奥穂高岳;重太郎新道経由
- GPS
- 18:19
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,308m
- 下り
- 2,307m
コースタイム
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 10:16
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 7:52
天候 | 1日目;快晴のちガス 2日目;快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
05:00さわんど~05:40上高地 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されています 雷鳥平から紀美子平までは目の前に見えているものの勾配がきついせいかなかなか辿りつきません |
写真
装備
個人装備 |
ザック(Rab28L)
靴(スポルティバ_エクイリビウム)
キャップ
長袖シャツ(冬用)
長パンツ
コンプレッションタイツ
靴下
雨具
ゲイター
グローブ
ストック
タオル×2
飲料(麦茶500mm/アクエリアス900mm)
行動食(薄皮パン/トレイルミックス/SOYJOY)
昼食(カップラ(リフィル))
チタンカップ(600mm&350mm)
バ-ナー
OD缶
スタンドコジー
箸・スプーン
着替え(靴下/メリノウール長袖/ダウンジャケット/ネックウォーマー)
AppleWatch
iPhone
GoPro_HERO9
モバイルバッテリー
ヘッドランプ
予備眼鏡
サングラス
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感想
昨年登ったジャンダルム、今度は仲間内で登りたいなぁと思っていて、単純に地図を見ると一番効率的に登れそうなのが、岳沢からのルート
ルート上には前穂高岳と奥穂高岳を結ぶ吊り尾根もあって、ここだな!と、高低差も考えずに、無邪気に計画を立て、今回歩いてきました
今年は紅葉が遅れ気味、例年であれば10月の連休には終わりかけるものですが、ちょうど見ごろと言うことで、下山は"紅葉日本一"と言われる涸沢カール経由で周回する形
長丁場と言うこともあり、とにかく体力勝負 前泊して、朝4時半にさわんど付近の宿を出発
宿からバスターミナルに向かうと、早くもさわんどの駐車場がみるみる埋まってきています
ターミナルに着けば、チケット売り場の長い行列 20分ほどかかってチケットゲット
何とか、予定通り5時の始発便に乗ることができました
バスが出発し、車内から駐車場を見ると、すでに満車 朝5時に来ても、ダメだったようです(4時半がギリギリ)
紅葉の見ごろが3連休と重なり、今年は特に多くの登山客が来ていたのかもしれません
5時半過ぎに上高地到着 若干霧がかってはいるものの、穂高の山々が頂きまで姿を現し、聳えています
ここを登るのかと、期待感を高めながら河童橋を超えて、朝6時に登山開始
登り始めから猿がうろうろする中、樹林帯をどんどん登っていきます
にしても、登りやすい道 標高差はあるけど、コンディションがいいとだいぶ負担感は少ない
それほど息が切れることもなく、2時間ほどで有名な風穴を超え、ガレ場の見晴らしのいいところに到着 目の前に西穂からジャンダルム、奥穂までの険しい稜線が広がっています
1年前、ここを辿ったのかと感慨にふけりながら、さらに高度を上げていきます
午前8時半に岳沢小屋到着 眼下に上高地、向こうには焼岳、乗鞍岳、さらに御嶽山まで見通すことができました
「ここからは、これまでのハイキングとは違う道です」と言う注意書きもあったりして、いよいよ覚悟を迫られる感じ
名道、重太郎新道に突入
んー、斜度のギアが上がった気がする いや確実に上がっている
重太郎翁のお陰で、道自体はしっかり整備されているので、難しくはないけど、とにかく体力が求められる
左手に伸びる穂高稜線のセクシーなラインを時折眺めながら、登ること2時間
紀美子平は見えてるのに、なかなかたどり着かない それだけ斜度がキツイのだと思います
石転び沢を思い出しました
午前11時半に紀美子到着 あいにくガスが出てきて、奥穂は望めず
にしても、ここで遊んでたって、どんな子どもなんだ!?
昼食を取って、まずは前穂高岳へ
ここも結構大変な岩場 穂高の稜線はどこも大変
山頂に着くも、ガスでよく分からない
少し奥の方に歩いていくと、一瞬ガスが取れて、眼下に涸沢カールが広がっています
紅葉に染まる涸沢 その向こうに剱岳まで伸びる北アルプスの山々
すごい光景でした
紀美子平に戻って、吊り尾根からの奥穂高岳へ
難しくはないけど、気は遣う道
午後3時過ぎ、奥穂高岳到着
何だか雪が積もってる おまけにガスだらけ
時折、太陽に照らされるので、ブロッケンが出現放題
このコンディションではジャンダルムはとても無理と判断し、断念しました(そもそも時間が遅い)
積雪の道を穂高岳山荘に向かって下山します
午後4時過ぎに無事に宿到着
宿手前の下りが怖かった 凍っていたら、降りれなかったかも
夕食は自炊 もつ煮やらワインやら好きなものをやたら持ち込んだら、それなりに飲んでしまった
夜中、見事に高山病発病
気を使って、深呼吸しながらゆっくり登ったのにな
お酒を飲んだことで、全部ご破算
翌朝5時に出発 天気は快晴
宿から出ると目の前の地平線が赤く染まり始めています
高山病で調子が出ないので、ゆっくり着実に降りていきます
1時間ほどかけて、ザイテンの最後の岩場到着
ちょうどモルゲンロートがはじまり、山肌を真っ赤に染めていきます
すごい光景 自分の顔も輝き始めている
お楽しみはあっという間に終わり、高山病も少し良くなってきたので、さらに少し下った平たい大きな岩の上で朝食
多くのテントが点在する涸沢カールを眺めながら、紅葉と岩のコントラストを堪能しました
涸沢カールに降り立ち、周りを眺めると、紅葉に囲まれてる感じになります
確かにこれは、日本一
数年前同じ時期に来ていますが、その際は終わりかけだったので、今回、本気の涸沢の紅葉を見ることができました
涸沢からは、パノラマコースで
人出も多く、所々渋滞
屏風の頭との分岐では、多くのリュックがデポされていて、これは時間がかかるなと言うことで、パス
稜線上からでも常念岳や蝶ヶ岳、その向こうに広がる南アルプスや富士山など眺めを十分堪能できました
梓川に向かって、長い下りを降りていきます
午後10時半過ぎにようやく梓川到着
新村橋が令和10年まで工事中とのことで、仮設の橋が架かっていました
徳澤園に着くとこれまた多くの人 せっかくなので、名物のカレーを注文
時間かかるかな⁉︎と思ったら、意外と早い そして美味しい
元気が出たので、勢いで1時間半ほどで河童橋に戻ってきました
改めて目前に聳える穂高連峰を眺めながら、この後ろに涸沢が広がってるのかぁ、登山先としてもよくできてる地形だなと感じました
登山客はもとより、観光地としても多くの方が訪れる理由がよく分かりました
また、登りに来たいと思います
高山病、何とかせねば…
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