那須岳 周遊 三斗小屋で温泉満喫 (朝日岳〜三本槍岳〜鏡ヶ沼〜三斗小屋〜沼原〜白笹山〜南月山〜茶臼岳)
- GPS
- 14:10
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 2,031m
- 下り
- 2,020m
コースタイム
峰の茶屋駐車場8:00→峰の茶屋跡避難小屋8:40→朝日岳9:15→10:20三本槍岳10:50→11:25鏡ヶ沼(昼食)11:55→大峠12:55→14:20三斗小屋(煙草屋)
2日目:7時間50分
三斗小屋6:10→三斗小屋宿跡7:00→沼原湿原駐車場9:05→白笹山10:35→11:15南月山(昼食)11:45→日の出平12:05→牛ヶ首12:15→ロープウェイ登山口12:40→13:05茶臼岳13:20→峰の茶屋跡避難小屋13:40→峰の茶屋駐車場14:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りは那須ICまでの道が渋滞していたので、少し遠回りして那須高原PAのECTゲート(東京方面限定)を利用して高速に入りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
2010山と高原地図12を参考にして歩きましたが、記入されているコースタイムは若干ゆっくりな感じでした。 ●駐車場 今回は峰の茶屋駐車場到着時30%位すでに駐車されていました。紅葉の時期はこの時間に到着したら間違いなく駐車できません。駐車場にはお手洗い、自販機あります。 ●朝日岳へ 今回の周遊で一番ザレた場所ですが、注意していれば特に危ない箇所はありません。茶臼側から見ると北アを彷彿とするような山様ですが、反対側からだと全く違う姿で新しい発見でした。茶臼岳登るならそれほど遠くないのでセットで登りたい場所です。 ●三本槍へ 緩やかに熊見曽根、清水平を経て若干の登りで三本槍に到着します。清水平より先は視界はあまり開けません。山頂からは朝日岳の奥に茶臼岳を望め、他の展望も開けています。茶臼岳より標高が若干高いんですね。 ●鏡ヶ沼へ 三本槍から少し足を延ばしてみました。北方面に下る途中で鏡ヶ沼が下に見えます。分岐からはアスレチック的な急な下り、ロープが設置されているので慎重に下ります。鏡ヶ沼は浅そうな感じで、おたまじゃくしが沢山いました。青色のキレイなトンボも生息していました。 大峠までは笹原のなだらかな歩き、最後若干登って大峠の稜線にでます。稜線からは下って沢を3本渡りますが、滑るので注意が必要です。 ●三斗小屋(煙草屋) 宿泊料金8,500円食事2食付です。手ぬぐいがサービスで貰えます。 夕食4時半〜、朝食6時半〜で早朝出発の場合はお願いすれば就寝までにオニギリ2個にチェンジできます。 今回は4人で別館の個室を利用できました。壁は薄いですがプライベートが確保されていて、布団もあるしグットです。ビール500円、コーラ200円でした。 そしてなんといっても温泉。弱酸性の単純泉を味わえます。内湯の雰囲気も良いですが、露天風呂(混浴)は正面に流石山が見えて気持ちよいです。混浴ですが3〜5時は女性専用になっていますので女性でも安心でしょうか。 ●沼原湿原へ 三斗小屋宿跡まではダラダラと下ると到着します。ここからは大倉山、流石山が見えます。昔賑わっていた地が今は野原になっているとはなんとも寂しいものです。 麦飯峠は急登を覚悟しておりましたがそれほどでもありませんでした。 沼原湿原は現在木道工事中で歩けません。それにしても草原化が進んでいて湿原の雰囲気はないですね。 ●白笹山・南月山へ 白笹山の登山中はほとんど展望ありません。途中で何箇所か沼原池が見えるので写真を撮ります。山頂は展望ありませんが、南月山に下り始めた地点で南月山と茶臼が見えます。 南月山からは朝日岳と全く反対の茶臼が見えます。こちらから見る茶臼岳は左側の噴煙も見えるのでよりダイナミックでしょう。ただ茶臼と登るにはルートが限られてしまうので難しいですね。 ●牛ヶ首〜茶臼岳 牛ヶ首は風の通り抜ける場所で夏には涼しく、展望も良いので休憩するにはもってこいです。ここまでなら茶臼岳だけを登る人でも足を延ばす価値あります。 茶臼岳山頂からの景色はやはりいいですね。何箇所か煙が出ていて硫黄臭が凄いです。子供も結構登っていて観光客もスニーカーで登ってます。 ●温泉 温泉地なので事欠きませんが、今回は大丸温泉にて汗を流しました。日本秘湯の会の宿です。立ち寄り湯1,000円也。飲料泉がありますよ〜。そして、露天風呂は混浴です。いい湯ですね。 |
写真
感想
那須岳は4回ほど登っているが、いつもせかせかした登山ばかりで百名山って言うほどの充実感は味わっていなかった。今回は三斗小屋での温泉を目的に、那須岳を周遊し余す所なく楽しむつもりで行った。
●1日目
三本槍までは初めてだったが、歩きやすい登山道で途中トイレがないが初心者でも十分歩ける感じだ。清水平では花が結構咲いていた。
山頂の道標はショボイと思っていたが、いつ設置されたのか立派な道標が立っている。そういえば、茶臼岳の山頂には道標ってあったかな?
普通はここから稜線を下り三斗小屋に行くのだろうが、せっかくなので鏡ヶ沼まで回ってみることにする。分岐からの下りは道が崩れていて湿り気もあり滑る。ロープがあるので掴みながら慎重に下った。ここが一番アスレチック的で面白かったかもしれない。
鏡ヶ沼は静かで黄色花が周辺に満開。雰囲気は良かったが風があるため鏡というほどでもないのが残念だった。この辺は風止むのかな〜鏡に見える時がどのくらいあるか微妙だよな。
三斗小屋(煙草屋)はどちらかというと旅館に近いか。通常の山小屋とは一線を画す雰囲気で、一泊二食温泉つき個室、手ぬぐいも貰えて8,500円は安い!特に混浴の露天風呂はいいですね〜。残念なのは今回は山ガールらしき年代の女性が入っていなかったことと、雲で星が見えなかったことか。それでも21日は内湯2回、露天風呂2回堪能して満足。
●2日目
昨夜は流石に標高が高いだけあり1日下界の暑さを忘れグッスリと安眠が出来た。早朝5時から贅沢にも露天風呂でゆるりと過ごし、早朝6時に昨日用意してもらったにぎりを手に出発。
三斗小屋宿跡まではダラダラでほとんど展望もないくだりでかなりのペースで進む。笹に覆われ静かでともすれば熊が出てきそうな雰囲気は確かにあった。
ここから分岐までの間に沢登り目的の3パーティーに会った。井戸沢は結構人気なのだろう。機会があれば流石山まで遡行してみたいものだ。
麦飯峠は結構急な登りかと思っていたが、それほど大変ではなかった。とにかく展望がないので今回の山行の中では地味な歩行時間だった。
沼原湿原は以前5月に来た時は湿原っぽい雰囲気だったが、水はなく草原の様相を呈していた。あいにく木道工事のため周回することも出来ず残念であったが、軽く休憩し白笹山へと向かう。
白笹山登山道はしっかりとした道で、危ない所はない。地図上だと急登と記入されている箇所もあったが、それほど大変ではなかった。展望はほとんどないが、途中数箇所だけ木々の隙間から沼原方面が伺えるとほっとする。
山頂は展望がなくつまらない場所だが、少し南月山方面に下ると笹原の奥に茶臼が見える箇所がある。展望のない山頂よりそちらで休憩したほうがマシだったと後悔しつつ南月山へ向かう。
南月山山頂に到着すると日の出の奥に茶臼岳が悠然と見え、ロープウェイ方面に向かうトラバース道がしっかりと見える。朝日岳から見る茶臼も良いが、反対の南月山からも素敵な姿だった。
その後牛ヶ首からロープウェイ方面に回り、最後の目当ての茶臼岳に一気に登った。
周遊してみるとただガレている茶臼岳の印象とは全く違う、緑豊かな那須連山を味わうことができた。那須をしっかり満喫するなら、周遊するのが良し!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する