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記録ID: 743286
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積雪期ピークハント/縦走
東海

能郷白山 残雪期の能郷谷ルート。雪山素人が挑む!

2010年03月22日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
15.9km
登り
1,438m
下り
1,435m

コースタイム

日帰り
山行
6:24
休憩
0:11
合計
6:35
8:30
71
能郷谷林道ゲート
9:41
141
12:02
12:13
115
14:08
0
15:05
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
揖斐川町、国道157号線を北上。
旧根尾村の能郷地区で「能郷神社(白山神社)」方面に
左折。157号をはずれます。右側に鳥居があり、
「猿楽」と書かれた看板のある奉納舞台があれば正解です。

そのまま能郷谷に沿って舗装路を進む。民家もあります。
さらに進むと、道は細くなり八谷出合の先にゲートがあります。
そのゲート手前に駐車スペースがあります。
コース状況/
危険箇所等
3月のこの時期、林道から登山道に入る渡渉点は
靴を濡らす覚悟が必要です。
その後は雪に足を取られながら進むので、
凍傷など心配な場合は靴を脱いで渡ったほうが良いかもしれません。

夏道は全く見えず、雪の尾根を辿ります。
晴れていれば予め見えていますが、
稜線に小さく雪庇がありました。
濃霧の賽などはご注意ください。
車止めのゲートから
半分ほど進んだ地点。
舗装はされていますが
左の斜面から土砂や雪が
崩れてきています。
2010年03月22日 08:54撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/22 8:54
車止めのゲートから
半分ほど進んだ地点。
舗装はされていますが
左の斜面から土砂や雪が
崩れてきています。
土砂崩れを越えてから、
振り返って同じ場所を
撮ってみる。
2010年03月24日 00:28撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
1
3/24 0:28
土砂崩れを越えてから、
振り返って同じ場所を
撮ってみる。
09:41 能郷白山の
「能郷谷」登山口です。
2010年03月23日 23:38撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:38
09:41 能郷白山の
「能郷谷」登山口です。
渡渉の後は
いきなりの急登(´ヘ`;)
視界は開けていました。
2010年03月22日 10:13撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/22 10:13
渡渉の後は
いきなりの急登(´ヘ`;)
視界は開けていました。
遥かに見えるあの尾根まで
上がらなければなりません。
2010年03月23日 23:42撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:42
遥かに見えるあの尾根まで
上がらなければなりません。
途中、林道に出合います。
ここは夏でも廃道だそうです
2010年03月23日 23:50撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:50
途中、林道に出合います。
ここは夏でも廃道だそうです
ひたすら真っ直ぐに登る。
トレースありがとうございます!
2010年03月23日 23:51撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:51
ひたすら真っ直ぐに登る。
トレースありがとうございます!
木々の影がイイ感じに
雪面に模様を描く♪
2010年03月23日 23:51撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:51
木々の影がイイ感じに
雪面に模様を描く♪
ついでなので、ピッケルで
感想を書いておきましたw
読めますか(´ー`*) ?
2010年03月23日 23:52撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:52
ついでなので、ピッケルで
感想を書いておきましたw
読めますか(´ー`*) ?
わずかながら
「樹氷」が見られました。
2010年03月23日 23:53撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:53
わずかながら
「樹氷」が見られました。
こちらは「風紋」。
砂漠のようですネ…
2010年03月23日 23:54撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:54
こちらは「風紋」。
砂漠のようですネ…
小さな「雪庇」。
これは迂回します。
2010年03月23日 23:54撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:54
小さな「雪庇」。
これは迂回します。
雪の稜線の
左を歩いたり右を歩いたり…
2010年03月23日 23:42撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:42
雪の稜線の
左を歩いたり右を歩いたり…
こちらも雪庇です。
先ほどのものとは
反対側の斜面に出ていました。
2010年03月23日 23:42撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:42
こちらも雪庇です。
先ほどのものとは
反対側の斜面に出ていました。
11:38 先行者に追いつく。
結局、この方はトップではなく
まだ先にご夫婦が一組
登ってみえました。
2010年03月23日 23:55撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:55
11:38 先行者に追いつく。
結局、この方はトップではなく
まだ先にご夫婦が一組
登ってみえました。
空と雪との境界線に向かって
ひたすら登っていきます。
2010年03月23日 23:55撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:55
空と雪との境界線に向かって
ひたすら登っていきます。
12:02 能郷白山 山頂!
1m以上雪に埋まっています。
2010年03月23日 23:55撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:55
12:02 能郷白山 山頂!
1m以上雪に埋まっています。
ここまで助けてくれた
BlackDiamondのピッケルも
記念撮影(`・ω・´)ゞ
2010年03月23日 23:56撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:56
ここまで助けてくれた
BlackDiamondのピッケルも
記念撮影(`・ω・´)ゞ
セルフタイマーは…
失敗でした(笑)
2010年03月23日 23:55撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:55
セルフタイマーは…
失敗でした(笑)
これは3年後の5月の写真。
山頂の標柱は同じものです。
ここが全て真っ白に
覆われていたとは…
2013年05月26日 10:05撮影 by  DMC-GF2, Panasonic
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5/26 10:05
これは3年後の5月の写真。
山頂の標柱は同じものです。
ここが全て真っ白に
覆われていたとは…
登ってきた尾根を下ります。
急な尾根でした。疲れたー
2010年03月23日 23:44撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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3/23 23:44
登ってきた尾根を下ります。
急な尾根でした。疲れたー

感想

ここは、おそらく「前山」辺りです。
スノーシューのトレースを使わせていただく。
快晴の空。雪面からの照り返し。日焼け必至(笑)






登山を始めて1年半。
10日前に残雪の茅ヶ岳に登って、
変に自信を持ってしまった結果…
またも残雪の山に向かってしまった初心者(+_+)

茅ヶ岳に続いて晴れたからよかった。
先行者のトレースがあったからよかった。
運が良かったのだ。

そんなことに気づいたのは3か月後。
上部に残雪がありトレースも全くなかった
北ア 笠ヶ岳で遭難しかけた時の事でした。

この能郷白山で霧が濃かったら…
トレースがなかったら…

おそらく遭難していたことでしょう。
いや、確実に遭難していたことでしょう(ーー;)
無事に帰ってこられてよかった。

登山口に続く林道はゲートで閉じられており、
そこからしばらく林道を歩くことになりました。
ゲートの手前に地元のおじさん(たぶん猟師)が2人みえて、
「こんな日は雪崩れるぞ…」なんて言うもんだから
少し怖くなりましたが、そこは素人。
僕の中に、引き返すなどという選択はありませんでした。

長い林道を歩いて登山口の標識を見つける。
この標識も助かりました。標識があるなんて知らなかったし
これがなければ僕は登山口を見つけることができず
林道の終点まで歩いていたと思います。

標識が指す先は幅3mほどの沢。いきなりの渡渉です。
橋はなかったし、足を置ける岩もありませんでした。
季節が違えば、水量も減って岩が頭を出すかもしれません。

沢を渡った後は、先行者のトレースに沿って
急な斜面を登ります。

樹木もまばらになり
広い尾根に出ましたが、トレースのおかげで
ルートを外すことはありませんでした。
いや、この時はトレースのありがたみを理解していませんでした。
「トレース」はあって当たり前、という感覚。
数年後に自分が新雪の上を歩いた時にはかなり苦労しましたし、
自分の付けたトレースを後から来る登山者が利用するだろうから
間違ったコース取りをしてはいけない、という
プレッシャーも感じた覚えがあります。

しばらく行くと、前を歩く登山者に追いつきました。
その方はスノーシューを履いておられたのですが、
僕は軽アイゼンのみ。
心構えも装備も素人丸出しでした。

山頂に着くと、「能郷白山」と書かれた標柱が雪に埋まり
上15僂らいしか見えない状態でした。
積雪は1mを越えていたと思われます。
「能」の字を写真に収め、南に少し行った社殿を拝み
来た道を戻りました。
ここは、スキーがあれば相当早く下れます(゜-゜)

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