上松Aコースから木曽駒ヶ岳へ
- GPS
- 11:40
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,415m
- 下り
- 2,412m
コースタイム
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
多くの登山図はアルプス山荘がスタート地点になっておりますが、ここからの入山は得策ではありません。砂防工事により、登山道はなくなっており、工事現場に入って歩くのですが、殆ど看板なしで、非常に分かりにくいです。私はかなり迷いました。最終的に滑川砂防公園を経由して入山することになります。 ※そもそも平日だと、アルプス山荘から砂防工事現場に入れないと思われます。 滑川砂防公園は一般車も入っていける場所で、アルプス山荘を過ぎて一本目を右に進み、橋を渡ると着きます。ここをスタート地点にすれば、工程を往復4km、累積標高150mほど省略できます。 なお私が歩いた帰りの道路はYAHOOやGOOGLEになかったので、国土地理院のものを参考に書きました。でも行きの砂防工事のところはかなり適当です。 登山ポストは両方にあります。登山道自体は非常に整備されており、看板も豊富。敬神ノ滝小屋から入山してしまえば、迷うことはまずないでしょう。なお、この日、敬神ノ滝小屋は無人でした。金懸小屋(避難小屋)は綺麗で、金懸小屋の水場は雨の影響もあってか?かなり豊富な水量。冷たくて最高に美味しいです。 上松Bコースは土砂崩れがあったようですが、一応通れるようです。 (注意を促す看板があるだけでした) |
写真
感想
ずっと登ってみたかった木曽駒。ロープウェイで千畳敷からが基本だと思うのですが、それじゃ行程が短すぎて面白くないとゆーことで、上松から行ってみることにしました。Aコースを行きに、余裕があったら帰りは麦草岳のBコースで下山、林道歩きで戻ろうと計画。
しかし、寝坊。今年に入ってから予定どおり行動できた例がない。4時になんとか出発、アルプス山荘に着いたのは6時半orz
まぁなんとか上松Aをピストンで・・と準備して出発。しかし登山ポストはあるものの、いきなり登山道が見当たりません。矢印に従うと、どう見ても工事現場に入っていくルートです。どうやら砂防工事で登山道が変わったみたい。工事現場に看板があるだろーと入っていきます。休日なので、工事はお休み。ダンプ道に従って登っていきますが、看板がない。。。。このまま登山道が見つからず、時間的にも登頂も出来ず帰ることになるのでは?と不安になりつつも突き進むと、車が通れるような道はなくなりました・・。が、ビニールテープが張ってあり、それにしたがって進むと、川沿いに出て、川を渡る赤い鉄橋が。地図を見ても、それらしき橋はなく、とりあえず渡ってみると砂防工事で出来た公園がありました。公園を彷徨っていると砂防工事の図があり、その図に登山道の表示が。進むべき方向が分かり、とにかくそちらに突き進んでみます。
すると、駐車場があり、車が3台ほど止まってました。工事現場関係者か?と思ったら、登山道の看板が。疑心暗鬼になりながらもゲートをくぐり、道沿いに進むと、やっと登山道の道しるべ。敬神ノ滝小屋から本格的登山道になりますが、既にぐったり感。ちなみに朝から誰にも会っておりません。登山道は非常に整備されており、だいたい30分毎に○合目、○合目半と看板が出てくるので、非常に目安になります。4合目付近で20人位の団体さんとすれ違います。たぶんツアーでしょうね。ちなみにこの日、登っている最中にあったパーティはあと2組だけ。3〜4合目付近で獣道を歩く音が聞こえ、熊かとビビリました。(何かは分からず)
5合目、金懸避難小屋で休憩。御嶽山が良く見えます。小屋も綺麗でトイレもありました。少し歩くと水場があるのですが、この水が冷たくて最高です。このような暑い日にはありがたい・・。これまでに消費した500ML分の水を汲んで、出発。七合目に達する頃には足がヤバくなってきました。前日サッカーしてたからか?八合目に着いた頃には疲労困憊、この辺りから日を全身に浴び、暑くてたまりません。帰ろうかと思ってしまいました・・。
8合目で小休止し、コースタイムの短い木曽前岳を通らないルートを選択。しかし、けっこー下るので嫌な感じ・・。お花畑は綺麗でしたが、疲労でしんどい。予定では12時に登頂のはずが、9合目で12時。ここまで来たら、と最後の気力を振り絞り、なんとか登頂。山頂は千畳敷から来た人でいっぱいでした。子供も多く、ほのぼののした雰囲気。ありがたいことに山頂の社に缶ビール(500円)が売ってたので、カップラーメンのお供に買ってしまいました。さいこーです。残念ながら北・南アルプスまで展望は利きませんでしたが、中央アルプスはだいたい見えました。
帰りは暑さでバテバテ、ヘロヘロの足で前岳へ。この状態で牙岩や、崩壊が進むBコースを歩くのは危険と判断し、おとなしくAコースへ。暑くて暑くて、行きはなんとも思わなかったらくだの背のちょっとした登りもしんどい。やっと水場に到着・・。ガブガブ飲んで、頭から水を被りました。生き返ります。まだまだ行程は長いので、1.5Lほど汲んで、下山へ。あまりに誰も居ないし疲れで萎えてきたので、熊対策と合わせてiphone最大音量で再生して歌いながら、時に汲んだ水を被りながら下山。
敬神ノ滝小屋の林道から、なんとか砂防工事を遠回りせずに行けないものか?とルートを開拓しようと思いましたが、水量も多く、川を渡るのは不可能で、仕方なく砂防公園の橋へ・・。ここまで来たらせっかくなので、自分の足で車道を歩いてどこに通じるか歩いてみました。砂防公園は、誰でも普通に来れる場所だったようで・・。朝、工事現場を彷徨った苦労はなんだったんだ、と思ってしまいました。
アルプス山荘にその辺の表示があってもいいような・・。(まぁ商売上仕方ないんでしょうけど)ルート自体は、静かで水場もあって、整備されてる良いルートだと思います。
尋常じゃない汗をかいておりましたので、温泉を探しましたが見つからず、結局恵那山に登ったときに行った、中津川のクアリゾート湯舟沢へ。ほんとに疲れました。
帰ってから、ネットで「滑川砂防公園」検索したら、何個かヒット。私と同じような彷徨った人も居れば、事前に調べてちゃんと砂防公園から登ってる人も。事前にしっかり調べて登らないといかんな・・と思ったのでした。
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