利尻(鴛泊よりピストン)、礼文(スコトン岬~知床)
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- GPS
- 27:09
- 距離
- 59.1km
- 登り
- 3,336m
- 下り
- 3,366m
コースタイム
- 山行
- 8:38
- 休憩
- 3:25
- 合計
- 12:03
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 7:54
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 6:57
天候 | 12:晴れ、13,14:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
船 飛行機
(移動日 神戸⇒札幌[ネットカフェ泊]⇒稚内⇒鴛泊[ゆーにキャンプ場泊]) 1日目 鴛泊~利尻岳(ピストン)[ゆーにキャンプ場泊] 2日目 鴛泊⇒香深港⇒スコトン岬~トレイル(岬めぐり、8時間コース)~香深井[緑ヶ丘公園キャンプ場泊] 3日目 緑ヶ丘公園キャンプ場~トレイル(礼文林道・滝、桃岩展望台コース)~知床⇒香深港⇒稚内[稚内森林公園キャンプ場泊] 4日目(移動日) 稚内⇒札幌⇒神戸 往路: (8/10)神戸空港18:25-(SKY177便,往復18340円)-20:15新千歳空港21:08-(JR[37分],1150円)-21:28白石21:41-(JR)-21:46森林公園 (8/11)森林公園5:44-(JR)-5:58札幌7:40-(バスわっかない号,6700円)-13:30稚内13:42-(宗谷バス,220円)-13:56ノシャップ15:32-(宗谷バス,220円)-15:43稚内16:40-(ハートランドフェリー,3290円)-18:30鴛泊 ※宗谷バスノシャップ行き ・駅前ターミナル②往路:路線11、復路:路線12 ・現金のみ ※ノシャップ寒流水族館(わっかりうむ) ・稚内よりバス10分+徒歩5分 ・料金500円、えさやり体験100円 ・あざらしペンギンショー 午後の部 14:30~ ※ハートランドフェリーは出港時間の20分前までに乗船手続きのこと 移動: (8/13)鴛泊9:20-(ハートランドフェリー,1140円)-10:05香深10:40-(バス,300円)-10:51香深井BS10:51-(バス,1080円)-11:36ストコン岬BS (8/14)知床BS12:08-(バス,300円)-12:16フェリーターミナルBS15:15-(バス,300円)-15:26香深井BS16:39-(バス,300円)-16:50フェリーターミナルBS[香深港]17:10-(ハートランドフェリー,3290円)-19:05稚内 復路(8/15): 稚内6:30-(バスわっかない号,6030円)-12:10苗穂[ラーメン、札幌ビール博物館見学]16:19-(JR[37分],990円)-16:38北広島16:41-17:02新千歳空港20:35-(SKY178便)-22:30神戸空港 ・札幌ビール博物館見学 ・要事前Web予約:プレミアムコース(14:30-15:20、1000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
※◯は今回歩いたコース 礼文島トレイルコース: 〇岬めぐりコース 約13km/4h40m~5h56m 〇8時間コース 約16.4km/6h21m~7h59m ・久種湖畔コース 約4.1km/1h17m~1h30m ・礼文岳コース 約8.6km/3h21m~4h41m 〇礼文林道コース 約8km/2h30m~3h10m 〇礼文滝コース 約3.6km/1h50m~2h43m 〇桃岩展望台コース 約6km/2h31m~3h25m https://kankojapan.jp/hokkaido/dohoku/rebunto_trail.html |
その他周辺情報 | 宿: ○快活クラブ厚別東店 ・約2500円/泊 ・JR森林公園駅より徒歩10分 ○利尻島ファミリーキャンプ場ゆーに ・520円/泊 ・道路反対側に利尻富士温泉500円(コインランドリー有) ○礼文島緑ヶ丘公園キャンプ場 ・620円/泊 ・水道、トイレ有り ・電話0163-85-7131(8:30-17:00) ・最寄り:香深井バス停 (バスの自由乗降区間のため、緑ヶ丘公園キャンプ場に行くと運転手さんに事前に伝えておけば、最寄りの角で降ろしてくれる) ◯稚内森林公園キャンプ場 ・無料 ・水道、トイレ有り ・稚内駅より徒歩約30分。(丘の上まで頑張りましょう) 以下、GoogleMapより抜粋 --- 稚内市役所の裏手の旧車道が今は歩行者専用道。稚内郵便局から一本市役所寄りの通りから左手に坂を上がってゆく。入口に車両通行止の旨の案内板あり。上り続けると右手に回り込んで行くと稚内霊園。ここで左手のキャンプ場の標識にしたがい進むと車道に突き当たる。ここは側溝になっている。夜間は特に注意が必要。左に進むとキャンプ場駐車場に入って行く。 --- 下山後の温泉: 〇利尻富士温泉(利尻島) ・500円 ・正午~21時 〇うすゆきの湯(レブン島) ・600円 ・午後0時から午後9時(受付最終時間 午後8時30分) ・フェリーターミナルより徒歩3分 食事: ◯鶏白湯そば 燠(ゆう) ・苗穂駅より徒歩12分 ・営業時間11:00 - 15:00 17:00 - 21:30、L.O. 21:00 ◯サッポロビール博物館 ・JR函館本線「苗穂駅」下車、北口より徒歩8分 ・プレミアムツアー(参加費1000円) https://sapporobeer.resv.jp/ ・要事前Web予約 ・テイスティング付: 「サッポロビール生ビール黒ラベル」「復刻札幌製麦酒」各1杯 燃料アルコール: ◯ツルハドラッグ 平和通店 ・JR白石駅南口より徒歩5分[350m] ・電話:011-868-8333 ・営業:9:00-22:00 |
写真
感想
待ちに待った憧れのリシリ、レブンに向かいます。以下、道中記録です。
◆移動日 神戸⇒札幌[ネットカフェ泊]⇒稚内⇒鴛泊[ゆーにキャンプ場泊]
神戸からスカイマークで札幌へ。翌朝、札幌から都市間バスを利用して稚内へ移動。夕方のフェリーで鴛泊港へ。下船後、港から最寄りのキャンプ場に徒歩にて移動。キャンプの受付を済ませたときには既に日が落ちていた。いよいよ明日が本番。期待に胸を膨らませながら、シュラフに潜り込んだ。
◆1日目 鴛泊~利尻岳(ピストン)[ゆーにキャンプ場泊]
2時半起床で4時にテン場を出発。ヘッデンの光でアプローチ林道を詰めた。北麓野営場にて登山届けを提出して登山道に取り付く。甘露泉の湧水は冷たくて美味かった。ゆるやかな長い登りを詰めて見晴台へ。ここで景色が開ける。今日の天気は快晴!気持ち良い青空が広がっていた。急坂を登り第二見晴台へ。利尻の裾野に広がる緑が美しかった。
長官山を過ぎて、ようやく利尻山頂が見えた。空を突く先鋒のお出ましです。かっけー!でも、まだまだ遠いぞ。8合目とは言うけれど標高差をまだまだ残している。気合を入れ直して、きっつい急登に取り付いた。沓形分岐を越えると崖沿いについた道を登る。マリオの土管ゾーンを抜けていく。もう少しなのだけれど疲れた足にこの急登は堪える。結構体力を削られた。やっとの思いで山頂に到着。ついにやったぞ!見渡せば360度の大絶景。湯を沸かしてコーヒーを淹れ至福の時間をゆっくりと楽しんだ。山頂にもお花畑が広がり蝶が舞う。最高でした。
2時間ばかり山頂でのんびりした後、下山開始。もう昼前で気温も高い。折しもカンカン照りで風も無い。水を少しづつ取り、休憩しながらそそくさと下りるも、今日はなんだか暑すぎる。途中、熱中症になりかけた。長ーい下りを歩いて甘露泉の湧水に到着!ここはハイカーのオアシス。何度も水を頭からかぶってクールダウンした。その後、キャンプ場まで戻り、隣接する温泉で汗を流して休んだ。翌日からは崩れる予報。明日はいよいよレブン島に上陸。計画通り歩けることを願って眠りに就いた。
◆2日目 鴛泊⇒香深港⇒スコトン岬~トレイル(岬めぐり、8時間コース)~香深井[緑ヶ丘公園キャンプ場泊]
朝一のフェリーでレブンの香深港へ移動。フェリー待合室で既に降り始めた雨空を恨めしく見上げる。香深からバスでストコン岬へ移動。(途中、香深井バス停でデカザックをデポ。運転手さんご協力頂き、ありがとうございました)
スコトン岬はレブン島の最北端の地。なかなかの絶景でした。沖合のトド島までよく見えた。(残念ながらサハリンは見えず)。ここから南へ歩き始めた。まずは「岬めぐり」コースを辿ります。初めは舗装沿いのコースを歩く。今日はガスが濃いけれど、海岸沿いの絶景を楽しむことができました。緑の美しい丘陵地帯をトレイルは抜けていく。絶景のはずのゴロタ岬はガスの中(;_;)。風も強いし先へと進む。
トレイル脇のお花はすごい。行けども行けどもどんどん出ていくる。海抜0m付近から高山植物が咲いているのは素晴らしい。花好きには堪らない場所ですね。「岬めぐり」コースの最後は、澄海(スカイ)岬へ。ここもなかなかの絶景でした。さらにここから「8時間」コースへと繋いで、海沿いにある小さな集落 宇遠内(ウエンナイ)を目指す。ここは林道が繋がっておらず、車ではアクセスできない。なかなかの秘境感。でも、地図には難路のマークがある。ここは暗くなる前に抜けておきたい。(一応、レブン上陸時に香深港の観光協会で8時間コースが歩けるか、を確認したが「警報等が出ていないので問題ない」とのことでした)
海沿いの道を離れて一旦島の中へ、ひたすら南へ進む。道は明瞭だけれど、あまり人が入っていないのか、この時期は夏草が生い茂っており、カッパを着ていても全身が雨露でビショビショになった。アマナ岩の道標が出てきて、道の方向が西へと変わる。ここから海へ向かって標高を下げていく。最後は結構な急斜面を下りて海岸に辿り着いた。周囲には絶景が広がっていました。
地球の営みを感じるむき出しの地層の上を歩く。探せば恐竜の化石も出てきそうな感じ。このどこかにレブンサウルスが眠っているかもと妄想は膨らむ。海岸沿いを進むと宇遠内集落にたどり着く。小さな漁港の脇にありました。なかなか面白い場所ですね。なんとか日がある間に難所を抜けることができて、ホッとした。ここからは長い距離を歩いて島を横断。香深井バス停でデポしたザックをピックアップして、すっかり日が落ちてから緑ケ丘公園キャンプ場に到着。雨の中、長い距離を歩いて疲れたぞ~。ヘッデンの光でテントを立ててご飯を食べたらすぐに眠りに落ちた。
◆3日目 緑ヶ丘公園キャンプ場~トレイル(礼文林道・滝、桃岩展望台コース)~知床⇒香深港⇒稚内[森林公園キャンプ場泊]
雨の中、テントを撤収して歩き始めた。一旦、昨日歩いた「礼文林道」コースを戻り、「礼文滝」コースへと入る。しばらく進んで分岐を礼文滝方面へと進む。次第に標高を下げて、最後には沢沿いのトレイルを下る。数回の渡渉を経て、海岸線が見えてきた。最後は急な坂道を下って海岸線へと着地。そこには海へと注ぐ礼文滝があった。滝は大きく水量豊かでめちゃめちゃかっこいい滝でした。しばらく滝を眺めていました。
これから進む南の方角を見れば、桃岩が遠くガスの中に霞んで見えた。礼文滝への分岐点まで戻り。更に南進して、一旦舗装路に合流。少し進んで「桃岩展望」コースへと繋ぐ。桃岩展望台へと続く登山道は、雨ですっかり小さな沢の様になっていた。ビショビショになりながらも桃岩展望台へ到着。ここはガッスガスで展望なし。(;_;)
雨・風が強く、ガッスガスの中、トレイルを進む。美しい緑の丘陵地帯を進むも、展望はなし。登山道脇に咲き誇るお花たちにエールをもらった。元木灯台を経て、知床バス停まで到着。なんとか昼一のバスに間に合った。この日も雨の中良く歩いた。目標としていた礼文南端まで歩き通すことができてホッと一安心。バスで港に戻り、「うすゆきの湯」のお風呂にドボン。冷えた体を温めた。(この日、すれ違ったハイカーさんは数名のみ)
夕方のフェリーまでの時間に、バスで香深井をピストンして、朝一でデポしたザックをピックアップして、稚内行きのフェリーに乗った。この日は、稚内のキャンプ場に宿泊。ちょうど駅前で盆踊り大会があり、9時前まで盆踊りのお囃子が街中に響き渡っていた。その音楽を聞きながらテントを設営し眠りに落ちた。キャンプ場にはエゾシカの群れの目が光っていた。(リシリやレブンの離島にはイタチやネズミなどの小動物しかいない。だから植生が豊かに残っている。久々にエゾシカを見て本島に帰ってきたことを実感した)
◆4日目 稚内⇒札幌⇒神戸
朝一の都市間バス「わっかない号」に乗り、札幌に戻って市内を観光。昼食後、サッポロビール博物館に立ち寄る。プレミアムツアーで札幌の地にビール誕生の歴史を学んだ後は、お楽しみの試飲。自慢の泡を楽しんだ。夕方、JRで新千歳空港に移動し神戸への帰途へ就く。
一番の目的であった利尻は、快晴に恵まれ絶景を楽しむことができた。最北の海に浮かぶ独立峰からの眺めは最高!記憶に残る光景となりました。
礼文も雨の中のトレイル歩きとなりましたが、終始お花畑に囲まれ、海岸の絶景や滝を満喫することができました。感謝ですね。花の礼文、今回は秋のお花が中心でしたが、できれば雪解けの時期にも来てみたいと思いました。
今日も良い山でした。
(1日の消費量 水2L[利尻山登山時は3Lを携行]、アルファ米 8/10食)
備忘録:
・雨の中、2日間歩き続けると股擦れになり温泉でヒリヒリした。
ワセリン携行の必要性を感じた。
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