晩秋の北蔵王縦走(熊野から雁戸を越えて笹谷へ)
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- GPS
- 07:29
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 987m
- 下り
- 1,411m
コースタイム
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:27
天候 | 曇り/晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
縦走して下山後、笹谷から蔵王に戻り車を回収。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■熊野岳付近は霧氷に覆われ真っ白。吹き溜まりは足首が埋まるくらいの積雪。 ■熊野〜名号峰までは灌木が茂りルートは分かり難い箇所あり。 ■名号峰から先は基本的に刈ってあるので藪漕ぎはなし。 ■八方平避難小屋〜南雁戸で分岐あり道を間違えないように注意。 ■八方平〜南雁戸は山頂直下で滑り易い急斜面。 ■雁戸山〜蟻の戸渡は急な岩場あり。 |
その他周辺情報 | 笹谷峠への道は冬季通行止期間あり要確認。 |
写真
感想
昨年の初夏、雁戸山から蔵王を見てから気になっていた北蔵王の縦走。
本当は「紅葉の真っ盛りに1泊2日で」と考えていたが、予定が重なり時期を逃してしまった。雁戸が雪に閉ざされれば自分のスキルで走破するのは困難。今年行くとすれば今回が最後のチャンス。幸いにも天気も回復傾向だし、思い切って実行することにした。
車でパラダイスゲレンデまで上がると霧氷に覆われ素晴らしい景色が待っていた。テンションも上がって歩き始める。ざんげ坂を登ってお地蔵さんに挨拶してから、薄っすらと雪に覆われた木道を辿る。熊野付近はすでにエビの尻尾が出来ていて、吹き溜まりでは足首が埋まる程度の積雪。蔵王に冬が来たことを実感する。
この日は長い行程になるので、地蔵と熊野のピークは踏まずに、熊野避難小屋から名号峰方面へ向かう。美しい真っ新な雪面にトレースを残しながらどんどん下っていく。ルートが分かり難い箇所もあるが、道標を辿れば迷うことはない。ただガスに巻かれたら怖い所だ。標高が下がるにつれて季節は冬から秋へと変化していく。青空が広がり陽射しが暖かい。名号峰から八方平避難小屋までは眺望はなく淡々と歩を進める。枝も払ってあるし、草も刈ってあるので、ルートは明瞭で歩き易い。
予定の時間に八方平避難小屋に到着。奇麗な小屋で30分ほど休憩。水場がないのが残念だが、今度は泊まりで訪れてみたいところ。避難小屋を後にして雁戸に向かうが、分岐を見逃しだんだん雁戸が遠ざかって行く。「これはおかしい」と戻って正しい道に復帰。南雁戸へはあっけなく着いた。振り返るとこれまで歩いた道。。。何とも言えない充実感。やはり縦走は良いね。雁戸の西斜面には雪が少々残っていて、朝の早い時間は山頂にも雪があったのかも。
南雁戸からコルに下りて北雁戸へ。笹雁新道のピークが目を引く。地図で確認するとその向こうはセントメリースキー場・・・ということは積雪期にはゲレンデトップから登ってこれるのだろうか?
北雁戸でちょっと休憩してから下山開始。蟻の戸渡を慎重にこなして前山をトラバース。カケスガ峰にも寄って景色を楽しみたかったところだが、秋の日暮はつるべ落とし。暗くなる前に笹谷へと下り、T氏の車に乗り込み蔵王へと向かう。車を回収して戻る頃には真っ暗だった。
今回は下りがメインのルートだったのでこの時期でも日帰りできたが、反対ルートで歩くなら登りメインになり、もっと時間がかかる。笹谷を早出すれば日帰りも可能かも知れないが、肉体的にも時間的にもシビアな感じ。次に笹谷から歩くならやはり1泊2日でユックリ楽しんで行きたいところだ。(TONO)
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