富士見高原〜キレット越えで赤岳、県界尾根で下山
- GPS
- 18:59
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 2,129m
- 下り
- 1,890m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 5:52
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 7:38
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 5:17
天候 | 初日、稜線はガス。他日は快晴で無風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
富士見高原リゾート無料駐車場。登山ポスト、トイレあり。 下山口 清里ハイランドパーク無料駐車場。(許可必要) それぞれに駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◯富士見高原〜編笠山 良く整備された登山道です。 林道を何回か横切りどんどん登って行きます。 臼久保岩小屋を過ぎてから、傾斜が急になりつづら折れ道になります。 岩場になると、シャクナゲ庭園。 森林限界を超えると、大きな石の岩場になります。 西からの風がよく当たるところなので、この時期は防寒対策が必要です。 ◯編笠山〜青年小屋 編笠山頂上からの展望を堪能した後は、青年小屋へ下ります。 ハイマツなどの林を抜けると大きなゴロゴロ石の岩場。青年小屋が間近に。 青年小屋から西岳方面へ5分ほどで、『乙女の水』。水分補給にどうぞ。 ◯青年小屋〜権現岳 樹林帯を登り、のろし場へ。 その先は西、東ギボシの岩場をトラバースしながら権現岳。 歩きやすいですが、注意して通過します。 ◯権現岳〜赤岳 いわゆるキレット越えです。 権現岳から旭岳、ツルネを越え高度をドンドン下げます。 キレット小屋から、天に突き上げているように見える、天狗尾根へ登ります。 ここから、ザレ場のある急登の岩場が始まります。 落石をしないように目印を頼りに登ります。 天狗尾根に合流してからも、梯子や鎖場のトラバースがありますので、気が抜けません。 ◯赤岳〜県界尾根〜清里 赤岳頂上山荘の前から下山です。 鎖場とハシゴを下り、赤岳天望荘からのトラバース道と合流。 その下には、ザレた岩場。約30m程のトラバースが有ります。鎖をシッカリ握り下降。 すぐに、7合目の看板がある小さな岩屋。 その下にも、短いハシゴと急な岩場の下降が有ります。 鉄板のトラバース道を過ぎたところで、核心部の難所は終わります。 樹林帯を下降して、大天狗、小天狗へ。 小天狗の300m程手前に展望の良い広場が有ります。休憩にもってこいの場所。 小天狗の先で、野辺山と清里との分岐になります。 清里方面へ尾根を急降下しすると、大門沢に降り立ちます。 沢に沿って作業道を進みます。途中、真教寺尾根(賽の河原)からの道と合流。 車道手前で、堰堤の上を通り対岸へ渡ります。 程なく車道です。 |
その他周辺情報 | 富士山が見えていたので、甲斐大泉温泉『パノラマの湯』 で入浴。 http://panoramanoyu.sakura.ne.jp/index.htm |
写真
感想
関西の友人たちと共に、八ヶ岳イエローに彩られた『南八ヶ岳』を縦走してきました。
先週の登山道の下見と、私には2週続きの八ヶ岳です。
友人たちには、十分に八ヶ岳の魅力を楽しんでもらうために、2泊3日という余裕のある日程で、少し難易度は高いですが達成感が味わえるコースを選びました。
初日は、稜線付近にガスが掛かっている状態でしたが、天気は快方に向かっているということで、先ず先ずの滑り出しになりました。
夕方には、快晴となり満天の星空となり、友人達へ秋の星座の説明をさせてもらいました。
2日目に、メンバーの一人が軽い高山病になり、付き添いで一人の2名が権現岳で別れて下山しました。
山は逃げないので、次の機会に。いつでも付き合いまっせ〜!
残りの4人で赤岳を目指します。
キレット小屋は、既に小屋終いをしていました。
これからの急登を前に、ここで腹ごしらえの大休止。
急登の岩場は、小石を落とさないように両手両足を使い、三点支持を確実に駆使して登ります。
緊張するところです。
急登の岩場を登ると、天狗尾根に乗ります。
ここからは、梯子と鎖のトラバースが続きます。
真教寺尾根からの登山道と合流し、竜頭峰西壁のトラバース。
文三郎尾根からの登山道と合流し、赤岳山頂。
到着時間が少し遅いので、登山客は少ない。
赤岳頂上山荘の食堂で、オレンジ色へと染まりゆく横岳西壁などを見ながら宴会。
一人じゃないと・・楽しい〜♪
最終日、山頂からの夜明けを楽しんでから、下山を開始する。
(真教寺尾根からの下山を予定していたので、前夜にスリングでの簡易ハーネスの作り方や、ザイルとカナビラの取り扱いの講習をしていました。)
メンバーの一人が、前日の影響で足がよく踏ん張れない・・と。
すぐに、県界尾根での下山に変更する。
しかし、この県界尾根もなかなかの難易度の高い尾根です。
梯子、鎖の岩場が続く核心部を通過するまで気が抜けません。
なんとか通過して、一安心。
あとは気持ちの良い八ヶ岳イエローの黄葉の中を下山。
先に下山した2人と私たち4人とも、無事に下山しました。お疲れ様でした。
2年前11月の県界尾根で、凍った岩の上に雪が積もっていた所をトラバース中に滑落しました。51番目の写真の所です。
鎖は雪の埋もれて見えませんし、見えたとしても凍りついて使えません。
幸い緑のロープに助けられました。身をもって未熟さを思い知らされました。
それからは、安全のために道具を揃えて登山を続けています。
八ヶ岳に戒められました。 これからも安全に山行します。有難うございました。
コメント
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skywatcherさん、こんばんは。
天体観測に朝焼けの富士山!
真っ青の空に八ヶ岳イエロー!
ㇾコを見ただけでも十分に八ヶ岳の魅力を堪能させて頂きました。
真教寺尾根に負けず劣らず、県界尾根もスリリングなコースのようですね。
緑ロープのザレ場に来ると以前の出来事が思い出す。そいったことも経験となって
スキルアップするんですね。勉強になります。
小天狗手前の写真は、ドヤ顔には見えません。うっすら微笑んでいるようです。
先に下山された方達も含め、全員無事に下山され喜ばしい限りです。
綺麗な写真ありがとうございました。
今後も勉強させて頂きます。
hadahiro さんこんにちは。
山岳ガイドなんて、とんでも無い。ただの道案内ですよ。(^_^;)
お陰様で天候に恵まれ、リスクの少ない条件で楽しく登山が出来ました。
先に下山したメンバーとの連絡が十分取れたのは、携帯電波が届きやすい八ヶ岳ならではですね。
何かが起きてから行動するという、何処かのような感じですが、
滑落経験は、リスクを常に考えて準備するという危機管理につながっています。
しかし、セルフビレイのスキルはまだまだ幼稚なので勉強中です。
これから丹沢稜線付近の紅葉が、段々降りて来ますね〜。
まだ大山からの表尾根も歩いていないし、ユーシンの紅葉も楽しみです。
また、丹沢を徘徊しますのでよろしくお願いします。
コメント有り難うございました。
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