上高地から立山黒部ダムを目指す!Man Chanの夏休み
- GPS
- 28:08
- 距離
- 37.2km
- 登り
- 3,051m
- 下り
- 3,057m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 10:15
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 9:30
- 山行
- 4:24
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 5:06
- 山行
- 1:58
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 2:51
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
少し遅めの夏休み。今回は長期休みを活用して、上高地から立山黒部ダムまでの道のり56kmを、4泊5日でテント泊しながら、縦走する計画を立てました。
新調した75Lザックをお供に、5日分の装備と希望をザックに詰め込んで出立しました!
往きは、前日に夜行バスで向かいました。翌早朝から活動できるので便利です。
1日目は上高地から、標高約3000mの奥穂高山荘です。到着した現地は曇り。初日はとにかく登り。1日で約2000m upは、荷物がとても重いと言う言葉につきました。でも道中では雷鳥が観れたり、時折り垣間見れる標高3000mのとても美しい景色に励まされて何とか予定通り完歩出来ました。
2日目は、今回の最難関と思っていた、北穂高岳からコル、長谷川ピークや大キレットを超えて、槍ヶ岳山荘までのルートです。気持ちが昂ります。しかし残念ながらこの日の天気はガス、風、小雨。この大荷物で行けるか迷いましたが、チャレンジしてみました!
大キレットは、噂通りほぼ垂直の岩場、鎖、梯子を登り続けると言う意味ではとてもタフでした。しかし、本当に恐怖したのは、北穂岳小屋から長谷川ピーク間で連続するコル(峠)です。オーバーハングしている鎖場を下降したり、鎖なしで高度感のある切り立った岩場のルートを目の当たりにした時は、軽く吐き気が起きました。こんな感覚は初めてでした>< 。滑落しない事だけに全神経を使い、丁寧に時間をかけて進みました。
予定より1時間遅れで何とか、南岳小屋に到着。ここまでで満身創痍でしたが、南岳小屋から先は歩き易いと聞いていたので、気合いを入れ直して再び懸命に歩いた結果、遅れを取り戻し、ほぼ予定通りに槍ヶ岳山荘に着きました。到着した時の槍ヶ岳は晴れ。流石に槍を登る力は出せず、明日はもう少し天気が良くなる事を願ってテントに入りました。
3日目。しかし、前日の願いも虚しく、昨夜から風の勢いは強まり続け、そのまま朝を迎えました。未明の風は凄まじく、このままテントごと吹き飛ぶのでは?と心配になり、固定ロープを締め直したりしていました。
3日目の予定では、西鎌尾根を経て双六岳、三俣山荘までを歩く予定でした。しかしこのまま立山方面に北上すると、今より天気が悪くなると言う情報や、ソロで未知のルートをこれ以上進むのは危ないと判断し、今回は無念ですが、下山する事としました。
槍ヶ岳山荘から下山すると、直ぐに風が弱まり、山頂付近の荒れ模様が嘘のように消えました。朝から下山を始めてお昼過ぎに、徳沢に到着。バスもまだありましたが折角なので、ここで1泊する事としました。
4日目最終日。天気は曇り時々雨。この日はゆっくり起きて、のんびりと時間をかけ明神池を経由して、河童橋へ向かいました。今回の山行で印象的だった事のひとつに、外国の方がとても多かった事です。特に上高地では、感覚半分くらいが外国観光客?でした。日本が持つ自然って本当に貴重で魅力的なのだなと再認識しました。
帰路では、お猿や狸に出逢ったり、休憩所で美味しいものを食べながら、あっという間に、河童橋に到着しました!
今回は残念ながら、計画通りの完走とは行かなかったけれど、荒天の中で、ハードなルートを完歩出来た事は、私にとって凄く良い経験になりました。今回の山行で新たにチャレンジしたい場所やモチベーションが湧いて来ました。もっと研鑽して、幾つになっても山を良い感じに楽しんでいけると良いな。って思いました。
最後に、山行中でお近づきになった皆様、道中オンラインから励ましてくれた山メイトのみんな。ありがとうございました。凄く勇気付けられました^ ^
こんなに大変だった山行なのに、活動日記を書いている最中から、次どこへ行こうか?と、もう考えちゃってます(笑)。次回の山行も楽しみです。
さぁ、次回も山を楽しむぞー!でわでわ^ ^v
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