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Yamareco

記録ID: 76054
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北鎌尾根

2010年08月28日(土) ~ 2010年08月29日(日)
 - 拍手
TG10-Hani その他1人
GPS
30:15
距離
40.1km
登り
2,497m
下り
2,493m

コースタイム

<8/28>
7:00上高地バスターミナル-8:40横尾-10:20水俣分岐-11:00水俣乗越-12:50北鎌沢出合-14:20北鎌沢コル-15:30P9付近(泊)

<8/29>
4:50P9付近-5:50独標-8:00北鎌平-9:00槍ヶ岳山頂-10:40水俣分岐-12:00横尾-12:25徳沢-13:15上高地バスターミナル
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
コース状況/
危険箇所等
北鎌沢出合〜北鎌沢コルの登りが意外と疲れる
独標が見えてきた。
2010年08月28日 15:27撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/28 15:27
独標が見えてきた。
極上の泊まり場。
2010年08月28日 16:11撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1
8/28 16:11
極上の泊まり場。
オコジョのご挨拶。
2010年08月28日 16:43撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1
8/28 16:43
オコジョのご挨拶。
遠く富士山。
2010年08月29日 05:12撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/29 5:12
遠く富士山。
千上沢方面。硫黄尾根と西鎌尾根。
2010年08月29日 05:36撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/29 5:36
千上沢方面。硫黄尾根と西鎌尾根。
独標上にて。
2010年08月29日 05:52撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1
8/29 5:52
独標上にて。
頂上直下の核心?
2010年08月29日 08:58撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/29 8:58
頂上直下の核心?
頂上にて。
2010年08月29日 09:06撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/29 9:06
頂上にて。
撮影機器:

感想

(1日目)
沢渡の駐車場で目を覚ますと、やたらと若者の声がする。
そうだ、今週は涸沢フェスが開催されるんだっけ。

上高地に着くともうすでにオシャレな人たちでごった返していた。
それとは対照的に我々はいたってシンプルないでたち。
オシャレのオの字もなし。

横尾を過ぎると、ほとんど人気がなくなる。
それにしても暑い。汗が滝のように噴出す。

槍沢に飛び込みたい衝動を抑え、先を急ぐ。
明日のことを考えるとできるだけ前進しておきたい。

水俣乗越を順調に越え、天上沢へ下降する。
ここからいわゆるバリエーションルートになるわけだが、
踏み跡が明瞭すぎて、まるで登山道のようだ。

北鎌沢出合までテクテクと沢を下っていく。流水は途中までまったくない。
北鎌沢はこれかな?もっと先かな?と地形図と照らし合わせながら下る。

程なく「これだ」とはっきりわかる沢が出合う。(流水あり)
しばしの休憩の後、右俣をつめ上げていく。
同じ急角度で登っていくため、疲れる。

気がつくと天上沢を挟んで向こう側に大天井岳、右手に先ほど乗越してきた水俣乗越が見える。

這松、岳樺の亜高山植物帯を登り、高度を稼いでいくと目の前にすぐにそれとわかる大きなピーク独標が立ちはだかる。
少し早いが、遠くに積乱雲も出てきたし、快適そうな泊まり場もあるので今日の前進はここまでとした。(P9付近)

早速ツエルトを張り、持ってきた焼酎で乾杯。
ガスで見え隠れする独標を肴に。

ラジオで天気を確認すると、明日も天気は心配なさそうだ。
準備していた夕餉に誘われたのか、オコジョが手の届きそうな所までやってきた。
やってきたのが熊でなくてよかった。

(2日目)
今日も天気が良い。
気温が上がりきる前に出来るだけ前進したい。

まだ少し暗いが、行動を開始する。
独標は、千上沢側についているトラバースの踏み跡をたどって、地形図と照らし合わせて「この辺かな」っていうところで登る。
読みどおりピンポイントで独標へ。

独標から先は出来るだけ尾根線上をたどる。
基本的には尾根線上の通過が難しそうなときだけトラバースを考えればよい。

それにしても北アルプスが一望できる見事な天気。
遠く富士山、白山も確認できる。

P11,P12…とあるが、どれがどれとはっきりわからない。
というか、面倒で同定する気にならない。

それにしても随所にビバークポイントがある。
30分おきに2人用テントが収まるとてもフラットな泊り場がある。

北鎌平を過ぎ、核心とされる?チムニーを登る。
山頂は近いはずだ。と思った瞬間、山頂に居る人と目が合う。
うわさに違わず、本当にあっけなく山頂に出てしまった。

山頂に居る人に写真を撮っていただき、早速下りにかかる。
大キレット方面へ涸沢経由で帰ろうかという案も出たが、行動時間が2時間ほど足りなそうなので計画通り、素直に下山することとした。

横尾から下は、涸沢フェスから帰路に着く若者でごった返している。
帰りのバスの混雑が予測できたので横尾からはランニング。

上手い具合に沢渡行きのバスに乗ることができ沢渡の駐車場で冷たいコーラで乾杯して、今回の山行を締めくくった。

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