戸隠山〜高妻山☆戸隠神社の裏山は修験の道
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,713m
- 下り
- 1,745m
コースタイム
天候 | 晴れ ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
「竹細工センター」または「戸隠民俗館忍法資料館」を目指す。 長野駅バスターミナルから 川中島バス にて1時間12分「奥社」下車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
百軒長屋付近からは鎖が連続します。雨天など濡れているときは要注意。 足場はコンクリートで固められたような岩で、落石の危険は少ないと思います。 蟻の戸渡り、剣の刃渡りともに高度感はありますが 歩いて渡ることができます。しゃがんでザックなどを引っかけないように注意。 一不動避難小屋から下の道は沢沿いで、一部鎖が設置してあります。 |
その他周辺情報 | 戸隠と言えば「戸隠そば」。 独特の盛り付けで提供されます(゜-゜) |
写真
感想
蟻の戸渡りを通過
この頃、いつも百名山の最短ルートを選んで登っていた僕でしたが、
高妻山の地図を眺めていると すぐそばに「200名山」の文字を見つけました。
しかも、「蟻の戸渡り」などという魅力的なネーミングと
「危」の文字がルート上にある。しかも、このルートは
破線ではなく、「一般ルート」を示す実線で描かれている…。
これは行くしかない。
少し前に買った12本爪アイゼン対応の登山靴。
その試し履きも兼ねて、新潟県との県境にほど近い
この山に出かけました。
仕事を終えて、中央道→長野道→上信越道で長野県を北上。
戸隠神社参道前の駐車場で仮眠を取ります。
翌朝。5時過ぎに出発し、薄暗い参道を
戸隠神社奥社に向けて歩いていきます。
ほぼ直線の参道脇には、樹齢100年を超えるであろう
杉の大木が、まるで巨大な鳥居のように左右に立っていました。
さすが「パワースポット」と言われるだけのことはあります。
静かな朝。自分の足音もはばかられるような緊張感。
参道がまっすぐなこともあり、奥の神社から
神様に じっと見られているような、そんな気にもなりました。
30分近くかけて、戸隠神社「奥社」に着きました。
戸隠神社は、「奥社」「中社」「宝光社」「九頭龍社」「火之御子社」の
5つの神社からなり、奥社・中社・宝光社を「戸隠三社」と言うそうです。
九頭龍社は奥社と同じ場所にあります。
火之御子社は「日之御子社」と書かれることがありますが、
山と高原地図では「日元御子社」とされています。
奥社に着いて登山道を探していると、
突然「どーん!!」という太鼓の音が(@_@;)
何事かと周りを見渡すと、てっきり無人だと思っていた社殿の中に
神主さんがいて、定時の(?)太鼓を叩き始めたところでした。
あーびっくりした(汗)
社殿の左奥に登山口を見つけ、ここから登山開始です。
しばらくは雑木林の斜面。後方の視界が開けたところで振り返ると、
立派な山の上に朝日が顔を出していました。
この時はその山を同定できていませんでしたが、
後で調べてみると それは「飯綱山」であったことが分かりました。
独立峰の様相を呈した200名山です。
さらに行くと、むき出しの岩とクサリが連続するようになりました。
ここまで、それほど長い時間を歩いてきたわけでもないのに
僕のカカトは靴の中で靴擦れを起こしていました。
これまで登山中に靴擦れなどしたことはなかったのに、
この時はなぜそんなことになったのか…。
戸隠の神様に、普段の行いを戒められたのかもしれません(TдT)
鎖場を越えていくと、ついに現れました。名所「蟻の戸渡り」。
要はナイフリッジです。例えるのは難しいですが、
歯磨き粉のチューブを逆さに立ててその上を歩く感じ(笑)
ナレーションを入れて動画を取りながら渡りましたが、
恐怖心のためか おかしなナレーションをしているので
音声は消しました(笑)
戸渡りを越えて振り返るると、後方から男性登山者が1名
渡ろうとしているのが見えました。
「撮らせてもらってもいいですか?」
写真を撮りたい旨を伝えると、男性はOKとのこと。
カメラを構えて写真を撮っていると、
動画撮影と間違えたのでしょうか。
男性は「これは恐ろしい、ああ恐ろしい!」と
臨場感たっぷりのコメントをくれたのです。
すみません写真です、とは言えませんでした(笑)
戸隠山 山頂に着くと、北の方角に
谷を挟んで目的地の高妻山がその秀麗な姿を見せていました。
随分遠く感じます。まぁ実際遠いのですが(´・ω・`)
地図を見るだけでは想像できていなかったアップダウンに苦しめられ、
折れそうな心に添え木をあててようやく高妻山に辿りつきました。
山頂はあいにくのガスでしたが、食事が終わって
下り始める頃にはガスが流れ、周囲の山々が
見渡せるようになっていました。
牧場まで下った後、本当は「ささやきの小怪」を歩いて
奥社の参道に戻るコースを計画していましたが、
一不動避難小屋で出会った男性と牧場まで一緒に下り、
その後は牧場まで迎えに来ていた男性の奥さんに
車で僕の駐車場まで送っていただきました。
ご夫婦に厚くお礼申し上げますm(_ _)m
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する