八海山〜中ノ岳〜越後駒ヶ岳 越後三山はハードな縦走路でした
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- GPS
- 20:59
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 2,379m
- 下り
- 3,152m
コースタイム
- 山行
- 2:25
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 2:51
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 9:55
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 8:07
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
八海山ロープウェイ片道1,800円 下山して越後三山森林公園駐車場からタクシーで浦佐駅まで5,000円 越後駒ヶ岳からの下山途中に雪見の松付近でスマホ繋がったので浦佐タクシーさんにお願いして越後三山森林公園駐車場まで迎えに来ていただきました |
コース状況/ 危険箇所等 |
八海山を越えて五龍岳から中ノ岳はシビアな破線ルート 体力も気力も削られまくりでした。 越後駒ヶ岳からの下山もグシガハナ〜十二平登山口まで、 とにかく滑る急傾斜で下山も大変でした。 |
その他周辺情報 | 八海山避難小屋 あと一人分だけ余裕有りました 学生の4人パーティー、全員は入れないので外でテントでした 中ノ岳避難小屋 30人くらい泊まった、マジでもう入れない 前述の学生さんはここでもテント、外でシュラフの人も居たみたいです 避難小屋到着が遅くなりそうならテント持参した方がいいね |
写真
装備
MYアイテム |
重量:0.42kg
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感想
スポーツの日の三連休、仕事も三連休、
そして3日間とも好天の予報でしたので、
これは縦走しかない!
直前に計画したので予約が要らないテン場か避難小屋泊で、
温めていたプランの中から越後三山の縦走に行く事にしました。
八海山に登った時に見た越後駒ヶ岳が格好良かったので、
中ノ岳も含めて三山縦走したかったんです、
仕事の休みと天候と条件が揃ったのはラッキーでした。
初日は八海山ロープウェイで山頂駅から八海山避難小屋まで歩いて避難小屋泊です。
一ヶ月くらいまともに山を歩いてなかったので、
初日はとにかく軽い行程にしました。
六日町駅から路線バスで八海山ロープウェイまで、
ロープウェイに乗って山頂駅からゆっくりと歩きます。
初日は何しろ体力温存、避難小屋が一杯になる前に到着出来ればそれでよし。
1時過ぎに小屋に到着、
千本檜小屋(営業小屋)の裏手に八海山避難小屋が隣接しています。
千本檜小屋の小屋番さんに避難小屋に泊まると伝えて受付してもらいました、
二千円でした。
ここの水場で夕食と2日目の水を汲む予定でしたので、
小屋番さんに水場の場所を聞いたら
「出ているかは分からないよ、残雪期じゃないからね」
小屋と薬師岳の鞍部から北側に降りる分岐が有って、30m位進むと水場です。小屋からは5〜6分かな。
行ってみたら細いけど出てました、
昨日は雨が降ったみたいなのでそのお陰かな。
細いのでゴミ混じりですが、
今回は浄水器ソーヤーミニを調達したので問題なし!
出てなかったら小屋で水を買うつもりだったので良かった、少し節約です。
避難小屋は概ね満員、1階と2階で10数名が泊まったようです。
2日目は早出です、
三連休好天で中ノ岳避難小屋は競争率高そうなので、なるべく早く着きたい!
けど中ノ岳までは難路だからそんなに早くは歩けないだろうと思い4時半出発です。
時間短縮の為、八ッ峰は通らず迂回路(巻道)を進みます。
以前、八海山に登った時に往路は八ッ峰経由、
復路は迂回路を通ったので迂回路とは言えなかなかの難路なのは分かっていましたが、
所要時間は迂回路の方が短いだろうと踏んだのです。
しかし、迂回路から縦走路に戻る分岐を見落としてルートミス!
まだ暗かったので分岐の標識見落としてそのまま新開道の下山ルートに進んでしまい、
標高で30m位降りたので違うと思いGPSチェックして気が付いた(汗)
引き返して正しいルートに復帰、15分位ロスした?
その後は順調に進み入道岳から五龍岳へ、
その先に待つのが中ノ岳への縦走路です。
「難路につき初心者は入らぬこと」と
物騒な断り書きが山と高原地図に書いてあります。
実際に通ってみたら本当に難路です、
気力体力削られまくりで本当に後悔しました。
こんなルート来るんじゃなかったって。
お助けロープ皆無、
本気でヤバい所だけクサリ、
ホールド、木の枝、草とかとにかく何でも掴んで登り下り。
次の一手は何処掴む?次の一歩は何処を踏む?
考えながら進まないとならない個所が多くて、
岩とか沢とか垂直系の経験が無い人はさぞ苦労するのではと思いました。
そんな僕もかなり苦労しました
そして急登と激下りの連続、平坦な部分なんてほとんど無かったです、
出雲先への登りはホントにきつくて心が折れそうでした。
しばらく刈り払いされていないのでしょうか、
トレイル両脇の葉っぱの朝露でシューズはビチョビチョ、
ソックスまで濡れてメンタル削ってきます。
陽当りもそんなに良くないのかな、
ルート全般湿っていてとにかく滑る!
この日だけで3〜4回転倒、
それをあざ笑うかのように圧倒的存在感で遠く聳える中ノ岳。
絶望感に打ちひしがれながら心を無に進むしかない。
ようやく辿り着いた祓川は正にオアシス!
草紅葉に囲まれた沢の上流で綺麗な水場です。
冷たい水を汲んでひと休みしたら
ラストの登りはそんなに急登じゃなくてビクトリーロードでした。
中ノ岳避難小屋到着が14時ちょっと過ぎ、
それでも既に半分位は埋まっています。
八海山避難小屋に泊まっていた人達、
ほとんどは翌日に中ノ岳避難小屋を目指すって話してたから、
まだまだ10人以上は来そうだけどな。
そして夕方にかけて皆さん続々と到着、
八海山避難小屋でも入りきれなくてテント張ってた学生パーティーは今日もテント、
その学生に後で聞いたら19時頃にも到着した人が居たらしく、
朝見たら小屋の外で寝袋で寝てたみたい。
ここまでの行程で既に筋肉痛が始まりつつあり、踏ん張り効かない。
翌最終日はエスケープで十字峡に降りようかとも思いました。
悩んだけど初志貫徹、三山縦走のラスト越後駒ヶ岳へ行こうと決めました。
最終日も早着きを目指して早出、4時半に出発しました。
越後駒ヶ岳までの縦走路、ルートは明瞭です。
丁寧に整備されているって感じは無いですが
昨日の八海山〜中ノ岳間に比べたら雲泥の差です。
それでも降りは滑りやすくてちょっと時間掛かる、
苦手なんだよね、滑りやすい降りは。
檜廊下を通過して天狗平までCT通りで巻けてない(汗)
ここから越後駒ヶ岳山頂までの登りはCT1時間40分を1時間ちょい、
登りは体力、降りは技術とはよく言ったもんだなーなんて思ったりして(笑)
山頂からは大展望が広がる、
八海山、中ノ岳、荒沢岳は言うに及ばずですが、
燧ケ岳、女峰山に男体山など大展望が楽しめました。
降りはグシガハナから標高差1,300mの激下り、
雪見の松辺りでスマホが繋がったので(ドコモです)駐車場までタクシーを呼び、
最後まで全く気の抜けない激下りを降りる。
筋肉痛は痛み止めで多少ごまかせるんだけど、
踏ん張り効かないので何度も転倒、昨日と今日の2日間で10回くらい転んだ。
登山口まで降りたら後はCT1時間の林道歩きで駐車場に到着。
身支度整えていたら学生の4人パーティーが到着、
途中の休憩で抜いたり抜かれたりだったパーティーで、
ここから八海山大倉口の駐車場まで4人全員で歩くか、
誰かが空荷で歩いて車を取りに行くかなんて話をしていたので、
駅までの途中だから1人乗っていきなよって声を掛けてあげたら感謝された。
八海山〜中ノ岳〜越後駒ヶ岳って三山縦走、
僕は初日にロープウェイで楽をしたけど彼らは大倉口から周回したんだね。
それ以外は同じ行程だったのであそこは厳しかったとか
山行を振り返りながら少し話をした。
良かった山は再訪することが多いけどここはもういいかなって言ってた、
めっちゃ分かるわ、ほんとそれな。
ここから備忘録
クロージング
長袖ハーフジップシャツに薄手のトレッキングパンツ
ヘッドウェアはキャップ
3連休、好天の予報だったので避難小屋も人気だろうと踏んで
シュラフは夏用をチョイス、大勢泊まると小屋内は暖かいので正解だった
八海山避難小屋近くの水場は出てたらラッキー位な感じ、当てにはできない
八海山秡川の水場も中ノ岳直下秡川の水場も浄水器有った方がよさそう
飲料は初日は持参した麦茶500mlペットボトル半分くらい飲んだ
2日目は初日の残り、もう一本麦茶600ml、水を700mlくらい計1.5L
3日目は水を1.5Lくらい飲んだ
食事
初日夕食はおでんパック2人分と牛すじ追加投入、日本酒二合
2日目朝食はご飯1合炊いてレトルトの中華丼、
夕食はご飯1合炊いてレトルトカレー、日本酒一合
3日目朝食はサッポロ一番に生卵と乾燥ワカメ
3日間ともお昼はパン
パワーガス110缶持参してガス34g使用、割と少ないかな
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