記録ID: 75202
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無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂
富士山(吉田口)
2010年08月22日(日) ~
2010年08月23日(月)
- GPS
- 14:48
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,584m
- 下り
- 1,594m
コースタイム
16:40富士スバルライン五合目P着-五合目発19:22-19:50六合目20:15-21:15七合目トモエ館21:35-22:10東洋館22:40-23:05太子館22:20-23:50白雲荘0:25-(以降同じように所々で歩いたり休んだり)-3:24吉田口(久須志神社)頂上-ご来光待機-(記念撮影順番待ち約20分)-6:06剣ヶ峰頂上-(お鉢巡り・朝食)-吉田口下山開始7:10-10:10五合目着
天候 | 快晴(無風or微風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【コース】 もちろん誰でも歩けるよう整備されています。ただし、下山道は結構歩き難いし、かなり土ぼこりが舞ってました。 よく言われるようにスパッツとマスクはあったほうがいいですね。 気になった事を二つほど。 ○たまたま満月(ほぼ)で月明かりがあったのですが、ライトを持ってない人(グループで一つとか)がいるのにビックリ。それと五合目〜六合目では下山する人とすれ違いますがこちらも持ってない人が。大事には至らなくても転んで痛いのは自分なのに。 ○最近流行の山ガールとは違ういわゆる若者のグループ。山靴でなくてもハイカットのシューズぐらい履けないもんですかねぇ。下山途中に二人ほど足にテーピング(一人はガムテープぐるぐる巻き)してもらっているのを見ました。 【混雑状況】 さすがに土曜日から日曜日にかけてはメチャクチャ混む事は想像できたので、休暇が取れたこともあり日曜日から月曜日にかけて計画しましたが、所詮は夏休みシーズンだし、小生のようにお盆を外して休暇をとる人もいるだろうし、でも平日だし、と「混む」、「混まない」を常に天秤にかけながらでしたが、結果は以下。 ○スバルライン五合目駐車場 小生の予想では夕方なら観光客がどんどん帰るのでほぼ並ばずに入れると思っていたのですが、中央道(河口湖線はタダになったんですよね)を下りると何と電光掲示板に「五合目駐車場混雑5時間以上」と。ビックリ。でも日曜日の午後で5時間以上なら前日はどうなんだ?これはおそらく最も混雑したときのものだろうと決めつけてスバルラインへ。ところが料金所手前でも係りの人がいて同じ事を言われた。中にはUターンして帰る車も。しかし係りの人の言い方があまり現状況を把握している感じではなかったので迷わず進んでみた。結果は1時間と少しで駐車場に入れました。でも、6時になっても観光の人がやってくるのにもビックリ。 ○登山道 混むと思ってました。6年前に友人と登ったことがあったのですが、そのときの記憶として渋滞で止まり、寒い思いをし、八合目あたりで日の出となったのが忘れられず、今回もコースタイム6時間にプラス数時間を考えてました。ところが六合目の安全指導センターの方に聞いてみると「今日は渋滞ないよ」。これで予定を大幅変更(変更と言っても今更あまり変えようも無いのですが)。このままでは山頂で寒い思いをしながら何時間も過ごさなければいけない。それを防ぐにはひたすら途中で休みを入れるしかない。というわけで上記の歩きと休みがほぼ同じ時間のコースタイムとなってしまいました。ただ、ゆっくりしていたら八合目あたりからはツアーの団体さんがいくつも追いついてきて結果的にプチ渋滞っぽくはなりました。 【服装】 八合目ぐらいまではTシャツに薄手のメリノウールのセーターでも歩けばうっすらと汗ばみましたが、日の出を待っているときは持っているものをすべて着込みました(ゴアのレインスーツの下にはインナーのダウンベストまで)。平地は猛暑日が続いていますが、標高の為す業はすごいです。因みに寒がりなのでイアーバンドとネックウォーマーも。手袋は言うに及ばず。 【高山病】 実は恥ずかしながら前述の6年前の時はバテバテもいいところで下りでは一般の人(普段山登りをしていない人という意味)にもどんどん抜かされてました。原因は高山病かどうかは不明ですが結果的にほとんど飲まず食わずだったためだと思います。疲れてきて食べる気がしない、食べない、もっと疲れる。疲れて(渋滞もありましたが)ペースが遅くなる。ろくに休憩を取らない。もっとペースが遅くなる。というまさしく悪循環。 今回は意識的に飲むことと食べることを行いました。結果は前回とは大違いで時間に余裕があったせいもあるでしょうが辛くはありませんでした。ただし、頭痛にはなりました。でもそもそも子供の頃からの偏頭痛に加え最近は年齢からくる頚椎症から筋緊張型頭痛も日常的で(悲しいことですが)頭痛慣れしているので違和感はありませんでした。今回の頭痛も高山病なのか、寝不足のためなのか、寒さのためなのか。麓に下りてきても治らなかったので高山病ではないみたいです。八ヶ岳でも頭痛になりますし。 小生は持って行きませんでしたが、酸素缶を持っている人が結構いました。使ったことが無いのでわからないのですが、これって効果あるんでしょうか。それとツアーのガイドの人が「酸素缶を持っている人は最後の最後にもうダメだと思った時に使ってください」というのが聞こえました。効果が不明なので何とも言えませんが、適度に使いつつ高山病予防に役立てる方が良い気がしました。最後の最後に「缶」ぐらいで何とかなるもんなんですかね。 【外国人】 さすがは「フジヤマ」。外国人いっぱいです。小生の観察によると五合目の観光客はアジアの人が多く、富士山に登る人は欧米の方が多いようです。そして会話が一番静かなのは日本人です。しかしあの金剛杖、外国の方は帰国するときどうするのでしょうか。山とは直接関係ありませんがこんなことも感じました。 【下山後】 温泉は「紅富士の湯」 http://www.benifuji.co.jp/ 吉田のうどん「ふもとや」、美味しかったです。安いです。 富士浅間神社の近く、国道沿いです。 |
写真
感想
少し前まではまるっきり富士山は計画に無かった。なのに何故だか3週間ぐらい前に急に行きたくなってきた。特に明確なきっかけや理由は見当たらないけど、おそらく巷の本屋さんや山道具屋さんで否応なしに目にしている「富士山」に段々洗脳されてしまったみたいだ。
幸い天候に恵まれ月光に照らされながら、適度な混み具合(夜なのであまり人がいないと寂しいし)だったし、前回の反省から高山病を意識しながらもいいペースで登れた。時間調整のために休憩を多く、そして長く取ったのが幸いしてか、歩くペースはかなりスローにしたつもりだったけど、コースタイムと比べると悪くない。
時間に余裕があったので、いろいろ観察したり、考えたりしながら歩くことができた。そして思ったのは夜間ではなく、いつもの山登りのように昼間にも登ってみたいということ。なんだか先入観念で富士山は夏の夜に登るものと思っていたけど、次は日の出ぐらいにスタートしてみたい。果たして炎天下で今回のようなペースが保てるだろうか。
多分今年はもう無理なので来年の楽しみに取っておこう。
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keith-k さん
はじめまして。私達も同じ日にスバルラインの五合目駐車場に向かったのですが、料金所手前で5時間待ちと言われました。とりあえず行けるところまで行き待ってもいいからと上がると結局は1時間位待って16時30分に五合目駐車場に停めることが出来ました。もう少し現状把握をしてもらいたいですね。
keith-kさんは8/22の夜から登られたのですね。私達は車中泊し8/23の3時から登りました。吉田口は6合目以降はどこからでもご来光が見えるとの事でしたので。
それにしても平日なのに人・人・人でビックリしました。
yokochanさま
確かに「5時間待ち」はちょっと驚くとともに「嘘でしょ〜」って感じでした。途中でUターンした人が可哀想でした。1時間おきでもいいからラジオで渋滞状況伝えるとかできないんですかね。
小生も平日の混み具合はどのように想像すればよいのか判りませんでした。結果的には人は多かったものの、時間が余ってしまいましたが。
今回ご来光は満足できましたので、次は小生も夜明け前ぐらいから昼の富士山を楽しみたいと思ってます。
それにしてもご夫婦で百名山とは色々な意味で羨ましい限りです。おめでとうございます。
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