白根三山から笹山へ縦走

2024年08月11日(日) ~ 2024年08月13日(火)

• GPS: 22:23
• 距離: 23.9km
• 登り: 2,502m
• 下り: 3,060m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:44
• 休憩: 2:18
• 合計: 11:02

距離 9.6km 登り 2,041m 下り 426m

6:56 広河原・吊り橋分岐
6:56 旧広河原山荘
7:10 7:11 白根御池分岐
7:37 7:38 第一ベンチ(1880ｍ)
8:02 8:09 第二ベンチ(2059ｍ)
8:45 9:08 白根御池小屋
10:40 10:50 草すべり分岐
10:53 11:17 小太郎尾根分岐
11:53 11:54 北岳肩ノ小屋
12:08 両俣分岐
12:41 13:09 北岳
13:26 13:33 吊尾根分岐
13:49 13:50 トラバースルート分岐
14:08 14:34 北岳山荘
15:02 15:03 中白根山
15:59 16:07 間ノ岳
17:58 宿泊地

2日目

• 山行: 6:46
• 休憩: 0:47
• 合計: 7:33

距離 6.5km 登り 345m 下り 636m

6:50 宿泊地
6:56 6:57 西農鳥岳
7:40 7:56 農鳥岳
8:29 8:30 大門沢下降点
9:04 9:33 広河内岳
11:13 大籠岳
12:17 白河内岳
14:23 宿泊地

3日目

• 山行: 5:16
• 休憩: 0:35
• 合計: 5:51

距離 7.8km 登り 116m 下り 1,998m

5:51 宿泊地
6:59 7:16 笹山北峰
7:23 7:24 笹山 南峰
8:32 2256
9:43 10:00 水場入口
10:27 1344
11:34 奈良田八幡社公園
11:40 奈良田湖バス停
11:42 ゴール地点

天候

1日目：晴れ。北岳山頂のみ曇り。
2日目：午後から雨の日予報。白河内付近からガスがかかり14時から雨となった。
3日目：晴れの予報だったが下山中は曇りだった。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

10日土曜日に午後休を取って奈良田駐車場に10時着を目指すも既に満車。駐車場難民でしばらく路肩を探すが暗くてわかりにくいのと、駐禁立札がいっぱいでなかなか適地が見つからず。
結局路肩に無理矢理駐車した。

コース状況／危険箇所等

北岳、間ノ岳、農鳥岳は王道の縦走路。人も多かったので迷うことはなし。
大門沢降下点から黄色目印を頼りに笹山を目指すが、白河内岳前後の岩場の目印が見つけにくいので注意が必要。ガスがかかると見失う可能性もあるかも。

その他周辺情報

奈良田温泉の女帝の湯を利用。昼食もそこで済ませました。

写真

8/11 4:50

前夜の10時に到着するも駐車場は満車。路肩に駐車出来たは良かったが同じく駐車場探しに行き交う車の走行音で全然寝れず寝不足でバス待ちの列に並ぶ。予定通りに始発のバスに乗車出来た。

8/11 6:45

芦安からのバスも続々到着して登山客で賑やか。トイレ待ちに時間がかかって7時頃の出発になってしまった。

8/11 6:50

今日は予定通りいい天気。

8/11 6:52

橋を渡るといよいよスタートって感じ。

8/11 7:19

寝不足に急登が堪える。

8/11 7:38

途中の展望地も人が多すぎてスルー。人が多いのでアリの行列になてしまってでペースが上がらず。

8/11 8:45

白根御池小屋に到着

8/11 9:03

凄い人の数。日陰を見つけて小休止。

8/11 9:10

いつかここでテン泊もしてみたい。

8/11 9:18

鳳凰三山も綺麗に見えますが、凄い行列で立ち止まっている暇もなし。行列の流れに合わせて草滑りを登っていきます。

8/11 9:22

花の北岳だけあって花はまだまだ十分楽しめます。

8/11 10:26

可愛い

8/11 11:02

本当に天気良すぎてメチャメチャ熱い。

8/11 11:12

チングルマ

8/11 11:14

小太郎山。

8/11 11:15

小太郎山分岐

8/11 11:16

午後に近くなりやっぱりガスが上がってきた。

8/11 11:37

癒されます。

8/11 11:43

北岳肩の小屋に到着

8/11 11:52

思っていたより早く到着した。明日は午後から天気が悪いので少しでも距離を伸ばしておきたいと思いこのまま農鶏小屋を目指すことに。

8/11 12:04

8/11 12:19

8/11 12:20

8/11 12:28

北岳三角点タッチ

8/11 12:33

4回目の登頂。山頂はガスガスで景色は見えませんでしたが、時々やってくる青空待ちの方で賑わっていました。写真を撮ってもらった時に偶然ですが青空が。外国人の方が多かった。

8/11 13:08

北岳山頂直下で雷鳥の親子に会えた。

8/11 13:09

なかなかこっちを向いてくれない。

8/11 13:10

親子のツーショット

8/11 13:14

親とりの背中は逞しい

8/11 13:20

8/11 13:35

斜面一面に花が咲いています

8/11 13:47

北岳山荘が見えた。間ノ岳や農鳥岳が雄大に見える。
北岳山荘はスルーして先に進みます。

8/11 13:54

仙丈ヶ岳も綺麗に見えた。

8/11 14:04

3000mの縦走路。めっちゃ気持ちいい。

8/11 14:48

振り返る。こちら側からみる北岳は初めて。迫力があります。

8/11 14:58

ヘロヘロなんですが、ずっと歩いていられる感じがする。

8/11 15:01

中白根山に到着。

8/11 15:05

気持ちいいいんですが日陰がない。あっちい💦

8/11 15:10

北岳が遠くなりました。

8/11 15:47

奥に甲斐駒ヶ岳が見えた

8/11 15:55

8/11 15:59

間ノ岳に到着

8/11 15:59

三角点タッチ

8/11 16:00

誰も居なかったので自撮り

8/11 16:06

8/11 16:10

暑さで思っていた以上にペースが上がらず。やや時間が押し気味に。

8/11 16:12

農鶏小屋が見えてきた。

8/11 16:17

農鳥岳です。

8/11 16:33

農鳥岳も迫力満点

8/12 4:24

到着が遅くなってしまった。受付を済ませてビールとジュースを購入。テントを設営し終えてビールで乾杯と一口飲んだ瞬間に腹痛が。昨日の寝不足と暑すぎて水と行動食しかとってないかったので胃が弱っていたのか。結局何も食べれずそのまま寝ることに。

8/12 4:42

昨日は腹痛のために汲み来れなかったので早朝から水汲みです

8/12 5:09

ここから笹山までは水場がないので、二日分の水5リットルを背負っていきます。

8/12 5:09

朝日で鮮やかになった農鳥岳

8/12 5:18

お腹の痛みもやや落ち着いたんですが食事を受け付けない。
とりあえず大門沢降下点まで行って下山するか判断することに。

8/12 5:18

二日目スタート。山小屋の人によるとやっぱり午後から天気悪くなるそうで。

8/12 5:39

農鳥岳が綺麗に見えます

8/12 5:48

次回は農鶏小屋でゆっくりしたい

8/12 6:25

今日も暑いがこの稜線歩きはたまらない

8/12 6:30

ひゃほ〜い

8/12 6:32

西農鳥岳のピークと富士山

8/12 6:38

振り返れば間ノ岳と北岳。奥には八ヶ岳も見える。

8/12 6:39

8/12 6:47

ここまで農鶏小屋から同じペースで歩いてきた青年に撮ってもらった

8/12 6:47

昨日は富士山が見えませんでしたが今日はよく見えます。

8/12 7:00

少し足元の悪いところもありますが、慎重に歩けば問題なし

8/12 7:19

塩見岳

8/12 7:34

農鳥岳に到着。

8/12 7:35

せっかくなのでお団子標識と一緒に撮ってもらった。

8/12 7:37

三角点タッチ

8/12 7:54

富士山が綺麗

8/12 8:00

秋が近づいてるんですね。

8/12 8:01

チングルマと富士山

8/12 8:04

塩見岳、悪沢岳、赤石岳、聖岳まで見える

8/12 8:07

8/12 8:31

大門沢降下展までたどり着いた。体調を気にしつつ歩いたので少し時間がかかてしまった。そのおかげか腹痛も治って少し食事取れるようになったのでこのまま笹山を目指すことに。

8/12 8:39

腹痛よりワクワク

8/12 8:49

ヒャホー

8/12 9:06

広河内山頂にいた青年は笹山ダイレクト尾根から一昨日登ってきたとか。あまりの急登で籠岳で一泊したそうで。

8/12 9:32

これから目指す稜線。何かの背中のように見えますね。

8/12 10:20

小さなアップダウンを繰り返しながら水平移動。全く日陰がなく暑くて水の消費が思っていた以上に早い。
でも眺めは最高！

8/12 10:36

右に塩見岳、左は富士山を眺めながら歩みを進めます

8/12 10:39

雲が上がってきた。思っていた以上に早く天気が悪くなるのかな。

8/12 10:45

景色が良いに越したことはないが、雲で陽が影ってくれた方がありがたい。

8/12 10:59

まだまだ続く

8/12 11:06

振り返る

8/12 11:12

大籠岳に到着。

8/12 11:17

振り返る

8/12 11:32

先を急ぐ

8/12 12:15

白河内岳に到着。

8/12 12:15

曇り空になってきた

8/12 12:26

ここから岩稜地帯でやや歩きにくい

8/12 14:30

笹山へ向かう途中でガスに覆われてしまった。雨も降ってきたので無理をせずに適当なハイマツの影を見つけてビバーク。雨はこの後夕方までふり続いた。

8/13 4:06

夜には雲も切れて星空も見れた。
早く休んだおかげで体調も悪くない。インスタントパスタを食べて明るくなるのを待つ。

8/13 4:38

明るくなったら目の前が富士山だった。雲海と富士山はいつ見ても感動。

8/13 4:52

今日は下山するだけなのでこの時間を堪能することに決めた

8/13 5:15

御来光。三日目スタート。　

8/13 5:18

悪沢岳かな

8/13 5:55

森林限界を過ぎて森の中へ突入

8/13 6:02

塩見岳、蝙蝠岳。今日も天気は良さそうです

8/13 6:03

8/13 6:06

花に癒され

8/13 6:22

モコモコに癒され

8/13 6:53

笹山北峰に到着

8/13 6:54

笹山北峰から蝙蝠岳、悪沢岳。

8/13 7:14

振り返ると昨日のぼった白河内岳はガスの中

8/13 7:15

ずっと眺めていられる

8/13 7:25

下山開始。ここから一気に1900m高度を下げます。

8/13 8:01

初っ端から劇下り

8/13 8:33

全然下がらん

8/13 9:12

小人のお家

8/13 9:49

水場の分岐点はピンテが一杯。ここで今朝農鳥小屋から出発した女子にぶち抜かれる。激坂をスキップするように軽やかに下っていった。

8/13 11:04

後半手すり付きの階段が現れたらもうまもなく着地

8/13 11:16

無事に下山

8/13 11:30

ダムの周りを歩いて

8/13 11:36

吊橋を渡って

8/13 11:38

名残惜しいですが

8/13 11:41

駐車場でゴール

8/13 14:08

奈良田温泉の女帝の湯を利用・大人700円

8/13 13:25

天ザル定食をいただきました。1400円でボリューム満点

撮影機器：

E-M5MarkIII OLYMPUS CORPORATION

iPhone 13 mini Apple

感想

noomoo_chan

念願の白根三山と笹山（黒河内岳）を縦走することができました。
　当初予定は、1日目に広河原から北岳肩の小屋まで、二日目は肩の小屋から行けるところまで、三日目は下山の予定でしたが、二日目の天気予報が午後から雨と出ていたので、1日目にできるだけ距離を稼ぐ為に広河原から農鶏小屋まで行き、二日目は雨が降る前にビバークして、三日目に下山という予定に変更しました。
　天気は二日目にやっぱり雨に降られましたが、それ以外は暑いくらいで水の配分が大変でした。
　夏季連休のためか北岳までは大勢の登山者で賑わっていて、落ち着いて景色や花を楽しむことができずうんざりする所もありましたが、北岳山荘以降は人も少なくなり自分のペースで楽しむことができました。
　北岳直下で初めて雷鳥に出会うこともできました。足を止めてじっくり撮影することもできました。
　広河内岳以降はいっきに人が少なくなり、出会った人は数えるほどに。マイナーなルートとそれなりの難易度を求められるためでしょうか、出会う人はタフな人が多かったに思います。
　二日目は午後から天気が崩れる予報だったのでガスが出た時点でビバークしようと考えていて、それが白河内岳過ぎたあたりだったのですがたまたま一張りできそうなスペースを見つけたのでビバークしました。それまではとても良い天気で暑すぎる日差しの中でしたが縦走を楽しむことができました。縦走している最中は東側には富士山が見えて、西側には塩見岳や蝙蝠岳、悪沢岳、赤石岳などを眺めることができました。
　三日目は御来光に焼ける富士山を堪能してから出発。笹山からの下山は噂に聞いていた通りの急坂続きで一気に1900m下る下山ルート。途中登ってくる方は口を揃えてここの登りは大変だと言っていました。私は前日早めに休めたのがよかったのか、午前中には駐車場まで戻ることができました。
　また機会あれば巡ってみたいルートだと思います。