木曽駒ヶ岳(桂小場から将棊頭山経由)


- GPS
- 14:32
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 2,062m
- 下り
- 2,073m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 6:19
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 8:13
天候 | 21日、22日ともに晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備された一般登山道です。危険箇所は特にありませんでした。 (gra)優しい印象の登山道でした、登山道わきの笹も刈り払われ、道標も適度に配置されて居て、地域の方々に愛されて居る山なんだと感じました。 |
その他周辺情報 | 大芝の湯:大人¥500 JAF割引有り 木曜定休日 サウナ有り、良い温泉でした。 みはらしの湯:大芝の湯の近くに有り、行ってないので詳細は不明 |
写真
(gra)木曽駒の山頂直下から詰め上げましたね。ここから見るとすんごい絶壁に見えますけど、あんな所登れたんですか?
(gra)この道、俺死ぬほどきつかったんですよw背中の4リットルがとにかく重くて(泣)
稜線に有った分岐で間違えたのが大失敗でした
感想
赤羽校長の率いた「学校行事」で行われた木曽駒ケ岳への集団登山で起きた大量遭難事故を、新田次郎が丹念な取材の元に書きおろした小説「聖職の碑」。
gravelは恥ずかしながら今年に成って初めて読了しました、登場人物が多くて理解するのに連続2回も。2回目は何度もページを戻りながら読みました。以来桂木場登山口から木曽駒ケ岳へ、赤羽先生の歩いた道を辿ってみたくて仕方が無かった。
「聖職の碑」はgravelが読み終わって直ぐ、tooruohさんの手に渡って居る。桂木場から木曽駒へ行くのに、二人の意見に食い違いは一切なかった。
私の中で先生らを偲んでの山行は、一泊で無ければ成らなかった。西駒山荘が営業している期間でも駄目で、小屋閉めの済んだ時期で、なおかつ雪に閉ざされる前。丁度めぐって来た好天の予報に後押しされて、tooruohさんと二人で赤羽先生や遭難死した子供たちに遭って来ました。
私たちの山行は天気に恵まれましたので、当時の悲惨な状況は微塵も味わう事は有りませんでしたが、今から110年も前の粗末な装備で、予想できなかった台風に遭遇した遭難者の苦痛を偲んで黙とうを捧げました。
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小屋の営業が終わったのちの山行に成るので、水の確保に気を使いました。
西駒山荘の水場の情報がなかなか見つからず、水場の涸れを心配したgravelは、4リットルを登山口から担ぎ上げました。
西駒山荘直下で、ジャージャーと塩ビ管からほとばしる水を見た時に、ヘナヘナと崩れ落ちました。
木曽駒ヶ岳へは何度も登っているが、桂小場登山口からは登ったことがなかった。小説「聖職の碑」読んで感動したgraveltrekさんが西駒山荘の石室利用で一泊二日で行きましょうと計画を立ててくれた。もちろん、荷物は少し増えるが行ってみようと返事をした。
登山道は小説「聖職の碑」の舞台となった100年ほど前と変わっていないのだろうなと思われる緩やかな登りから始まる。胸突き八丁はそれなりに急斜面だが、登山道はこんなものでしょうと思う。稜線に登り上げると秋晴れが広がり、360度の大展望だ。東西南北の山々が遠方までくっきり見えている。今までで最高と思える絶景だ、周りを見渡しての山座同定が楽しい。
西駒山荘へは将棊頭山経由で向かったが、頂上から少し進んでから戻る必要がある。以前はショートカットルートもあったが植生保護のため通行止めになっていた。後で巻道(夏道)の方が良かったと4リットルも水を背負ってきたgraveltrekさんにブーブー文句を言われるが、どっちにしても将棊頭には行くんだから良いじゃんと水をそんなに背負っていなかったtooruohは思うのであった。
水場は「山と高原地図」を見ると4箇所記載があったが、大樽避難小屋の水は枯れているようで、それと思しき場所にはステンレスシンクが転がっているだけだった。後の3箇所は水が出てましたので、計画的に水は持ちましょうね。
西駒山荘の石室は我々二人の貸切で広々と使えて快適でした。ただ、木の床が冷たくて寝る時はしっかりしたマットがおすすめです。夜の冷え込みはそれほどでもなかったですが、翌朝歩き出すと、霜が下りてる場所や氷が張っている水たまりもありましたので、それなりに冷えたようです。
翌朝、木曽駒ヶ岳に向う途中で日の出となりました。graveltrekさんは以前から盛んにご来光に浴したいと言ってましたが、今年は前回の泊り登山でも巡り会わずにいたので、今回は素晴らしいご来光に浴すことができて二人で感動しきり、良かったです。
無事、木曽駒ヶ岳にも登頂できたし帰りましょう。西駒山荘にデポしてあった荷物を背負ったら巻道(夏道)で下山します。余分な水も捨てたしやっぱり楽だわ〜www
と言いつつも下山は地味に長くて辛い、でも挫けずじっくり行くしかない。いつも思うのだが、下山時の楽しみを何か見つけないといけないよね〜もう少し若くて元気な頃は駆け下るのが結構楽しかったけど、今やったら無傷では下山できそうもないwww
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西駒山荘泊、これ自分もいつかやろうと思ってました。
近いうちに行きたい。
それと、西駒山荘の水場の位置はわかりにくいので、自分のレコで水場位置に写真張り付けで何回か紹介してたはず。
今の時期、雨があればここは出てますね。他は怪しいですけど。
4KGボッカ、お疲れさまでしたm(__)m。
直近のヤマレコで、水場情報を探したんですが、見つからなくって。
直近の情報で無いと、役に立たないと思います。
ありがとうございます。
「西駒山荘の水場の情報がなかなか見つからず」とは、場所ではなく、水が出ているかどうかの情報ということですね。
確かにそうですね。行間読めずに失礼しましたm(__)m。
ちなみに、西駒山荘は大体は水出てます。渇水期でも、ちょろちょろは出てました。
他は良く枯れますよ。
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