクッと立つ高妻山あり、山の楽しみテンコ盛りの魅力的な山域でした。

(八丁睨みまで)
百間長屋を過ぎるとクサリの張られた岩場が連続します。
岩場は滑る感じの岩ではなく、浮石も少ないので、油断はできませんが、しっかりと掴んで慎重に登って行けば大丈夫と思いました。
印象としてはボルタリングジムの突起のような感じです。

(蟻の塔渡り)
両端が切れ落ちた尾根を渡って行きます。幅は20センチほどの尾根が30〜50mぐらい続きます。万一躓いたら真っ逆さまに落ちるので、大事をとって四つ足で渡りました。無事通過できましたが、結構ドキドキしますね〜。

(八丁睨みから五地蔵山まで)
八丁睨みからは普通の登山道ですが、戸隠山頂や九頭龍山のほかに中小のピークを登っては下るのを繰り返しますので、結構しんどいと思いました。
岩場で遊びすぎると体力を消耗するので自重したほうが良いと思います。
高妻山まで無事に足が持つかなぁと心配になってきました。

(高妻山まで)
高妻山は稜線最後の急峻な登りが堪えます。最後の試練でした。
荷物を減らして来れば良かったとか、百間長屋での修行を控えておくべきだったとか、いろんなことを思いましたが、何とか登り切ったときには大きな達成感を得ることができました。

(弥勒新道)
五地蔵山から戸隠牧場までは、弥勒新道を通りました。
よく整備された登山道ですが、雨続きの合い間の日に通ったせいか、ぬかるんで木の根で滑りやすく苦労しました。
牧場に辿り着いたときは、薄らのモヤのかかた幻想的な光景が広がっており、草を食む牛さんの姿に疲れも癒されました。

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技術レベル
3/5
体力レベル
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