★五竜岳~白馬三山~栂海新道(白馬八方 IN 親不知 OUT)
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- GPS
- 29:17
- 距離
- 64.8km
- 登り
- 5,602m
- 下り
- 7,228m
コースタイム
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 6:54
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 7:24
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 9:00
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 6:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
親不知駅⇒糸魚川駅⇒南小谷駅⇒白馬駅 ******************* <<参考情報>> 復路 ■バス 糸魚川駅から直行バス 11:55 15:45 17:50 21:30 ■電車 糸魚川駅⇒南小谷⇒白馬 13:23 15:13 16:49 20:11 所要時間:2時間30分 きっぷ運賃:1,200円 / IC運賃:1,200円 |
その他周辺情報 | 唐松岳頂上山荘 6月22日㈯~ 10月14日㈪ 天狗山荘 6月29日~9月29日 白馬頂上宿舎 6月22日~9月28日 白馬山荘 4月27日(土)~10月14日(月) 雪倉岳避難小屋 朝日小屋 6月下旬(残雪多し、熟達者)~ ご宿泊最終日 10月13日㈰ 栂海山荘 無人小屋・管理者へのML(info@tsugami.info)が必要 白鳥山(白鳥小屋)無人小屋・管理者へのML(info@tsugami.info)が必要 親不知交流センター まるたん坊 13:00入浴の予定が15:00からしかオープンしていなかった |
写真
感想
休暇を1日頂き、4連休を作った。これで3泊4日の山行計画が作れる。
3泊できるとなるとかなり行動範囲は広がる。いつか歩きたかった長めの縦走路を一気に歩くチャンスだ^^
雪が降る前の10月初旬、天気も4日間連続で快晴予報。
さあ、栂海新道へ行こう。
初日(白馬八方~五竜岳)
白馬八方アルペンラインを利用して一気に標高を上げ、1800m地点から登山開始。気持ちの良い朝、空も晴れ晴れして紅葉も良い感じ^_^
八方池では逆さ白馬鑓を期待したが、山頂のガスが取れない。水面を揺らす風は吹いたり止んだり。じっと待って風が落ち着くタイミングを狙って雲の帽子をかぶった白馬鑓を撮影。白馬鑓に虹がかかるプレゼントはあったが、さすがに虹までは水面に映らない^_^
明日通る予定の不帰キレットは荒々しい稜線を見せている。心して挑まねば。
予定通り、11時までに唐松岳山頂小屋に到着。唐松岳方面は視界良好だが、五竜岳は山頂部にガスがかかっている。抜けてくれると良いのだが。
チェックインし装備の一部を小屋にデポしたら五竜岳へ。途中の難所は「牛首の岩場」くらい。ライチョウには出会えず。ただ、ライチョウの羽が大量に落ちている場所が、、、もしや、、、どなたかのお食事に、、、
五竜山荘に着く頃、ガスが抜け五竜岳の巨大な山体が見えた。遠見尾根分岐あたりから五竜山荘を見下ろしつつ、五竜岳を見上げる。素晴らしい景色だ。
五竜山荘でバッジを購入したらすぐさま先を急ぐ。気持ちが昂り、足取りは軽い。岩場もずんずんと登り詰めていく。
さぁ、山頂。五竜岳のガスは完全に抜けたものの、鹿島槍、剱岳は残念ながら雲の帽子を被ったまま。
鹿島槍との間が八峰キレットか。来年はあそこに行こう。
立山劔の景色は明日の楽しみに取っておくとして、こちらも来年。
下山中、ライチョウを7羽発見。今期最多^_^
唐松岳頂上山荘に帰着。
部屋は蚕部屋にきゅっと詰め込まれた感じ。
北館が1.5万円、その他が1.6万円
北館は暖房無し、乾燥室も熱源無し。
詰め込んだのは寒さを凌ぐためと考えると理にかなってはいるが、、、なんだかちょっと寂しい、、、
相部屋のお父さんの山話を子守唄にしつつ、明日に備えて早々に就寝。
2日目(唐松岳~不帰キレット~旭岳)
快晴だ。立山劔もきれいに見えている。遠くには槍ヶ岳も見える。
東方は雲海から八ヶ岳、富士山が頭を出している。
唐松岳頂上から北方には目指す不帰キレットが待ち構えている。
唐松岳頂上で居合わせた皆さんからエールをいただき、不帰キレットへ。
唐松岳から見えていた序盤の岩峰はほぼほぼ巻道www
唐松山頂で見守る人には肩透かし感を味合わせたようで心苦しいwww
ただ、昨晩からの冷え込みで霜が降りており、岩の表面は凍っている箇所もある。日影は特に注意して脚を下ろしたい。
不帰2峰北峰からがいよいよヒリヒリするゾーンか?
鎖のお世話になりながら岩場を降り、トラバースし、進んでいく。
特に難しいところはないので、確実に慎重に進むだけ。
不帰1峰に到着。1峰から眺める天狗の大下り(大登り^_^)は中々に手強そうだ。腹を括ってコルへ下る。
この辺りでようやく人とすれ違った。会話をするのは唐松岳以来だ。人と触れ合うと少しだけ元気になるのは何故だろう^_^
天狗の頭を越え、天狗山荘を過ぎると火山岩のガレ山、白馬鑓ヶ岳が姿を現す。ゴツゴツした独特の雰囲気があるわけでもなく、只々大きく、ガレ岩を円錐形に積み上げただけの様相がまたこの山の特徴か。
白馬三山の二座目は杓子岳。平たい山頂がしゃもじのエッジのようだということか。
次は本日最後のピーク、旭岳だ。
偶然にも杓子岳山頂でお会いした方も旭岳を目指すというので、一緒にルートファインディングしながら旭岳を踏破。やはり、人と一緒だと元気や勇気がもらえるね。
白馬山荘で2日目の疲れを癒す。談話室でくつろげるなんて、素敵^_^
部屋は6人相部屋を3人で使用。1人は明日不帰キレットを超えるとのこと。気をつけてね。
3日目(白馬岳~小蓮華山~朝日岳)
快適な朝を迎えた。暖かい部屋と朝食。ゆったりと装備を整えていざ3日目スタートだ。
今日は、白馬三山の三座目、白馬岳に登り、新潟県最高峰の小蓮華山に登る。
そして、雪倉岳、朝日岳、そして待望の栂海新道だ。
白馬岳からの景色は、東方は今日も美しい雲海と朝日だ。
南西方は白馬鑓、五竜岳、立山劔、旭岳が美しい。
北方には今日のメインルート栂海新道。それらが朝焼けた姿のなんと美しいことか。
先を急がなくてはいけないのが残念、、、とはならないのがこのルートの良さ^^
歩きながらもずっと素晴らしい景色を堪能できるのだ。贅沢^^
雪倉岳分岐でザックをデポしたら、空身で小蓮華山へ。雲海を眺めながら、振り返って白馬岳を眺めながら、小蓮華山のピークを踏んで折り返す。
雪倉岳分岐に戻ると雪倉岳麓までは1人。白馬岳~栂池方面は人気ルートなので沢山の人が歩いているが、雪倉方面はロングルートになるからか人は少ない。それもまた贅沢だ^^熊は怖いのだが、、、
朝日岳山頂へ到着。朝日岳から昨日登った旭岳を望む。感慨深い。
山頂で蓮華温泉サーキットを走るイケメントレイルランナーに会った。TJARに憧れているとか。いつかTJARに出てほしいな^^
吹上のコルでイケメントレイルランナーとお別れだ。
ルートを示す大岩に赤ペンキで「日本海→」の文字。さあここからは孤独の栂海新道だ。
栂海新道は、池塘、湿地帯、木道、紅葉ライトアップが広がっている。振り返ると朝日岳
長栂山の先(名前は不明)のガレ場では富山湾を見下ろす絶景があった。栂海新道の先には海がある。当たり前のことにシンプルに感動した。ここで、遠い海(ゴール)を眺めながら昼食。
その後もずんずんと下りながら景色を堪能。そのうちガスがかかり始めた。
霧に包まれた黒岩平は、小川のせせらぎと紅葉と花(ジンジソウかな)が広がる素敵な湿原だった。のだが、、、
栂海新道、なんと素晴らしい場所なんだ‼️と思ったのはここまで。ここからはハイカーを試すように容赦ないアップダウンが、、、
そして、プーさんのどデカいう○ちがあちこちにある。
犬ヶ岳を筆頭に可愛げのない登りを繰り返し、ようやく本日の宿、栂海山荘へ到着。
そして、想定していたが40名定員の小屋がギュウギュウだ。無人小屋なので何もないのだが、雨露を凌げる屋根と毛布があるだけ大変ありがたい^_^
そして、ここで素敵な出会い^_^
道中でお会いしていた三人組の方と夕食を供にさせて頂いたのだが、ビールに熱燗、味噌鍋とフルコース接待を賜った。そして、沢山の山話。
素敵な方々と素敵な時間。ありがとうございます。
4日目(栂海新道)
早朝3:00、にわかに小屋内が騒がしくなる。
なんと!多くの方が3時起床4時下山開始らしい。半ば強制的に目覚めさせられたので予定を前倒しして準備を開始。
4時に自炊場に下りてみたら小屋の中には私を含め3組しか残っていなかった、、、
昨晩お世話になった方々はゆっくり朝食モードだったので、昨晩のお礼を伝えることができた。
4:20、ヘッデンを装着して登山スタート。予定より2時間も早いwww
熊が出るかもしれない山道を一人でヘッデンの明かりを頼りに下っていくなんて、、、しかも可愛げのない下り道。ロープがあったり、はしごがあったり、、、
5;30を過ぎたあたりから徐々に辺りが白んできた。
菊石山あたりで日の出を拝めるか?いやまだまだ先か。
そして、日差しが直接届いたのは、急登でひぃひぃ言っていた時だ。
可愛げのない急登の下駒ヶ岳。
そして朝日を浴びて一息つくも目の前には次のチャレンジ。
最後に来てこれ登らす?白鳥山。
でも白鳥山が最後ではなかった。ほんと、栂海新道はスパルタだ。
坂田峠で久々のアスファルト^_^アスファルトに寝転ぶとひんやりして気持ちがいいな^_^
しかし、栂海新道はまだまだ続くよ尻高山
「さあ!あとは下るだけ」と思いきやまだまだ登らす入道山
「さあ今度こそ下山のみ!」のはずが甘やかしてくれずに小さなUP/DOWN
まだまだ登らす、、、恐るべしサワガニ山岳会www
そしてついに目前に日本海が見えたぞ‼️もう直ぐゴールだ‼️
そしてようやく栂海新道登山口に到着‼️
しかーし、栂海新道のスパルタぶりは容赦ない。
栂海新道の起点は親不知海岸だとのことwww
登山口から海岸まで80m標高を下げ、海にタッチ‼️
ようやく終わった^_^(登山口まで80m登り返すおまけ付きだwww)
とても思い出深い山行になった^_^
黒岩平までで終われるのなら何度でも行きたいのだが^_^
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