記録ID: 7302322
全員に公開
沢登り
栗駒・早池峰
神室連峰、根ノ崎沢右俣本流〜神室山
2024年09月29日(日) ~
2024年09月30日(月)
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 16:46
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,030m
- 下り
- 1,037m
コースタイム
1日目
- 山行
- 10:05
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 10:52
距離 5.7km
登り 780m
下り 54m
6:41
16分
小又山登山口
6:57
79分
入渓地点
8:16
95分
520m二俣
9:51
10:12
141分
616m二俣
12:33
46分
17m滝下
13:19
4分
17m滝上
13:23
13:49
99分
860m二俣
15:28
125分
970m二俣
17:33
1160m宿泊地
2日目
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 5:54
距離 6.3km
登り 250m
下り 982m
7:29
55分
1160m宿泊地
8:24
8分
1290m稜線登山道
8:32
19分
十里長峰分岐
9:45
30分
十里長峰分岐
10:15
101分
1116m七合目下降点
11:56
12:11
72分
825m三合目
13:23
小又山登山口
天候 | 一日目 曇り 二日目 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アプローチ 大又口登山口より根ノ崎登山口まで林道を歩く、登山道を歩き小沢を下って入渓 根ノ崎沢右俣本流 一日目 入渓地点より河原やゴーロを歩き二俣へ、途中淵が数か所有る。二俣は右俣に進む、ゴーロを少し歩くと淵になりその奥が滝を伴うゴルジュになっている、淵は深くゴルジュの入口手前から数メートル泳ぎ取り付く、ゴルジュとその奥の4mの滝は水線沿いに登れる、8m、5mの滝、大岩の滝を越え616m二俣、右俣の広いゴーロが本流の様に見えるが左俣のゴルジュの小滝が本流である。左俣に入りゴルジュを越えると7mの滝、右岸に取り付くが2m程スリップ特に支障は無かったが滝は諦め右岸尾根から高巻き開始、上の10m、5mの滝もまとめて高巻く。その後17m(30mとも言われる)の滝まで5〜10mクラスの滝が続きどれも登れる。17mの滝は滝身が登られているが左岸を高巻く、草付きの斜面は非常に悪く灌木帯に入るまで気が抜け無い、落ち口に降りゴーロを少し進むと860m二俣。6mの滝で出合う右俣に進むが登れそうもないので一旦左俣の小滝を登り左岸の尾根に上がる、上にある3つの滝もまとめて高巻く、ゴーロに降り樋状の滝など三つほど越え970m二俣。左俣の5mの滝に進む、v字状の沢に滝は更に連続し高巻いた滝も数本あったが巻は草付きの斜面で悪く感じた。1160mで登ろうとした5mの滝はガスが出て時間も押し薄暗くなり途中まで登ったが危険を感じて一旦下り滝の下でビバークすると決めた。 ビバーク地点は滝の前の僅かなスペースでチョロチョロでは有るが水が流れている、その上の石を整地して沢を跨ぐように何とかツェルトを張り横になる事が出来た。計画では今日中に沢を抜け神室山避難小屋で一泊の予定だったので食料やコンロ、コッヘルは有ったが寝る為のシュラフカバーは無く非常用のレスキューシートで出来た筒型の袋で代用した、これは体温は逃がさないが通気性は無く蒸れで余り快適でない。ラーメンやアルファ米のチキンライス、ビールで腹を満たし21時頃横になる、目が覚めた時に日本酒を一合飲みまた寝入る、その後一時間置き位に起きてお茶やお湯を飲んで朝を迎える。この時期としては寒く無く助かった。 二日目 朝6時頃外を見ると廻りはガスで視界は無いが風も無い、ラーメンで朝食を取りコーヒーを飲んで準備をして7時30分出発、改めてビバーク地を見てよくこんな所で一晩過ごしたもんだと思った。 まずは頭上の5mの滝、昨日は疲労と暗さから登るのを断念したが今日はすんなり登れた、これで滝は終わりかと思ったが更に三つほど小滝が有った、沢形を辿り適当な所で左にトラバースすると小又山に向かう稜線登山道に出た。5分程登ると十里長峰分岐(根ノ崎口分岐)、そして神室山まで歩き遡行終了とする。 下降 十里長峰分岐まで戻り根ノ崎口まで登山道を下り、小又山大又口駐車地点まで林道を歩いて終了とする。 沢は最初の方はゴーロや河原が続いたが中間部からはゴルジュや滝が連続し終了点まで気が抜けない遡行が続いた、沢靴はラバー、滝はヌメリが有タワシ多用、高巻きは悪いものが多かった。自分の体力やスピードを考え二日間で予定を組んだがこれは正解、一日目に小屋迄たどり着けなかったのは予定外だがあの時点でビバーク決定は疲労度やその後に起きたかもしれないアクシデントを回避出来たと考え適切な判断だと思う。 |
その他周辺情報 | 舟形町若鮎温泉 料金400円、サウナ(バスタオルが必要)、露天風呂あり。スーパー銭湯のようで管内の設備も充実している。 |
写真
感想
神室連峰、根ノ崎沢右俣本流を登る。
神室連峰東面の沢で最後に残った大又沢根ノ崎沢は素晴らしい沢だった。9月初めに偵察を兼ねて左俣左沢を遡行した時右俣本流に入る時は一日で沢を登り神室山避難小屋に泊まって西川の毛布に包まって祝杯をあげようと思ったがそうは問屋が卸さずまさかの沢中ビバークになってしまった。食料や酒は十分ありツェルトも何とか張る事か出来て快適とは言えないがそれなりの夜を過ごせた。
稜線登山道に抜けた時はガスで視界無、山頂は諦めようと思ったが少し登ると奇跡的に神室山の山頂付近だけがすっかり晴れている、山頂で祠に無事遡行を終えた事の御礼と下山と家までの帰路の安全祈願をしてタップリ休憩を取る。駐車地点まで無事戻り山を振り返ると苦しい事も有ったが結果オーライまたいつかこの山に登りたいと思った。
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コメント
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左俣の記録を拝見してから、今シーズン本流に入られるだろうなと思ってました。
久々に見応えある記録を拝見して刺激頂きました😊
いつか私も遡行するであろう根ノ崎沢本谷ですが、mikiosamさんがビバークした場所を見る楽しみが1つ増えました。
大変お疲れ様でした。
いつもコメントありがとうございます。
厳しくも楽しい沢でした、今も足腰が痛いです。
最近は日帰りの沢ばかりでしたがまさかの沢中ビバーク、そのうちにゆっくり焚き火を楽しめる様な沢旅をしたいと思っています。
mooree様は活発に行動している様ですがいつもレコ楽しみです、ご健闘お祈りします。
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