飯豊山〜大朝日岳〜月山
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- GPS
- 53:14
- 距離
- 181km
- 登り
- 9,091m
- 下り
- 8,033m
コースタイム
- 山行
- 11:38
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 12:22
- 山行
- 16:10
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 16:47
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 9:41
- 山行
- 9:14
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 9:33
天候 | 感想欄に記載 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ゴールは月山の姥沢 |
写真
感想
5日間の休みを確保した。飯豊山に登りたいと思ったのだけど、この山域だけを縦走しても日程が余ってしまう。飯豊連峰から隣接?している山域をまとめて登れば休みをフルに使えると思った。飯豊連峰の北側には朝日連峰、その北側には月山が隣接している。飯豊連峰、朝日連峰、月山の3つの山域をつないで縦走してることにした。
【1日目】晴れ
磐越西線の日出谷駅には17:34に到着。既に夕方だけどこれ以上早くの到着は無理だった。新津から会津若松方向に乗ると日出谷駅に止まる電車は12:54の次が17:34。昼間の本数が極端に少ないのよね。
日出谷駅から実川沿いの道をひたすら進む。車道沿いにはサーチライト?で照らしている方々が数組。聞くとクワガタを採っているとのことだった。車道の奥から林道に入る。林道は少々荒れ気味でヤブっぽい。ただ踏み跡は明瞭だった。
大規模崩壊地は事前情報では沢から行けるとのことだった。少しウロウロしたが暗くて下降地点が分からなかった。仕方がないので正規?の高巻きルートから行った。高巻きと言うよりひと山登る感じかな。しんどかった。この日の宿泊は湯ノ島小屋。貸し切りだった。夜も遅いためメシも食べずに寝た。
【2日目】雲多め
4時起き。4時40分頃出発。沢で水筒を満タンにしてから尾根を登っていく。暑さに備えて水は多めに持った。ザックが重い。尾根はまぁまぁの急登。それに少々ヤブっぽい。虫も多くてウザかった。急だし暑いしでかなりしんどい登りだった。滝汗。暑いと疲れも倍増するわ。ヤブっぽい道は大日岳まで続いた。
稜線まで上がると風が強くて涼しかった。ようやく暑さからも解放。助かった。全体的に雲は多いが視界は良好。雲で見え隠れする山々の姿が幻想的だった。絶景。涼しいし景色もいいしでルンルン気分の稜線歩きだった。飯豊の山々を堪能できた。
この日の宿泊は頼母木小屋。いつものように火気を持って来ていない。行動食を食べるだけなのでメシの時間は一瞬で終わる…。メシが終わったらすることも無いので速攻で寝た。まだ外は明るかった。
【3日目】くもり
4時起き。4時30分頃出発。杁差岳へ向けて進んでいく。雲が多くて御来光は見れなかった。今日の登りは杁差岳でほぼ終了。その後は大石ダムへ向けて下山するだけ。標高が下がると徐々に暑さが増してくる。湿度も高くて不快だった。
大石ダムからは朝日連峰の五味沢の登山口までひたすら車道歩き。ダムから約50km以上もある。遠い。国道をトボトボと歩いていく。天気はくもりで良かった。それでも暑いけど。暑いとそれだけでしんどいのだ。毎日暑いしか言っていない…。
小国の道の駅でかなり遅めの昼食とする。うどんはスープまで完飲。塩分が体中に染み渡った。小国の街ではスーパーマーケットに立ち寄る。商品数が少なめであまり欲しいものが無かった。行動食を少しだけ追加。
小国の街からは五味沢目指して車道歩きの続き。もう夕方。昼間よりは涼しくなったとはいえまだまだ暑かった。思った以上に水の消費が早い。幸いにも途中に自販機が多くて助かった。登山口が近づく頃に雨となる。
21時半前頃にようやく登山口まで到着。遠かった。雨の中ツェルトを張りたくなかったので登山届け記載用の小屋?みたいなところで寝させてもらうことにした。狭くて足は伸ばせないが濡れるよりマシ。ありがとうございました。
【4日目】雨
朝5時半頃に車が来たので急いで小屋の荷物を片付ける。その後もどんどん車が増えて駐車場はほぼ満車となった。こんなイマイチな天気でも登る人が多くてビックリ。ゆっくり出発予定だったが早めに行くことにした。6時50分頃出発。
尾根の急登は暑くて今日も滝汗だった。祝瓶山との合流地点辺りまで登ると雨が酷くなってくる。風も強かった。涼しいを通り越して少し寒いくらい。ガスで何も見えないのは残念だけど仕方がない。大朝日岳は記念撮影だけして退散。視界はないが飯豊山からここまで歩いて来れたことが嬉しかった。大朝日岳からは日暮沢へ下りる。
日暮沢に下りてもまだまだ体は元気。今日中に志津温泉辺りまで進んでおこうと考えていた。でも日暮沢小屋を見たら心が折れてしまった。うーん、濡れた服が不快だし…、今日はここまでにしよう。日暮沢小屋は電気とガスがないだけで普通の家みたいだった。18時には寝たと思う。
【5日目】晴れ
2時半起き。3時出発。志津温泉までひたすら車道を進む。朝の涼しい空気が心地良かった。歩いていると雲が徐々に取れてくる。正面には月山の姿がドーン。前日の残念な気分も全て吹き飛んだ。
志津温泉から登山道に入る。姥沢まで上がるとリフト方面に歩いて行く方々がたくさん。僕はリフトは使わず歩いて登る。広い斜面に広い空。絶景を見ながらの快適なハイキングだった。それにしても人が多い。夏の月山ってこんなに人気の山だったのね。
今回のゴールは月山の山頂。日出谷駅から飯豊山、大朝日岳を越えてここまで歩いて来れたことに一人で感動していた…。最後を最高の天気で迎えられたのも良かった。嬉しい。その後は姥沢まで下りてバスで帰った。
【まとめ】
水は暑さを考えて最大約4リッター持った。荷物は軽量化したのに水が多過ぎて結果的にはザックが重くなってしまった。水場も多いし車道沿いには自販機もたくさんあったため半分で良かったかもしれない。水が少ないと不安なので判断が難しいところ。
今年の6月に朝日連峰から月山へ縦走しようとしたときは雨のため月山口まで下りたところで中止としてしまった。このときの雪辱を果たす?ことができて嬉しい。今回は日程が足りなくてちょっと急ぎ気味となってしまったのが残念だったかな。もう少し日程に余裕を持って歩きたいのである。
装備をコメント欄に記載しています。↓
【過去の山行記録】
中沢峰〜大朝日岳〜以東岳〜天狗角力取山【朝日連峰縦走】
2024年06月01日(土) 〜 2024年06月03日(月)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6880868.html
月山
2016年04月09日(土)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-842736.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
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やはり大石ダムから五味沢までは車道歩きなのですね。。できるだけ舗装路は足が疲れるので歩きたくないのですが、他にルートありませんしね。米坂線という手も前はありましたが今は難しいですし。
磐梯朝日国立公園フル縦走+出羽三山とはこりゃまた壮大で楽しそうな計画ですね。僕も興味が湧きました。山域間がそれなりに離れているのでロード区間の移動が大変そうです。ぜひチェレンジしてください。
大石ダムから五味沢までは林道や登山道も通じていないのでロードを歩くしか無いですよねぇ。あまり代り映えしない景色ですし宿泊装備を背負ってだとかなり苦行?でした…。トレラン装備ぐらいで軽快に駆け抜けられれば気持ちがいいかもしれません。
こんにちは、はじめまして、オンベマツルートで検索していましたら、ヒット致しました。
けと、過去に以東岳を含んだレコ見てた事がわかりました(凄い人いるもんだなぁwと)
大日岳に行くルートで、このルートが気になったんですが、大雨での林道崩壊の様ですね!
しかも、トンネル(ビビリ)
こちら、因みに四駆系ならどこら辺まで行ける感じだったでしょうか?
奇跡、写真を見ると林道から一山迂回してる所も見受けられます^ ^
それとオンベマツ登山口からの藪漕ぎは、ほぼ写真の感じが山頂まで続く感じだったのでしょうか?
それと気になる事、もう一点、
これだけロングになるとヘッデンの予備バッテリーやスマホの予備バッテリーとか、それなりに持っているのでは無いかとも思いました。
すみません、質問ばかりで、こんな素敵な方、w興味津々でした。
よろしくお願いします。
オンベマツ尾根からの大日岳は人も居ないし高度感もあってとても良いルートでした。ぜひお勧めします!
登山口までの林道は、地形図の標高点191m(裏川との合流地点)手前までは普通車でも行けたと思います。その先が崩壊していた記憶があります。Uターンスペースが無いのでぎりぎりまで進んでしまうと戻るのが面倒かもしれません。
林道が大きく崩壊している場所は強引に進むか川に下りれば行けたかもしれません。今回は暗くて見えなかったので大きく迂回しました。昼間だと川に下りれると思います。
オンベマツ尾根のヤブはずっと写真の感じではないてす。低い高いのを合わせて全体の1/3ぐらい?でしょうかね。記憶が曖昧ですいません…。ただヤブは密度が低いのでウザいだけで大したことはないです。
電子機器については下記にまとめてみました。電子機器だけで合わせて1kg近くありますがこれは日数には関係なく日帰りでもほぼ持っていきます。
・モバイルバッテリー
10000mAhのモバイルバッテリーを持参しています。スマホを1回半ぐらい充電可能ですかね。今回は半分ぐらい使用したと思います。あとGarmin etrex用の単3電池2本も持って行きました。
・ヘッドライト
予備を含めて2個持参しています。メインのライトはカタログ値で中照度8時間、低照度50時間と書いています。僕は普段ほぼ最低照度にして使っているので山行中に切れたことはないです。メインが切れても予備があるので山行中に充電することはないです。
・スマホ
個人用、仕事用の2台持っていきます。個人用は地図の確認と写真撮影。仕事用は里に下りたときに仕事のメール等を確認します。どちらも山に入るときはフライトモードにしています。フライトモードだとあまり電池は減らないので5日ぐらいだと充電しなくても持ちますね。今回は個人用のを3日目の夜に念のため少し充電しました。
最近は「山でもスマホをフライトモードにはしない」との風潮ですが、僕はinReach という衛星通信の端末を持っているのでスマホがフライトモードでも問題ないです。inReachはスマホが通じる所と夜はオフにするので山行中は充電しなくてもokです。
・GPS
GPSログはGarminの腕時計とハンディ機のetrexで取っています。腕時計はソーラー充電もしてくれるやつで50時間ぐらいはログを取得できます。今回は途中で少し充電しました。etrexは単3電池2本で25時間ぐらいしか持たないので一度交換しています。僕は山の記録は写真よりもログの方が大事なので念のため2台で取っています。
林道情報ありがとうございます。
裏川合流地点だと五十嵐家住宅より手前(住んでないのか?)
やはり結構な手前なんですね、
崩落し迂回した地点もそのまま強引に進めるか沢よりに行けば大丈夫かと思ったりしました。
(夜と昼でもまた違いますが)
トンネルもなぁ(・・;)、良い歳こいてビビリで💦
薮に関しては、問題無い範囲かと思いました。
それとGarmin通信機器、GPS、
時計、とても参考になります。
リンゴの時計を使ってますが、やはり宿泊なら駆動時間が不安で充電が必要に(今度は、Garminかな)
🍎スマホは、機内モードで入り、たまに通信モードにしたり(電波拾わなくても念の為の生存確認、効果は?)
ヘッドライトも慣れもあるのでしょうね、ついMAXで使ってしまい途中から省電力モードになったりとします。(予備単四持ち)
2個持ちだとメインと軽量タイプかと、
それと、基本ツェルトなんでしょうか?
荒川の宿泊した所も何度か行ってますが中は見た事ないです💦
(前回の月山までの山行では、泊まりのイメージがわかりました)
差し支えなければ、この様なロングの時、その他持ち物的に日記のところで見せて頂けると参考になります。
寝具、行動食、GPS、着替え?
等々、
よろしくお願いします。
予備ヘッドライトは単4電池一本の「無いよりはマシ」程度の明るさですが案外使えます。月明かりがあれば予備だけでも十分歩けます。Apple watchも最近はずいぶん電池持ちが良くなったようですよね。
持ち物は過去に小屋が営業していない時期の南アルプスを縦走したときに山行記録で記載したことがあります。今回は夏ですしこれよりももっと少ないです。あまり参考にならないと思います…。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2634504.html
今回の装備を書き出してみました。
ザック36L、ツェルト、エアマット(90cm)、Escape Bivvy、ウィンドジャケット、レインウェア、ヘッドライト(メイン+予備)、etrex 30xと電池(単3 x2本)、inReach、モバイルバッテリー、救急セット、衛生用品、着替え(短パン、Tシャツ)、下山後の服
食料はジェル・ナッツ類・柿ピー・羊羹・カロリーメイト。出来るだけカロリー比でコンパクトな食料を選ぶようにしています。途中小国の街で調達可能だったので約2日分だけ持参しました。暑さのせいかあまり食べられなかったです。
重量は食料・水を除いて約5.5kgだったと思います。夏なので寝袋、ダウンジャケットは持参しませんでした。最近は火器類を持っていかないことが多いです。泊りも基本はツェルトですね。どうせ寝るだけだし…、とテントは重くて持つ気がしなくなりました。いつも「何を持って行かないか」を悩みます。
かなり、ありがとうございます^ ^
とても参考になります。
実は、リュックの大きさ、大体の重さ、その他、聞きたかった事ばかり詳しくありがとうございます😊
火器類、調理物が有ると無いとではかなり重さも変わりますもね、勿論、目的にもよりますが、、、
それと、何処でも寝れる体ですよね!
これからリンク見に行きます。
また楽しい山行待ってます♪ ^ ^
>それと、何処でも寝れる体ですよね!
そうそう、どこでもいつでも寝られることは重要だと思います。寝ないと力も出ませんしね。
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