反省点だらけの悪沢岳(荒川岳 東岳)


- GPS
- 21:32
- 距離
- 55.3km
- 登り
- 2,843m
- 下り
- 2,842m
コースタイム
19:42椹島19:53-21:32沼平ゲート
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
バスも通る舗装路だが、1.5車線の山道が延々と続く。 東京方面からだと清水ICから静清バイパス経由の方が便利だが、途中で食事をするために静岡の市街地を敢えて通過した。 荒川、赤石は百名山の中でもアプローチの困難さで一二を争う、南アルプス最奥の山であるが、その最大の原因は、畑薙第1ダムから椹島までのマイカー規制であり、東海フォレスト送迎バスを利用した場合、どうしても山中1泊を強要されてしまう。 また、私の個人的ルールとして、宿泊者以外利用出来ない交通機関の利用はNGとしているため、今回は沼平からチャリンコを使った2山周回ルートを当初計画した。 椹島までの林道はアップダウンが多く、下山時にも楽は出来ない。 林道には拳大の石がゴロゴロしている部分があり、ハンドル操作に神経を使い、スピードはあまり出せない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
反省点は感想部分に 入浴は、赤石温泉 白樺荘(10:00-18:00 500円)が可能だが、今回は時間的に間に合わないので利用せず。 コンビニは安倍街道(県道27号)を信号で左折する少し前のサークルKがラストコンビニ。 登山道は良く整備されており、危険箇所は無い。 水場は、清水平、千枚小屋(水道設備)。 |
写真
前日の夕方5:00に到着して車中で仮眠をするが、ゲートの解錠が頻繁にされて騒音で一睡もできず、日付が変わるのを待ってスタートする。
今回はコースタイム的には29:30であり、私の体力では頑張っても日没までに戻ってくるのは難しい。
自転車で時間短縮は図れるが、徹夜の体で本当に戻ってこれるか不安の中でペダルを漕いだ。
ロングには多少の自信はあるが、最近は4時間を超える登山を全くやっていないのも不安の一因。
暗闇の中で向こう岸までは見えない。
この林道は熊も出没するそうで、自転車のベルをチンチン鳴らしながら、ゆっくり走る。
熊恐怖症の私は、林道脇のヤブから音が聞こえる度にビクビクする。心臓に悪い。
途中の道路脇の河原で動く影を発見し、強力ライト(28W*2)で照らすと、釣り人がキジ撃ちの最中で、暗闇に白いお尻が見えた。
あちらもばつが悪そうだった。
ここに自転車を置いて聖を目指すのも良いかもしれない。光さえ無ければ易老渡まで行く必要は無いのだが。
途中赤石ダムを通過するが、昭文社地図には「コバルトブルーの湖面」と書いてあるも、行きも帰りも闇の中で湖面を見ることは無かった。
自転車を道路脇の草むらにデポし、登山の準備をする。
先ほどザックを林道に落としたために、すでに泥で汚れている。
私は普段自転車に乗っていないため、ここに到着時点で既に太ももがパンパンになっている。
これからコースタイム20:25の登山が果たしてできるのか、非常に不安になった。
行動食を食べながら長めの休憩するが、一度ダメージを受けた筋肉がすぐには回復しないことは良く解っている。
不安の中でゆっくりスタートするが、この不安はすぐに現実となって私を苦しめた。
ここから林道を左に入り、登山道になる。
もう一度身辺をチェックする。
靴紐を結んでいると登山者が一人やってきて挨拶をし、二軒小屋方向へ進んで行った。
人と会うと何故か元気になる。
さあ、気合いを入れて行きましょうか。
登山口からここまでの写真が無いのは、そんな余裕が全く無くなってしまったため。
まず、吊り橋を渡ってからの急登で全く足が進まない。
そう、自転車で私の足は既に終わっていたのである。
私はロングの急登を心拍数150と決めているが、普段の半分程度のスピードしか出ていない。
次に、鉄塔下での道迷い。これは下の反省で詳しく書くが精神的なダメージが大きく、写真を撮っている余裕は無かった。
滝見橋登山口からここまで丁度3:00。
昭文社のコースタイムは3:25であるが、登りであれば普段はコースタイムの5-6割で歩けるので、それだけ体力が消耗しているということ。
この時点で赤石までの周回は断念することにした。
ちなみに、水場だと思って写真を撮ったが、本当の水場はここから20m程上流であった。
水は妙な臭いが付いており、あまり美味しくない。
小屋前は静かであった。
宿泊者は既に出発したのだろう。
ここで大休憩を取り、今一度コースを確認する。
私は山頂で最大累積心拍数の50%を越えない様にしているが、今日は既に80%に達している。
目標を千枚岳に変更して、ビバークセットや余分な行動食等を小屋横にデポさせてもらった。
ここには三角点がある。悪沢には三角点は無い。
荷物を軽くしたのも拘わらず、コースタイム0:45に対して0:55も掛かってしまった。
下の感想に詳しく書くが、稜線歩きをもっとしてみたくなり、既に体力管理を無視した山行を始めていた。
山頂で小休憩して10:53。
本来であれば撤退時刻である。
さらに進めば危険なことは解っていたが、目の前の山頂は手が届くほどに近く、多くの登山者の姿も良く見える。
私は百名山1座ゲットの誘惑に勝てずに、結局先に進んでしまった。
足は全く先に進まず、立ち休みを繰り返して必死で登った。
百名山的には悪沢岳である。
展望は予想通り無いが、今日はそれどころではなかった。
当初の周回計画ではここを9:30には通過する予定だったので、2時間半は遅れたことになる。
計画が甘かった言わざるを得ない。
山頂には他登山者2名。
一人は北沢峠から縦走してきたとのこと。
皆さんタッチアンドゴーで下山していった。
私も続いて下山開始する。
手がかり足がかりも多く、大した岩場では無いが、下山時の登り返しは疲れた体に非常に厳しい。
写真は撮らなかったが、泥だらけで腐った丸太のハシゴは手強い。
ここまでに体力は既に限界だったので、何度もビバークが頭の中に浮かんだ。
ここまで来れば後は下りだけ。
安心して小休憩のつもりが睡魔に襲われてウトウトしていまい、気がついたら辺りは真っ暗だった。
(以下追記)
目を覚ましたときに辺りは真っ暗だったが、私のまわりに光の輪が出来ていた。ヘッドライトか鉄塔のライトかと思ったが違った。
気味が悪くなったが、何故か安心した。
歩き出すと光は流れとなってしばらく私の周りにまとわりついていたが、その内に薄くなって消えた。
こういう話は私の信頼性にも関わり公言が憚れるので、閲覧数が減ってから追記したが、事実なので書き留めておく。
ちなみに、山での不思議な体験は早月尾根の下山時と併せて2回目である。
感想
<反省点>
1.畑薙第1ダムへのアプローチ時間
玉機橋(安部街道の左折部分)〜井川ダムの通過時間は14:30-16:30を避ける。
今回は沼平駐車場で十分な仮眠時間を確保するため、夕方の到着を目標としたが、上記道幅が狭い部分の通過で下山者の戻り時間とバッティングしてしまい、30-40台の車と次々にすれ違いをして大変でした。
特にしずてつジャストラインの大型バス2台と丁度狭い部分で鉢合わせをしてしまいました。
また、峠道では昼間でもライトを点灯すると良いでしょう。
2.沼平での車中泊はNG
畑薙第1ダムの先、沼平ゲート前には20-30台の駐車場があり、ゲートには昼間係員もいますので、防犯の観点からもゲート近くに駐車して車中泊をしました。
ゲートは夕方係員がいなくなって以降は閉じられ、チェーンとダイヤル式のロックで施錠されます。
しかし、小屋関係者と思われる車が下山した後も、多くの車がひっきりなしに出入りして、チェーンの音、人の声、車の音が五月蠅く、全く睡眠が出来ず、結局徹夜山行になってしまいました。
夏期は畑薙第1ダム駐車場の利用者は殆ど無く、清潔なトイレと自販機もありますのでこちらで車中泊をすべきでした。
この駐車場は奥まった部分にありますので通過車の影響もありません。
ちなみに、ゲートのダイヤルの番号は公知の様で、小屋関係者と思われる車の一団が出てくるのを待って、多くのレジャーと思われる車が入っていきました。
また、自転車で下山してきた人も解錠してゲートを開けていました。
横の通り抜けは狭過ぎて、自転車を通すのも大変なのでそれも理解出来ます。
仲間内で番号の確認を大声でしているのを聞いて、偶然私もその番号を知ってしまいましたが、もちろん使うことはありません。
3.自転車で体力をかなり消耗する
自転車で椹島に到着したときに、既に私の脚は終わっていました。
これが今回途中敗退の一番の理由になりました。
沼平から椹島まで距離約18kmですが、途中のアップダウンも激しく、普段自転車に乗っていない私には相当の負荷となりました。
もちろん、歩く筋肉とは違うのですが、普段であれば心拍数150前後でガンガン登れる序盤の急登でも一向にペース上がらず、非常に焦りました。
今回は赤石岳を残してしまいましたので、次回は十分な自転車トレーニングをして臨みたいです。
4.自転車からの荷物落下
林道は当然激しい凹凸で、下りではかなりの衝撃になりますが、後ろから来た車に道を譲るために路側に寄ったときに石に乗り上げ、荷台のザックを落下させてしまいました。
私はザックに余計な物を沢山ぶら下げていますが、これが衝撃で外れてしまい、回収と確認に時間を浪費しました。
小物はすべてザックの中に仕舞い、荷台へしっかり固定するという基本的なことが出来ていませんでした。
徹夜で注意力が散漫になっていた証拠でした。
5.鉄塔下部での道迷い
椹島を出て、吊り橋を渡ると鉄塔まで樹林帯の急登になりますが、ここで踏み跡を失って20分ほどタイムロスをしてしまいました。
原因は今回は日没後の下山予定であったため、ヘッ電を一番弱くして足元だけを見ながら歩いたことでした。
樹林帯には一部複数の踏み跡がありますが、迷いそうな部分には木に赤ペンキがあり、夜間は踏み跡ではなく、ライトを強くしてペンキをトレースすべきでした。
道迷いは精神的なダメージも大きく、数々の失敗の連続で、これは山の神様の暗示かもしれないと思い、この時には本気で撤退も考え戻り掛けました。
しかし、下から登山者が上がってきて、話を聞くと、この方も悪沢、赤石の日帰り周回とのことで、気を持ち直して、行けるところまで行こうということにしました。
但し、今日の体調では、赤石までの周回は難しく、悪沢までのピストンに予定を変更しました。
撤退時刻は11:00としましたが、自分で決めたこのルールも下記の様に結局破ってしまいました。
6.撤退判断が甘くなってしまった。
当初の撤退時刻は11:00でしたが、千枚小屋到着時の体力を考慮して、千枚岳までにしようと千枚小屋を出発しました。
しかし、いざ3,000mの稜線歩きになると楽しくなり、気分も高揚してもっと歩きたいとの思いで先に進みました。
これが、最初の撤退判断破りです。
丸山到着は10:51。丸山からは悪沢山頂は目の前です。
あともう少しで百名山の1座をゲットできるとの思いで理性を失い、重い足を引きずって山頂を目指してしまいました。
2つ目の撤退判断破りです。
私は自分の体力をしっかり把握しているつもりでしたが、それを無視する自分に負けてしまいました。
今回は運良く無事下山出来ましたが、無理をして遭難する人間の心情が良く判りました。
7.行動食をセーブしてしまった。
下山中、千枚小屋到着時までは特に問題無く歩いていましたが、見晴台あたりで脚力が限界になり、やはりもっと早く撤退すべきであったと反省するとともに、ビバークを視野に入れて備えて行動食を少しセーブしました。
特に空腹を感じなかったということもありますが、これがその後の体力消耗を加速させた様な気がします。
全般的に体力の見積もりが甘すぎ、荒川-赤石の日帰り周回の体力的な備えが出来ていなかったというのが今回の感想です。
今までは丹沢での短時間負荷トレーニングしかしてきませんでしたが、もっとロングでのトレーニングが必要ですね。
もちろんさらなる減量が必要であることは言うまでもありません。
なお、下山後、脚の筋肉はやせ細って体重も2.3kg落ちましたが、お腹の脂肪には変化はありませんでした。
コメント
この記録に関連する登山ルート

MATSUさん こんばんわ。
自転車でのアプローチ
深夜の3000mアタック 脱帽です。しかも当初は
「赤石三山」を考えられてたようで 車でアプローチ
昼でもキツいはずなのに
今回は自分の体力の無さを痛感した山行でした。
頭で解っていても無理をしてしまったことを反省しています。
MATSUさん、こんばんは。
コ−スタイムといい、コ−ス距離の凄いこと。
おまけに自転車を使用しての山行など私には
思いもつきません。
とにかくお疲れ様でした。
MATSUさん、おはようございます。
日帰り百名山の再開ですが、いきなり凄いですね。
椹島までも、登りで未舗装の道なので、
自転車でも大変だと思ってました。
これだけの苦労をして、、あと少しの丸山まで行って、、、
そこでの撤退判断は…たぶん誰でも出来ないと思います。
何時も周到な計画のMATSUさんですから、
現地の状況さえ把握できれば、赤石へのリベンジは問題無いと思います。
本当にお疲れ様でした。
MATSUさん、おはようございます。
悪沢岳お疲れ様でした・
椹島までチャリ行くだけでも凄いです!
(バスでも結構時間かかりますから)
その後高低差2000mの登りですから・・・
ほんとにご苦労様でした。
鉄塔下部あたりは少し広い尾根ですから明るいと周りが見えますが、暗いと少し分かりにくいかもしれませんね
で、ここまでの登りが結構キツイですよね。
ガスの間から見える南アの
昭文社のコースタイムは少し甘めだと思いますが、今回はコースタイムをキープすることさえきつかったです。
体力の無さを痛感した山行でした。
今回は無事に下山出来たから良いものの、限界体力での下山は遭難リスクも桁違いになると思いますので反省しきりです。
計画倒れとは正にこのことですね。
林道のチャリの疲労は想定外でした。
もう少し自転車走力が欲しかったです。
私もkankotoさんのスピードが欲しいと思いました。
朝方はyoutaroさんの山行記録の通りスッキリとした晴れで、見晴台から一瞬見えた南ア南部の山々で少しテンションが上がりましたね。
鉄塔周辺はこれから落葉で踏み跡が薄くなる時期ですので、暗い中での山行は要注意ですね。
林道を自転車…
MATSUさんのルールだとそうせざるを得なくなるんですね。
本当に最奥を感じさせてくれる山です。
分析を書いていただけると初心者にも考え方が身について有り難いですね。
撤退判断は…本当に難しいですね。
自分との戦いです…
いずれはこういう経験もしなくてはならないと思います。
またリベンジされるとのこと、またがんばってください。
南アの南部は遠かったです。
MTBをやっている方にとっては距離といい、標高差といい大したことでは無いと思いますが、月数回のジムで20分程度エアロバイクを軽く漕ぐぐらいでは全然ダメですね。
林道部分の負荷はもう一度計算し直しますが、コンビのエアロバイクでいえば、140-150程度の負荷で2時間連続を楽に漕げるくらいは必要ではないかと感じています。
今シーズンは間に合わないと思いますが、減量と合わせて良い目標が出来ました。
撤退判断は思っていたよりずっと大変でした。
諦めるより無理をする方が精神的には楽なんですよね。
今までギリギリの山行はしたことが無いので、良い経験ができました。
MATSUさん
安全、安心、自分の能力内での、
登山を心がけたい私としては、考え付かないことも
多いのですが、自転車は、たしか、
錆鉄人さんが、以前やったような、、、
やはり行きにくい山塊であることは
確認できました。
私は、東海フォレストにどっぷりつかって、
千枚小屋、椹島で宿泊しました。
本当は好きではないのですけど、、。
しかし、緻密ですね、、いつもの通り。
私なんて、いかにもざっくりです。
Y-chan
MATSUさん、悪沢岳、ほんとにお疲れ様でした。
アプローチにこれほどまでに苦労する山なので
自転車で行く、という手段は恐らく考える人も
多いと思います。
時間短縮にはなるでしょうが
自転車の練習もしないと身体的には
かなりきつい、ようですね。
そんな苦労をして登ったピークは
良い思いでになりますね。
東海フォレストのバスは以前は誰でも乗れたそうですが、道交法違反を指摘されて宿泊者限定の「送迎」に変更されたと聞きました。
朝一バスで入山しても、コースタイム的には翌日14:00までに椹島に戻ってくるのは少々困難なので、デフォルトは山中2泊ですね。
50を過ぎて体力の衰えを実感するこの頃です。
私もY-chanさんを見習ってトレーニングを続けたいと思っています。
皇太子がここを登られたのは1986年なので、既に24年前ですね。
おそらく林道を自転車で走ってはいないと思いますが
今回は自転車の疲労が完全に想定外でした。
中国製の1万円のMTBルックス車は街中でさえ直進安定性が悪く、漕ぐのに力が必要なので、もう少し良い自転車が欲しいところです。
安物買いは結局後で苦労しますね。
本当に、南アルプスの事は
わからない事だらけなので
参考になります。
悪沢岳いつか、行ってみたいです。
確かに高山からだと南アの南部はぐるっと名古屋周りになりますので遠いですね。
でも南ア北部であれば東京から行くより実は近いんですよね。
北アの麓へのお住まいが羨ましいです。
ロング山行お疲れ様でした。
今回はたいへんでしたが、コメントに書かれているように新たなトレーニング目標が出来たのは良かったですね
いろいろな山行をしているうちに、それに対応出来る身体を要求されてトレーニングする。
私はこれがとても楽しいです。
リベンジに向けてMトレを楽しんでください。
こんばんは。
又ずいぶんすごいことをやられましたね。
私が赤石岳に登った当時は畑薙ダムから椹島を経由して二軒小屋まで行く東海パルプのリムジンバスは施設を利用しない人でも料金さえ払えば誰でも乗れましたからねぇ。
その頃ならMATSUさんのルールには反していなかったのですね。
自転車での林道走りも大変だったのでは・・・?
砂利道で滑って転倒したら、下手すりゃ100m下まで真っ逆さま。
そこを真夜中にですから相当な恐さだったのでは・・・?
無事に還れて何よりでした。
そうですね。
もし不摂生な体でも楽にこなせる山行だけでしたら、皆さんあまり登山にのめり込まないでしょうね。
加齢による体力低下はしかたがないですが、それをどう克服するかも登山の楽しみの1つだと思います。
スポーツと違い、人と競うこともなく、自分自身で全て計画して実行できるのが良いですね。
MATSUさん、こんばんは。そして初めまして。
この記録、本当にビックリです。
自分も25年ほど前に、南アから下山し二軒小屋(だったか?)から、東海パルプのバスで帰路につきましたが、自転車しかも夜中に走るなんて考えつきません。
とにかく無事の下山、良かったと思います。
お疲れ様でした。
今回は自分で決めたルールを通すか非常に迷いました。
ガードレールも無いカーブを下っていると、どうしてもスピードを落としますね。
新穂高の林道も今年から自転車禁止になりましたので、ここも苦情が増えればそのうちに自転車禁止になるかもしれませんね。
しかし、マイカーの夜間進入が多いのには驚きました。
まあ、熊避けには良いんですけど。
撤退という結果はともあれ、自転車で、という発想と気力に、まず感心しました。
そして、緻密で慎重なMATSUさんにして、目標を目前にした場合の撤退判断(決断)の難しさ、といったこともよく実感できた記録でした。
まずは、お疲れ様でした。
そして無事故で何よりでした。
25年前ということは、皇太子が登る1年前で、整備の真っ最中だったのではないでしょうか。
相当な登山歴ですね。
林道の夜間走行は路面が見えないのが怖いですが、今回は25wの強力ライトを2機積んで挑みました。
それでもスピードは出せませんね。
ところで、初めてでしたっけ?
以前にもコメントを頂いた様な気がしますが、プロフの写真を良く拝見するので、私の勘違いかもしれません。
今回は最初から少しずつ歯車がずれていった感じで、遭難するときにはこんな感じなのかと思いました。
「もうちょっと」は「もう既に」だということが良く解りました。
安全マージンゼロの大反省の山行でした。
MATSUさん、こんばんは。
げっ! スゲ〜!
今回のMATSUさん、超ド・エムじゃぁないですかぁ〜
ちゃりんこ含めたとしても、55km完歩(走破)ですか。
そ〜いえば、去年にも槍ヶ岳とか行ったときに、ちゃりんこ
使用していましたね。
確かそのときも驚いた記憶がよみがえってきました。
でも、ちゃり使えると、普段絶対に無理な山でも日帰りで
行くことが可能になるんですね。
この技、一度使ってみたいですが、いざやるとなると、
ちと怖い
多分、私の場合、途中で行き倒れるかも・・・
苦労したぶんは達成感になりませんか?すごいです。家に戻ると、ビールがさらに美味しくなるも。
林道はすべての18km未舗装ですか?
チャリは下りでは無敵です
でも、ちょっと傾斜がきつい登りでは、相当負荷になりますので、時間短縮にはなりますが、疲労度は歩きの0.8程度ではないかと思います。
槍への右俣林道は今年から自転車NGになりましたが、傾斜が強すぎて自転車はあまり有効な場所では無かったですね。
もし自転車を買うならMTBルックス車ではなく、ちゃんとしたMTBにすることを強くお勧めします。
今回は途中敗退ということもあり、達成感はありませんでした。
林道は、ダムの周辺や橋梁部分で舗装部分もありますが、殆ど全線未舗装です。
でも送迎バスも通る道ですので、林道としては中程度だと思います。
満足されていないようですが、行動時間、距離凄いです。
わたしは黙って椹島からの一泊コースを選択です。
行動時間21時間は考えられません。
あくまで、たらればですが、昨年のコンディションでしたら、
満足の行く山行になったでしょうかね?!
それにしても凄い距離ですね!
私は宿泊者限定の交通手段を使った場合は登頂カウントNGとしているので自転車ですが、帰りの時間に拘束されないので、山中泊をするにしても自転車は悪く無い方法だと思います。
例えば、朝方送迎バスの前に自転車で入り山中で一泊し、翌日14:00を気にすることなく椹島に降りて、明るい内に林道を自転車で帰るというスケジュールはお勧めです。
昨年のコンディションでもおそらく自転車で撃沈していましたね。
MATSUさん、こんばんは。
50km以上の距離を21時間もかけて
しかも長い林道を自転車走行ですか
すごすぎます。
極たまーに近所のスーパーに自転車で行くことがありますが、
その帰りの坂道でさえ息を切らしています。
高校生の頃は坂道に燃えて根性で頑張ることができましたが、
もはや体がついていきません。
普段から乗っていないとすごく疲れますよね。
今回は途中撤退という結果になってしまいましたが、
しっかりと原因を考えて反省なさっているのがさすがです
「せっかく来たのだからもう少し…」の気持ちわかります。
私も気をつけたいです。
MATSU さま
芋亀でございます。
また、地図見ながらシュミレーションしてみます。
たぶん自転車乗りなれていたらもっと楽であったと考えます。
ご存知だと思いますが、ギアの使い方で「膝(特に)」と大腿筋へのダメージはものすごく軽減されます。
とにかくご無事で何より。
、、、疲れたときは「休憩」正解ですよね。
チャレンジャーざんす
っつーかどMジャマイカ
今回は自転車の疲労が想定外でした。
2山周回はまだ先になると思いますが、いつかはリベンジしたいと思っています。
遭難する時って、きっと「山頂まであと少し」で無理をして、下山時に体力切れになるのでしょうね。
冬山や悪天候では特に注意ですね。
ギアは18段あるのですが、あまり良いチャリではないので結構重く、一番軽くしても砂利にタイヤを取られて手押しを何度もしました。
ゆっくりでも2時間漕ぎ続けるだけの体力が必要ですね。
疲労に加えて、眠くて死にそうでした。
30分でもウトウトすればかなり眠気は取れましたね。
でも、目を覚ましたら辺りは真っ暗で、心細かったです。
MATSUさん こんにちは
超遅のコメントで申し訳ございません。
昨日、MATSUさんと同じコースを訪れました。
MATSUさんの記事を手本にして山行計画しました。
今、編集していますがMATSUさんの記事を
リンクしましたでお許しください。
MATSUさんの反省点を肝に命じて行きましたが結果・・・・
「既に私の脚は終わっていました。」の二の舞でした。
自転車をこいでいる時は、坂がきついと感じたら
無理をせず押して上がって体力温存と考えていましたが
滝見橋からの登りで「こりゃだめだ」と判りました。
とにかくきつい山行でした。
追伸
疲労と寝不足(現場到着が12時少し前で仮眠なし。)
で歩きながら幻覚を見ました。
それは岩や切り株が人に見えたものです。
下山中、「歩かなきゃ帰れない。」と
眠気覚ましを兼ね大声で自分を鼓舞していましたが
前方に登山者の一団が車座に座ってこちらを見ていました。
「ああ、声をあげながら歩いていてて恥ずかしい。」
と思ったら数個のただの岩が転がっていただけでした。
私が実態のある人間という幻覚を見たものですが
MATSUさんの見た光の輪も幻覚ではなかったのではないでしょうか。
これからも面白い記録を見せて下さい。
どうもありがとうございました。
リンク有り難うございます。
この山行は体力も準備も無しに無理な計画をした失敗山行ですので、反面教師として読んで頂けたらと思っています。
追記の部分ですが、
疲れていると確かに幻覚を見ますね。
山の中にあるはずのない建物を見たり、登山者を見たり。
でも、幻聴とは思えないものもたまにあるんですよね。
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