念願だった聖岳と赤石岳〜↑聖沢コース↓赤石小屋コース〜
- GPS
- 26:50
- 距離
- 31.7km
- 登り
- 3,677m
- 下り
- 3,816m
コースタイム
- 山行
- 7:59
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 8:20
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 7:29
天候 | 晴れ時々曇り (20日夕方はガス、夜にわか雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
19日深夜の段階でダムサイト周辺はほぼ満車、東海フォレスト臨時駐車場付近は路上駐車に溢れていました。 21日下山時はダムサイト周辺はやや空きあり、東海フォレスト臨時駐車場付近は路上駐車多数。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般によく整備された登山道。 【聖沢登山口〜聖平〜聖岳】 特に危険箇所無し。 【聖岳〜百間洞山の家】 特に危険箇所はないが、意外に急で苦労する。 【百間洞山の家〜赤石岳】 危険箇所無し 【赤石岳〜赤石小屋】 森林限界を超えた部分の多くは凹地をジグザクに登るルート。整備はされているが基本的に急傾斜で所々滑りやすい それより下はトラバースルート。かなり荒れていて歩きにくい。 【赤石小屋〜椹島】 歩きやすいルート。 |
その他周辺情報 | 赤石温泉 白樺荘 (600円) |
写真
感想
本来は聖沢登山口からの上河内・聖岳の一泊二日Tの字ピストンのつもりだったのです。
しかし、存外に天気がよく、その割には出発がやや遅く聖平到着時には上河内までの往復はやや困難だった。「どうせなら二泊三日にして赤石岳に登ってしまおう」と計画変更、兎岳避難小屋を1日目の目標に変更したのですが…聖平からの登りで自分自身の気力・体力の限界に直面した。
小聖岳付近ですれ違った人の「兎岳、混んでそうですよ…」という言葉と濃くなる一方のガスにボッキリ心を折られ、ガレの急登に入る直前にテント1張り分のスペースを見つけてしまったら、もう先に進む気がなくなってしまった。やむを得ずツェルトでビバーク。
夜にちょっと雨が降ったようですが、二日目のの早朝は天気が好転。
聖平から登ってくる足の速いパーティーに追い越されながら聖岳に到着、ザックを下ろして奥聖に移動し、朝焼けを待つ。
富士山の近くからの日の出が実に見事。「日の出」を目標に早朝出立するモチベーションを上げる、というのは一手だな、と実感させてくれます。
朝日に照らされる赤石岳を見て、「さて今日はあそこまで行くぞ」とこのときは思ったのですが…聖岳からの道はとにかく高度を下げてくれる。「せっかくここまで登ったのに…」と思っていると、今度は兎岳・中盛丸山それぞれでしんどい登り、そして百間洞にまた下る。道そのものはそこまで悪いわけでもないんですが…気力は確実に消耗されていく。
結局、この日は百間洞で幕営。…こうなるなら、一日目はおとなしく聖平で寝ておくべきだった。
三日目は、赤石岳からの日の出狙いで二時半出発。
百間平の「平坦なハイマツ帯」をヘッドライトのみの視界から想像しつつ進む。こういうペロンとした風景は本来自分が好きな風景。ここを暗い時間に歩いたのは今回の山行最大の失敗かもしれません。
幸いにして、赤石岳の尾根筋に着いてすぐ日の出を拝めた。とにかく天候には恵まれた三日間だったと思います。
赤石岳から赤石小屋は「森林限界より先の谷筋をたどる」ルート。意外と荒れてて歩きにくい。なにより気力・体力の落ちた状態だと、きつい道。しかし富士見平付近からの景観はほんとによかった。
赤石小屋で食べた「焼き鳥丼」が案外美味しく。しかし、今回の山行も終わりだな、とも思う。
椹島から聖沢登山口までは林道歩き。ひっきりなしに走る東海フォレストのバスを見ながら、南アルプスでも極端な多客期に登山したんだな、と実感。
聖沢からは自転車でダムサイトまで移動し、白樺荘の風呂で3日間ため込んだ汗を落とした。
二泊三日以上の山行は、高校のワンゲル山行以来ほぼ20年ぶり。なんだかんだで山行計画を自分自身が主体的に立てたわけではない。
体力や気力を何日かにうまく配分する、という経験が一切なかった。それが露骨に露呈した観があります。
計画面での問題があったのも確かですが、「このまま体力をなんとなく上積みする」という方向性にはそろそろ限界があるな、と。登山計画に凝るのか、体力を本格的に上げるのか、技術をつけてそういうルートからの登頂を目指すのか。
そもそも、高山に登るべきかも含めて、今後の登山の方向性を考え直す山行となりました。
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