ゼロ富士 route3776

2024年09月08日(日) ~ 2024年09月10日(火)

• GPS: 21:13
• 距離: 51.2km
• 登り: 4,012m
• 下り: 1,621m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:11
• 休憩: 0:13
• 合計: 3:24

距離 12.2km 登り 348m 下り 15m

12:35 田子の浦みなと公園
12:36 12:37 ルート3776起点（ふじのくに田子の浦みなと公園）
13:33 西木戸跡
13:42 国久保
14:51 宝蔵寺
15:32 15:44 セブン-イレブン 富士市大渕八王子町店
15:59 よもぎ湯

2日目

• 山行: 8:18
• 休憩: 0:57
• 合計: 9:15

距離 26.8km 登り 2,234m 下り 78m

5:00 よもぎ湯
6:15 6:23 NINOMARU VILLAGE
7:13 ふじひのきパーク
7:54 村山道−天照教林道交点
9:00 9:32 PICA表富士
9:54 西臼塚駐車場
10:41 10:57 富士山スカイライン旧料金所跡
11:51 ガラン沢
12:30 御殿庭下
13:00 13:01 御殿庭中
13:48 宝永第二火口縁
14:02 宝永第一火口縁
14:15 六合目雲海荘

3日目

• 山行: 10:03
• 休憩: 1:31
• 合計: 11:34

距離 12.3km 登り 1,430m 下り 1,528m

2:08 六合目雲海荘
2:08 宝永山荘
3:08 3:12 新七合目御来光山荘
3:53 4:03 元祖七合目山口山荘
4:48 4:55 八合目池田館
5:35 5:47 九合目万年雪山荘
6:11 6:22 九合五勺胸突山荘
6:53 頂上富士館
6:59 7:04 富士宮口頂上
7:08 三島岳
8:04 8:05 富士山
8:36 吉田・須走ルート下山口
8:57 9:02 御殿場口頂上
9:54 10:02 御殿場口八合目
10:15 10:27 御殿場口七合九勺・赤岩八合館
10:49 10:50 御殿場口七合五勺・砂走館
10:52 11:05 御殿場口七合四勺・わらじ館
11:10 11:11 御殿場口七合目
11:31 11:32 御殿場口下り六合（走り六合）
11:36 宝永山馬ノ背
11:43 宝永山
12:36 宝永山荘
13:42 富士宮口五合目
13:42 ゴール地点

天候

Day1　晴れ
Day2　晴れ時々曇り
Day3　ガス→雨→晴れ→曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

水ヶ塚公園（駐車場1,000円）に車を停めて、新富士駅までバスで移動
（富士急静岡バス　2,120円）
新富士駅からスタート地点まではタクシー利用（1,760円）

富士宮口5合目から水ヶ塚駐車場までは
シャトルバスが1時間に1本運行。
（富士急静岡バス　1,320円）

写真

9/8 10:36

day1
水ヶ塚公園に車を停めて、スタート地点近くの新富士駅までバスで移動します。ゼロ富士のゼッケンをつけた青年が同じバスにいたので声をかけてみました。

9/8 12:21

スタート地点の田子の浦みなと公園まで、その青年K氏とタクシーで移動。
ここがスタート地点。
ザックに貼ったゼッケンがすぐに剥がれてしまうので、ボックスの中の予備ゼッケンを1枚もらいました。

9/8 12:21

なにかの催しが行われていました。

9/8 12:36

足元にトレイルサイン。
ちょうど迷いやすいところで見かけました。
2日目以降迷う箇所はないけど、街中の方がわかりにくいので有難い＾＾

9/8 12:41

駐車場のおじさんに聞いて、海抜0mで海タッチ。
さて、ここから3,776mまで行くよー！！

9/8 13:39

まぁまぁ歩いたのに、まだ海抜7.1m？

9/8 13:58

途中のコンビニでアイスなど食べてみたり。
この日の気温は32℃、アスファルトからの照り返しで体感温度はもっと暑い。道民には厳しいです。。

9/8 14:58

K氏には田子の浦まで一緒にと誘ったつもりが、ずっと一緒に歩いてくれました。歩幅も違う上に超スローで申し訳なく。でもいろんな話ができてつらい道中を楽しく過ごせました。

9/8 15:25

市街地を抜けると茶畑。
その土地を感じられる歩きは楽しい。

9/8 15:55

少しだけ標高が上がったけど夕方でもまだまだ暑い。何かと理由をつけて途中3度もコンビニさんに寄りました。

9/8 15:59

この日のゴール地点、よもぎ湯に到着。
2食付で9,000円です。

9/8 16:00

温泉で汗を流し、明日に備えて早めに就寝しました。
明日はK氏は7合目、私は6合目の山荘に宿泊。
3日目にどこかですれ違うことを約束し、グータッチをして別れました。

9/9 4:13

day2
朝ごはん。スタートが早いので、夕食時に保冷BOXに入れて渡してくれます。一個だけ食べて出発準備。

9/9 4:58

ようやく空が明るくなってきたのでスタートします。

9/9 5:06

朝はとても涼しくてありがたい…
それにしても遠いな(-_-)

右側のポコが宝永山。
利尻の長官山のようで親近感＾＾
あのすぐ右側が今日のゴール6合目あたり。

9/9 5:09

道はずっと傾斜。ちょっと緩くなったり、きつくなったり。
ここだけじゃなく、富士市も富士宮市も街中はゆるい坂が多かった。
町全体が富士山の裾野なんだなって体感します。

9/9 5:58

まだ日が上がる前はちょっと暗くて怖いな、と思う道も。
でもわりと車通りが多く、生活道路です。

9/9 6:06

と、遠い…

9/9 6:06

ズームしてみる。
日の出時刻からおよそ1時間が経過。
今日ご来光を拝みに行ってる方々、最高だね〜
「明日は私も！」と何度も思う。

9/9 6:14

中継地点、NINOMARU VILLAGE。

9/9 6:16

ザックを下ろし、小休憩。
5km位ずつ休憩ポイントがあってタイム管理の目安になります。

9/9 7:06

さて、太陽が上がってきた。
ここからは俺とお前の勝負だぜっ
…負ける気しかしねぇ。

9/9 7:26

中継地点、ふじひのきパーク。
よもぎ湯おにぎりでエネルギー補給。

9/9 7:46

影との対話。
お互い一言も喋らない。
嫌いじゃない。

9/9 8:10

先日の台風の影響で、前日8日までこのコースは通行止めで迂回ルートが案内されていました。ちょうど今日から開通。
歩かせてもらえて感謝です。

9/9 8:39

木陰を選び、カーブではインコースを攻め、最短距離で省エネしながら歩きます。
必死だね、と影に笑われる。

9/9 8:58

PICAの案内板。
よしっ！ここまでが核心部だったので、もうゴールしたようなもんだ（まだ早いですよ）

9/9 9:01

PICA表富士。
ここもroute3776の宿泊指定地になっています。
休憩だけでも利用させてもらえます。感謝！

9/9 9:16

よもぎ湯のよもぎ饅頭。美味しい＾＾
あとから来た女性に声をかけると、同じゼロ富士チャレンジの方で、この日田子の浦から走ってこられたと！尊敬します。。
6合目でお隣の山荘に泊まられるそうで、再会を約束して別れました。

9/9 9:32

靴を脱いで30分、どっぷり休憩させてもらいました。
飲料水も汲ませてもらってあれこれチャージ完了、充電満タン！（本当は残40％）

9/9 9:52

私の方が先に出たのに、前述のTさんにあっさり抜かれ、背中はみるみるうちに遠くへ。

9/9 10:13

富士市と富士宮市を何度か行き来しました。
この辺りは昨日バスで通ったところだな。

9/9 10:44

PICAから約5km、旧料金所ゲート。

9/9 10:44

ここでようやくアスファルトとお別れ。
この時点で標高1,400mくらい。わりと涼しい。

9/9 10:56

ここからはざっくり「6kmで1,000m上がる」くらいしかわかっていません。ロードばかり気にして登山道のリサーチしておらず。

9/9 11:10

道迷うところないのかな、と思いながら入ったけど、案内板もピンテもたくさんあって歩きやすい。
なによりふかふかで幸せ！

9/9 11:41

なんだか絶望的な枯れっぷり。
朴の木の枯葉を思い出す。

9/9 12:27

御殿庭下。
ぐったりしてるゼロ富士ゼッケンの若者2人。
この2人も田子の浦を0時出発で歩いてきたそう。眠気にやられていました。のちほど山荘で無事再会。

9/9 12:51

歩きやすい登山道でしたが、ちょっとザレてたり掘れているところも。
日々散歩コースだという地元の方と何組かすれ違う。
そっか、富士山って観光だけの山じゃないんだ。

9/9 13:28

ようやく山容が見えてきた。
近い！朝見た時より近い！
近すぎて全貌がわからない！笑

9/9 13:32

あともうちょっとと思ってからが長い、登山あるある。
ここのザレ場が本当にきつく感じました。

9/9 14:01

右手に見えるのが宝永山。
朝見たあのポコ！近い！
5合目から入る方は高度順応で初日に登る方も多いそうです。
翌日下山途中に通りましたがザレザレな苦手道で、行かなくて良かったと心から思いました。(きっと途中で引き返してた）

9/9 14:08

ようやく山荘が見えてきた…。
勝った！（自分に）
お隣の小屋ですでに寛いで(ビールを飲んで)いるTさん。
私もすぐ着替えてきます！

9/9 14:26

使わせて頂いたお部屋。ネットで検索した時はこのスペースに3人なこともあると書いていたけど、シーズン終盤なので贅沢に1人でゆったり。
※小屋の方によるとコロナ以降、多くても2人までだそうです。

9/9 14:39

お隣の山荘でTさんと有難き生ビール♥
北海道ではとてもとても考えられないことでございます。

9/9 16:49

こちらが宿泊させてもらった雲海荘。
北海道からリゾバできてるスタッフさんも居ました。
皆さん気さくで、おかげでほかの宿泊者の方とも打ち解けて仲良くなれました。

9/9 16:51

見あげると、上の方の小屋。あれは何合目だろう。
Kさんは無事7合目に着いてるかな＾＾

9/9 17:02

晩御飯、牛丼。
一瞬で平らげました＾＾

9/9 18:12

外に出てみると細い月。
今日は星も良く見えるだろうな。出発の頃が楽しみだ。

9/10 2:07

前日Tさんと話して、今日は一緒に登らせていただくことに。明らかに私の方が遅いけど、ヘッ電歩きは心細いのでご一緒できてとても心強かったです。

9/10 2:07

夜中ずっと雨の音がしていたけど、出発時は雨は止みガスガスの状態でした。星は見えないけど雨じゃないだけ良かった。

9/10 3:07

歩いている途中にやっぱり降り始め、7合目でザックカバーを。雨と風で忍耐の歩き。Tさんと一緒で良かった…

9/10 4:46

8合目。
この日は最終日なので、8合目から上の小屋はすべて閉まっていてトイレも使用不可でした（山頂トイレは使用可）
途中で水が補給できないことを山荘で教えてもらったので2リットル持って上がりました。

9/10 4:47

8合目から上は奥宮の境内に入ります。
おじゃーしゃっす！

9/10 4:54

ガスが流れて鳥居がかろうじて見えた。

9/10 4:57

この日のご来光は5：20ころ。
いつの間にか雨があがり、時折東の空が明るく見えてきたり、また雲に覆われたり…

来いっ！来いっ！

9/10 5:26

9合目直下で足が止まる。

9/10 5:26

…明るい。
…じんわりあったかい(:_;)

9/10 5:28

………(:_;)

9/10 5:29

太陽の光で、一気に視界が開けた。

9/10 5:31

いつもより少しだけ高く、少しだけ太陽に近い。
本当に少しだけなんだけど、明らかに違いを感じる。

9/10 5:31

大きなオレンジにくるまれた地球。

9/10 5:51

この雲を越えて登って来ました。この時間、抜けられてて良かった！
ご来光は山頂じゃなくて良いと思っていたので、Tさんと約束してなかったら、雨の音を聞いて出発は遅らせたかもしれない。

このご来光が見られたのはTさんのおかげでした＾＾
9合目まで上がり、記念撮影をしてTさんとお別れ。
有難うございました！

9/10 6:11

9合5勺で休憩していたら下りてきたのは1日目一緒だったKさん！
お互い無事に登れて良かったねーと会えた事に感動し、握手をして別れました。握る力強くてエネルギーもらった＾＾

9/10 6:41

高山病が怖くて、事前に色々読みました。
いつも以上にゆっくり、水分もまめに摂り、栄養も補給。
いつもの「まぁいっか」をヨシとせず、丁寧に。
それでもやはりこの辺りからもう頭痛が。

9/10 6:56

9合目から山頂まで、休み休み1時間かかりました。
うわー。

9/10 6:59

そして念願の奥宮でのお参り！と思いきや、

9/10 7:05

なんと！
時既に（2日ほど）遅し。
なるほど、色々と少し早めに閉まっちゃうのね。

9/10 7:06

気を取り直して剣ヶ峰へ。
そんなに混んでなさそうかな。

9/10 7:24

それでも30分くらい待ちました。
混雑時はいったいどの位待つのでしょうか…

並んでいる途中にヤマレコアプリを見たら、標高が「3776」に！
あたりまえなんだけど、感動して思わず写真に。

9/10 8:02

ここで気象観測をしてるんですね。

9/10 8:16

軽い頭痛と目まいの中、お鉢周り。
前の人について適当に歩いててあまり覚えてない。

9/10 8:33

もうあちこち閉まっていきます。

9/10 9:03

話す人みなさん口を揃えて「下山は御殿場コースがいいよ。早いし楽しいし膝に優しい」と言っていたので、お勧めのまま、御殿場コースから下ることにしました。

9/10 10:07

ブル道。
途中、下山していくブルさんも見かけました。

9/10 10:14

うん、なるほど危険だ。

9/10 11:01

こちらのコースも7合目山荘はまだ開いてました。
わらじ館さん。休憩して、砂走りに備え靴紐を結び直します。

9/10 11:20

これ？これなの？
よくわからないまま、前の人の真似をしてずしゃーっと下ります。
下山後、靴の中…靴下の中までわやでした。

9/10 11:37

せっかくなので宝永山も。

9/10 11:43

ほぼ下りで「登った」と言って良いのか躊躇われる登頂。

9/10 11:51

ここからも大砂走りの続きのような道。
これは登るの大変そう。観光客の方もたくさん歩いていました。

9/10 12:10

前日も見かけた小学生。学校登山かな。

9/10 12:34

そして再び山荘へ。

9/10 12:51

カレーを頼んだら、お米が余っていたそうで大盛！
多いと言いつつ食べれてしまった。ご馳走様でした。

9/10 13:37

身支度をして、山荘横でTV局の取材にスッピンで応えて、下山。あとで見たら、偉そうに腰に手を当ててヒーローインタビューみたいだった。はずっ
よくやった感が行動に出ちゃったな。反省。

9/10 13:43

5合目まで下りて、ここを今回のチャレンジのゴールとします。
よくやった！

9/10 15:15

シャトルバスで水ヶ塚公園まで下りて、車で富士宮へ。
昨日ここを歩いたのが、遥か昔のことのよう。

9/10 15:33

チャレンジのゼッケン。
ザックから剥がれてしまい、サコッシュに付けて歩いたので、前から来る人にたくさん話しかけられました。富士宮ルートではお馴染みなんですね。

9/11 9:46

翌日、浅間大社の本宮へ。
無事下山のご報告とお礼をしました。
湧玉池は水がとてもキレイで吹く風が涼しく、美しい場所でした。

9/11 10:32

そのまま徒歩5分の富士山世界遺産センターへ。
芸術、地学など様々な視点で富士山を学べる展示が満載。映像がとても美しくまた泣けてしまった。
ここの展示を見て思い立ち、翌日から神津島へ。

9/11 12:06

螺旋状のスロープに沿って展示を見る構造なのですが、このスロープの傾斜がゼロ富士を思い出さずにはいられない…登ってから行って正解でした。

撮影機器：

iPhone 15 Apple

感想

533m

この旅での一大イベント、ゼロ富士、route3776へ行ってきました！

https://route3776.jp
「富士山登山ルート3776」は、富士市が設定した
海抜0mから富士山頂（標高3776m）を目指す全長約42kmの登山ルートです。

ニュースで富士山の渋滞を見て敬遠していましたが、
やはり日本人として一度は行くべき！
これまで高さを理由に山を選んだことはないけれど
「日本一だから登る」のならばそれを体感せねば…！

もともと、いつか登る時は一合目から登ろうと思っていましたが、
なにげなく調べてこのチャレンジを知りました。
ほとんどがトレランさんなど所謂「超人」の方々ばかりで、
そのお方たちは1泊や0泊で踏破される・・・
しかもゼロ→富士→ゼロをされるお方も・・・化け物！（褒めてます）
そんなルートに私なんかがチャレンジしても良いものか、
結果リタイアして言わんこっちゃないってなるんじゃなかろうか・・・
一通りの言い訳を考えてみたけど、それでもやっぱり行きたかったので、
これはやらんと後悔するやつだ、とエントリー。
8月避暑を兼ねて北海道へ戻っていたので、ギリギリの日程となってしまいました。

再び旅立つ一週間くらい前からずっとドキドキして、
その後の旅のプランなども全く考えられず。
とにかく富士山、すべてはそのあと。
終わったら動けないかもしれないし。どっか痛めるかもしれないし。
暑さ、アスファルトのダメージ、高山病。あぁどうしよう。
友達とビール飲んでても温泉に浸かっててもずーっと緊張していて、
1日目もずっと緊張していて、ようやく落ち着いたのは2日目のPICA辺り。

終わってから振り返ると、出会ったいろんな方々に助けられて、
天候にも恵まれて、おそらくベストなタイミングで行けたのだろうと、
その日を選んだことが、なによりグッジョブだったと思う。

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Day1
出発点の新富士駅までのバスで一緒だったKさんと
新富士から田子の浦までタクシーを相乗り。
そのまま一緒に海タッチできるポイントを探したりして、
1日目ゴールまで、汗だく亀歩きの私のペースで一緒に歩いてくれた。
何度も「おいてっていいよ」と言っても
「今日は急いでないので大丈夫す」と…
翌日はKさんは7合目、私は6合目まで。
スタート時間も違ったので、お互いの健闘を祈りそれぞれの挑戦へ。

Day2
暗いのが怖いので、日の出直前の5時少し前にスタート。
朝はとても涼しく、日が出てからもちょうど良く曇ってくれて、
良いペースで歩くことが出来て中継点のPICA表富士へ。
靴を脱いでのんびり休憩していたらやってきたTさんに声をかけると、
なんとこの日2時に田子の浦から走ってこられたと！
デター！超人！
私より10kmも長く歩いて（走って）きたのに涼しい顔。
やっとここまで来た私とは大違い。
Tさんは6合目でお隣の山荘泊とのこと。
「生ビールがあるからそこにした」そうで、仲良くなれそう＾＾と思いました。
再会を願って、お互いの歩きへ。

PICAまで故障無く行ければ大丈夫、と思っていたので、
その後はほぼ予定通りで6合目雲海荘へ。
すでに着替を済ませのんびりされていたTさんと、
一緒に生ビールを飲んで、恐れ多くも翌日一緒に歩く約束をしました。

Day3
出発時は雲の中スタート。
7合目に着いた頃には雨だったけど晴れを信じて我慢の歩き。
高山病も心配だったので、いつも以上にゆっくりペースで、呼吸も意識。
日の出時刻の少し前に雨が上がり、少しずつ東の空から光が…
半分諦めていただけに、嬉しくて涙が。
富士山からのご来光はやはり格別でございました。

その後、下山時刻にリミットのあるTさんと9合目で別れ、ひとりで山頂へ。
このあたりから頭痛とふらつき。
ちょっと歩いては休み、またちょっと歩いては休み…
9合目から山頂まで1時間近くかかりました。
楽しみにしていた浅間神社奥宮は、すでに閉じていてお参りできず。
剣ヶ峰に30分並び写真をとり、フラつきながらお鉢周り。
下山は御殿場ルートがいいよ、と皆さん言っていたので、
オススメ通り御殿場ルート→大砂走りへ。
6合目雲海荘で着替と食事をして、富士宮口5合目でゴール！

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登る前は富士山って観光地だと思っていたけど、全然それだけじゃなかった。
「富士山が本当に好きなんだよね＾＾」と幸せそうに話される方にたくさん会い、
その方たちがみんな誇らしげで、話を聞くのがとても楽しかった。
山荘であったベテランさんは1,000回登ったと！
あぁ皆に愛されて、これぞ本物の御神体なんだなぁと感じました。
1合目から5合目は普段あまり人が歩いていないのかと勝手に思っていたけど、
標識はあちこちに矢印が向いていて、コース？がいくつもあるんですね。
よく歩く散歩コースだよ、という地元の方も数組スライドしました。
本当に身近で、毎日眺めて、いつどんな時もそこに在り、
大きくおおらかに受け止めてくれるようなそんな存在なんだろうか…
その後数日間、近辺に滞在しただけの俄か麓民でしたが、
想像の中で勝手に生まれ育ってみたりして、富士山を感じながら過ごしました。
チャレンジ達成できた事ももちろん、
日本一の富士山を少しだけ知ることができて、本当に良かった。

一緒に歩いてくれたKさん、Tさん、
雲海荘のスタッフさんや同泊だった方々、ありがとうございました。

一生に一度の富士登山、と思って行きましたが、
機会があったらまた他のルートからも歩いてみたいと思いつつ下山しました。

あぁ、楽しかった！！