槍ヶ岳
- GPS
- 16:51
- 距離
- 40.7km
- 登り
- 1,987m
- 下り
- 1,981m
コースタイム
- 山行
- 3:23
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 3:26
- 山行
- 5:13
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 6:57
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 6:16
天候 | 1日目:晴れ 2日目:晴れ 3日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:一応16時台のバスを予約していたが、早めに下山できたので時間変更して、松本駅まで。そこからはあずさで東京へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・上高地~明神 10/12より大雨の影響で封鎖されていた梓川の左岸コースが解禁。右岸より広くて歩きやすく何より明神まで近い!整備してくれた方々に感謝です。 ・明神~横尾 徳沢から横尾の間は工事をしているので、平日は工事車両や管理車両も行き来するので要注意。連休中の徳沢園は恐ろしい混雑。 ・横尾~槍沢 一ノ俣までは上高地~横尾のような平坦な道。沢沿いを歩いている時は楽しい。 ・槍沢~ババ平 森の中をゆるい登りで歩く。とても綺麗に岩が並べられていて歩きやすい。 ・ババ平~天狗原分岐 水俣乗越との分岐である大曲を越えると少しずつ傾斜が強くなっていく。 ・天狗原分岐~天狗池 最初は大きな岩畳の上をトラバースしていく。ペイントマークがあるので道はわかりやすい。 ・天狗原分岐~槍ヶ岳山荘 ひたすら登る。途中二箇所ほど連続して水場がある。冷たくて美味しい沢水でした。 ・槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳 土曜に降った雪は登りの途中、山荘から見て裏側(北斜面?)に回るところに少しだけ残っていた。雪だーと思っていたら、すぐ足元の岩が少しアイスバーンのようになっていてさっそく滑って焦る。山荘から登っている人を眺めていたら、下りの最後で上りの方に行ってしまう人などを見かけたのでペイントマークを見逃さないようにするのが三点支持の次に大切かもしれない。 |
その他周辺情報 | ○食べたものメモ ・徳沢園 コーヒーソフト×2回 500円(徳沢園はPayPayが使えるのがすごい) ・槍沢ロッヂ モツ煮 700円 おつかれもねーど 700円 ・槍ヶ岳山荘 ビーフシチュー 1,300円 CCレモン 400円(生ビールとペプシコーラは売り切れでした。さすが連休後) プリン 500円 紅茶 500円 ○下山後温泉 ・上高地温泉ホテル 日帰り入浴 1,000円 入浴時間が区切られているので公式HPを確認必須。入り口にザックを置く棚もあり、脱衣所には無料で使える貴重品ロッカーもあります。 ○槍沢ロッヂ 1泊夕朝2食 14,000円 夕食17時〜、朝食5時〜(チェックイン順) 消灯20時、消灯まで充電使用可 生ビールとランチあり、お風呂あり(15時〜、シャンプー等使用不可) 水場は外 ○槍ヶ岳山荘 1泊夕朝弁当2食 14,000円 夕食17時〜、朝食6時〜(チェックイン順) 消灯20時半、ひとり1時間制限で充電使用可 連休最終日だからかTシャツや生ビールは売り切れ、自販機も一部売り切れ、ランチや14時半頃からプリンやケーキの販売あり 水場は玄関脇の室内。蛇口が3つしかないので混雑時は早めに水を汲んでおく方が良さげ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
手ぬぐい
ストック
チェーンスパイク
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感想
本当はこの三日間は岩手山に登って八号目避難小屋に泊まり、翌日は松川温泉に下りて温泉三昧をするというプランだった。
大好きな岩手県を訪れるたびにずっと登ってみたいと思っていた岩手山。ただ登山口に行く公共交通機関手段がなく悩ましく思っていたところ、今回お誘いをいただき、間違いなく今年いちばん楽しみにしていた山行。
このために体力を落とさないようにここしばらく山に通っていましたが……。突如山行予定日の10日前に発表された岩手山の噴火警戒レベル2への引き上げ……。つまり登山道はすべて封鎖……。
終わった……。
ということで岩手山の夢は潰え、急遽別プランを組み直すことに。元々一緒に行く予定だった方は秋田駒ケ岳に行くことにしたということで、私はとりあえず空いてそうな山小屋を探す……が、三連休の中日を10日前に探しても空いてるはずもなく……。
その中で見つけた槍沢ロッヂ。次の日の槍ヶ岳山荘は三連休最終日ということで空きがあり、槍沢ルートの槍ヶ岳に決めた!ということで、今年はもう行く機会がないだろうと2週間前に訪れた上高地にまたしても行くことに。
とはいえ、1日目は槍沢ロッヂ宿泊なので朝早くから行く必要もないだろうと長野県内で前泊して、のんびり松本駅へ。
ただ上高地線の切符を買おうと松本駅の改札を出てびっくり。上高地線のふたつの券売機は大行列。7分あれば余裕で買えるだろうと思っていたが予想外。もちろん切符を買う人はみんながスムーズなわけはなく、何度も駅名から検索する人や悩む外国人観光客などなど、なかなか進まない。
そして当たり前のように予定の電車を逃す……。元々8分程度しか乗り換えの時間がなかったので、切符で入って新島々駅で清算した方が良かったのかもしれません。新島々駅の精算機は二台ありました。並ばなかったらこちらの方がスムーズかも。
ということで8:21の電車をホームで待ち、新島々駅へ。こちらはバスと接続していない電車なので、また30分くらい駅でぼんやり並びながら待つ。定時の15分前ぐらいにはバスがやってきて改札が開始。ひとまずバスに乗り込み、出発時刻を待っているとバスと接続している電車が到着。ぞろぞろと下りてくる人、人、人。元々バスがほぼ満席だったこともあり、補助席でも良いと言った数人を乗せて、定刻より5分ほど早く出発。
ラッキーと思ったのも束の間、さわんど駐車場の恐ろしいまでの路駐の海を中を抜けたり(那須みたいに明らかに白線からはみだした路駐には駐禁とってほしい……)、タクシーやバスで混雑している上高地ターミナルになかなか入れなかったりと定刻5分前に出て、定刻5分後に到着。三連休って怖い。駐車場の混雑を見たら、この程度で済んでよかったのかもしれませんが……。
上高地に着いてからは2週間前に予習をしていたこともあり、徳沢まで小走りで駆け抜ける。あわよくば徳沢園でお昼を……と思っていましたが、ここも激混みだったのでコーヒーソフトと行動食でお腹を満たし、槍沢ロッヂまでサクサクと上がる。
槍沢ロッヂは充電あり、お風呂あり。水場は外なので日が暮れる前に水を汲んでおくといいかもしれません。お風呂はシャンプー類が使えないので浸かるだけですが、寒いのでありがたい……。
夕食は唐揚げとサバ味噌。ごはんが進む。食事時にお話させていただいた方は、明日同じく槍ヶ岳山荘に行く方だったり、今日槍ヶ岳をピストンしてきた方だったり、明日天狗池だけピストンして下りる方などさまざま。槍ヶ岳に行かれた方からは雪や凍結の情報を聞けて助かりました。チェーンスパイクは持ってきたものの、槍ヶ岳に雪や氷が残っていたら登るのはやめようと思っていたので、日曜のお昼の段階ではかなり溶けていたようで安心しました。
2日目は槍沢ロッヂで5時の朝食を食べて、辺りが明るくなってきてから出発。ちなみに槍沢ロッヂでは宿泊者のみ自己責任ではありますが、帰りの着替えなど登山に不要な荷物を預けることができます。
ババ平から大曲まではゆるい登りが続き、天狗原分岐で天狗池方面へ。往復1時間くらいなので、分岐のあたりにザックをデポして天狗池だけピストンしている人もいました。
天狗池は晴天に加え、微風で逆さ槍も美しく、周囲の紅葉とも合わさってとても良い場所でした。しばし絶景を堪能して、今日の目的地である槍ヶ岳山荘に向けて再出発。
分岐からはひたすら登り、途中の水場で冷たい沢水で喉を潤しながら、ひたすら登る。槍ヶ岳山荘に着いた後は少し休憩してからザックをデポして、ヘルメットを装着し、いざ穂先へ。
コース状況にも書いたように少しだけ凍結箇所がありますが、岩場ではなく平地なので慎重に歩けば問題なし。
最後のハシゴがいちばんの難所と聞いていたので、登りの途中のハシゴで下を見て怖くないか確認してみるも意外と平気……。意外と平気?と思いながら最後のハシゴを登り、山頂へ。
槍ヶ岳の山頂は360度すべての山が見える圧巻の大絶景。燕岳や大天井岳、常念岳に水晶岳や薬師岳、鷲羽岳、遠くには立山や後立山など北アルプスオールスターに加えて、山頂に山座同定ができる方がおり、南アルプスや妙高火打の場所も教えていただき、人が増えてきたり寒くなってきたら下りようと思っていたものの、なかなか人もやってこず微風なので、あまりにも眺めが良すぎてついつい山頂に長居してしまいました。とはいえ、さすがに山頂に45分もいて、下りるのが8分ということはない!笑。登りはちゃんと記録できているのに……なぜ……。下りも慎重に、高度感はあるけれど思ったより怖くなく、山荘へ戻ってこれました。
その後はビーフカレーを食べたり、プリンの販売が始まるまでゴロゴロしたり、談話室で漫画を読んだりして過ごしました。部屋は二段ベットで上下3人ずつ布団が敷いてありましたが、今日は下の段は真ん中を開けて2人、上の段は私が端っこで貸切という快適な部屋割でした。ビバ連休最終日。
ただ、ひとつ、山荘内が……とても寒い。日が暮れる前から少しずつ冷え込み、ヒーターがあるわけでもないのに何故か暖かい談話室に夕食前後は人が集まっていました。
夕食は中華と聞いていましたが、ごはんが進む酢豚で野菜もたっぷりで美味しかったです。朝食は6時と聞いて、6時頃には出たかったのとお弁当のちまきが美味しいと聞いていたので受付でお弁当に変更。食後はまた談話室でのんびりしていると館内放送で笠ヶ岳方面に紫金山・アトラス彗星が見えると教えてもらえ、ガタガタ震えながら彗星を見たり星空を眺めてから就寝。お布団はすぐにぬくぬくになって暖かったです。
3日目は上高地までの下山。日の出を見てから出発できるように自炊室でお弁当のちまきを食べます。が、寒い。山荘内でも息が白い。この時ほどガスバーナーを持ってこなかったことを後悔したことはないです。あるいは夕食時にお湯がもらえるので保温ボトルを持ってくるべきでした。あと足先が寒いので、山と道のアルファソックスも持ってくるべきでした。大反省。
しつつ、もそもそとちまきを2/3ほど食べ、残りはまた後で食べることにして、出発の用意をして外へ。少し雲が多めで、モルゲンロートにはなりませんでしたが、美しい朝でした。
日の出を見てからはひたすら下山。あんなに寒かったのに天狗原分岐に着く頃には暑い。最後に槍ヶ岳を見納めして、槍沢ロッヂで預けていた荷物を回収し、徳沢園でカレーとコーヒーソフトで一息つき、上高地温泉ホテルで汗を流して帰路につきました。
槍ヶ岳、今回の天気が良すぎてハードルが上がってしまいましたが笑、また次は東鎌尾根か西鎌尾根から訪れたいです。
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