巻機山縦走〜自然が魅せた険しさ厳しさと、ほんの少しのやさしさ♪〜

2024年08月04日(日) ~ 2024年08月05日(月)

• GPS: 12:30
• 距離: 29.6km
• 登り: 2,930m
• 下り: 2,554m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:41
• 休憩: 0:25
• 合計: 9:06

距離 17.1km 登り 2,448m 下り 872m

8:46 日の出町バス停
10:20 10:21 みやて小屋
13:10 13:33 大窪沢 新道・4合目
17:22 17:23 割引岳
17:38 御機屋
17:52 巻機山避難小屋

2日目

• 山行: 3:29
• 休憩: 0:57
• 合計: 4:26

距離 12.5km 登り 482m 下り 1,682m

3:54 巻機山避難小屋
4:10 御機屋
4:19 巻機山
4:33 5:17 牛ヶ岳
5:35 巻機山
5:46 御機屋
6:00 6:05 巻機山避難小屋
6:12 ニセ巻機山
6:55 6:56 6合目
7:15 7:19 5合目
7:46 7:49 桜坂駐車場
8:20 清水バス停

天候

初日
麓は真夏の炎天下の灼熱地獄、中腹から山頂は曇りのち一時大雨、夜は晴れ
2日目
山頂から中腹はガスの中、麓では一時大雨、下界は再び灼熱地獄...

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路　JR　長岡→（十日町経由）六日町　1,260円
　　　　　（上越線直通なら990円）
　　　南越後観光バス　六日町駅前→日の出町　380円
　　　※越後交通バスの週末乗車はゴールド免許提示で50円割引とお得！
復路　南越後観光バス　清水→温泉入口　510円
　　　JR　六日町→越後湯沢　330円
　　　　　越後湯沢→宮内　1,170円
　　　　　宮内→長岡　150円
　　　　　（上越線で直帰するなら990円汗）

※鉄路はえちごツーデーパスがお得！
　上記全行程を2日間乗り放題で2,800円♪

コース状況／危険箇所等

全体を通して踏み跡は明瞭で、歩きやすいです。
裏巻機新道ルートは最初から最後まで激急登の連続！
1,000mまで標高を上げたのに850mまで落とし、そこから標高差1,000mの超絶急登の登り返しに絶句します...
現時点で7合目前後まで刈払いされていたので、そこから先は更に歩きやすくなっています。
感謝、感謝！m(_ _)m

割引岳から先と井戸尾根コースは言わずもがな。
9合目と8合目の間では木道の整備工事を行っており、老朽化した階段を新調しておりました。
感謝、感謝！m(_ _)m

今回一番の難所は往路でバスを下車してからみやて小屋までの間、炎天下の中の灼熱舗道歩きかな!?
(;^_^A アセアセ・・・

その他周辺情報

六日町駅周辺で汗を流すなら、湯らりあ六日町温泉公衆浴場！
朝早くから営業しているのが有り難い（9:00〜）
シャンプーボディソープは別途購入が必要ですが、熱めの湯で疲れが一気に吹き飛びます。

写真

8/2 20:23

8月2、3日は長岡まつり大花火大会♪
今年も夏の夜空に大輪の花を咲かせてくれました
(´▽｀*)

8/4 6:51

今回は6:54発　十日町行きに乗車！

8/4 6:56

長岡まつり3日間の余韻に浸りつつ、いつものモーニング♪

8/4 8:14

十日町駅からほくほく線に乗り換え、六日町駅に到着！
巻機山方面には雲が掛かっていますが如何に？

8/4 8:44

ここで下車し、出発進行！
…(〜o￣3￣)〜

8/4 8:51

目指す山頂方面は視界良好♪

8/4 9:19

関所に到着！
利用料400円也

8/4 9:42

炎天下の中、熱中症に注意して日影で休みながらゆっくり進む
割石沢が見えるまでに近づいてきた...
＿(　_;´ω`)_ペショ

8/4 10:22

ようやく、みやて小屋に到着...
ぜーぜー(+_+)

8/4 10:30

割石沢で水をかぶりながら小休止
生き返った(*´з`)

8/4 10:43

おぉ〜絶景
歩いているだけで楽しい♪

8/4 11:01

何が良いって日陰で涼しく歩けること♪

8/4 11:07

振り返り、空の藍と木々の碧、岩の黒が画になる♪
秋も良いけど夏も良いね

11/3 11:11

ちなみに、昨秋はこんな感じでした

8/4 11:10

秋には渋滞になるここも、独りの〜んびり
(^^)

8/4 11:17

さてさて、ここからが本番！

8/4 11:23

のっけから急登！！
・・・日の当たらない北斜面なのが唯一の救いだな

8/4 12:04

木々の間から振り返り、あそこ（中央辺り）から歩いてきたんだ
(^-^;

8/4 12:22

そして、真ん中は小兜山かな
夏空デスね♪

8/4 12:26

超巨大なきのこ発見！！
靴よりも大きく、落ちてた小枝が身に飲まれている!?
(・。・;

8/4 12:53

急登を登り詰め、南斜面に出たら山頂方面が見えた！

8/4 12:59

・・・って、あそこまで下るんかい！
登り返しがキツそ...
(〒▽〒)

8/4 13:10

涙ながらに大窪沢まで下り、

8/4 13:17

下ってきたスラブをバックに燃料補給♪

8/4 13:32

意を決して再出発するも、これまでにない位の激急登！！
ま、登ったら登っただけ今度は山頂に近づくからいっか
(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪

8/4 14:54

尾根まで登り上げたけど、まだ急登あるなぁ...
(;'∀')

8/4 15:39

足場が安定しないのでロープ頼りにならざるを得ない崖地
終盤にこれはキツイ...

8/4 15:43

登り上げてひと息
よくここまで来たな...

8/4 15:54

途中、刈払い作業中の3人組とスライド
7合目付近まで作業し、草刈機をデポして今日は下山だとか
本当にありがとうございます！
m(_ _)m

8/4 16:37

激急登を登り上げて樹林帯を抜けたが、一面のガッスガス...

8/4 17:09

晴れてれば楽園なんだろうなぁ
この辺りから大雨に...
※次の画像はセンシティブな内容が含まれているのでご注意ください！

8/4 17:15

土砂降りの雨の中、行く手の真ん中で大きなマムシがこれまた大きな蛙を半分飲み込んでいるところに遭遇！！
2匹と目が合って動けなくなり、10分くらいその場で叫び続けてしまった...
ヽ(*。>Д<)o゜

8/4 17:24

命からがら修羅場を逃げ出し、ダッシュで山頂へ...
落雷が怖いので即下山
＼(゜ロ＼))...((／ロ゜)／

8/4 17:54

どうにか本日のお宿に到着...
ε-(´∀｀*)ホッ

8/4 17:56

行動終了と同時に晴れてくる
山あるある...
( ゜∀゜)アハ 八 ノヽ ノ ＼

8/4 18:15

雨に濡れた服を着替えすっかり寛ぎ体勢になると、

8/4 18:15

いつの間にか夕日に包まれていた！
(@￣□￣@;)！！

8/4 18:30

慌てて外に出る！
1日の苦労を労ってくれてるみたい♪

8/4 18:31

しかし、明日登る巻機山頂を眺めていたら、短パンの足に大量のブヨが集まってきたので速攻で小屋に戻る...
(;´Д`A ```

8/4 19:03

ここで、焼肉用のモツを忘れたことが判明!?
主役なき名脇役で固めたディナーで、涙ながらにお疲れさまのアレ(笑)♪(r for y)
明太マヨパスタツナ増し増しで♪

8/4 20:23

非常食のミックスナッツに手を付けながら、貸切山小屋の夜は更けていきました
||ヽ(*￣▽￣*)ノ

8/5 3:19

朝は簡単に♪
みそ汁の蛤は、口が開いていた方が映えたな(笑)

8/5 3:53

辺り一面ガッスガスな中、一縷の望みを懸けて山頂へ！

8/5 4:35

巻機山頂をスルーして夜明け前の牛ヶ岳へ
登りの途中で一瞬山肌や焼けた空が見えたものの...

8/5 4:42

辺りをウロウロ奇跡を待ったが、好天の気配なく下山...

8/5 5:20

田んぼみたいな池塘
(^^♪

8/5 5:34

行きではスルーした巻機山頂のケルン
あれ、少し痩せました？

8/5 5:39

定番の喪黒福造も、
「ホーッホッホッホ」

8/5 5:40

切り取り方によっては全く変わる!?
「あ‶あ‶ぁーーっ！」
(￣▽￣;)

8/5 5:41

な〜んて、見える範囲で景色を楽しみましょう(笑)

8/5 5:46

昨日は急いでいて撮らなかった御機屋
道中の無事を祈ってから通過

8/5 5:58

好天も望めないようなので、小屋に戻って身支度をして早々に下山

8/5 6:08

後は勝手知ったるいつものルート

8/5 6:13

ニセ巻はスルー
─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ

8/5 6:19

今年の木道整備現場
いつも整備していただき、ありがとうございます！
m(_ _)m

8/5 6:55

6合目から天狗岩とヌクビ沢を愛でて、

8/5 7:49

雨で頭が重くなったヤマユリに癒されたら、

8/5 7:50

登山口に到着！
この後、昨夕に続けて大雨に...

8/5 8:40

雨も落ち着き、朝の便で六日町駅前に向かいました

8/5 10:17

バスを途中下車し、汗を流しにここへ立ち寄り、

8/5 11:36

あっちにフラフラしてぇ〜

8/5 11:50

カツ煮と清酒雪男でお疲れさまのアレ(笑)♪(r for y)
[]~(￣▽￣)~*

8/5 13:30

お次はこっちにフラフラしてぇ〜

8/5 13:56

生姜醤油ラーメンで締め(^^♪
お疲れさまでした！

撮影機器：

COOLPIX L32 NIKON

S3-SH SHARP

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ 食器 調理器具 ヘッドランプ 予備電池 携帯 タオル カメラ 黒霧島と焼酎ハイボール♪

感想

おーいはに丸

以前は毎年のように訪れていた巻機山。
自身の行動範囲を広げてからは、すっかりご無沙汰だった今日この頃。
久しぶりに登りたいし、それなら、未踏の裏巻機ルートを歩いてみようかな。
ということで、今年の夏休み山行は、巻機山避難小屋で一泊して縦走することにしました！

先ずは、路線バスの最寄りバス停から登行（歩行？）開始。
とにかく何よりも、炎天下の灼熱地獄な舗道歩きが一番きつかった。。。
この時期は熱中症の心配もあるので、注意が必要ですね。
休み休み、みやて小屋まで着いてしまえばこの先は北斜面。渓谷から急登になっても、比較的陽が当たらないので、バテることはないだろう。
ただ、一度、標高1,000mまで登り、そこから大窪沢まで150m落とし、そこから更に1,000m標高を上げなきゃならないのはダメージ大だなぁ。
しかも、激急登がどこまでも続く光景を対岸から目の前にして一瞬心が折れました。。。
ま、ここからは一歩一歩登ればそのまま標高差が縮まるのか。沢の冷たい水で身体を冷やし前向きになれ、気を取り直して出発。

この先の激急登は、休みながら少しずつ登行。
道中、沢登りの若者3人グループと刈払い作業を終えて下山中の3人組とスライド。
この山奥に人の気配があることだけで励みになり、歩を進めることができました(笑)

尾根筋に出ても続く急登を何とか越えて樹林帯を抜けたが、辺りはガッスガス。。。
天気が良ければ絶好のロケーションなんだろうなとボヤキながら進むと、とうとう雨が降ってくる。

本格的な土砂降りになり、先を急いでいた矢先、道の真ん中に大きなマムシが微動だにせず鎮座！！
更に、頭だけもっと大きくて茶色いことに違和感を感じてよーく見ると、これまた大きなカエルに噛み付き飲み込んでいる最中だった！！！
ただでさえ大の蛇嫌いなアタクシ、目の前の光景に硬直し、食う者と食われる者の2匹と見つめ合うこと数秒間、ようやく現状を理解したらこれまでにないくらいの音量で「おう‶あ‶い‶え‶う‶ぃぇ▽※●☆×ーーーっっ！」と、訳分からん声で絶叫してしまいました（汗）
マムシにとって大事な食事中なんだろうが、何とかそこから動いてもらわないとこっちも前に進めない。片手で鈴をガシャガシャ鳴らし、片手で小枝を鼻先に向けて地面をバシバシ叩き、とにかく脇に退いてもらおうと、半ばパニック状態でひとり騒いでいました。
10分近くの格闘（自分だけ勝手に）の末、少しずつ脇に逃げてくれたのを見計らってすぐに通過。「もうなんだよぉ」などとボヤキながら慌てて山頂に駆け上がっていきました。(;´Д`A ```

割引岳山頂に到着しても、天候と時間とマムシパニックですぐ先を急ぎ、避難小屋にワープ!?（気持ち的には）
大雨でびしょ濡れだったので、早速着替えて窓の外を眺めたところ、さっきまでガスで真っ白だった巻機山頂を、夕陽が赤く照らしているではありませんか！！
道中の険しさや天候急変による自然の厳しさ、弱肉強食の中で生きる自然界の生き物たちの厳しさを目の当たりにしたこの登行、神さまは最後に絶好のロケーションをちょっとだけご褒美に与えてくれたのかなと、これまでの苦労が吹き飛んだ瞬間でした♪
そして、ディナーはモツで焼肉パーティーをしようと思っていたにも拘わらず、肝心のモツを忘れてきたことに気づく。。。
ま、いつものパスタを主食にのんびり呑むことに。でも、ちょっとボリュームが足りなかったな(笑)

翌朝は牛ヶ岳山頂でご来光を拝見しようと思って夜明け前に出発。
道中、ガスが薄くなることもあったのですが、肝心の夜明け時は晴れることなく、結局白いスクリーンしか見られませんでした。
天気が良ければ山頂でのんびりして沢口まで歩いて路線バスを捕まえようと思っていたのですが、好天が見込まれないようなので早々に下山して清水からバス乗車に予定変更。
そそくさと帰り支度をして下山することに。
登山口に到着すると、程なく雨も降ってきたので結果オーライだったのかな。
バスから降りて日帰り温泉で汗を流すと、想定外に時間に余裕ができた。今回はえちごツーデーパスを利用しており県内どこでも行けるので、とりあえず湯沢に向かって昨夜のタンパク質不足をカツ煮で補給♪
思案した挙句、締めは新潟5大ラーメンのうちのひとつ、青島食堂に寄って長岡生姜醤油ラーメンで塩分補給して今回の山行を終了。

次回？は、絶対肉を忘れないようにしなきゃ。