西穂・ジャンダルム・穂高岳 小屋2泊
- GPS
- 18:58
- 距離
- 28.0km
- 登り
- 2,257m
- 下り
- 2,257m
コースタイム
- 山行
- 2:38
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 2:58
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 9:15
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 6:44
天候 | 1日目:晴れ 2日目:早朝は霧。日中晴れのち曇り 3日目:早朝霧雨。日中曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
さわんど第2駐車場 (足湯公園):1日700円 土曜の深夜1時到着で、駐車場はガラガラ。3割程度の駐車状態でした。 2度の3連休が終わって登山客も落ち着いたのかな? ▼アクセス 沢渡からシャトルバス。 往路はさわんどBTから上高地帝国ホテルまで。 復路は上高地BTからさわんど足湯公園前まで。 料金は往復きっぷで2,800円。 クレジットカードも使える自販機で購入。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼登山ポスト 西穂高岳登山口にあり ▼コース状況 西穂高岳登山口~西穂山荘:動物のフン多数。危険箇所なし。 西穂山荘~独標:ヘッデン山行だったが特に問題なし。 独標~西穂高岳:岩場歩きが始まるので初心者には難しいかも。日中特に土日は渋滞が起こりやすく、想定以上に時間がかかる場合も。 残りは感想欄で。 |
その他周辺情報 | ▼西穂山荘 1泊夕食12,500円 チェックインは放送があるまで外や別館喫茶で待機。この日は11時に臨時の宿泊受付があった。 宿泊者は水は無料。 お湯は夕食時のポットから貰えた。 充電用コンセント利用無料。13:00~20:45使用可能 別館レストハウス 西穂ラーメン(醤油・味噌)1,000円 yarihoビール1,200円 生ビール1,000円 缶ビール600円(350ml)/ 800円(500ml) ▼穂高岳山荘 1泊2食14,500円 クレジットカード等のキャッシュレス決済が可能。 缶ビール600円(350ml)/ 800円(500ml) カップヌードル500円 宿泊者は水は無料。 充電用コンセント利用200円 ▼徳澤園みちくさ食堂 野沢菜チャーハン1,200円 山の手作りカレー1,200円 ▼温泉山小屋ともしび 日帰り温泉500円 源泉掛け流し半露天風呂 ▼グローブについて 7年前の大キレットの時は、岩場でグローブがボロボロになってしまった。そこで今回は2種類新調してジャンダルムに臨みました。 ・スワニー TR-700 トレッキンググローブ 甲側はCOUDURA素材で、耐久性があるのに薄くて通気性も高くフィット感が良い。掌側は人工皮革で、岩場やクサリ場でしっかりホールド出来る。 ・マムート アストロ グローブ 秋の3,000m級なので、スワニーでは寒すぎる場合に備えてもう1点。甲側は耐風性・通気性に優れたGore-Tex Windstopper(R)製。掌側は合成皮革。 結果、早朝はマムート、昼間はスワニーを使用して終始快適だった。両方とも掌部分がしっかりグリップしてくれて、岩場もクサリ場も安心して通過出来た。破れるから岩場ではあまり使いたくないけれど、雨想定で持って行ったテムレスは、結局使うことはなかった。 ▼水のこと 涼しくなったのであまり飲まなかった。積極的に飲んだ西穂~奥穂でスポド750mlほど。 |
写真
感想
体力が衰える前に行きたかったジャンダルム。
ようやく行くことができました。小屋2泊のゆったり日程です。
初日は上高地帝国ホテルから西穂山荘まで。時間が余り過ぎてビールを飲み過ぎてしまいました。
2日目はヘッデンスタート。小屋オーナーの天気予報通り霧が出ていました。気温9℃。風はあまり強くなかったので、長袖にウィンブレで充分。ハイマツ帯を歩いていても、足元も乾いていて、濡れることはありませんでした。独標で少し明るくなるのを待って再スタート。西穂までは経験済みなので問題なく歩けました。
P1から先に20mほど下降する鎖場があり、いよいよだな、と気を引き締める。岩場のアップダウンを何度も繰り返すが、ピークの度に立山方面や槍の穂先、吊尾根と前穂が見える。笠ヶ岳だけはなかなか山頂の雲が取れない。間ノ岳への登りはガレたところが多く、岩もゴツゴツしている。ただマーキングはしっかりしていて必要なところには必ずある。矢印の角度も秀逸で、必ずその指す方向に道はある。そうこうしているうちに間ノ岳。標識はなく、岩場にペイントで山名が書かれていた。
逆層スラブは遠目から見ても、すぐにそれと分かるゴリゴリの地形。平らな面が多いので、濡れている時は絶対に行きたくない。でも見た目ほど斜度はないので難しくはなかった。
登り切ったら天狗ノ頭。”西穂高岳・奥穂高岳“の標識が目印。
天狗のコル、畳岩尾根ノ頭とさらに歩みを進めていきます。マーキングが薄いところもありますが、西穂山荘からほぼ同時にスタートした2人パーティー×2組が先行してくれているので、あまりルートに迷うことなく進むことができました。
ジャンダルムへの分岐は、本ルートから少し左に巻きます。西穂側から登っている私たちにはよく分かりますが、奥穂側から来る方には分かりにくいかもしれません。この辺りから少し疲れが出てきたのか、登りが少しハードだなと感じました。なので憧れのジャンダルムで大休憩。あいにく周囲はガスガスでしたが感激でした。落ちたと聞いていた3代目天使が戻って来ていて、なんと4代目も降臨。なんでも、この日設置されたそうです。いやぁ!いい日に来ました。
この先のロバの耳、馬の背は、ガスが濃くてよく分かりません。「見えない方がいいかもね」なんて言いながら再スタート。いろんな方が書かれていますが、ロバ耳が一番ヤバいです。下りとトラバース、あまり足元が見えないところを進みます。「踏み外せば、手を滑らせれば奈落」と考えると緊張が走り、写真を撮る余裕もなく通過。
それに比べて馬の背は、確かに細いのですがステップも手掛かりもしっかりありました。最後に奥穂山頂で写真撮影。穂高岳山荘へ無事ゴール。
最終日は、朝から霧雨。歩き始める頃には止みましたが、濡れたザイデングラートを歩く、それはそれで緊張しました。
徳澤園でお昼休憩。今回は本当に贅沢な登山です。
明神からは工事区間を回避するため、梓川右岸を通ります。少し距離が長くなった行程を、観光客に紛れて歩きました。
大キレットから7年越し、憧れのジャンダルム。肝心なところでは雨の影響も受けず、よい山歩きが出来ました。
高所恐怖症の自分はまず行かないと固く誓っていたが、色んな山を経験していくにつれ、もしかしたら行けるかも、といつの間にか大きな目標になっていたジャンダルム縦走。
You Tube等でしっかり予習したせいか、恐怖心はそれほど感じなかった。
ガスが掛かる時があったりしたが、思っていたより天気は悪くなかった。
兎に角雨が降らなかっただけラッキーということで!
西穂から間ノ岳への道はまだ序の口。間ノ岳への登りはガレ場が多いうえに道迷いしやすいことを予習していたのにそれでも一度間違えて、相方より「そっちじゃない」と声掛けしてもらったのが助かった。
ジャン縦走はやっぱり誰かと一緒のほうが安心感が違う。
天狗のコルへの最後の下りも難易度高そうに見えたが、ホールドできる箇所がきちんとあるので慎重に進めば問題なかった。
コルからジャンへの登り返しはとにかく疲れた。登っても登ってもなかなか着かない。
大キレットから北穂への直登以上に体力が奪われた気がした。
独標からずーっと緊張の糸を張り巡らしていたせいもあるだろう。
しかし疲労度が半端なかったお陰なのか、ジャン登頂時の天使ちゃんに出会えたときは感無量であった。
最も難易度が高いと感じたのはロバ耳の下り。鎖が無いうえにホールドする箇所が見にくく、「どうやって降りよう」と悩みながら慎重に下った。
馬の背は最も恐怖度が高いだろうと気構えていたが、ガスが掛かっていたせいか意外とすんなり登れてよかった。
3日目早朝は霧雨(出発時は止んだが)によりザイテングラートの下りには気を遣ったが、無事に下山し帰宅でき、死なずに済んで本当によかった。
ソロより2人だと安心ですよね。
体力の衰えより、ジャンは度胸が無いと無理な様な気がします(^◇^;)
無事に登頂されて何よりです。
自分もジャン行きたいですが、最近は体力より度胸の方が衰えた様な気がします(T . T)
確かに!
ジャンは恐怖との戦い😆曇り空でイマイチでしたが2人の天使に迎えられて感激でした。これからも難しいところはなるべく早く終わらせてしまいたいです。
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