奥穂高岳から槍ヶ岳へ
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- GPS
- 32:36
- 距離
- 50.8km
- 登り
- 3,280m
- 下り
- 3,290m
コースタイム
- 山行
- 5:26
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 5:39
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 7:36
- 山行
- 5:19
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 7:28
- 山行
- 10:23
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 12:28
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
久しぶりの穂高、槍ヶ岳縦走
ギリギリまで天気予報と行程を悩んだ
槍ヶ岳に登りたいのと、北穂小屋でのんびりするのを主目的に据えた
連日典型的な夏パターン天気で、うまい具合に景色を楽しめた。
ミスしたら死んでしまうかもしれないルート、二度と行かないとはならずにまた登りたいと思ってしまう、なんででしょうね?
1日目 上高地から涸沢ヒュッテ
賑わいの河童橋を渡る、ルートが変更になっていていつもと違う。
河童橋から横尾までのルートは3回目くらいまでは少々苦痛に思うところはあったが、それ以上になると特に感じなくなった。毎度木を見て森をみて、明神を見上げて
川の流れ感じてとにかく急がず、慌てず体力の消耗を防ぐ歩きに徹する。
本日は涸沢ヒュッテに初めて宿泊する、カーテンで仕切られて個室風のいい部屋
食事も美味しい、テラスでのんびりする時間は格別、テントも好きだが小屋もまたいい。
2日目 涸沢から奥穂高岳ー北穂高岳
日の出前から行動開始、涸沢小屋の前を通過してザイテングラート目指す、暗いとルートが分かりづらい、ザイテングラートで日の出を迎えた、カールが朝日で輝く。
岩場を登り切ると穂高岳山荘前、これから登る人、下る人で賑わう。
奥穂への取り付きは小屋の直前から危険地帯、それほど時間はかからず奥穂到達。
全て見渡せる最高の日だ、時間的にはジャンダルムへ往復で行きたかったが、かなり悩んだ末、午後からの天候を心配して断念した。
穂高岳山荘へ引き返し、北穂を目指す、涸沢岳を踏んでから縦走路へ入ると、初っ端から鎖の下降で身が引き締まる。
涸沢岳〜北穂も難易度は高い、久々の落ちたらただでは済まないルートに、緊張感が半端じゃない。
一度は通ったルートだけれどもう記憶は薄い、北穂南峰は初めて?北穂のテン場を横目に北穂山頂へ、ずいぶんガスが上がってきた真っ白。北穂テラスでパスタを頂きました。チェックインして昼寝などしていたらだんだんと景色が見えてきた、雲が多いが夕日に照らされた岩峰群が一際美しかった。
3日目 北穂から槍ヶ岳
期待通りの快晴、飛騨側から長野側へ流れる滝雲、最高のシュチュエーション
まさに以前北穂で見た光景の再来に興奮してしまった。
キレットに滝雲が掛かっているのが気になるがのんびりスタート、小屋からいきなりの急下降、ひと時も気が抜けない。飛騨泣きをクリアしてHピーク辺りから南岳からの登山者とすれ違うことが多くなる。
最低鞍部までくると後は南岳までの登り返し、遠目に見ると壁の様に立ち塞がっていて、どこを行くの?と思うが近くまで来ると巧妙に道が付けられている。
南岳小屋が見えた時はほっと一安心、獅子鼻展望台へも寄るがガスで北穂方面は見えなくなっていた、南岳で大休止、弁当を食べる。
その後はガスで視界が悪くなりつつも快適な稜線を辿り、槍ヶ岳山荘へ
チェックインしてとりあえず槍へ、生憎ガスってあまり眺望はなかった。
夕食までのんびり過ごし、夕食後に再び槍へ取り付く。
今度は景色が見えるし人も少なくて快適だった。
夕焼けは雲が赤く焼けて夏の夕空という感じでした。
4日目 槍ヶ岳から天狗原経由上高地
夜明けを槍ヶ岳山頂で迎える為、ヘッドライトで出発。
遥かかなたの厚い雲が凄まじい雷で光っていた、今日は360度のパノラマビュー、
裏銀座から表銀座、遠く富士山まで見渡せる。
日の出のグラデーションを楽しみ、槍に別れを告げる。
今日は昨日通ってきた大喰岳、中岳を経由して天狗原コースで下山する。
雲一つ無い快晴の稜線コースを辿り、南岳手前で天狗原へ降下、序盤は足場も悪く
ハシゴや鎖を慎重に使い、降りてゆく、景色はいいが油断できない。
大岩が多くアスレチックみたいなコースだ、大岩の連続を過ぎてしばらくで、天狗池へ到着、待望の逆さ槍を見ることができた。何度きても感動する光景だ。
大休止して槍沢ルートへ向かう、途中の槍沢のお花畑越しの槍ヶ岳は、本当に美しい
高山植物と山の組み合わせは、なぜこんなに惹かれるのだろう。
多くの登山者が行き交う槍沢ルートと合流、あとはまだまだ長い行程、今日中に上高地を脱すれば良いので、のんびりセーブモードで歩く。
槍沢ロッジ、横尾、徳澤、明神、段々とこの度の終わりを感じながら歩く。
あんなにいた登山者が河童橋では少数派になってしまう、現実に戻ってきた感覚がする。
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