静かなる蓮華鉱山道〜変化に富んだすばらしいルート

2015年09月20日(日) ~ 2015年09月22日(火)

• GPS: 52:47
• 距離: 24.8km
• 登り: 2,115m
• 下り: 2,123m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:40
• 休憩: 0:04
• 合計: 3:44

8:54 蓮華温泉
10:50 10:54 天狗ノ庭
12:38 白馬大池山荘

2日目

• 山行: 8:31
• 休憩: 1:27
• 合計: 9:58

5:47 白馬大池山荘
6:47 6:48 船越ノ頭
7:40 7:43 小蓮華山
8:42 8:42 三国境
9:29 9:31 白馬岳
9:50 9:51 白馬山荘
10:05 11:25 白馬岳頂上宿舎
15:45 白馬岳頂上宿舎

3日目

• 山行: 7:21
• 休憩: 1:00
• 合計: 8:21

5:16 白馬岳頂上宿舎
5:43 5:43 白馬山荘
6:03 6:23 白馬岳
6:57 6:57 三国境
7:37 7:50 鉱山道分岐
8:30 8:34 鉱山道水場
8:48 8:49 塩谷精練所跡
10:25 10:41 鉱山事務所跡
12:07 12:13 瀬戸川仮橋
12:46 12:46 滝見尾根分岐
13:24 13:24 蓮華温泉キャンプ場
13:32 13:32 蓮華温泉
13:37 蓮華温泉駐車場

天候

1日目〜2日目はほとんどガス。蓮華鉱山道を下る3日目のみ晴れました。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

蓮華温泉の駐車場に停める。連休ということもあり、派手な路肩駐車車両も多かったですが、オイラは蓮華温泉に宿泊した帰りの人を待って無事に停められました。

コース状況／危険箇所等

1日目は白馬大池まで。途中滑りやすい岩ゴロが続くが、普通のルート。危険場所は迷う場所は皆無。

2日目は白馬頂上山荘まで。信州側は切れている場所もあるが、道幅も広く整備も完全。

3日目は蓮華鉱山道。分岐点からは黒ザクを下る。目印を追うように。
雪蔵岳の中腹をトラバース気味に道がつけられているので、たくさんの沢がある。
増水時は注意を要すると共に、登山道と沢の区別が付きにくい場所や、沢に引きずられる場所もあるので、ルートを見間違わないように。
白馬ー雪蔵間の鉱山道分岐から瀬戸川仮橋までのコースタイム（昭文社の地図）は2時間30分であるが、実際には4時間20分を要している。この区間はコースタイムよりも時間が大幅に必要である。
たいした整備はされていないルートではあるが、滑落等の危険場所は殆どなく、コースタイムが若干長いことを除けば、もっと多くの人に歩いてもらっても良いルートと思います。
ちなみに、この日は下りに3名、登り1名でした。

その他周辺情報

蓮華温泉の入浴料金は値上がりしていました。平岩駅近くの公衆温泉が安くてお勧め。

写真

9/20 8:54

蓮華温泉から登山道が始まります。温泉入浴料金が高くなりましたね。

9/20 8:54

温泉と火山についての説明があります。

9/20 10:59

天狗の庭

9/20 10:59

何の実でしょうか？

9/20 11:17

9/20 11:34

9/20 11:40

明るくなってきました。ガスを抜けそうです。

9/20 12:34

急に景色が開けると白馬大池の一角に飛び出します。

9/20 16:38

今回はドマドームを使いました。湖も小蓮華岳も眺められる最高の場所をゲットしましたよ。

9/20 16:40

シルバーウィークの期間中のみ、湖のほとりまでテントを張ることを許可されていました。

9/20 16:42

ざっと見て150張り。張り綱が重なり合ってテントの間の通りぬけに気を使います。

9/20 16:48

ガスが晴れて小蓮華まで見えてきました。

9/20 19:10

日暮れの早いこの時期はテント場の夜景撮影に適しています。

9/21 5:25

日の出前。怪しい色の雲が広がっています。天気は期待できない可能性が高いです。

9/21 5:35

日の出です。

9/21 5:56

テント場を振り返ります。

9/21 5:56

逆光が美しい。

9/21 6:00

ゆったりとした雷鳥坂です

9/21 6:26

朝日岳はガスに覆われています。そして蓮華鉱山道も見えています。

9/21 6:31

雷鳥坂を登りきりました。小蓮華まではゆるい登りが続きます。

9/21 6:33

白馬村方面はガスの下。栂池自然園も見えています。

9/21 6:33

雲が多いながらも、南に続く主稜線の山々が見えてきました。

9/21 6:43

白馬大池を振り返ります。

9/21 7:17

雲が綺麗です。

9/21 7:29

杓子と白馬鑓がガスに覆われていますね。

9/21 7:29

槍ヶ岳をズームアップ

9/21 7:48

小蓮華付近から白馬大池を振り返ります。

9/21 8:38

小蓮華を振り返ります。

9/21 8:55

白い船窪地形の稜線です。この景色は大好き。

9/21 9:20

白馬の山頂が近づいてきました。

9/21 9:28

山頂です。

9/21 9:39

眺望がないので、とっとと下ります。

9/21 10:00

テント場は僅か4張り。聞いた話では前夜は張れない人も居たらしい。

9/21 14:03

お昼寝後の散歩は旭岳。

9/21 14:31

凄く綺麗な場所なのだが、ガスの通り道でほとんど見えない。

9/21 15:21

雪田から見る白馬岳。白馬山荘の水場もはっきり見えています。

9/21 15:39

テント場もにぎわってきました。でも、それほどの混雑ではないですね。

9/21 15:46

イワヒバリ？

9/21 15:53

丸山付近から。

9/21 19:06

テント場の夜景その1

9/21 19:09

テント場の夜景その2

9/22 5:22

いい天気です。雲海が綺麗です。

9/22 5:40

夜明け。剣岳もばっちりです。

9/22 5:44

早く山頂に着きたいが、意外ときつい登りです。

9/22 5:50

下界は雲海の下。

9/22 5:50

夕暮れの飛行機から見るような景色ですね。

9/22 5:53

太陽は飯縄山の後ろあたりから登ってきました。

9/22 5:53

槍ヶ岳も、穂高連峰も、黒部五郎も、水晶も見えています。

9/22 5:53

9/22 5:54

9/22 6:05

9/22 6:05

9/22 6:05

白馬山頂から。剣岳の右に見えるのは赤谷山など。行ってみたい山の一つです。

9/22 6:06

大雪渓。

9/22 6:09

昨日歩いてきた小蓮華に続く稜線。

9/22 6:10

9/22 6:16

八ヶ岳（横岳〜権現岳）と富士山です。

9/22 6:16

南アルプスは、北岳、間ノ岳、農鳥岳、悪沢岳、荒川前岳、赤石岳、聖岳を確認できます。

9/22 6:50

三国境手前の急傾斜地。

9/22 6:51

鉢ヶ岳から雪蔵岳、そして朝日岳です。また歩きたいルートです。

9/22 6:51

これから歩く蓮華鉱山道方面。

9/22 6:51

9/22 6:57

三国境。

9/22 7:02

北アルプスでは珍しいほどのゆったりとした稜線が続きます。

9/22 7:13

歩きやすい道で、あっという間に高度を下げます。

9/22 7:13

清水尾根です。しょうずと読むんだよ。数年前に祖母谷に降りるときに使ったルートです。

9/22 7:16

大好きな景色です。

9/22 7:17

左奥のピークが小蓮華岳。

9/22 7:17

白馬岳です。

9/22 7:43

鉱山道分岐付近から。これから進む方向です。

9/22 7:50

鉱山道分岐。やる気が感じられない朽ちた看板たち…。

9/22 7:59

黒ザクから始まります。いたるところに目印あり。

9/22 8:05

雪蔵岳。朝日小屋に向かう人たちが見えますね。

9/22 8:05

振り返ります。

9/22 8:08

瀬戸川の源流地帯に突入。

9/22 8:15

カライトソウが咲き誇っていました。

9/22 8:37

うまい水場。ほんとに絶品でした。

9/22 8:37

完全な湧き水ですよ。

9/22 8:37

アルプスの源流はどこも美しい。

9/22 8:40

振り返ります。

9/22 8:42

終わりかけのクロトウヒレン

9/22 8:42

少し細いがはっきりした踏み跡です。

9/22 8:42

妙高山、火打山、そして日本海に向けて歩きます。

9/22 8:43

？？？

9/22 8:44

サンカヨウ

9/22 8:46

塩谷精錬所跡

9/22 8:47

その付近の高台から進行方向方面。

9/22 8:48

沢に引き込まれないように。しつこいほどのピンクテープが目印です。

9/22 8:54

下れば下るほど紅葉が綺麗になってきた？

9/22 8:59

たくさんの小さな滝たちです。

9/22 9:08

トリカブト

9/22 9:08

ミヤマシシウド

9/22 9:09

あざみの仲間もたくさん

9/22 9:09

9/22 9:09

ハクサンシャジン

9/22 9:10

一面のお花畑です。

9/22 9:10

ミヤマコウゾリナ

9/22 9:11

カライトソウ

9/22 9:11

9/22 9:12

9/22 9:13

モミジカラマツ

9/22 9:14

9/22 9:14

ハクサンフウロ

9/22 9:15

ミヤマキンポウゲ

9/22 9:15

9/22 9:15

ハクサンチドリ

9/22 9:16

ミヤマタンポポ

9/22 9:16

シナノキンバイ

9/22 9:16

9/22 9:18

9/22 9:18

春と秋が同居している場所です

9/22 9:18

これだけの景色独り占め！

9/22 9:18

9/22 9:20

？？？？？

9/22 9:20

9/22 9:20

9/22 9:21

ミヤマアズマギク

9/22 9:22

拡大

9/22 9:22

9/22 9:22

9/22 9:22

シロウマゲンゲ

9/22 9:23

9/22 9:26

9/22 9:28

ニガナ

9/22 9:39

雪蔵岳の稜線

9/22 9:39

雪渓が見えてきました。

9/22 9:45

かなり長い雪渓でした。

9/22 9:47

でも、凄く薄いです。崩壊寸前。

9/22 9:53

尼飯場？

9/22 9:54

ミヤマコゴメグサ

9/22 9:55

紅葉と雪渓

9/22 9:56

こんな歩きやすい道も少しはあります。

9/22 9:57

9/22 10:09

池塘の後ろは歩いてきた稜線です。

9/22 10:16

拡大してみました。

9/22 10:40

鉱山事務所跡

9/22 12:03

なでしこ。正確な名前は調べていない。

9/22 12:05

瀬戸川にかかる仮の橋。

9/22 12:26

河原は休憩スペースになる。

9/22 12:40

9/22 12:46

蓮華温泉付近の散策コースの一角に飛び出しました。

9/22 12:56

ミヤマダイモンジソウ

9/22 13:23

蓮華温泉の小屋が見えてきました。楽しかった3日間の縦走もおしまいです。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

装備

個人装備

無雪期のテント装備

備考

特に無し。

感想

takerin0708

蓮華鉱山道は想像とは全く異る変化にとんだルートでした。
確かに踏み跡も薄く、ルート探しに慎重にならないとダメな場面もありますが、コース全体に危険箇所は少なく、経験の浅い人でも問題なく歩けます。
黒ザクから始まるルートは、樹林帯に入り、高山植物の大群落地を抜け、沢沿いに下ったり、雪渓を横断したりと飽きることがありません。
なんで、みんなこのルートを歩かないの？