立山縦走登山

2015年09月05日(土) ～ 2015年09月06日(日)

• GPS: 25:15
• 距離: 12.1km
• 登り: 1,272m
• 下り: 1,281m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:05
• 休憩: 0:40
• 合計: 6:45

9:15 室堂
10:20 一ノ越
11:30 11:50 雄山
12:20 12:30 大汝山
12:40 12:50 富士ノ折立
14:40 別山
15:20 剱沢キャンプ場
16:00 剣山荘

2日目

• 山行: 3:20
• 休憩: 1:00
• 合計: 4:20

6:00 剣山荘
7:20 7:40 剱御前小舎
8:40 9:20 浄土沢の橋
10:20 室堂

天候

9/5(土) 晴れ
9/6(日) 曇り時々雨

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

・駐車場
扇沢 大町市市営駐車場(無料)を利用
・立山黒部アルペンルート
扇沢-室堂 (トロリーバス＋ケーブルカー＋ロープウェイ＋トロリーバス)
往復 9050円

コース状況／危険箇所等

足場に注意が必要な岩場が多数ありましたが、落ち着いていけば特に問題はありません。

その他周辺情報

・山小屋
剣山荘 1泊2食付き 9500円

・温泉
大町温泉郷 ニュー河内屋 日帰り温泉 600円

写真

9/5 2:27

9/5(土) 午前2:30頃に、扇沢 大町市営駐車場(無料)に到着。
駐車場の空きは、この時点でほぼ無し。
星空が非常に綺麗だったのですが、写真には写らず。

9/5 6:04

夜明け後、周辺の山並みが綺麗に見えました。
本日は晴天なり！

9/5 6:16

朝日が眩しい！

9/5 6:59

7:00頃より、アルペンルートのチケット売り場の列に並び始めましたが、既にこの長蛇の列。

9/5 7:11

扇沢-室堂の往復券＆荷物券(ザック10kg以上の場合)を購入。
なお、荷物券は、往復券とは異なり、トロリーバス、ケーブルカー、ロープウェイの各乗り場毎に購入する必要あり。

9/5 7:50

関電トンネルトロリーバスを下車し、黒部ダム到着。

9/5 7:52

ここで、人生初の立山を拝みました。綺麗。

9/5 7:52

観光放水。大迫力です。

9/5 7:56

空、雲、山並み、湖、すべて美しい。

9/5 7:56

これは赤沢岳？岩波がド迫力。

9/5 7:58

こっちは針ノ木岳？

9/5 7:59

ここからケーブルカーに乗車。

9/5 8:05

ケーブルカー乗車前に、その次に乗るロープウェイの整理券を入手。

9/5 8:13

ケーブルカーの駅。

9/5 8:14

到着。

9/5 8:18

乗車！
これは対抗車両とすれ違う瞬間。

9/5 8:23

ケーブルカーを下車し、黒部平に到着。
立山がめっちゃ綺麗！！

9/5 8:24

黒部平のこの展望台から、その景色が見えます。

9/5 8:24

後立山連峰の山々と朝日。
立山とこっちと、圧巻の山並みに板ばさみ状態。
すごい迫力。

9/5 8:24

立山めっちゃ綺麗。
そしてめっちゃいい天気！最高！

9/5 8:34

ロープウェイ乗り場からも、立山がチラチラ。
これからあそこに登ると思うとワクワクが止まりません。

9/5 8:37

ロープウェイ乗車。かなり混雑していて、窓際からの景色は撮れず。
紅葉の時期、ここからの景色は最高に美しいとのこと。あと半月後くらいにはそうなるらしいです。

9/5 8:55

大観峰に到着。早々に立山トンネルトロリーバスに乗車。

9/5 9:14

トロリーバスの長いトンネルを抜け、室堂に到着。
先ほどとは全く異なる別世界の景色。
ここはファンタジーの世界ですか？

9/5 9:14

この日は、登山グッズを扱ういろんな会社が集うイベントが開催されていたようです。

9/5 9:14

浄土山。

9/5 9:20

立山。

9/5 9:32

立山に向け、出発！

9/5 9:32

美しい草原。。。
紅葉が始まりかけてる？

9/5 9:32

どこを見ても綺麗です。贅沢すぎます。

9/5 9:32

立山に向かう道。
まだかなり距離があるなぁ。

9/5 9:35

後を振り返ると、奥大日岳、大日岳。
つまり、どこを見渡しても360度美しい山に囲まれていると言う事。ここは本当に日本なのか！？と思うほどの美しい景色。

9/5 9:37

団体の方々も大勢いらっしゃいました。

9/5 9:38

太陽の方角に立山。

9/5 9:38

北東には、真砂岳と別山。
立山もですが、植物の緑と、岩肌の灰色のコントラストが美しさを際立たせています。見ていて全く飽きません。

9/5 9:43

再び、後の奥大日岳。
何枚も同じような写真を撮ってしまいます。

9/5 9:47

雷鳥沢方面の景色。
山以外の景色もめっちゃ綺麗。贅沢極まりない！

9/5 9:54

人生初の雪渓がお目見え。

9/5 9:54

慎重に進みました。特に危険はありません。

9/5 10:01

この辺りから登山っぽい登りが始まります。
近くには、雪解け水が流れる沢があり、水の流れる音を聞きながら登りました。目だけでなく、耳でも登山を楽しめます。
癒し殺す気か！

9/5 10:05

沢。

9/5 10:08

沢の源。

9/5 10:20

一ノ越に到着。

9/5 10:20

一の越山荘前には、凄い数の人でごった返していました。
その奥へ行くと・・・

9/5 10:21

大展望。
真ん中に槍ヶ岳・穂高岳？、右端に笠ヶ岳。
すげー

9/5 10:23

これから目指す先。行列がちらほら・・・

9/5 10:23

浄土山方面。

9/5 10:33

一ノ越から立山を目指す人々の列！
これ、富士山より凄い行列だぞ・・・

9/5 10:34

龍王岳の迫力の岩波。

9/5 10:52

さらに上から見た龍王岳。
やばい。どんどん景色が良くなっていく！

9/5 10:54

ここまで辿ってきた道を全て一望。
ホテル立山があんな遠くに！

9/5 11:10

さらに上から。
槍と笠がはっきり分かります。

9/5 11:10

もう少しで雄山の山頂ですが、ザレザレの急登が続きます。。。

9/5 11:30

しつこいようですが、槍と笠が(ry

9/5 11:30

あとちょい！

9/5 11:30

ミクリガ池方面を見下ろすと、ちょっとガスが・・・

9/5 11:33

雄山の三角点に到着！

9/5 11:34

後立山連峰と同じ目線までやってきました。

9/5 11:34

見下ろすと、日本で始めて認定された氷河。

9/5 11:35

雄山神社。

9/5 11:43

人の数が凄かったので、参拝は断念。
ここで立山のバッジを購入。

9/5 11:59

大汝山に向け出発。
ふと振り返った先の雄山神社の社。

9/5 12:17

大汝山、山頂付近に到着。
荷物を降ろして、岩場の上の山頂を目指します。

9/5 12:18

ここも凄い行列。
あ、山頂で写真撮るの忘れた；

9/5 12:31

富士ノ折立に向け出発。

9/5 12:34

ガスが目立ってきました。。。

9/5 12:38

しかし、あまり濃くはならず、安心。

9/5 12:40

富士ノ折立の山頂付近に到着。ここでも荷物を置いて、岩場の上を目指します。

9/5 12:41

到着。
黒部湖方面の景色。美しい。

9/5 12:45

富士ノ折立山頂。ここも人が沢山でした。

9/5 12:45

別山方面を目指し、立山を下山します。
が、ガスで先が見えない。。。

9/5 12:59

と、一瞬ガスが晴れ、その奥に剣が・・・！

9/5 13:07

これまでの登山で、見たことのない、見事な稜線の道。
こんな道を歩いてみたかった！

9/5 13:09

下ってきた道をふと振り返ると・・・
岩肌が凄い・・・。こんな道を下っていたのか。

9/5 13:09

凄い迫力。

9/5 13:11

ホテル立山方面を見下ろすと、地獄谷が湯気を上げているのが見える！なんという眺望！

9/5 13:11

道中、常に雄大な景色がひたすら続きます。
いつ、どこで、どこを見渡しても最高の景色。

9/5 13:15

下ってきた道。
遠目で見たら、こんなところ道には見えないよなぁ・・・。

9/5 13:19

内蔵助カールの分岐。
この辺りから、空腹でしんどくなってきた。。。
行動食を摂って対応。

9/5 13:30

別山への道。
登り返すのか・・・。つらい。。。

9/5 14:04

後の立山方面の景色。
辿ってきた道を一望可能。

9/5 14:39

はるか下方に、テント群が。
剣沢キャンプ場のようです。
あそこを経由して、今日泊まる剣山荘を目指します。

9/5 14:43

剣沢キャンプ場へ出発。

9/5 14:45

左手に、剱御前小舎を確認。

9/5 15:03

途中の分岐。

9/5 15:07

こちら側の斜面からは特に岩が目立ち始めます。

9/5 15:14

剱沢キャンプ場に到着。
数多くのテントが張られていました。

9/5 15:17

正面には、ガスに包まれた剱。
チラッと見えただけでも、その山容に圧倒されました。。。

9/5 15:22

花が散ったあとのチングルマ？？

9/5 15:28

岩と緑の斜面。

9/5 15:29

剣山荘を目指します。。。

9/5 15:33

と、目の前のガスが晴れ・・・

9/5 15:34

剱岳の姿が・・・これまでの立山の平和な空気とは全く異なります。
なんという威圧感。勝てる気がしない！！

9/5 15:48

ようやく剣山荘が見えました。
その背後にはガスに隠れる剱岳・・・

9/5 15:48

あと少し。

9/5 15:50

と、遂に山頂が姿をあらわにしました。

9/5 15:52

その直後、日差しも・・・！

9/5 15:52

後を振り返ると、北峰・別山が日の光に照らされ、神々しい景色が広がっていました。

9/5 15:54

ようやく到着、剣山荘。
めっちゃ疲れた・・・。

9/5 16:39

その後、夕飯が出来るまで、外で飲み会！
酒がめっちゃうまい！
苦労して酒を担いで来た甲斐があった～

9/5 16:51

こんな景色を眺めながら酒を頂きます。
なんという贅沢な時間。酒がどんどん進みました。
でもちょっと寒い・・・w

9/5 16:51

小屋の前は大賑わいでした。

9/5 17:46

夕飯です。こんな山奥で豪華な食事にありつけるありがたみを感じながら、美味しく頂きました。
ご飯と味噌汁はおかわり自由！

9/6 5:03

翌朝。本来であれば、剱岳にアタックする意気込みでしたが、夜明け前から雨が降り始めたことから、剱岳登頂は断念。
直接、室堂へ戻る選択を取りました。
小屋から頂いた弁当を食べ、出発。

9/6 6:04

夜明け後、空はどんより。小雨もしばしば。
しかし、雲は山の上空にあり、ガスはかかっておらず、景色はよい感じ。
雷鳥に出会えるのではないかと、密かに期待が高まりました。

9/6 6:07

剱沢キャンプ場へは行かず、剱御前小舎へ登るルートを選択。

9/6 6:11

後を振り返ると、昨日よりもはっきりと剣岳の山容が臨めました。何度見ても凄い迫力。(しかし写真だと伝わらない)

9/6 6:26

標高を上げるとさらに、山容の全貌があらわになっていきます。
すげぇ・・・

9/6 6:40

雪渓もあり。地面と雪の境目が硬く凍っており、滑りやすく危険でしたが、慎重に歩みを進めれば問題ありません。

9/6 6:44

左手には、剣沢キャンプ場のテント群が見渡せます。これも一興。

9/6 6:49

雪渓をトラバース。冷や冷やしましたが落ち着いていけば問題なし。

9/6 6:55

剣岳に連なる峰々。。。圧巻。

9/6 6:55

写真の明るさ調整版。

9/6 7:01

植物が増えてきました。

9/6 7:04

色付いていて綺麗です。もうすぐ秋ですね。

9/6 7:20

剱御前小舎に到着。

9/6 7:25

その奥の、立山・奥大日岳方面の景色。
奥大日岳のさらに奥に、富山市の街並みと、うっすら富山湾が。
日本海を見たのは何年ぶりだろう・・・

9/6 7:25

室堂の手前に、地獄谷が堂々と構えていました。

9/6 7:35

剣岳とはここでお別れ。
さらば！またいつかリベンジしてやります。

9/6 7:44

雷鳥沢を下ります。
道中はずっといい景色です。

9/6 7:58

立山も美しいです。

9/6 7:58

地獄谷が近づいてきます。

9/6 8:40

今回の山旅で一番低い標高の浄土沢に到達。

9/6 8:42

橋で渡ります。

9/6 8:43

ここで小休止。
皆でお湯を沸かしてコーヒーを頂きました。
最高の景色に囲まれながら飲むコーヒーは、
おそらく人生で一番美味。贅沢極まりない！

9/6 9:21

惜しみながらもしばしの休憩を終え、再出発。

9/6 9:21

立山！

9/6 9:24

雷鳥沢キャンプ場。
ここでキャンプしたらさぞかしうまい酒が(ry

9/6 9:29

地獄谷に近づこうとしたら、通行止めになっていました。

9/6 9:30

後には室堂乗越の峰々。

9/6 9:38

地獄谷と奥大日岳。

9/6 9:38

火山ガスを吹き上げています。
この辺りから硫黄のにおいが強くなってきました。

9/6 9:39

少し登るだけで、景色が変わり、全く飽きさせません。

9/6 9:45

雷鳥荘の前辺りです。
風向きが良くなく、火山ガスがこちらに吹き付けてきて、何度かむせました。。。ちょっと恐怖感が。。。
リーダーの指示に従い、早々にここを抜けます。

9/6 9:49

リンドウ池。こっちからガスが吹き付けてきます。
呼吸すると、肺がちくちくする様で、むせるのを我慢できなくなります。ハンカチを口に当て、この場を去りました。

9/6 10:00

何とか峠は越えたようです。

9/6 10:01

立山。少しガスってきました。
午前は曇り、午後から雨の予報通りのようです。

9/6 10:02

ミクリガ付近の道中。草むらにカメラを向ける人の姿があり、何かと近づいてみると、雷鳥がいるとのこと！
50mくらい先のハイマツの木陰になにやら動く影が2つ。あれが雷鳥？？保護色でよくわからないまま写真を撮りましたが全く写らず。念願の雷鳥に初めて出会えたようですが、ちょっと不完全燃焼w

9/6 10:04

ミクリガ池温泉。日本で一番高い標高にある温泉で、夕日を見ながら温泉を楽しめるとのことです。今回はスルー。

9/6 10:05

ミクリガ池。
バックに立山があり、綺麗でしたが、晴れていたらもっと綺麗なのでしょうな。

9/6 10:14

高山植物が織り成す綺麗な草原。

9/6 10:20

室堂に帰ってきました。なんだか感動のしっぱなしであっという間でした。
湧き水汲み放題だったので、たっぷり詰めて持って帰りました。

9/6 10:20

ホテル立山。お疲れ様でした。
アルペンルートを辿って帰宅の途につきます。

9/6 11:29

ロープウェイ

9/6 11:59

ケーブルカー

9/6 12:15

黒部ダムのトロリーバス乗り場の直前。
振り返って、立山に別れを告げました。
今回の山旅は大満足。

9/6 12:57

扇沢の食堂で昼食のダムカツカレー(1240円)を頂きました。

9/6 13:48

帰りに、大町温泉郷へ。薬師の湯が大混雑だったので諦め、ニュー河内屋の日帰り温泉(600円)に寄りました。ほぼ貸しきり状態だったので、ゆったり出来ました。

撮影機器：

iPhone 5s Apple

装備

備考

日焼け止め

感想

kobunadvan

会社の登山部に初同行し、北アルプスの立山・剱岳へ。
1日目に立山、2日目に剱岳or奥大日岳に登頂する計画で出発。
北・中央・南、全てを通してアルプス自体が初挑戦だったので、期待を大きく膨らませていましたが、その期待を大きく上回る大満足の山旅となりました。
どこを歩いていても、どこを見渡しても絵画のような美しい景色が広がります。

1日目の昼食は、行動食で済ませたことから、別山辺りから空腹で辛い思いをしました。(特に食料が足りていなかったわけではないのですが、休憩が不足気味だったようです)

天候が悪化することが見込まれたことから、2日目の剱岳登山は断念することになりましたが、麓や周辺の山の上から臨む剱岳の山容は、のどかな感じの立山・室堂平とは異なり、岩肌が雄大で非常に見ごたえがあり、登らずとも十分に楽しむことが出来ました。

一番の心残りが、もうちょっとはっきりした形で雷鳥を拝みたかったことでしょうか。＾＾；
ともあれ、アルプス初挑戦の山旅は大満足の中、無事終えることが出来ました。