宝塚から穂高湖まで
- GPS
- 07:44
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,390m
- 下り
- 846m
コースタイム
8;00えんぺい寺休憩所広場
8:15塩尾寺・六甲縦走路入口
10:30カエル岩
11:10鉢巻トンネル通過
11::30六甲山最高峰(休憩)
12:45六甲ガーデンテラス・自然体感展望台六甲枝垂れ
13:35六甲山ガイドハウス
14:00三国池への道標
14:50神戸市立自然の家・穂高湖(休憩)
15:15阪急バス・摩耶山市立自然の家前バス停
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
六甲山全山縦走路なので道標は整備されているが、 六甲山上の六甲ガーデンテラスから登山道がわかりにくい バス道と交差しながら走っているようだが、今回は山上ではほとんどバス道を歩いてしまった。 穂高湖へは三国池バス停付近から登山道へ下りる |
写真
感想
ヤマレコの六甲山周辺記録によく登場する摩耶山近くの「穂高湖」なるところへ前々から行きたいと思っていた。理由は3つ。なかなか本物の「穂高」には行けない。名前がなぜか気になる。何よりも六甲で近い。
でも、この「穂高湖」探検計画も思わぬケガで一時断念。ようやくそのケガも治ったので早速実行することにした。「穂高湖」へただ行くのも芸がないので、宝塚から東六甲縦走路をたどることに決めた。ただ、暑さ・熱中症が心配。大量の水と塩を持って行くことする。
まず、本棚から昔買った昭文社・山と高原地図「六甲・摩耶・有馬」をひっぱりだす。相当古い。最近は山へ行くときもヤマレコから地図をコピーしたり、他のインターネットサイトのお世話になるので、この地図もホコリを被ったままだった。別冊のコースガイドに紙切れがはさんであった。開けるとグラフ用紙。宝塚ら菊水山までの手書きの高度図だった。そしてもう一枚には六甲全山縦走の文字の下にコースタイムが書いてある。
宝塚7;40----塩尾寺8:15-----最高峰10:50-----アゴニー坂13:45----菊水山17:40------菊水山駅18:20 日付は1980年3月20日(祝)快晴となっていた。今からちょうど30年前に六甲縦走路を歩いていた。懐かしいさがよみがえってきたがその記憶はほとんどない。
天気予報では曇り。大気が不安定なため雷雨もあるとのこと。朝一番、ネットで調べたが曇りの感じ。あまり暑くなく、日干しにもならないと決行。始発2本目に乗って、いざ宝塚へ。駅前から武庫川にかかる蓬莱橋を渡り、コンビニ横の道を住宅街へ。川沿いを登るがこの道が結構きつい。特に朝一番には堪えた。汗が猛然と噴き出す。甲子園大学横の車道をヘロヘロになりながら登っていく。途中、タクシーが追い抜く。中には山登り姿のおばさま3名。塩尾寺までワープかな?? 塩尾寺で本日の安全と無事を祈願して、山門脇の登山道から登る。いきなり急登。山道は曇っているため薄暗く、おまけに湿気が高い。ここでも汗がわき出てくる。早シャツはびしょびしょ。タオルは絞れるほど汗を吸い込んでいる。水は2Lペットと500ccペット。十分用意してきた。
大谷乗越と思われるところで車道を渡る。縦走路を黙々と歩く。いくつかピークを越えているはずだが、その標示を見た記憶がない。汗と熱さで注意散漫。「宝塚まで12辧廚力珊蛋柑浬珍路の看板横で、いったん車道に出る。ドライブの車がビュンビュン通りすぎる。「この暑い中、物好きな人もいるなあ」の目でこちらを見ているような気がする。歩きながらおにぎりを食べた。また登山にもどり、しばらく行くと一軒茶屋。六甲山最高峰へ足を伸ばす。ガスっていて眺望ゼロ。ここからは縦走路は六甲山上道路をたびたびクロスする。みなさん高原ドライブを楽しんでおられるので、横断には細心の注意が必要。六甲山上は30年前の記憶が全くない。その後も1〜2度六甲山には車で来たことがあったが、地理が全く分からない。
六甲ガーデンテラス横に新しく「六甲枝垂れ(しだれ)」という変わった形の展望台ができていた。入場料300円は眺望ゼロのこの日は高いだろうと思った。ここで縦走路を見失い、バス道をひたすら歩く。六甲記念碑台前の「六甲山ガイドハウス」で穂高湖までの道を聞き、丁寧に教えていただいた。バス道を三国池バス停で下へそれて再び山道へ。道標には全山縦走の標示があった。ここで大失敗。道標には穂高湖は左の表示。急階段を下ると車道に出た。穂高湖の案内はない。車道を下ると「市立自然の家前」バス停。穂高湖は「神戸市立自然の青年の家」近くにあることはわかっていたが、もっと「観光地」でにぎやかなスポットと思いこんでいたので、地図で確認することなく「道を間違った」と思い、近くの登山道へもどった。歩いていくと先ほど下った急階段の上。30分以上の回り道。再び階段を下り車道へ。ここで地図確認。穂高湖は市立自然の家のすぐ前にあったのだ。自然の家から出てこられた女性スタッフに聞いてみる。
♂「穂高湖はどこですか?」
♀「さあ、穂高湖は知りませんけど、この前に池があります。
今、カヌー研修をしていますが、そこが穂高湖かな?」
♂「湖という名ですが、あまり大きくありません」
♀「だったら案内します。向こうで聞いてみてください」
というわけで、自然の家の門をくぐって活動エリアへ。なかには、コテージやアーチェリー練習場や野外活動広場があった。奥に池が見えた。大勢の子どもたちがプラスチック製カヌーに乗っている。緑に囲まれた山の中のため池という感じ。カヌー研修を指導されているスタッフに聞くまでもなく、頭上に「穂高湖へようこそ」の手作りアーチ。ああ、ここが今日宝塚から遠く目指してきた「穂高湖」かあ!!! 思わず笑みがこぼれ、歩き疲れた膝ががくっとする。穂高湖は六甲山上にあるリゾートで、周りにはおしゃれなレストランや売店があり、手作りソフトクリームや冷たい生ビールやサンドイッチを売っている。静けさの中にもなにか華やかさがある場所だと思いこんで歩いてきた。あああ、思いこみとはげに恐ろしきものなり!!! 湖の周遊路をしばらく歩き、穂高湖を後にした。すぐ前のバス停から阪急六甲へ一気に下った。
本日の歩数:44000歩 歩行距離:26km
katatumuriさん、はじめまして。
穂高湖、いい名前ですね。なぜこの名前になったんでしょう、、気になります。
数年前に(阪急六甲からですが)、穂高湖に行きました。
その時は誰もおらず、静まりかえった湖面を見ていて背筋がゾクっとしたことを思い出します
六甲には「槍」もあると聞きました。
今度は槍と穂高を合わせてプチアルプスを楽しんでみたいと思います
こんにちは
コメントありがとうございます。
私も「穂高湖」という響きに惹かれましたね
genkinecoさんがコメントに書いていただいた「穂高湖」の名前の由来です。
>周辺は昔に六甲をよく歩くハイカー達が北アルプスの情景を思わせる景観だということで名付けたらしいのですが、シェール槍、新穂高という名前のピークもあります。
次は是非「槍」も挑戦してみてください
宝塚発の東六甲縦走路は塩尾寺までの車道歩きが
最大の難関ですね
時期が良ければ、山中を長く歩けるコースなので
大好きなんですが・・・。
穂高湖はイメージ違いましたか
周辺は昔に六甲をよく歩くハイカー達が
北アルプスの情景を思わせる景観だということで名付けたらしいのですが、
シェール槍、新穂高という名前のピークもあります。
こんにちは
三倉岳のオフ会、本当に楽しそうでしたね。
お疲れさま。
穂高湖は本当に抱いていたイメージと違いましたね
宝塚からの登りは本当にばてました。
朝一ですものね
長い距離を歩くことを楽しみにしているので、機会があれば西半分にもチャレンジしてみようかな
でももう少し涼しくなってからですね
こんにちは,katatumuriさん。
辛かった骨折時期を乗り越え,本領発揮ですね
手首の具合はいかがでしょうか?この分だと,良さそうですね
良かったです
それにしても,相変わらず御健脚でいらっしゃること
今まで歩いた走行距離を足したら,大阪から本物の穂高まで行けそうな感じですね
こんにちは
コメントありがとうございます。
ほんと歩いて穂高まで行けたらいいのになあ
あまり高い山は登らず(高所恐怖症)、長い距離を歩くことを楽しみしております。
お陰様で手首の痛みはなくなったのですが、可動範囲が制限され、力がまだ十分入りません
例えば、中華鍋を持ち上げたり、十分にかえすことができません。
これは料理大好き人間(主夫)にとっては致命傷ですね
katatsumuriさん こんにちは。
genkinecoさんが おっしゃるとおりで
この暑い時期に 宝塚駅〜塩尾寺までの
車道を朝から歩かれるとは 私ならそこで精魂尽きて
帰ってきそうですが そこから「穂高湖」まで何事も無いように歩かれるのが またすごい。
私も「穂高湖」「新穂高」「シェール槍」と
六甲山中でどうしてと思ってました。ただ記念碑台から
穂高湖まで車道じゃない道を歩かれると もうすこし
楽だったかもしれません。
これまた gennkinecoさんと同じなんですが
東六甲中走路は 。「GE」でバーチャル縦走
させていただきましたが これぞ縦走といった佇まいが
いいですね。私もお気に入りです。
コメントありがとうございます
>この暑い時期に 宝塚駅〜塩尾寺までの車道を朝から歩かれる とは 私ならそこで精魂尽きて帰ってきそうですが
そんなにほめてもらうと恐縮です
miccyanの十方山じゃないけど、クマやアブがいなかっただけでも
安心して歩けました
yutak25さんは三国池下の標識の前で僕がウロウロしているときに横を通り過ぎられたらしいですね。
声をかけてもらったらしいですが・・・・。
katatumuriさん。こんにちは。
宝塚から穂高湖まで、26km踏破ですか。あの蒸し暑い中をよくぞという感じです。私も昨日、霧の中の六甲山上を歩いてきました。
穂高湖には2年前に摩耶山へ登ったあと縦走路を辿っていて、看板にあるのを見て、何故、ここにという思いで訪ねたのを覚えています。確か湖畔から湖の向こう側に尖がった槍ヶ岳の小さいような山が見えたような記憶も..だから穂高なのかな?と思ったような。。
とにかく26km踏破はご立派です。私もその体力がいただきたいです。
これからも頑張ってください
katatumuriさん今晩は。
六甲縦走の西半分のコースを猛暑の中完走すごいですね!
もう10年以上前の六甲縦走を2回完走しましたが、六甲山頂から宝塚まではへろへろになりました。
今回は反対側からのコースですがきつかったと思います。
穂高湖は早朝は人が少なく静かでいいところですよ。
こんばんは、ogimaru1さん
レスありがとうございます。
以前ogimaru1さんの日記(穂高池)に感化されて
穂高池に行きたいなあと思うようになり、
先日宝塚から穂高池を目指したわけです
ogimaru1さんの日記から受けた印象とイメージと
違っていてちょっとがっかりしてしまいました
今後は頑張って朝は早めか初冬にでも行ってみます
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