黒斑山 (+高峰山)
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- GPS
- 07:10
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 627m
- 下り
- 607m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 7:04
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登り:表コース〜よく整備されておりまず心配なところはありません。槍の鞘の手前にシェルターがありました。外輪山の縁は切れ落ちてますが、足場はしっかりしてます。 下り:中コース〜途中掘り割り状の部分ではぬかるみがあり泥で滑ります。後半にガレて土と一緒に滑りそうなところがあるので慎重に下ります。 ポストは登山口にありましたが、届の用紙が空でした ビジターセンターでヘルメットの貸し出しがあるようです |
その他周辺情報 | トイレは高峰高原ホテル裏とビジターセンターの中に。 前日に高峰マウンテンロッジに泊まりました。広いツインベッドの部屋に+洋室でソファーベッドで3ベッド。快適でした。食事も美味しく、おすすめです。 |
写真
感想
登山口から車で1分というロケーションの高峰マウンテンロッジに泊まれたおかげで、7:30の朝飯前に高峰山、食後に黒斑山という山行計画を立てることができた。
5時前に起床、薄暗いビジターセンター駐車場にはすでに数台の登山者の車がいて、黒斑山を目指すようだ。我々は高峰高原ホテルの裏手の鳥居から高峰山を目指す。
ホテルの向こうに雲海と富士山が見えたが後の楽しみに取っておいて、樹林帯に入る。最初は急登だが、整備されており、やがて稜線に着く。稜線で南の展望が開け、眼下の雲海と遠くに富士山が浮かぶ。3人とも感嘆の声とともに、撮影が始まる。曇り空だが遠望はきく。
この絶景が見え隠れ、しばらく西へ稜線を行くと、北側から高峰温泉からの道と出会う。そこから南へと方向を変える。山頂はいつの間にか過ぎて、西の樹間に北アルプスが見え隠れする。
目の前に大きな岩が見えると、目的の高峰神社に到着。お参りをして、改めて風景をみると、北以外の270度の展望が開けている。八ヶ岳は雲に隠れているものの、北アルプスはくっきりと北は五竜までよく見える。御嶽山の噴煙に朝日が当たっている。振り返ると黒斑山ごしに立ち上る浅間山の噴煙が見える。
持ってきた梨を食べる。朝飯前の空腹に染み入る。二十世紀梨が好きなのだ。鳥取から取り寄せた逸品だ。
すれ違った登山者は3組だった。足場もいいので、帰りはスムースだった。黒斑山のサブコースに良いと思う。
一旦ホテルに戻って朝飯を取る。ここは、暖かい料理を暖かく、鮮度を大切にした美味しいご飯を提供してくれる。身支度を整えなおして、チェックアウト。
駐車場はもう一杯と予想されたので、チェックしておいた道路脇の駐車場へ。ビジターセンターからは影になるため、知らないと停められない場所だ。
ビジターセンターを抜けて再び車坂峠へ。木の柵を通って表コースの樹林へと進んで行く。左は中コースだった。二つのコースが同じ登山口から始まるって珍しい。東には大きな樹林の山がそびえているが、見える限りのピークはかなり高く遠い。
雲が減り、日差しが出てきた。コースは溶岩礫と溶岩だが整備されていて歩きやすい。坪庭のようにシラタマノキで縁取られた植え込みが点在し、また左右にあって、目を楽しませてくれる。今まで見たこともないシラタマノキの大群落。
一回だけ下って、下界の雲海の見える岩場を過ぎる。その後は、また、樹林に入って開けた岩場。と繰り返す感じ。大きく開けたところで、高度もそれなりに上がって北アルプスが見えて来る。朝、高峰山から見えた御嶽、乗鞍は霞んでいる。富士山も残念ながら見えなくなってしまった。朝行っておいてよかった。
また樹林へ。この辺りからは西の展望は利かなくなる。とても整備された真新しい木組みの石段が続く。かなりの距離を登りきると浅間山が見える。シェルターを右に見てちょっと行くと、槍の鞘の標識。先行者が盛んに写真を撮ったり休んだりしている。我々もちょっと休む。
ここから、東側は完全に切れ落ちており、落ちたら命はない。けれど、危ないところはロープで柵があって、トーミの頭へは岩場の急登だが足場もしっかりしている。子供も見かける。
トーミの頭はいかにも吹き出した溶岩が固まったような足場があって、展望は素晴らしい。噴煙を上げる浅間山はもちろん、火山館からの浅間山登山道、外輪山全てが見渡せる。小諸方面の展望もある。以前、浅間山に登った時に、外輪山を見上げたのだが崖の上に小さい人影が見えたところだ。
草すべりの分岐を過ぎて、浅間山が見え隠れする歩きやすい道を進むと、浅間山の監視カメラがあり、そこから間も無く、狭い黒斑山の山頂だった。混みあっているので蛇骨山の方へ少し進んでみたものの、今日は早く帰る予定だったため山頂に戻り、山頂から10mほど下ったところの道脇のスペースで休む。
持参のココアを作って、梨を食べる。朝飯をしっかり取ったので、行動食はそれだけで済んだ。途中から暑かったけれど、水も全部で1000mlも消費しなかった。
山頂からはお釜の向こうの縁も見えるので、噴煙が立ち上る様子は迫力がある。噴火レベル2で2km以内の入山禁止となっているが、2km圏内の山腹はもとより、カルデラ内部に見渡す限り登山者は見えない。
南から雲が広がってきた。トーミの頭を過ぎて、中コースの分岐から樹林へ入っていく。細い針葉樹の林で、八ヶ岳の西岳と青年小屋の間の樹林に似ていると思った。最初は足場もよく歩きやすい道だったが、掘り割り状の深い溝となると、ぬかるみと泥で滑りやすくなり、そこを過ぎて広葉樹林となると、今度はガレた岩が土の上に乗って滑りやすい道となるので、気を使った。
林が開けてカラマツ原生林の表示が出ると下りきって、水平道となり、車坂峠へ戻った。時間的にも疲労感も丁度良いとても良い山だった、
ビジターセンターで宿泊プランにセットされていたキャベツソフトを食べた。登山後に程よい甘さのソフトだった。キャベツの緑色をついていたが風味はよくわからず...
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