水晶岳・雲ノ平・高天原・ワリモ岳

2010年08月15日(日) ~ 2010年08月18日(水)

• GPS: 75:56
• 距離: 71.1km
• 登り: 4,589m
• 下り: 4,575m

コースタイム

8/15
4:50新穂高温泉-6:00わさび平小屋-8:50鏡平山荘-11:00双六小屋-13:00三俣山荘-15:00岩苔乗越-16:40雲ノ平山荘
8/16
5:40雲ノ平山荘-7:20高天原峠-8:20高天原山荘-9:00竜晶池-9:25高天原温泉-11:00高天原山荘-12:00水晶池-14:00岩苔乗越-15:00水晶小屋15:30-15:45水晶岳16:05-16:30水晶小屋
8/17
4:50水晶小屋-6:00ワリモ岳-7:30祖父岳-9:30祖母岳-10:00アラスカ庭園-12:50三俣山荘-14:50双六小屋-16:40鏡平山荘
8/18
5:25鏡平山荘-7:40わさび平小屋-8:45新穂高温泉

天候

8/15　曇り時々雨、夕方晴れ
8/16　曇り時々雨
8/17　晴れのち曇り
8/18　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

深山荘横の無料駐車場を利用

コース状況／危険箇所等

雲ノ平から高天原への下りと高天原から岩苔乗越への登りの樹林帯は足元ぬかるみが多く多少歩きにくいです。

新穂高バスターミナルの無料温泉はなくなってしまいましたが、中崎山荘の温泉は新しくて最高に気持ちよかった。

写真

8/15 4:58

暗い中を出発、天気が不安

8/15 6:00

わさび平小屋

8/15 8:44

全く展望のない鏡池。2日後にはすごいことに

8/15 10:14

ガスるとでてくる、お約束の雷鳥

8/15 12:54

ようやく少し晴れてきた。三俣山荘は見えるけど鷲羽は雲の中

8/15 13:43

黒部源流標

8/15 16:37

新しくなった雲ノ平山荘

8/15 18:26

山荘からのギリシャ庭園、まだ雲がとれません

8/15 18:35

急に姿を現した水晶岳、でかい

8/15 18:56

夕映えの黒部五郎岳

8/15 18:59

日没直前の水晶岳

8/16 6:36

翌朝の奥スイス庭園、昨日よりひどい雲の中

8/16 7:21

もう少しで温泉だ

8/18 21:20

熊に皮をめくられてひどい有様

8/16 8:16

高天原(岩苔平)到着、晴れていればもっと綺麗なはず

8/16 8:35

ついに本降りの高天原山荘

8/16 9:05

竜晶池、晴れていれば薬師岳が映り込む

8/16 9:28

曇っていても温泉は最高!

8/16 10:23

高天原山荘でうどんをいただきました

8/16 11:01

高天原山荘、たしかにゆがんでます

8/16 11:01

かつてモリブデンを採掘した道具の数々

8/16 11:54

水晶池も雲の中です

8/16 13:43

8/16 13:44

クルマユリ

8/16 15:47

今回初のピーク、水晶岳頂上

8/16 15:57

双耳峰の三角点へもいきました

8/16 16:58

水晶小屋定番のカレーライス、美味

8/17 5:05

翌朝快晴、赤岳頂上からの水晶小屋

8/17 5:06

野口五郎岳方面からの御来光

8/17 5:19

モルゲンロートの鷲羽岳、ワリモ岳

8/17 6:02

ワリモ岳頂上からの鷲羽岳と槍ヶ岳

8/17 6:05

三俣蓮華方面と笠ヶ岳遠望

8/17 6:44

黒部川源流、黒部最初の一滴。岩苔乗越から10分

8/17 6:53

快晴の薬師岳

8/17 7:32

黒部五郎岳

8/17 8:31

スイス庭園からの水晶岳

8/17 8:32

昨日は雲の中だった水晶池と高天原

8/17 9:03

快晴の雲ノ平山荘

8/17 9:37

水晶岳と雲ノ平山荘

8/17 9:45

奥日本庭園からの薬師岳

8/17 11:37

チングルマ、まだ咲いてました

8/17 12:47

三俣蓮華からの鷲羽、ワリモ、水晶。この並びはやはり素晴らしい

8/17 15:50

弓折乗越到着、あとは下るだけ

8/17 16:49

鏡平山荘到着、お約束のかき氷

8/17 17:08

夕食は豪華版

8/17 18:28

アーベンロートの槍、穂高(山荘の方曰く、今夏一番の夕映えとのこと)

8/17 18:30

あ〜、やっぱ鏡平泊まりにしてよかった

8/18 4:34

翌朝の槍、穂高。北鎌から大キレットまでのシルエット

8/18 5:11

朝焼けの雲が映り込んでました

8/18 6:08

小池新道を下山、遠くに西穂と焼岳

8/18 8:19

もう少しで到着、笠ヶ岳を見上げる

8/18 9:03

中崎山荘と笠ヶ岳、ここの温泉は最高

撮影機器：

DSC-HX5V SONY

感想

sakura

8月12日からお盆休みなのに毎日悪天続きで山に行けず、しびれ切らして15日に決行。行先は今年の目標だった雲ノ平に。ただし、折立からでは有料道路の開通時間の制約あるため新穂高温泉から。
まだ暗い林道からは少し星も見え、こりゃ今日は晴れるか?とおもいきや、秩父沢すぎたあたりからパラパラと雨。あわてて雨具を着込み、ザックカバーをつける。結局この日は最後まで雨具を脱げなかった。天気が良ければ写真を撮りながらの山行となるため三俣泊まりかと思っていたが、悪天のため写真も撮らずにスタコラ歩いたためその日のうちに雲ノ平までいってもうた。本日12時間の歩行。前日よく寝てないのに、わしゃあほか〜。
夕方思いがけず雲が晴れて、水晶岳が目の前に!昨秋に来た時は降雪で登れなかった水晶岳。あーやっぱ美しい、翌日も晴れてくれと念じつつぐっすり眠る。
...翌朝...どよ〜ん　またも曇り。しかも前日よりひどい感じ。
仕方ない、今日は天気に関係のない温泉だ!と高天原まで行くことに、しかしぬかるんだ登山道は歩行困難。途中すれ違った登山者は2人のみ。天気悪いから少ないのでしょうか。竜晶池も雨降りで期待していた逆さ薬師はまったくダメ。温泉は午前中だったため、入浴客は私と山荘の従業員の方2人のみ。厚かましくもシャッター押してもらいました。
雨がしとしと降る高天原山荘...おいしいうどんをいただいて、さて水晶までいくぞと岩苔小谷を登り返す。しかしこの道樹林帯が長くていやになる、あいかわらずぬかるんでるし...と突然樹林帯からぬけるとそこは見渡す限りのお花畑、この世の天国かここは?
岩苔乗越にようやく到着もまたまたガス。水晶小屋到着は15時だったが、よーしこれから水晶岳ピークハントだ〜!と飛び出したらいきなり雨。それでもどうにかピーク到着。大急ぎで登ったら15分で着いちゃった。なんと今回の山行で初のピークハントでした。この夜の水晶小屋名物カレーライス、おかわりまでしちゃいました。
...そして翌朝...目をこすりながら小屋の前に出るとなんとそこには裏銀座から表銀座、槍、穂高の完全なシルエットが!!そうです、快晴だったのです。狂喜乱舞し、この日の下山予定を急きょ変更。今日は鏡平泊まりにして、雲ノ平を周遊することに決定。まずはワリモ岳へ登り、岩苔乗越から10分のところにある黒部最初の一滴を飲む。冷たくて美味。テルモスにも詰めて家族へのお土産にする(タダですけど...笑)
快晴の雲ノ平はまさに楽園。しかし晴れてるとこんなにも違うんですね。登山は楽しいや。雲ノ平からは黒部五郎、薬師、鷲羽の百名山3つがどーんと見えるし、遠くには槍、立山、笠ヶ岳も遠望できるなんともぜいたくなロケーション。
ずっと滞在したいとこですが、今日は鏡平までいかなくては。黒部源流を降りて登って三俣へ13時に到着。鏡平はちょっと難しいかなと思いつつも双六は休憩もせずパス。あと1時間半で鏡平到着というその目の前で...なんとシャリバテ。突然足が動かなくなった。なんなんだこれは、とりあえずザックの中にある食料を食い漁る。ようやくひとごこちついて歩き出せば3分で山荘到着。これだけの距離も歩けなくなるとはシャリバテの恐怖。
鏡平名物のかき氷と豪華な夕食で満足。そして期待に胸を膨らませて鏡池へ。そう、なぜ本日の宿泊に鏡平にこだわったか?　それは鏡池に映るアーベンロートの槍穂高を見たかったから、そしてその期待は見事にかなった!!
山荘スタッフ曰く、今夏一番の夕映えとのこと。写真の腕が良くないのと、カメラもコンデジなので大したことないですが、それでも雰囲気は出てるはず。大満足でした。
そして翌朝も満天の星空から夜明け前の槍穂高のシルエット。これも感動ものでした。天気が良くて名残惜しかったけど今日は下山日。今回の山行を思い出しながら小池新道を下山。深山荘駐車場に到着後、すぐに中崎山荘の温泉に入り4日間の汗を流しました。
ヤマレコに登録してみれば71kmのロングトレイル。よーあるいたホンマ